牧野富太郎（まきのとみたろう）さんをモデルにした新NHKの連続テレビ小説・朝ドラ「らんまん（ランマン）」が2023年3月からスタートします。
主人公の槙野万太郎（まきの・まんたろう）を元人気子役の神木隆之介（かみきりゅうのすけ）さんが演じることでも話題になっていますね♪
ドラマ「らんまん」第１週目に天狗（てんぐ）が登場します。自分で「天狗」と名乗るその男と主人公の万太郎は、神社の境内で出会います。
ディーン・フジオカ（でぃーん・ふじおか）さん演じるこの天狗は坂本龍馬（さかもとりょうま）？？という展開なんです。ということは、坂本龍馬と牧野富太郎が出会っていた！？実話のストーリーなのでしょうか？
今回は朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルである牧野富太郎さんと坂本龍馬との出会いは実話なのか？史実通りなのか？についてご紹介していきます。
また朝ドラ「らんまん」の今後のネタバレが一部ありますので、閲覧ご注意ください！
牧野富太郎がモデルの万太郎と坂本龍馬【天狗】のネタバレは？
朝ドラ「らんまん」とは？
朝ドラ「らんまん」は、実在の天才植物学者・牧野富太郎さんをモデルにした主人公の物語です。
「日本の植物分類学の父」とも呼ばれている牧野富太郎さんは94歳で亡くなるまで1500種類に上る植物を発見、命名したすごい方なんです！
そして、およそ40万もの植物標本を収集。
牧野富太郎さんの図鑑・著書が多数出版されています。
【3Fフェア】『牧野富太郎の世界』を3Fミュージアムゾーンで開催しております。NHK連続テレビ小説 #らんまん のモデル #牧野富太郎 さんの著作をはじめ、植物図鑑から読み物まで幅広く取り揃えました。ぜひお立ち寄りくださいませ🌸🍀 pic.twitter.com/Iy7LwLwdxY
— 丸善丸の内本店 (@maruzen_maruhon) March 9, 2023
たただひたすら愛する草花と向き合い、明るいまなざしで生命の多様性を肯定し続けた牧野富太郎さんの生涯を描いたドラマは多くの人に刺さる内容になるのでは？と思います。
牧野富太郎がモデルの万太郎と坂本龍馬【天狗】の出会いのネタバレは？
そんな朝ドラ「らんまん」での牧野富太郎さんがモデルの主人公・万太郎と天狗（坂本龍馬？）との出会いをネタバレします！
1867年から物語はスタートします。主人公の槙野万太郎（まきのまんたろう）は、土佐の佐川村にある銘酒「峰乃月（みねのつき）」の蔵元である「峰屋」の家に跡取りとして生まれ、5歳になっています。
万太郎の父親も祖父も亡くなっていて、母親のヒサ（広末涼子）も体が弱く、蔵を仕切っているのは万太郎の祖母、タキ（松坂慶子）でした。
本日、#らんまん の記者会見が行われました🎤
主人公・万太郎を演じる #神木隆之介 さん、
主人公の子ども時代を演じる #森優理斗 さん
万太郎の母・ヒサを演じる、#広末涼子 さん
そして万太郎の祖母・タキを演じる、#松坂慶子 さんが登壇しました。会見の様子をお届けします📸#４月３日スタート pic.twitter.com/7dx62GCHKd
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) March 7, 2023
万太郎も体が弱く、よく熱を出してしまう少年。そのことから分家から「弱ミソ」と陰口を叩かれてしまいます。
部屋で目を覚ました万太郎は、分家同士が自分の悪口を言っているのを聞いてしまいます。
「いっそのこと生まれて来ない方が良かった
どうせ長くはない」
急いで母親の元に行き、自分は生まれて来ない方が良かったのか確認する万太郎。
ヒサはどうしても子どもが欲しくて、裏の神社に毎日お参りに行き、ようやく万太郎が来てくれたと話します。
それでも納得できなかった万太郎は家を飛び出してしまいました。
万太郎は裏山にある神社の境内に行き、大きな声で神様に呼びかけます。
「わしがみんなと違うのは、神さんのせいじゃに！神さんのアホ！」
すると上から声が聞こえました。
「神さんをあほ呼ばわりするち、ふてぇ坊じゃのう！」
武者の風貌をした男性は木の枝にいて、自分を天狗だと名乗ります。
「なんでベソかいちょったがじゃ？」
天狗は優しく万太郎に問いかけ、万太郎は自分の体が弱いことや、生まれて来なければ良かったと言われたことを打ち明けました。
天狗は万太郎を肩車し、こう話します。
「生まれて来んほうがよかった人は一人もおらんぜよ。みんな自分だけの務めを持って生まれて来るがやき。
おまんは何がしたいがぜ？」
すると数人の武士たちが現れ「坂本さん！」と呼びかけます。天狗は万太郎に笑いかけ、去ってしまいました。
そこへ万太郎を探しにヒサや姉の綾、番頭の息子、竹雄がやってきます。万太郎が天狗と話をしていたと話すと、ヒサは一面に咲く小さな白い花を見て「天狗が春を連れてきたがやろうね」と言いました。
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[出演] #神木隆之介 #浜辺美波 #志尊淳 #佐久間由衣 #広末涼子 #松坂慶子 ほか#朝ドラ #４月３日スタート pic.twitter.com/26kJlFdH5N
#らんまん 予告映像
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６０秒版をお届けします。#NHKプラス では５分版も配信中です。
ぜひ、ご覧ください。https://t.co/BQ5uVLjZCH— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) March 26, 2023
第1週目の天狗（坂本龍馬？？）と万太郎の出会いは以上です。
さて、これは実話なのでしょうか？
らんまんの天狗【坂本龍馬】は牧野富太郎が植物学へ進むきかっけに？
朝ドラ「らんまん」で坂本という天狗と出会った万太郎。
出会った場所が土佐、現在の高知県ということで、この坂本という男性は坂本龍馬です！ガイドブックにもそう記載されていました。
ディーンフジオカさんが演じるということで、登場シーンは少ないものの、ガイドブックでも大きな扱いだった坂本龍馬。
公式インスタにも天狗＝坂本龍馬とありました(^^)
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ガイドブックには「主人公の万太郎が植物学の道へすすむきっかけにとなる重要なシーンに登場」と書いてありました。
と言うことは、史実でも実際にも、牧野富太郎さんが植物学に進む大きなきかっけを坂本龍馬が与えたのか？本当にあったことなのか？気になるところです。
牧野富太郎と坂本龍馬の出会い・関係は？本当にあったこと？
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「らんまん」に登場したあまりにも有名な偉人・坂本龍馬。
モデルとなる牧野富太郎さんと坂本龍馬は実際に出会っていたのか？気になるところですよね。
正確なところはわかりませんが、これはオリジナルのエピソードだと個人的に思っています。なので坂本龍馬と牧野富太郎さんは無関係だと思います。
牧野富太郎と坂本龍馬の出会いの考察①大胆に再構成
NHK公式サイトにこうありました。
※実在の人物である牧野富太郎（１８６２―１９５７）をモデルとしますが、激動の時代の渦中で、ただひたすらに愛する草花と向き合い続けた、ある植物学者の波乱万丈の物語として大胆に再構成します。
登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません。
引用元 NHK公式サイト
ネタバレになりますが、朝ドラ「らんまん」主人公万太郎は、蔵元である裕福な家に生まれましたが、両親は幼いころに亡くなってしまいます。ヒサもこのあと亡くなります。
その後万太郎は祖母に大切に育てられることになりますが、これは実話とほぼ同じです。
蔵元であり雑貨店を営んでいた裕福な家に生まれた牧野富太郎さんも、幼いころに両親を亡くし、祖母に大切に育てられています。
また1867年に5歳であった、というのも実話です。この根本となるところは実話ですが、それ以外については大胆に変更されていると思われます。
「らんまん」ストーリーの多くがフィクションだと考えられるので、土佐の有名人である坂本龍馬が、オリジナルとして登場してもおかしくありません。
牧野富太郎と坂本龍馬の出会いの考察②重要な出会いなのに史実に記載がない
朝ドラ「らんまん」で子どもの万太郎と坂本龍馬が出会ったことで、万太郎が植物の道に進むきっかけとなります。
これはディーンフジオカさんのコメントにもありました。
天狗(てんぐ)役を演じるにあたり、坂本龍馬らしい印象強い土佐弁と、おおらかな性格を意識して演じさせていただきました。主人公の万太郎が植物学の道を進むきっかけとなる重要なシーンに登場しますので、ぜひご期待ください。
引用元 NHK公式サイト
これが実話であるなら、牧野富太郎さんの史実にも出てくる逸話だと思うのですが、坂本龍馬と出会ったという記載は見つけられませんでした。
そんなことからも、二人の出会いは実話ではなく、フィクションだと思われます。
牧野富太郎と坂本龍馬の関係と天狗との出会いは実話か年代から考察！
ヘブン河合くんイライラする！志尊淳の演技とキャラがある意味すごい？
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— 平凡社 (@heibonshatoday) March 20, 2023
朝ドラ「らんまん」で万太郎と坂本龍馬（天狗）が出会うのは1967年3月のころ。万太郎が5歳のときです。
実際に万太郎のモデル、牧野富太郎さんも1967年で5歳です。では1967年に坂本龍馬は何歳だったのか？
#田中光顕 は一回り歳上の #坂本龍馬 を慕い「喜んで煙草の遣いをした。若禿だった」などと追想。時は流れ日露戦争前夜,薩長専制を憎む田中宮内相は美子皇后の夢に出た白装束の海軍神を龍馬と断じ英雄物語の緒を開きます。或は陸軍神なら #中岡慎太郎 が龍馬人気に代ったかも pic.twitter.com/d5Jf0WOuc3
— 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ（略してグシャケン？） (@History_JP_5963) March 28, 2023
坂本龍馬は1836年生まれで、1867年、33歳の誕生日11月に暗殺されました。
1866年1月、各藩の脱藩浪人が中心となって作られた組織「亀山社中」を使い、坂本龍馬は仲の悪かった薩摩藩と長州藩の同盟を成功させます。
ですがこれによって危険人物として幕府からマークされることに(>_<)
坂本龍馬はその2日後に襲撃され、手に傷を負います。そのとき助けてくれたお龍と結婚し、鹿児島に新婚旅行に出かけています。
1866年7月に幕長戦争が起こります。そのころ坂本龍馬は北海道や島根県沖の竹島などの開拓を考えていました。
1867年1月に土佐藩の後藤象二郎と坂本龍馬が会談（清風亭会談）。これをきっかけに4月に亀山社中が「海援隊」と改称され、坂本龍馬が隊長になりました。
6月ころから薩摩藩と長州藩が武力による討幕を検討し始めますが、土佐藩は武力は避けたかったので、坂本龍馬に相談します。
坂本龍馬の案のひとつであった大政奉還が受け入れられ、10月に政権が朝廷に奉還されました。
そして1967年11月15日。奇しくも自身の誕生日に刺客に襲われ、坂本龍馬は命を落とします。
このように1867年ころは坂本龍馬にとっても、とても忙しくしていたころではないでしょうか。
神社の木の上でのんびりしている時間はないのでは？(;^^）と個人的に思います。
坂本龍馬の史実からも、牧野富太郎さんとの出会いの記述を見つけることはできませんでした。
なので牧野富太郎さんと坂本龍馬は無関係で、実話では出会ってはいないと思います！
牧野富太郎と坂本龍馬の関係と天狗との出会いは実話のまとめ
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朝ドラ「らんまん」が2023年4月3日から始まります！
日本の植物学の父と呼ばれた牧野富太郎さんをモデルにした作品で、主人公は神木隆之介さんが演じます♪
この「らんまん」第1週目で、天狗と名乗る男性が登場します。その男性は坂本龍馬で、ディーン・フジオカさんが演じます。
この坂本龍馬と牧野富太郎さんの出会いは実話なのか？ふたりの関係について今回考察してみました！
結果、ふたりは無関係で実話で出会ってはいないと思います。
朝ドラ「らんまん」は牧野富太郎さんをモデルにはしていますが、大胆に脚色されていて、原作もないということが、公式サイトに掲載されていました。
そして坂本龍馬と牧野富太郎さんのどちらの史実にも、ふたりの出会いは掲載されていません。
坂本龍馬と牧野富太郎さんの出会いは、牧野富太郎さんが植物学を志すきっかけになる大事なシーン。もし実話であれば、ふたりの出会いは牧野富太郎さんの史実に掲載されていると思われます。
ということで、牧野富太郎さんと坂本龍馬は無関係で、実話では出会ってはいないと思います！
