青天を衝け玉木宏の正体は高島秋帆!罪人は砲術家

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2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け(せいてんをつけ)」が2月14日に遂にスタートします。

様々な歴史上の人物を主人公にする大河ドラマですが、明智光秀に続いて描くのは日本の資本主義の父とも呼ばれる渋沢栄一(しぶさわえいいち)です。

新一万円札の顔としても有名だと思いますが、現存する様々な企業を作った人物でもあるんですよね〜(^^)/

そんな渋沢栄一を演じるのは、若手実力派俳優の吉沢亮さんです。

そして第1話で栄一の今後に深い影響を与える人物として玉木宏(たまきひろし)さんも登場!

なんと・・・謎の罪人と言う役柄です。初回から、驚きの登場をする玉木宏さん。

罪人として栄一の前に現れた玉木宏さん演じる謎の男、実はその正体は高島秋帆(たかしましゅうはん)という砲術家なんです!

今回は「青天を衝け」で玉木宏さんが演じる罪人で砲術家の高島秋帆についてご紹介します。

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目次

青天を衝け玉木宏の正体は高島秋帆!第1話で罪人として栄一の前に現れる!

青天を衝け子役キャスト一覧!千代や平九郎など幼少期役

まずは「青天を衝け」第1話に登場する玉木宏さん演じる罪人の男のシーンをご紹介したいと思います。

第1話冒頭に吉沢亮さんは少し登場するようですが、その後は幼少時代のストーリーが描かれるようです!

1844年、5歳の渋沢栄一(吉沢亮)は武蔵の血洗島村(ちあらいじまむら)で父・市郎右衛門(小林薫)と母・ゑい(和久井映見)、4歳年上の姉・なか(村川絵梨)と暮らしていました。

栄一の家は、養蚕と染料となる藍玉を作る農家で、それを自身で売って生活をしており、領主の岡部藩の財政にも大いに貢献しています。

そのため百姓でありながら、名字を持つことを許された家柄だったのです。

ある日、栄一は近所の尾高家の次男・長七郎(満島真之介)と川遊びをしていました。

するとそこに二歳年上のいとこの渋沢喜作(高良健吾)がやってきます。

「えれーことだ。罪人がにげたっちゅーでー。おっかねー。きっと鬼みてーな男にきまってるだんべ」

鬼と聞いた栄一は仰天したが、長七郎と喜作は捕まえてやろうと走り去りました。

そのとき、なかと遊んでいた長七郎の妹・千代(橋本愛)の髪飾りが川に落ちてしまい流れてしまいます。

亡くなった父との思い出の髪飾りだと知っていっる栄一は、川下に向かって走り出し、岩のくぼみに引っ掛かっているのを発見!

手を伸ばして取ろうとすると、先に大きな男の手が髪飾りを手に取るのです。

その男は髪も髭も伸び放題で、栄一は表情も見えず怯えていると、男を追った役人がやってきます。

男は千代に髪飾りを渡すと、抵抗することも無く役人に連れられて行きました。

栄一「あれは、逃げた鬼かい?」

千代「いいえ、いいお方です。ああ、お礼も言えねえで・・・」

そう、この髭の男こそ、玉木宏さんなんです(^^)/

 

 

青天を衝け玉木宏の正体は高島秋帆!第1話で栄一に日本の危機を伝える!

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ある満月の夜。栄一は家を抜け出し、喜作、長七郎と一緒に岡部藩の陣屋に忍び込みました。

そこには川で捕まった罪人が捕らえらており、一目でもその顔を見ようという事になったのです!

しかし見張りに気付かれてしまったため、三人はいったん別れて逃げ道を探すことにします。

息が切れた栄一が物陰にしゃがんでいると・・・

牢の小窓から不思議な言葉が聞こえてきます。

栄一「なんだい?お念仏かい?」

実は牢の中から聞こえてきたのは、オランダ語で罪人の男が砲術書を読み上げていたんです。

栄一「髪飾りをありがとう。なんで逃げてたん?」

罪人の男は「牢の戸が開いていたので、少し見物しようと思った」と答えます。

そして自分は長崎に生まれて、出島で砲術を学び、肥後や薩摩、江戸で指導をしたのだと栄一に語り始めました。

罪人の男「このままではこの国は終わる」

栄一「どうして?どうして、日の本は終わるんだ?どうしたら助けられる?」

罪人の男「私にも分からぬ。皆がそれぞれ、自分の胸に聞きうごいていくしかないのだ。誰かが守らなければこの国は・・・」

そこに喜作がやってきて、逃げ道が見つかったので、急ぐように栄一を促します。

栄一は走り出すもすぐに足を止めてこうつぶやきます。

「お、おれが守ってやんべぇ、この国を」

そして再び駆け出していきました。

その栄一の勇ましい姿を見て、罪人の男の顔には笑みがこぼれるのでした。

第1話で描かれる、玉木宏さんの姿はここまでです。

おそらくその正体ははっきりとは明らかにならないかもしれませんね。

実は玉木宏さん演じる罪人の男の正体は、砲術家の高島秋帆(たかしましゅうはん)なんです!

第3話では成長した栄一が、高島秋帆と再会することになるみたいですね(^^)/

そんな高島秋帆がどのような人物なのか?

以降で少しご紹介していきたいと思います!

 

 

青天を衝け玉木宏演じる高島秋帆とは?砲術家で高島平の由来になった人物

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高島秋帆は、江戸時代後期に活躍した砲術家です。

1789年、長崎の町年寄・高島四郎兵衛の三男として生まれました。

高島家は代々町年寄を世襲する家柄。

町年寄とは、町役人の筆頭で再有力者のような役割です。

オランダ船も訪れる長崎で育った秋帆は、父から砲術を学び、1814年には長崎出島砲台の責任者になりました。

しかし日本の大砲は、武装した外国船には歯が立たず、性能面でかなり劣っていることを思い知らされます。

そのため秋帆は、出島でオランダ語や洋式砲術の知識を学び、自費で武器も購入し研究を重ね、1834年には高島流砲術を完成させるのです!

かなりの努力家で能力がある人物であることが分かりますよね(^^)/

その頃、海の向こうの清国(今の中国)では、アヘン戦争が起こりイギリスの植民地になっていました。

日本も清国と同じ道を歩むのでは?

危機感を覚えた秋帆は「西洋列強のアジア侵略に対抗するには、洋式砲術を採用すべき」と長崎奉行を通じて江戸幕府に意見書を出します。

そして、当時の老中・水野忠邦の目に留まり、1841年に秋帆は江戸に向かい、日本初の洋式砲術を披露することに!

その演習は見事なもので、一発も外すことがありませんでした。

その光景は、あの有名な若き日の勝海舟も見ていたと言われています。

江戸で砲術を披露した場所は「徳丸ヶ原」と呼ばれていたのですが、後に高島秋帆の名前を取り、「高島平」と呼ばれるようになりました。

東京の人はご存知かと思いますが、板橋区の都営三田線の終点の「高島平」のことです。

私も初めて、高島秋帆が由来だっと知りびっくりしました!

この一件で、高島流砲術が幕府に採用されることになるのですが、秋帆は幕府要人の妬みを買ってしまい、密貿易と謀反の疑いで逮捕されてしまうんです((+_+))

これはもちろん冤罪なのですが、当時の老中・水野忠邦が裏で関わっていたとも言われています。

高島家は残絶となってしまい、秋帆は江戸小伝馬町に投獄されてしまいます。そして後に謀叛の罪は冤罪であることが明らかになり、武蔵の岡部藩に幽閉されることになりました。

これは減刑されたことになるのですが、それには小伝馬町に投獄されていた際、3回も火事が発生するも、鎮火するたびに牢に自主的に戻った秋帆の真面目さが評価されたとも言われています。

そして岡部藩で捕まっていた時に第1話で描かれたように渋沢栄一と出会っています。

このエピソードは史実だったんですね(^^♪

その後水野忠邦が失脚し実権を握った老中の阿部正弘は、秋帆の砲術知識を見込んで身柄を釈放。

約10年ぶりに自由の身になった秋帆は幕臣として取り立てられ、開国を勧める意見書を提出するなどして、日本は開国の道を進んでいくことになります。

秋帆は妻子を長崎から呼び寄せて、10万石の大名に匹敵すると言われた町年寄の身分には戻らず、質素な暮らしをしたと言われています。

晩年は、孫や妻、息子にも先立たれて、1866年に69歳で亡くなったそうです。

1921年には高島秋帆の功績をしるした石碑が、東京板橋区赤塚の松月院が作られました。

石碑を作るために募金をした際、渋沢栄一はその企画に賛同し寄付をしていたようです。

ドラマ同様、現実でも渋沢栄一は高島秋帆と出会い、日本を変えるための大きな影響を受けたことは間違いなさそうですね!(^^)!

青天を衝け玉木宏の正体は高島秋帆!罪人は砲術家まとめ

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今回は「青天を衝け」で玉木宏さん演じる罪人の男の正体について紹介しました。

第1話で幼き栄一に大きな影響を与える罪人の男の正体は砲術家の高島秋帆です!

長崎出身の砲術家で、その才覚を買われて江戸で砲術を披露し幕府に重用された人物です。

しかし幕府要人にはめられて冤罪で投獄されたこともありました。

そのときに渋沢栄一と出会い、大きな影響を与えることになる人物なんですよね〜!

第3話でも玉木宏さん演じる高島秋帆は登場予定なので、成長した吉沢亮さん演じる渋沢栄一とどのようなシーンを見せてくれるのか?要注目です(*^▽^*)

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