白蛇姫モデルは白蛇伝?なつぞら東洋動画スタジオは東映アニメーション?

朝ドラでディズニー映画のファンタジアが映った!と視聴者大興奮だったNHK連続テレビ小説「なつぞら」。

その映画の最後に登場したのが「東洋動画」の社長、大杉満(角野卓造)、そこには東京でなつの漫画力のテストをして、褒めてくれた仲努(井浦新)の姿もありました(^^)

その東洋動画が作る新しい作品が「白蛇姫(はくじゃひめ)」です。

実は東洋動画のモデルとされる東映動画の初の長編アニメが「白蛇伝(はくじゃでん)」。

ってことは、この「白蛇伝(はくじゃでん)」をモデルにしているのでしょうか?

そんな白蛇姫(はくじゃひめ)のモデル??と思われる白蛇伝についてまとめてみました。

 

 

目次

東洋動画は東映動画がモデルで現在は東映アニメーションなの?

東洋動画モデルは東映動画アニメーション?【なつぞら】

なつ(広瀬すず)と天陽(吉沢亮)が一緒に見に行ったディズニー映画「ファンタジア」、実際の映像が出てびっくりした視聴者も多かったようですね(^^)

わたしもびっくりしましたが、心配性のわたしが気になったのが映像の使用料(笑)

だって、古いとはいえディズニーですよ!億単位の著作権が発生するんじゃないかとかなり心配したのですが・・・。

どうやら著作権が切れていたようですね。安心しました(笑)

この「ファンタジア」が日本で公開されたのが1955年です。

ドラマでなつが天陽の兄、陽平(犬飼貴丈)に案内された「新東京動画」は、その後買収され「東洋動画」へと名前が変わりました。

モデルとされる東映動画も、「日動映画」という会社を買収してできた会社。

買収といっても、日動映画の方から協力してほしいと依頼され、これからの日本のアニメーションの将来性を見込んだ東映の大川満社長がこれに応じたものです。

当時はまだ漫画動画(アニメーション)の技術がほとんどなかった日本。

東映動画は日動映画のスタッフをほぼそのまま雇うことで、アニメーションの技術を生かすことにしました。

東映動画の新スタジオが完成したのが1956年。日本で「ファンタジア」が公開された1年後になります。

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最初のころは制作費がかさみすぎて(^_^;)赤字だったこともあり、、大川社長がお亡くなりになったあとはスリム化するために会社と労働組合で対立、多くの技術者が辞めていく・・・っていくこともあったそうです。

その後テレビアニメに力を入れるなどして、累積赤字も解消。

1998年に「東映アニメーション」と名前を変えました。

東映動画は最初は短編映画を制作していました。

第一作目が「こねこのらくがき」という作品で、1957年に完成しています。

そして長編カラーアニメの第一作目となるのが1958年の「白蛇伝」。

宮崎駿さんが高校生の時にこの映画を見て感動、アニメーションの世界に入るきっかけとなった作品です(^^)

この白蛇伝の予告では実際に大川社長が登場し、新スタジオの紹介もしていました。そう、ドラマで大杉社長(角野卓造)がやっていたあのシーンです。

ドラマでは映画のタイトルは「白蛇姫」となっていましたが、ここまでくると間違いなく「白蛇伝」をモデルにしていますね!

さて、どんなお話なのか気になりませんか?

なつぞらで東洋動画が制作する白蛇姫(はくじゃひめ)のモデルは白蛇伝?

 

 

東映動画が制作した「白蛇伝」は、アニメの研究、アニメーターの育成、さらには機材の開発といったことからスタートし、完成までおよそ2年もかかったそうです。

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まさにゼロからのスタートといっても良いですよね。

その「白蛇伝」は中国の昔話をもとにしていて、こんなストーリーでした。

湖畔に住む優しい少年、許仙は小さな白蛇を飼っていましたが、大人たちに叱られ泣く泣く捨てることになりました。

10年以上の時が経ち、その白蛇はなんと美少女、白娘へと変身するのです!

その後ふたりは再会し恋に落ちますが、許仙は無実の罪で追放され、白娘はそのあとを追いました。

ところが白娘が白蛇が変身した妖怪だと悟った法海という和尚が、許仙を白蛇の妖怪から救うべく白娘を成敗し、白娘は逃げ出します。
その白娘を追いかけた許仙は、なんと崖から落ちて亡くなってしまいます(T_T)

白娘は自分が妖術を使えなくなることと引き換えに、許仙を生き返らせて欲しいと竜王に頼み、命の花を授けられ許仙のもとに向かいますが、またまた法海に追い返されてしまいました・・・。

許仙がいる島になんとか命の花は届けられ無事息を吹き返しますが、白娘は船で許仙のもとへ向かう途中、嵐によっておぼれてしまいます。

それに気づいた許仙は海に飛び込み、白娘を助けることができました。

その様子をみていた法海は白娘が人間に生まれ変わり、ふたりの愛も本物だと気づき、船で二人を迎えに行き、そしてふたりは幸せの国へと旅立っていくのでした。

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白蛇と青年の恋話です♪

恐らく「白蛇姫」としたのは、もうひとつモデルがあるからだと思います。

それは十勝にある鹿追町というところの寓話「白蛇姫物語」。

この「白蛇姫物語」が作られたのは1960年代で、俗にいう昔話よりは新しいのですが、このお話が作られたきっかけはオショロコマにありました。

このオショロコマは日本では北海道の十勝の山と、知床半島にしか生息しないサケ科の魚です。

現在絶滅危惧II類 (VU)に指定されている貴重な淡水魚。

そのオショロコマが乱獲されたことから、この「白蛇姫物語」が創られたそうです。

この「白蛇姫物語」はこんなお話です。

その昔鹿追町にはアイヌの人たちが住んでいて、畑を耕したり動物を捕まえたりして豊かに暮らしていました。

ところがある年大寒波が訪れ、春になっても寒いままで緑も茂ってきません。

夏になっても同じでだんだん部落には食料がなくなり、動物たちも他の地域へ行ってしまいました。

困り果てたアイヌの人たちは、神にお祈りすることにし、祭壇を作って残り少ない食料を少しずつお供えしていました。

7日経ったある日女神が現れ、誰かと争うこともせずひたすら神に祈るその心を認めましょう、と言い白蛇を使いに出すのでその後をついてゆくがいい、と言いました。

翌日白蛇が現れ、若者10名が選ばれ部落のみんなを助けるために白蛇の後を追うことにしたのです。

白蛇の後を追い山を登ることおよそ3時間、山頂の向こうには湖があり白蛇はその湖の方へ向かっていきます。

遅れては大変、とみんなも白蛇の後をついていき、湖畔にたどり着いてみたものは、たくさんの魚とザリガニ!

夢中で魚を獲っているうちにすっかり辺りは暗くなり、そこで焚火をたき魚を焼いて食べ、一晩過ごしました。

そして深夜・・・女神と白蛇が空に現れ、このように告げました。

その魚はオショロコマといい、この湖にしか住まない。凶作のときのみ食するがいい。いたずらに魚を獲るのは自然の恵みに反し、人の心を失うことになる。

翌日部落へと戻り、その年は苦しい飢えからみんな救われ、その後も食料がないときだけオショロコマを獲りに行き、飢えをしのぐことができました。

ですがその後和人がやってきてオショロコマを乱獲し、絶滅の危機を迎えてしまいました。

「凶作のときのみ食すがよい」という神のお告げに背いた罰なのでしょう。

人は自然と調和しつつ生きなければならない、という教訓が織り込まれている寓話です。

映画の「白蛇伝」はラブストーリーでしたが、この鹿追町のお話は魚がメインのお話でした。

そういえば、なつたちが演じた倉田先生(柄本佑)渾身の作品「白蛇伝説」、どんなストーリーだったか覚えてますか?

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「白蛇伝説」のストーリーはこうでした(^^)

青年のポポロはある日、子供たちに捕まえられようとしていた白蛇を助けて逃してあげました。

すると川からオショロコマが跳ねてきて、そのオショロコマを子供たちにあげると喜びました。

その後村では原因不明の眠り病がおこり、鮭の皮を煎じて飲めば治ることはわかりましたが、鮭は敵対する向こう側の村でしか捕れません。

そのため村長は娘のペチカを嫁がせ、鮭を手に入れようと考えました。

ポポロとペチカは相思相愛の仲、ポポロは結婚に反対しますが、ペチカは村人たちのために結婚を受け入れる覚悟です。

苦悩するポポロの前に、以前助けた白蛇が現れ望みを叶えると言いました。

そのときのポポロの願いは「ペチカを結婚させたくない」というもの。

白蛇はその願いを叶えようと去っていきました。

するとペチカが眠り病になってしまい、結婚は破談となりましたが鮭も手に入らずたくさんの人が眠ったままの状態に。

どうしてみんなを助けるという願いにしなかったのか・・・苦悩するポポロの前にまた白蛇が現れ、こんな謝罪をします。

あなたに恋をして、ペチカを諦めさせようと眠らせてしまいました。

そして白蛇は自分の皮を煎じて飲ませれば病気は治る、川ではオショロコマが捕れるので敵対する村と分け合い、仲良く暮らすように、といい自分を差し出しました。

やっぱりふたつの話がミックスされたようなストーリーになっていますね。

恋話もあれば、魚で人が救われるというふたつの核となる部分が組み込まれています。

さて、これからドラマで公開されるであろう東洋動画の映画「白蛇姫」、どんなお話なんでしょうね!ワクワクします(^^)

まとめ

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「なつぞら」のヒロインなつのモデルとされる奥山玲子さんは、東映動画で実際に「白蛇伝」の制作に携わっています。

そして同じ東映動画で働いていた小田部羊一さんとご結婚♪

ですが残念ながら2007年、70歳でお亡くなりになりました(T_T)

女性アニメーターの第一人者として活躍された奥山玲子さん。

今後の広瀬すずさん演じるなつの活躍が楽しみです。

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