10月2日から始まった朝ドラ「わろてんか」。
毎日見ることになるオープニング映像。松たか子さんの歌声にのせたOPがかわいらしくて、早速話題です。
そこで今回はOP映像とイラストの製作者についてご紹介。
気になるオープニングの白文鳥の意味についてもまとめてみました。
わろてんかの【OP】映像の制作者は?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/23949″]OPは以下の2人が製作者です。
映像ディレクター 小島淳二(こじまじゅんじ)
1966年、武雄市山内町に生まれる。山内中-武雄高校卒業後、文教大学教育学部で美術を専攻。在学中に映像編集に興味を持ち、1988年、映像制作会社「MacRAY(マックレイ)」に入社。5年後、企画や演出も行う映像ディレクターとしてフリーで活動を始め、1995年に「teevee graphics」を創立。資生堂化粧品「マキアージュ」や「インテグレート」、トヨタ「アクア」などのテレビCM、NHK連続テレビドラマ小説「ちりとてちん」のオープニングタイトルなどを手がける。
個人でもお笑い芸人・ラーメンズの小林賢太郎さんと映像制作ユニット「NAMIKIBASHI」を2001年に結成。コント動画を制作し、国内外で多くの賞を受賞している。
主な作品は「ウンナンの気分は上々。」「QUIZ」「ニュースステーション」などのタイトルバック。
NHKでは「ちりとてちん」のタイトルバックも。
他にもミュージックビデオを多く制作しています。
例えばこんなアーティスト達。鬼束ちひろ「いい日旅立ち・西へ (FULL Ver.)」
YUKI「the end of shite」
L’Arc-en-Ciel「叙情詩」
斉藤和義「Hey! Mr.Angryman」
木村カエラ「You」
引用元:http://www.saga-s.co.jp/column/creators_cafe/25501/346406
手掛けているCMのラインナップがスゴイですね~。
またMVもビックネームだらけです。
ちなみに小島さんは1995年に自らでteevee graphicsを設立。
以下は「teevee graphics」のサイトです。
すごいおしゃれなサイトで、先ほども言いましたが手がけたCMなどの仕事も誰もが知っているような、そうそうたるラインナップで、2人の実力のほどが伺えます。
また「teevee graphics」ですが、東京の会社かな??と思っていたら、何と福岡県。
小島淳二さんがある取材で以下のように語っていました。
卒業後は映像制作会社「MacRAY」に就職した。
入社から5年後、フリーで活動をはじめ、映像の編集や合成を行う映像エディターとして、さまざまな監督と仕事をした。3年たつと仕事も増え、起業を思い立った。当時はモーショングラフィックスという概念を持った人が少なく、それを売りに1995年、東京に「teevee graphics」を創立。初めは2人で自主制作アニメをつくっていたが、狙い通りモーショングラフィックスが広がった時代で仕事も増えて、多いときは13人で活動していた。
2008年に事務所を東京から福岡に移し、現在6人で活動している。東京にはいろいろなクリエイターがいて刺激になっていたが、人が多くて疲れた。今ではネットで活躍を見ることができるし、本当に仕事を頼みたい人は福岡にいても頼んでくれるだろうと制作に没頭することを選んだ。
創業から20年が経った今では若い世代が実力を付けてきて、その頑張りがまた刺激になっている。
以前は指導をしようという意識は無く、制作における最低限の決まり事やクオリティーについて話す程度だった。しかし、最近は依頼が来ると、「君ならどう考える?」とアイデアを出させ、内容が良かったら任せるなど、実践的な指導をすることが多くなった。
昨今、広告業界のクリエイターが減少傾向にある中、社内の若い世代の力にも期待を向けている。
佐賀大学で学生から一般まで幅広くデジタルコンテンツ作品を評価する「コンテンツデザインコンテスト」に審査員として参加し、講演なども行っている。
引用元:http://www.saga-s.co.jp/column/creators_cafe/25501/346409
上記は2016年の取材時の内容です。
確かに東京にいる必要のない仕事。
ただ、それでも一線で活躍している人が、東京でない場所に事務所を移すのは、少ないケースだと思います。
そのような選択ができるのも、小島淳二のセンスなのかな??と思いました。
また、若い世代のために忙しい中、尽力していて、その人柄も垣間見れる取材記事でした。
イラストレーター 泉優次郎(いずみゆうじろう)
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/23946″]イラストの他にもアニメーションも手がけています。
自由なタッチで今までに企業の広告やミュージックビデオなどの制作をしています。小島淳二さんが立ち上げた「teevee graphics」に泉優次郎さんも所属しています。
引用元:https://dorama-netabare.com/archives/23918
泉さんは以下のインスタでタイトルバックを製作したことをアップしています。
赤が基調の朝らしい素敵なタイトルバックですね♪
まが、泉さん、しばしばインスタに自分とご家族の写真やプライベートの画像をアップしていて、家庭的な方なんだな~とほっこりします。
ってか、泉さんイケメン!?ちょっと意外なルックスでした。
また泉さんのインスタ、他の画像も、イラストレイターぽくとってもおしゃれです。是非チェックしてみてください。
オープニングの白文鳥の意味とは?
ツイッターでは第1話の初っ端に出てきた鳥さんが話題でした。
ちょっ…!新しい朝ドラ、最初のカットが白文鳥だった…!もうこれだけでこのドラマの株が上がった!!
白文鳥からか。
オープニングの曲のイラストにも鳥が出てくるのですが、鳥とドラマには深い意味があるようです。
この鳥のドラマでの意味が、公式ガイドブックに載っていました。
葵わかなさんが登場するシーンの撮影では、長〜い竹の先に紙で作った小鳥を付け、その小鳥と葵わかなさんがお芝居をしたものを編集しています。
なぜ小鳥?
実は鳥が「わろてんか」のキーとなっているのです。
その理由は最初に開く寄席の名前から発想されたもので、衣装や小道具にもたくさんの鳥が登場します。
あ、忘れてましたね、その寄席の名前が「風鳥亭」なんです!オープニングの映像はー
キーとなる鳥がタイトルバックに出てきて、やがて2羽となり空へ飛んでいくー。
やわらかい陽射しが降り注ぐように、人々にも笑いが広がり、大阪城や通天閣が姿を現して大阪の町になっていく・・・
そして最後にたどり着くのは太陽、いっぱいの陽射しが降り注ぎます。というものです。
温かさのあるアニメーションが軸になりますが、ぬくもりを表現するために明るいタッチの水彩画になっています。そしてスクロールはなんと縦なんです!
鳥が空へ飛ぶように太陽へと近づいていく、そんなイメージがあるそうです。読みやすい文字と葵わかなさんのキラキラした笑顔、画面がうるさくないように上手にバランスをとったとか。
どのようにバランスをとったのかというと、細かい動きをプラスしたそうなんです。
パッと見た目静止画ですが、よ〜く見るとあちこちでちょっと動いていて、とってもかわいらしいんだとか。大阪城や通天閣を描いたのは、近年失われつつある大切な文化を思い出してもらいたい、との思いがあり、「招き猫」「打ち出の小槌」「ひょうたん」「鯛」といった昔から”めでたい”と言われていたものが降り積もって出来上がったのが心斎橋です。
ステキな構成ですね!
引用元:https://dorama-netabare.com/archives/23918
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/23946″]オープニング映像だけでも、かなり時間をかけて、考えられた作品。
是非、チェックしてみてください!