【しかたなかったと言うてはいかんのです】結末は死刑判決?どうなる?

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妻夫木聡(つまぶきさとし)さん主演の終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」が8月13日に放送されます。

このドラマは太平洋戦争末期にアメリカ軍の捕虜に対して行った人体実験の実話をもとにしたヒューマンサスペンスドラマです。

原作は熊野以素(くまのいそ)さん執筆のノンフィクション書籍「九州大学生体解剖事件 70年目の真実」で、実際に起こった「九州大学生体解剖事件」の真相が描かれています。

妻夫木聡さんはこの事件の責任者として死刑判決を受ける医師鳥居太一(とりいたいち)を、夫の公平な判決を求めて奔走する妻房子(ふさこ)を蒼井優(あおいゆう)さんが演じます。

実話を元にした今作ですが、死刑判決を受けた太一はドラマのラストで死刑となってしまうのでしょうか。

この記事では「しかたなかったと言うてはいかんのです」で結末は死刑判決なのか?原作のネタバレからラストどうなるのかと考察していきたいと思います。

ドラマの重要な結末をネタバレしている可能性もあるので、閲覧注意です。

※OA後、ドラマ版の結末までのネタバレ追記しました!

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目次

【しかたなかったと言うてはいかんのです】原作は死刑判決を受けた戦犯のノンフィクション

【しかたなかったと言うてはいかんのです】ネタバレ!原作あらすじキャスト脚本家

ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」は熊野以素さんのノンフィクション書籍「九州大学生体解剖事件 70年目の真実」が原作となっています。

この書籍は2015年に発刊されており、著者の熊野以素さんは当時の九州大学第一外科の助教授で人体実験に関わった鳥巣太郎(とすたろう)さんの姪です。

熊野以素さんは大阪市立大学法学部法学科卒業後高校の社会科教諭を勤め、2004年に大阪市立大学大学院修士課程修了しています。

伯父の体験をもとに、戦争や憲法9条反対の声をあげて活動しています。

「九州大学生体解剖事件 70年目の真実」は熊野以素さんが古希を過ぎて書き上げた作品であり、執筆した動機を「せめて戦争がどんな残酷なものか、どれほど人の心を狂わせるかを若い世代に伝えるのが義務である」としています。

物語の主人公は著者の伯父である鳥巣太郎さんで、九州大学医学部の助教授でした。

敗戦直前の1945年、九州大学医学部が日本軍から提供された米軍捕虜の生体実験を行うという事件が発生します。

鳥巣太郎さんは人体実験に反対するも教授の指示で2回助手として参加したことで、戦後の裁判で死刑判決を受けてしまいます。

国の命令に逆らった医師が逆にその責任を背負わされる立場となってしまう事件の真相を、戦犯裁判記録や再審査資料、親族の証言などを基に明らかにしていきます。

原作で主人公となる人物は著者の身内にあたる人物ですが、データや情報をもとに冷静に真実を明かしていっている作品になっています。

それでは「九州大学生体解剖事件 70年目の真実」を原作としたドラマのあらすじを紹介していきます。

ドラマ【しかたなかったと言うてはいかんのです】死刑判決の結末は?あらすじネタバレ!

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以下はドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」のあらすじです。

1945年5月。西部帝国大学医学部の助教授・鳥居太一(妻夫木 聡)は、教授の指示で米兵捕虜の手術を手伝うが、それは治療のためではなく実験手術であった。
教授に手術の中止を進言するが却下され、4回にわたる手術により8名の捕虜が死亡。戦後、この実験が明るみに出て、太一は占領軍に逮捕され裁判を受ける。戦犯として死刑判決を受けた太一は、凶行を止められなかった自分と向き合うことになる。
一方、妻・房子(蒼井 優)は、裁判の中でゆがめられた真実を明らかにし、事件の首謀者にされた夫を死刑から救おうと奔走する。
房子の必死の思いと、それぞれの罪を背負った死刑囚たちとの出会いによって、太一は目を背けていた本当の罪に気づいていく・・・

引用元:公式サイト

ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」の主人公は妻夫木聡さん演じる鳥居太一です。

原作の鳥巣太郎さんにあたる人物で、ドラマでは舞台が九州大学から西部帝国大学となっています。

太平洋戦争末期の1945年、西部帝国大学大学医学部の医師たちによってアメリカ軍の捕虜への実験手術が行われました。

太一は実験に反対するも却下され、8人の命が奪われてしまいます。

戦後の裁判で戦犯となった太一は首謀者の1人して死刑判決を受けてしまいます。

しかし蒼井優さん演じる太一の妻房子は、実験中止を訴えていた夫が死刑判決を受けたことに納得がいきません。

夫への公平な判決を求めて房子は奮闘していきます。

一方太一は妻の姿を見たり、他の受刑者と話をしていく中で、自分の中に何もしなかったという罪があるのではないかと考えていきます。

死刑判決を受けて自分自身と向き合う医師、判決に異議を唱える妻、そしてそれぞれの罪を背負った死刑囚たちとの出会いを通じてたどりつく真実と、戦争の残虐性、そして人間の狂気と正気を描いたヒューマンサスペンスドラマとなっています。

死刑判決を受ける太一ですが、結末は房子の奔走虚しく死刑となってしまうのでしょうか。

以降で、ドラマのネタバレを結末までご紹介します。

捕虜への恐ろしい手術は人体実験

昭和20年5月17日。
帝国大学医学部に、米軍の捕虜2名がトラックに乗せられ連れてこられました。
捕虜を連れてきたのは進藤直満(山西惇)たち。進藤は、捕虜の2名がB29の搭乗員だと言います。
何も知らされず、治療のためだと思っていた鳥居太一(妻夫木聡)は、手術室に入り、石田幸三(鶴見辰吾)とともに、手術をします。弾丸で肺が損傷しているかもしれないと聞かされます。

麻酔をされた捕虜の手術が始まります。
しかし取り出された肺は綺麗な状態でした。
驚く鳥居太一は、家に帰ると、ショックを受け、その状況を妻の房子(蒼井優)に報告します。
大学を辞めたいと思ったこと、石田幸三に仕えることはできないと言います。
手術では、海水で作った代用血液を試して効果があると言う石田。

また、傷一つない片方の肺を取り出し、石田教授は、肺が片方で生きて行けるのか?
試したようでした。
また2人目の捕虜は脈拍がふれないくなります。鳥居が心臓マッサージをしようとしますが、石田教授は鳥居に「その必要はない」と言い、止めます。
捕虜は2人ともそのまま死んだ。「あれは実験手術たい」と鳥居が言います。
それを聞いて、房子は「また手術があるなら、参加せんでください。お願いです。捕虜の手術には参加しないと約束しないでください」と言います。
しかし石田先生に逆らえないと言いますが、房子に説得され、「わかった」と言う鳥居でした。

死刑になることはしとらん

しかし昭和21年(1946年)7月13日。
戦争が終わると、石田教授や鳥居、他の関わった軍人とともに、占領軍に逮捕されます。
捕虜への手術が人体実験では??と追及される、鳥居達。
逮捕の数日後の、首謀者であると言われた石田教授は自殺してしまいました。
鳥居太一たちは生体解剖を行った戦争犯罪人として、法廷で裁かれることに。
医師が起こした、残忍な事件は厳しい非難にさらされます。
証人として証言した日本人の意志は自分だったら、絶対に従わないと厳しい口調で言いました。
そして昭和23年、鳥居太一たちは、死刑判決を受け、死刑囚が収監される刑務所に送られるのでした。
鳥居太一の同室は元軍人の冬木克太(永山絢斗)。
冬木は、看守の人が良い人で、本来は死刑囚は何も持ち込めないことになっていましたが、家族の写真を密かに渡してくれていたと言います。
その写真を見て「なんで・・・」とどうしてこんなことになってしまったのか?と思う太一でした。
一方、死刑判決を聞き、ショックを受ける房子。
ニュースでは、太一は「鳥居教授」となぜか教授にされていました。
房子は娘に「間違っとる」判決は間違っていると言い、東京に向かいます。
房子は太一に面会すると「なんでこんな判決が・・・」とどうしてこうなってしまったのか?訳がわかっていませんでした。助教授だった鳥居が、教授であり事件の首謀者にされていたのでした。
「首謀者じゃない。私は死刑になるようなことはしとらん」と言う太一。
太一は当時のことを思い出していました。
2人の捕虜の手術の後、石田教授に会いに行った太一は、捕虜の手術をするべきではないと訴えました。
しかし石田は軍には逆らえない、医学を発展させる好機だとどうせ処刑される捕虜を日本の医学に役立てると主張。そして「君は私の命令に従えばいい」
と強く命令します。
それでも、反対する太一に「手術は行う!手伝え!!」と強く命令され、何もできなかった太一でした。
その後、太一に「お互い災難だったね」と話しかけてきた進藤直満(山西惇)。
進藤は、捕虜を病院に連れてきた軍人でした。
そんな進藤のことを話す、冬木克太(永山絢斗)。
進藤に命令され、捕虜を仕方なく殺害し、死刑判決を受けて軍人が沢山いると言います。

首謀者にされた鳥居太一

太一は、2回の手術しか参加してなかったのに、4回の手術に参加している首謀者とされていました。アメリカ人の弁護士のせいでした。

房子は、嘆願書を出し、裁判で間違った証言がされ、重要な事実が隠されたことを証明すると誓うのでした。

妻の房子は、鳥居太一の元に面会に行き、子供たちが頑張っていると明るく報告します。
子供たちを連れてきていいか?と聞くと「こんな姿を見せられない」と下を向く鳥居太一でした。
実際子供たちは「人殺しの子」だと言われ、近所でいじめにあっていました。

房子は(蒼井優)は夫の鳥居太一(妻夫木聡)の間違った死刑判決を認められず、奔走。

石田幸三(鶴見辰吾)に手術をしないように反対していたことを同僚に証言するように頼みに行ったりしますが、その現場にいたのに、断られてしまいます。

何もしなかった罪

鳥居太一は、死刑囚棟で出会った、岡島孝輔(中原丈雄)に、当時のことを「何もできなかった」と言います。無理やり上司に命令され、軍に逆らえば殺されていたかもしれない。
しかし岡島は「何もしなかった罪がある」と自分の経験とともに、語るのでした。

鳥居太一と刑務所で同室の冬木克太(永山絢斗)は、当時、多くの仲間たちは、上から命令されて仕方なくアメリカ兵を殺したと言います。
しかし自分は、自分の意志で4人を殺したから、死刑になるのは仕方ないと言います。しかし空襲で死んだ母の敵討ちから、殺意が芽生えたのでした。
ところが冬木は、殺した捕虜たちにも家族がいたことを改めて思い、後悔するのでした。
そして今でも殺した男の夢を見ると言う
毎週木曜日は、死刑になる人が、死刑囚棟の房から連れていかれる日で、毎回誰が連れていかれるのか?自分なのか?びくびくしなから死刑囚たちは過ごしていました。

面会に来た房子に「私がその立場ならその手術には参加しない。医学は生かすものであり・・・」という裁判である医師が証言したこの言葉に尽きるという鳥居太一。
房子は「その場にいなかった人はどうとでも言える」と言いますが「なんとしても手術を止めるべきだった」と言うのでした。

そして鳥居太一は、死刑を覚悟し、妻と子供たちに遺書を書くのでした。

房子の元を訪ねてきた、太一の父親は、太一のために奔走している妻に感謝し、もう太一は助からないので、これからは、自分と子供たちのことを考えて欲しいと言います。
しかし房子は「それはできません。諦めることはできんのです」ときっぱり断るのでした。
父親が説得しますが、房子の意志は強かったのでした。

嘆願書が認められるが・・・

そんな中、房子に三浦清子(若村麻由美)から、上京するようにと連絡がきます。
アメリカのGHQから呼び出されたのでした。

房子の嘆願書を見たという担当者とアメリカ人の弁護士がいました。
アメリカ人の弁護士は、自殺した石川のせいにして、他の人の罪を軽くする方針だったと言います。
そして、弁護士は、太一に嘘の証言をするように強要した。2回の手術しかかわってないのに、4回の手術に関わっていたことにした。
太一は、他の人に迷惑をかけたくなければ、嘘の証言をするようにと言われた。
弁護士は、誰かを悪者にしなくてはいけなかったと、告白。嘘の証言を強要したことを認めます。
GHQの人間は、嘆願書の内容を認めますが、太一本人から、嘆願書が出ないと、何も動かないと言います。
房子は、太一に嘆願書を書かせると約束します。
そしてすぐに太一に面会して、嘆願書を書くように言いますが「手術をどうして止められなかったのか??」と後悔を口にする太一。

「それはその場にいた、他の人たちも同じ」だと、房子は言いますが、
「目の前で生きた人間を見殺しにした。医者なのに・・・」と涙ながらに語るのでした。

「残された私たちはどうなるんですか??」と嘆願書を書くように説得する房子の申し出を断るのでした。

鳥居太一の決意

そしてその日の夜、岡島孝輔(中原丈雄)が死刑のため、連れていかれます。
太一の部屋の中を見た岡島は、「来なさんなや」と太一に言うのでした。

そして太一を訪ねてきた進藤直満(山西惇)は、減刑の嘆願書を出していからアドバイスがほしい。房子が嘆願書を出したことを聞いたから、何か策を知っているのでは??と聞きます。
しかし太一は「捕虜を連れてきたのは、あなただ。そのことを私は忘れていない。」と怒りをあらわにします。
進藤は「誤解だ!好きで連れてきたわけじゃない。戦争だった。仕方なかった。」
太一は「もう金輪際ここへは来ないでほしい」と言うのでした。

そんな太一に面会が。
房子と子供たちでした。息子は太一の質問の答え話をします。
子供たちの姿が見れて喜ぶ太一ですが、娘は下を向いて何も言いません。
太一は息子と娘に「お母さんを頼む」と遺言のようなことを言います。
時間になり太一が戻ろうとすると
娘は「お父さん!!!行かんで!!待って!!」と泣きながら叫ぶのでした。

太一は泣きながら房に戻ります。
そしてその夜、ついに嘆願書を書いたのでした
娘の言葉が太一を動かしたようでした。

その後、冬木克太(永山絢斗)が減刑され、死刑をま逃れることになり、死刑囚棟から出ることに。

その後、生体解剖事件の死刑囚5人が減刑され、
太一は、事件の首謀者でなかったことが認められ10年の重労働刑という、大幅減刑がされました。
そして・・・刑期を終えて、出てきた太一を房子が迎えに来て、笑顔で見つめ合います。
2人は一緒に電車に乗り、帰るのでした。
そして年老いた太一は、「鳥居医院」を立ち上げ、そこで医師として働いていました。
新聞記者が当時のことを取材に来ていました。
記者に「あの時私はたとえ殺されたとしても、手術ばとめなかいけんばい」と言います。
「戦争だったから個人の力ではどうしようもなかったのでは??」という記者に

「それだけは言うたらいかんのです。人間の命に対して、しかたないは、なかとです。決して、しかたなかったとう言うてはいかんのです。」と強く言う太一でした。

以下では、原作のネタバレの結末をご紹介します。

【しかたなかったと言うてはいかんのです】死刑判決の結末はどうなる?【閲覧注意】

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以下は原作の書籍「九州大学生体解剖事件 70年目の真実」のネタバレ一部となり、ドラマのネタバレになる可能性もあるので閲覧注意です。

「九州大学生体解剖事件 70年目の真実」の主人公は著者熊野以素さんの伯父であり太一のモデルとなっている九州大学第一外科の助教授鳥巣太郎さんです。

太平洋戦争末期の1945年、「戦時捕虜」として扱われるはずだった米軍の兵士たちに生体実験を行うという事件が発生しました。

当時助教授だった鳥巣太郎さんは、当時教授だった石山福二郎主任外科部長のもと手術に参加します。

しかし第一回目の手術でアメリカの飛行士はは麻酔をかけられ必要のない肺の切除をされます。

弱った飛行士には代用血液として海水が注射され縫合、しかしアメリカ兵を生かしておかないように再切開するという残虐な行動が行われたのです。

鳥巣太郎さんは助手として入った為に教授に逆らえずアシスタントを務めますが、この不可解な手術が「人体実験だ!」と気づきます。

石山教授に実験の中止を進言するも却下され、2回目の手術は最低限の補助のみ、3回目4回目は参加しないという選択をしました。

そして終戦を迎えると生体実験に回されず仮設収容所に残っていた捕虜も残らず惨殺されてしまいます。

その後九州大学で行われた人体実験の事件は問題になり、鳥巣太郎さんも関係者の1人として逮捕されます。

しかし手術の執刀をした石山教授は生体実験について否認し、独房で自らの命を絶ちます。

石山教授亡き後、裁判では鳥巣太郎さんが第一助手とされ人体実験の首謀者とされてしまいます。

鳥巣太郎さんは実験には反対した、軍の命令だったと裁判で証言するも責任をとらされる形で死刑判決を受けます。

責任者にでっちあげられる鳥巣太郎さんですが、自身もそれを受け入れるような気持ちとなっていきます。

それでは原作では鳥巣太郎さんは死刑となってしまうのでしょうか?

この判決に納得しなかったのは鳥巣太郎さんの妻である蕗子(ふきこ)さんです。

ドラマでは蒼井優さん演じる房子のモデルとなる人物ですね。

妻の蕗子さんをはじめとする関係者が公正な裁判を求め奔走していきます。

その献身的な活動が実を結び死刑判決は減刑され懲役10年という判決が下ります。

鳥巣太郎さんは1954年には出所し、その後は福岡の町医者として生きています。

しかし身を挺して手術を止めなかったことに関しては一生後悔していたそうです。

国の命令に逆らいながらも、国の責任を押し付けられて戦犯に転落していく姿は恐ろしく感じます。

鳥巣太郎さんの他にも責任を取らされて戦犯となり、仲には命を奪われた人もいたと思います。

そんな戦争の残虐性や人の恐ろしさを描いた作品になっています。

原作の結末では鳥巣太郎さんは妻蕗子さんの尽力で減刑となり、死刑にはならないという結末でした。

恐らくドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」のラストも房子の奮闘により再審で減刑されるという結末になるのではないかと思います。

ただでさえ残虐なストーリーなので、このまま死刑となってしまっては本当に救いようのない結末だと思うので減刑になるというラストだと少しだけ救われた気持ちになりますね。

ドラマでは結末までのストーリーがどのように描かれるのか楽しみです。

【しかたなかったと言うてはいかんのです】結末は死刑判決?どうなる?まとめ

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「しかたなかったと言うてはいかんのです」結末は死刑判決?に関して、原作からラストを予想しました。

原作も実話を元にしたストーリーなので、ドラマも原作通りに描かれる可能性が高いのではないかと思います。

ドラマでは国の命令に逆らうも、責任をとらされて死刑判決になってしまう太一の心情をどのように描いていくのかが見どころになってきます。

ストーリーは重みがあるものになるかと思いますが、終戦記念日をむかえるにあたって様々な世代の人が見るべきドラマになっていると思います。

「九州大学生体解剖事件」の実話が原作となっているドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」は8月13日放送です。

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