井上馨と渋沢栄一の関係は?井上聞多の史実は?

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2021年の大河ドラマは渋沢栄一(しぶさわえいいち)を主人公にした「青天を衝け(せいてんをつけ)」です!

魅力的な登場人物がたくさん登場し、幕末のストーリーながらも面白くて分かりやすいと話題ですよね。

第16話では、渋沢栄一を徳川慶喜に引き合わせてくれた恩人の平岡円四郎が暗殺されてしまうという悲しい展開で「平岡ロス」に陥った視聴者も多かったのではないでしょうか((+_+))

そして2021年6月6日放送の第17話からは、新たな幕末明治の偉人が登場します。

初代総理大臣としても有名な伊藤博文(いとうひろぶみ)、そして後に外務大臣になる井上薫(いのうえかおる)です。

伊藤博文は有名人ですが、井上馨のことはあまりご存知ない方も多いのではないでしょうか?

幕末の頃は井上聞多(いのうえもんた)の名前で活躍し、明治に入ってからは渋沢栄一とも交流が有ったと言われています。

その二人の関係は「雷親父と避雷針」と呼ばれていたんだとか。

そんな井上馨を演じるのは福士誠治(ふくしせいじ)さんです!

今回は「青天を衝け」第17話から登場する福士誠治さん演じる井上馨(聞多)と渋沢栄一の関係と史実についてご紹介していきます。

目次

井上馨と渋沢栄一に関係が?井上聞多の史実は?

平岡円四郎の死因とは?子孫についても

井上馨は1836年、現在の山口県の長州藩士・井上光亨の次男として誕生しました。

15歳のときに藩校の明倫館に兄と共に入学し、21歳の頃に藩主の毛利敬親から「聞多(ぶんた)」の名前を賜るなど活躍を見せました。

長州藩と言えば、吉田松陰が開いた「松下村塾」が有名ですが、井上馨は松下村塾に通っていなかったんです。

ちょっと意外でしたね(;^_^A

ちなみに松下村塾出身の伊藤博文とは、身分は井上馨の方が高かったものの気が有ったためかこの当時から無二の親友だったそうです。

そして黒船が来航し、攘夷の嵐が吹き荒れる中、1863年に井上は伊藤博文ら5人と共に、海外の文化を学ぶために密航を企てました。

この5人のメンバーがのちに「長州藩ファイブ」と呼ばれることになります。

帰国した井上は、海外の文化を知り攘夷から一転開国を訴えることになります。

しかし長州藩としての考えは過激な攘夷!

聞多は攘夷を辞めるように説得を試みますが失敗に終わり、長州藩は幕府から攻め込まれてしまう事になりました。

幕府との戦いの中で、井上は大きな傷を負うも奇跡的に一命をとりとめます。

一時はその傷の深さから切腹を願い出ますが、母親が必死に思いとどまらせたという逸話があるそうです。

その後、長州藩では高杉晋作が功山寺で挙兵をしたクーデターを機に、攘夷から開国に考えを一転させます。

そして再度迎えた幕府との戦いでは、薩摩藩と同盟を組んだことも有り長州藩は勝利をおさめ、その流れで幕府を戊辰戦争で追い込んでいき、長州藩の面々は、明治の世を切り開いていくことになりました。

 

 

井上馨と渋沢栄一の関係は?雷親父と避雷針が出会う!

藤田小四郎役は藤原季節!青天を衝けで悲劇的な運命

明治政府に入った井上馨は、伊藤博文と行動を共にし、大蔵省に入り主に財政に力を入れることになります。

大蔵大輔として財政を任されることになったとき、その部下となったのが渋沢栄一でした。

渋沢栄一は慶喜の命を受けて、パリ万博に行っていましたが帰国後、慶喜が隠棲した静岡で過ごしていました。

しかし、大隈重信に見初められて明治政府に出仕することになったのです。

そこで上司と部下として出会った井上馨と渋沢栄一。

当時、井上は非常に怒りっぽい上司だったそうで(^^;)

度々失敗した部下に雷を落とすなど怖い存在でした。

しかし、何故か渋沢栄一は怒られることは無かったそうです。

それは渋沢栄一が優秀だったゆえかもしれませんが、この2人は「雷親父と避雷針」なんてあだ名がつけられていたみたいです。

井上馨は、それだけ渋沢栄一のことを信頼していたのだと思います。

 

 

井上馨と渋沢栄一の関係は?栄一が断ったから総理大臣になれなかった?

その後井上馨と渋沢栄一は大蔵省を離れることになります。

渋沢栄一はのちのみずほ銀行になる第一国立銀行を設立、井上馨も三井物産を設立するなど実業家として活躍していくことになります。

しかし井上馨は再び、明治政府に復帰することになります。

1885年には幼いころからの親友でもある伊藤博文の第1次内閣で外務大臣に就任!

外交のトップとして条約改正に奔走し、海外の文化を取り入れた鹿鳴館を開設するなど活躍を続けますが、1887年には条約改正に行き詰ったことの責任を取り辞任。

その後1901年には、井上馨に総理大臣になる機会が巡ってきます。

そこでかつての部下である渋沢栄一を大蔵大臣に推薦するのですが、なんと断られてしまいました。

渋沢栄一は再び明治政府に戻ることより、民間での実業家の道を選んだんです。

それが原因で、結局井上馨が総理大臣になることは出来ず、総理大臣になったのは長州藩の後輩の桂太郎でした。

しかし井上は渋沢に恨み節を言うわけでもなくこう語りました。

「失敗して退くようなら、名を汚すことになる。断ってくれてよかった」

井上馨自身は、自らが総理大臣になる器では無かったことが分かっていたのかも知れません。

もし、栄一がその申し出を受けていたら、幻の井上馨内閣が有ったのかも?

そして1915年、79歳でこの世を去った井上馨。

そんな渋沢栄一と明治に大きく関わる人物を、青天を衝けでは誰が演じるのか?

以降でご紹介したいと思います。

 

 

青天を衝けで井上馨役は俳優の福士誠治!

「青天を衝け」で井上馨を演じるのは福士誠治さんです。

6月6日放送の第17話では、徳川家康の紹介で冒頭に少しだけ登場!

攘夷の無謀さを知り、船上にて英語でアーネストサトウと会話する姿が素敵でしたね。

そこには、幼いころかの親友・伊藤俊輔(博文)の姿も有りました。

演じるのは山崎育三郎さんです(^^)/

明治に入って、渋沢栄一と井上馨がどんなやり取りを見せてくれるのか?

今からとっても楽しみですよね(^^)/

そんな井上馨を演じる福士誠治さんは、現在38歳の俳優です。

福士 誠治(フクシ セイジ)
生年月日:1983年6月3日
出身地:神奈川県
身長:178cm / 体重:67kg

資格:普通自動車免許 / 自動二輪免許
特技:スポーツ(野球) / けん玉(2段)
趣味:ギター / ピアノ / ダーツ

引用元:公式サイト

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昨年夕方再放送をしていたので、見覚えのある方も多いのではないでしょうか?

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その後もNHKドラマ「オトコマエ!」で主人公の武士を演じたり、「のだめカンタービレ」に出演するなど様々な作品に出演します。

最近では天海祐希さん主演「トップナイフ」でイケメン看護師を演じていたのが思い出されますね。

 

井上馨と渋沢栄一の関係と史実まとめ

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今回は「青天を衝け」で福士誠治さんが演じる井上馨についてご紹介しました。

長州藩出身で攘夷から開国派に転じ、明治の時代には外務大臣として活躍した井上馨!

主人公の渋沢栄一とは、明治に入ってから大蔵省で上司と部下の関係として出会います。

二人の関係は「雷親父と避雷針」とあだ名されるような関係だったそうですよ。

6月6日の第17話に井上馨は初登場しますが、本格的な登場はまだ先になるかもしれません。

福士誠治さんと吉沢亮さんがどんなコンビネーションを見せてくれるのか?

今からとっても楽しみですよね(^^♪

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