栄養食品「ダネイホン」を東京で販売することになったたちばな栄養食品。
世良(桐谷健太)のアイディアで宣伝放送をすることになり、福子(安藤サクラ)の声をレコードに吹き込むことに!
なんてったって福子は元ホテルの電話交換手♪ こんなの朝飯前でしょう(^ ^)
そしてホーローの看板も設置することになりますが、必死の抵抗をする萬平(笑)
嫌だ!!!
と萬平さんはおっしゃってましたが、この看板デザインが現実になるのを絶対に見たいです。見たい!!!#まんぷく #朝ドラ pic.twitter.com/TOz4tzKLPH
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年12月11日
このようにドラマでは着々とCMの準備が進められていますが、実際に栄養食品を作っていた安藤百福さんは、自らCMに登場していたのでしょうか?
もしかして「百福印のビセイクル ♪」なんてやってた???
まんぷくのダネイホンのモデルはビセイクル?
NHK連続テレビ小説「まんぷく」は、日清食品創業者である安藤百福さんと妻の仁子さんご夫婦をモデルにしたドラマです。
安藤百福さんがモデルの萬平を長谷川博己さんが、そして妻の仁子さんがモデルの福子を安藤サクラさんが演じています♪
ドラマではふたりが結婚してからは、ハンコを作ったり塩を作ったりしてきましたが、これから大々的に売ろうとしているのが、栄養食品「ダネイホン」です(^ ^)
ドイツ語で栄養という意味の「ディーエアネールング」を、言いやすくしたのが「ダネイホン」。
確かに忠彦さんが呟かれた通り、ちょっと無理あるなぁ…と思いましたが、繰り返していくと、なんだか言いたくなるのは私だけでしょうか。ダネイホン!#朝ドラ #まんぷく pic.twitter.com/L17HSprgTn
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年11月25日
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実は実際に安藤百福さんも栄養食品を開発していました!
きっかけはドラマと同じで、戦後の栄養失調に苦しむ人たちの役になりたいというもの。
百福さんは私財を投じて研究者を招き、研究所を立ち上げて栄養食品「ビセイクル」を開発しました。
ドラマと同じようにカエルを爆発させてしまったり(笑)試行錯誤を繰り返したそうです。
このビセイクルもダネイホンと同じくペースト状になっていて、パンに塗って食べるように作られています。
厚生省からも品質の高さが証明され、一部の病院で扱うようになりました。
病人に使ってもらっていたというのもドラマと同じですよね。
このようにダネイホンのモデルはビセイクルといっていいと思います(^ ^)
ではそのビセイクルについて、もう少し詳しくご紹介します!
安藤百福が開発した栄養食品ビセイクルとは?
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萬平も苦しい投獄経験から食に対するこだわりが強くなりましたが、百福さんもこう考えていたそうです。
日本の復興は食から
ドラマで三田村会長(橋爪功)がこんな話をしていたのを覚えていますか?
知り合いが闇市で食べ物を買うことを正義感から拒み続け、とうとう栄養失調で亡くなってしまったと・・・(T . T)
実はこれも実話なんです。
当時は配給制度がありましたが、足りないものはみんな闇市で買っていました。
ですがある裁判官が配給制度を守るため、闇市の利用を頑なに拒んだため、栄養失調で亡くなってしまうという出来事があったんです。
配給だけでは全然栄養も日用品も足りなかったのでしょうね。
そのことから百福さんは栄養食品の開発を決意、衛生研究所や大阪大学の専門家、さらには農林大臣で食品局長だった坂田英一の賛同も得て、研究所を立ち上げました。
食の復興、第1弾として病人用の栄養食品を作ることにしたのです。
百福さんも萬平と同じように、開発は簡単なものではなく、萬平と同じように食用カエルを爆発させています^^;
ドラマでは鈴(松坂慶子)が怒っていましたが、実際には妻の仁子さんにかなり絞られたとか・・・(笑)
実験していたのはそのとき安藤家で最もきれいだった日本間、天井から壁からふすままで、得体の知れないものがべったりとこびりついていた光景を目にしたときの仁子さんの心中・・・お察しします。
ですがそのカエルは調理法を変えると鶏肉のようで、子供を産んだばかりの仁子さんも栄養食として喜んで食べたそうです。
やっぱりこのご夫婦は、かなり前向きな似た者同士・・・?笑
そんな失敗をしつつも、牛や豚の骨からエキスを抽出することに成功しビセイクルは完成しました。
無事病院に提供されたビセイクル、百福さんは最初から病人に食べてもらうことが目的だったので、一般的に売るという発想はなかったのかもしれません。
病院に提供できたことで百福さんの目標は達成できましたが、さて萬平たちはダネイホンを大ヒットさせることができるのでしょうか!?
安藤百福は栄養食品ビセイクルのCMに出演していた?
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さて、安藤百福さんが実際にビセイクルのCMに出演していたのかというと・・・?
ごめんなさいm(__)m 調べてみましたが、そのような話は見つかりませんでしたm(__)m
CMそのものが作られたかどうかもわかりませんが、一般的に売ろうとした商品でもなかったと思うので、多分作ってなかったと思います。
この「ビセイクル」ですが、ツイッターでも話題になっていてびっくりしました!
みなさん本当にいろんなことをご存知で、このツイッターからもビセイクルがあまり売れなかったことがわかります。
安藤百福私の履歴書より
栄養食品「ビセイクル」
厚生省に品質が評価され、病院にも一部供給された。ほんの小さな商品だったが私の食品加工の第一歩はこうして報いられた。— hasehiroメモぷく🍜 (@Hiroki_H_memo) 2018年11月30日
ビセイクルのことをご自身で「ほんの小さな商品」と言い、でもこれが食品加工の第一歩になったとも。
またツイッターには「ビセイクル」についていろいろとつぶやきがありました(^ ^)
しかしダネイホンでこんなに話を引っ張るとは思わなかった…ダネイホンの元ネタの「ビセイクル」はマンペイさんのモデル安藤百福氏が(おそらく)始めに開発した食品であり厚生省のお墨付きも貰って病院に卸すなどしていたが爆発的ヒット商品ではなかったし味とか詳細も不明な所が多いから…#まんぷく
— 烏有園 (@uyusono_2016) 2018年12月10日
たしかに華丸さんの言う通り史実ではダネイホンのモデル「ビセイクル」はあまり売れなかったそうだ#まんぷく
#あさイチ— いいだ (@iida382000) 2018年12月10日
ダネイホンの元ネタの栄養食品の名はビセイクル。どちらも劣らず胡散臭いが、ちゃんと病院食として採用され。大した儲けにはならなかったらしい。史実ではちゃんと漁船を買って沖で魚をとって浜で天日干しして売り、手榴弾は使ってないw #まんぷく
— ねむり猫 (@utakatano_hibi) 2018年12月3日
#まんぷく のダネイホンのモデルはビセイクルというらしい。
ところで戦後の日本でドイツ語を元にした商品名は思い切り過ぎだよねぇ。もっと日本で耳馴染みのある、分かりやすい名前にしたら良かったんだよ。そう、小林製薬みたいにね!w
— たかぽん (@germandog23) 2018年11月30日
みなさん、本当にお詳しい! 勉強になりますm(__)m
そしてわたしも今この状態!
ここまできたら実際に販売されていた「ビセイクル」を食べてみたくなる。#まんぷく
— 圭 (@momohiro82346) 2018年12月10日
これ!わたしも謎だったのですが、誰かご存知の方いませんかね?w
ダネイホンの名前の語源はドラマ内で語られてたけど元ネタであるビセイクルの語源は何なんだろう #まんぷく
— 江州藤原氏/発達障害当事者なんですこれで (@hipponmaster) 2018年12月11日
ということで、安藤百福さんが開発した栄養食品ビセイクルは、今やツイッターでも話題になる程知名度がアップしたようです。
ここまでくるとビセイクル、やっぱり食べてみたいですよね♪
ぜひ日清食品さんにビセイクルの再発、お願いしたいです。
まとめ
ダネイホン名前の由来や語源は?日清食品のチキンラーメンがモデル?
このようにドラマ「まんぷく」は、モデルである安藤百福さんの人生の出来事が、とても多く取り入れられています。
百福さんご自身にあまりにも多くの出来事がありすぎて、架空の話を入れる隙間もないのかもしれませが・・・(⌒-⌒; )
ということで萬平が作ったダネイホンのモデルはビセイクルですが、実際にはCMそのものが存在しなかったと想像しています。
個人的には一般に販売するのが目的ではなかったのだと思います。
さて、まんぺい印のダネイホン♪ どんなホーロー看板ができあがるのでしょうか!?
そして東京での販売は成功するのでしょうか?
東京編が楽しみです♪