満場一致で「おいしい!」と評価された萬平(長谷川博己)の試作品のインスタントラーメン。
いつも辛口の鈴(松坂慶子)からも褒められ、本当に萬平は嬉しそうでしたね(^ ^)
_人人人人人人人_ | _人人人人人人人人_
> おいしい! < | > 美味すぎる! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ |  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄全員から「美味しい!」をいただきました~!!!
萬平さんを優しく抱擁する鈴さん。
こんな光景が見られる日が来るなんて…#まんぷく #朝ドラ pic.twitter.com/O1PgHqCQoI— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2019年2月12日
福子(安藤サクラ)や息子の源のアイディアで「まんぷくラーメン」と名付けられましたが、これから販売に向けパッケージが必要になります。
そこでやはり頭に浮かぶのが、画家の忠彦(要潤)じゃないですか?
さて、忠彦はパッケージのデザインを担当することになるのでしょうか。
そして忠彦のモデルとされる人物も画家だったようですが、実際にチキンラーメンのパッケージのデザインをされたのでしょうか?
ネタバレあります!
まんぷくで忠彦ってどんな人物?
香田忠彦(要潤)
克子の夫。画家で穏やかな性格だが、「画商から依頼されるような商売用の絵は描かない」という芸術への強いこだわりを持つ。
鳥を描くのが好きで、それが高じて自宅に大きな鳥小屋を作り、そこで鳥を何羽も飼っていた。
普段からあまり感情を表に出さないタイプだが、心の中では妻の克子や四人の子どもたち、そして福子たち家族への深い愛情を秘めている。
引用元 https://www.nhk.or.jp/mampuku/cast/
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忠彦はヒロイン福子(安藤サクラ)の実姉、克子(松下奈緒)の夫で、ずっと売れない画家でした。
売れないといっても本人が売れるような絵を描くつもりがないので、しかたがないのですが。。。(^_^;)
貧しいながらも楽しい生活を送っていた香田家でしたが、戦争が激しくなり忠彦にも召集令状が(T . T)
戦争が終わってもなかなか帰ませんでしたが、ようやく無事に帰宅できました。
ですが戦争により目の色覚に異常をきたしてしまい、思うように絵が描けなくなってしまいました。
忠彦の画風は色彩豊かなものでしたが、その後は深みのある青を基調とした画風に変化。
ですがこれまでとは違った絵が描けるかもしれない、とまた忠彦は創作意欲を燃やします。
忠彦の新しい作品は、売れるようになっていき、香田家の家計も潤っていくようになりました。
そんなある日今度はモデルを使って人物がを描くと言う忠彦。
来るモデル全てが美人すぎて、妻の克子も気が気ではありません^^;
そしてとうとう秀子(壇蜜)というモデルとの出会いにより、忠彦は新境地に目覚めました!
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ちなみにこの絵のタイトルは「踊る女」。
このように忠彦の作風は変わってきました。
ですが家族を思うやさしい父親でもあり、家庭の中ではおだやかな人物。
さて、そんな忠彦ですが、まんぷくラーメンのパッケージのデザインを頼まれるのでしょうか?
まんぷくで忠彦はこれからまんぷくラーメンのデザインを手がけるの?
ネタバレです!
さっそくネタバレしちゃいますが、萬平(長谷川博己)は忠彦(要潤)にパッケージのデザインを頼みにいきます!
依頼の内容はこうです。
パッケージはセロハンの袋で、中身の一部が見えるようにする
作風が変わった今だから頼みたい、という萬平の頼みを忠彦は受け入れます。
そんなとき忠彦と克子の長女で、神部(瀬戸康史)の妻タカ(岸井ゆきの)が男の子を出産♪
その出産で感動した忠彦はデザインのアイディアを思いつきます。
そのデザインとはこのようなものでした。
波のようなデザインでカラフルな色彩。
さらに「製造元まんぷく食品」とあり、すっかりこのデザインが気に入った萬平と福子は、社名まで採用することにします!
ところが!!!
試食会ではおいしいとは言ってもらえるものの、なかなか売れません(T . T)
どうして売れないのか考えていると、鈴(松坂慶子)がまた突拍子もないことを・・・(^_^;)
この袋が原因かも・・・。
忠彦はいくつもの荒波を乗り越えてきた萬平と福子をイメージして、波のデザインにしたのですが、鈴に言わせるとこんなイメージなんだそうです。
荒波なんて縁起が悪い。てんぷくラーメンに見えてきた
・・・笑
そう言われてすっかり忠彦も落ち込んでしまいますが、デザイン斬新すぎたのかも? と、別のデザインを作ります。
そこにはこんな文字がありました。
早い!おいしい!栄養たっぷり!
こうしてまんぷくラーメンのパッケージが完成しました。
やっぱり商品のパッケージは、わかりやすい方がいいですよね。 しかも誰も食べたことのないインスタントラーメンなのですから。
忠彦のモデルってどんな人物?
まんぷく天ぷらは実話!ラーメンのヒントは安藤百福も同じだった
さて、それでは忠彦のモデルとされる人物についてご紹介しましょう(^ ^)
萬平と福子のモデルは、日清食品創業者の安藤百福さんと仁子さんご夫婦ですが、仁子さんにも実際に姉が2人いてすぐ上の姉が澪子さん、そして一番上の姉が晃江さんといいます。
克子はすぐ上の姉なので澪子さんがモデル、そして亡くなってしまった長女の咲(内田有紀)のモデルが晃江さん。
ということで、忠彦のモデルは澪子さんのご主人となりますが、日本画の画家なんです。
有元一雄さんといい、おふたりの出会いは姉の晃江さんの紹介によるものでした。
お見合いなの? いいえ、実は姉の晃江さんは絵の愛好家グループに入っていて、そこで有元さんと知り合い、観音様を描くのに手の綺麗な人を探している、とのことで妹の澪子さんを紹介。
厳格だった父親の重信さんも、裸ではなく手だけなら、と許したそうで、今でいう「手タレ」が誕生しました♪
それが縁で澪子さんが高校を卒業して間もなく、おふたりはご結婚(^ ^) 京都の醍醐に住んでいました。
ドラマの忠彦と同じで、有元さんは鳥を描くのが好きで庭にシラサギなどを飼っていたそうです。
戦前は日本画の愛好家がいたので少なからず絵は売れていたそうですが、戦後は絵が売れなくなり、日展にも入選できません(T . T)
また商売っ気がなく、こんな絵を描いて欲しいと言われても、自分の絵を画商に売ることもなかったので、やはり有元家は貧乏だったそうです。。。
貧乏子沢山といいますが(^_^;) 有元夫婦には男5人と女3人という8人もの子供がいました。
澪子は家事を丁寧にやる働き者で、近所のお手伝いをして野菜などを分けてもらって生活の足しにしていたそうです。
みかねた仁子さんも、自分の着物を質に入れたりして生活を助け、長女と次女の面倒もよくみていたそうです。
ドラマで福子とタカ、そして吉乃(深川麻衣)が仲が良いのは史実と同じなんですね(^ ^)
有元さんも生涯ずっと絵を描き続けていましたが、ドラマの忠彦のように売れることはなかったようです(T . T)
さて、それでは有元一雄さんは、実際にチキンラーメンのパッケージデザインを手がけたのでしょうか?
忠彦のモデルとされる有元一雄は実際にチキンラーメンのデザインを手がけた?
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これから「まんぷく」でまんぷくラーメンの袋のデザインは、忠彦が頼まれることになりますが、実際に忠彦のモデルとされる有元一雄さんはデザインを頼まれたのでしょうか?
残念ながら、実話ではありません!!
史実にある有元さんの性格から言って、商業用のデザインを有元一雄さんが引き受けるとも思えないですね。
頑なに自分の描きたいものだけを描いてきた有元さん、わたしは勝手にけっこう頑固だったと想像しています(笑)
万が一頼まれたとしても、全力で断ったのではないでしょうか。
さて、ドラマでは世界初のインスタントラーメンを「まんぷくラーメン」と名付けられましたが、実際にはみなさんご存知の「チキンラーメン」と名付けられています。
この名前の由来、ご存知ですか?
実は安藤百福さんは、インスタントラーメンを開発中に、よく「チキン」という言葉を使っていたそうなんです。
たとえば「チキンのスープを取ってくれ」などというように。
こうして「チキンラーメン」という名前になったそうです。
安藤百福さんが完成させたチキンラーメンは、知人たちに試食してもらった結果、首をかしげる人もいたそうです。
さすがにドラマのように満場一致というわけにはいかなかったようですね(^_^;)
でも「今までにない商品」「ラーメンとは違うおいしさ」「新しい食品」などと褒めてくれるひともいたそうです。
確かにこれまで食べたことのない食品なので、戸惑うのも無理はありません。
そのときはこんな世界的な大ヒット商品になるなんで、誰も思わなかったでしょうね。
1958年8月25日にチキンラーメンは正規の販売商品となり、その日は「チキンラーメン記念日」として、毎年社員総出でお祝いをする特別な日となりました。
そしてその年の12月20日、それまでの「サンシー殖産」から「日清食品」へと社名を改めます。
日清食品と名付けた理由はこうです。
日々清らかに豊かな味を作りたい
誕生から60年経った今も安藤百福さんの信念は、受け継がれていることでしょう。
チキンラーメンの初期パッケージデザインは画家の竹内仙之助!
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忠彦さんのモデルになった有元一雄さんでないならば、チキンラーメンの初期パッケージの画家は誰なのでしょうか!?
実は安藤百福さんの知人の画家の竹内仙之助さんという方なんです。
[amazonjs asin=”B000JBU0TQ” locale=”JP” title=”せかいののりものづくし (1950年)”] [amazonjs asin=”B000JBTWT0″ locale=”JP” title=”はしれじどうしゃ (1950年)”]忠彦さんデザインの「まんぷくラーメン」のパッケージ。素敵ですね。あの有名な「チキンラーメン」のパッケージをデザインしたのは、安藤百福の友人であった画家の竹内仙之助。竹内は本の装丁画や挿絵などの絵も描いているので、白羽の矢が立ったようだ。 #まんぷく pic.twitter.com/lIwPz5R6O8
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2019年2月13日
なので厳密に言うと、忠彦さんのモデルは竹内仙之助さんと有元一雄さんの2人を合わせた感じなのかもしれません。
まとめ
NHK連続テレビ小説「まんぷく」で、完成したインスタントラーメンの袋のデザインは忠彦が手がけることになりますが、実際に忠彦のモデルで画家であった有元一雄さんは、チキンラーメンの袋のデザインをしていないと思います。
以前の忠彦と同じように自分の描きたいものだけを描く、という信念を貫いていたようなので、商業用のデザインを引き受けるとも思われず、そのような事実も見当たりませんでした。
さて、いよいよ完成したまんぷくラーメン、袋のデザインも気になりますが、どのように販売していくのかもワクワクしますよね!
またびっくりするような新キャストもこれから登場するようなので、どうぞお楽しみに♪