わろてんか映画お笑い忠臣蔵は吉本興業が本当に制作した?モデルがあるの?

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「わろてんか」の第24週のタイトルは”見果てぬ夢”。

北村笑店は新たに映画部門を設立し、芸人たちを出演させる映画の製作にとりかかります。

そこに加わるのが、社長辞任に追い込まれてしまった伊能栞(高橋一生)です(^ ^)

ここで作られる映画は「お笑い忠臣蔵」。

実際に吉本興業も映画を製作していますが「お笑い忠臣蔵」のモデルってあるのでしょうか?

 

 

目次

忠臣蔵とは?

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まずは簡単に忠臣蔵についてものすご〜く簡単にご紹介させていただきます(^ ^)

忠臣蔵は江戸時代の赤穂浪士討ち入りを題材にしたお話です。

切腹させられてしまった赤穂藩の藩主、浅野内匠頭の仇を討つべく赤穂城の城代家老、大石内蔵助が筆頭となり、切腹の原因となった吉良上野介を成敗するという実話が基になっています。

藩主がいなくなったことで赤穂城を明け渡すことになり、浪士となった赤穂城の精鋭部隊47人が一致団結し、主人の死から実に2年もかけて敵討ちをおこないました。

忠臣蔵といえば年末のお決まりの風物詩ですが、これは敵討ちがおこなわれたのが12月15日の未明だったからです。

有名なのが「松の廊下」
江戸城にあった長〜〜〜い廊下で、浅野内匠頭が吉良上野介を切りつけた場所です。

敵討ちを終えた赤穂浪士たちは幕府から処刑ではなく、切腹を命ぜられ全員(1名途中で戦列を離れていますが)切腹をしました(T . T)

この実話は江戸の庶民たちから拍手喝采を浴びることとなり、その後多くの作品が作られました。

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わろてんか第24週のあらすじは?

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てん(葵わかな)は演芸慰問団派遣などの功績が認められ勲章を受章する。
伊能(高橋一生)は制作した映画が検閲で次々と公開中止となり、その責任を問われ社長を解任されてしまう。

伊能はてんと風太(濱田岳)を訪ね、北村笑店の役員を辞めさせて欲しいと願い出るが、風太はキース(大野拓朗)やリリコ(広瀬アリス)ら芸人たち総出演の喜劇映画を作りたいと、北村笑店映画部を新設し伊能を顧問に迎えた。

てんや楓(岡本玲)たち女性の意見で恋愛をテーマにした喜劇の制作が決まったが、厳しい映画検閲をかいくぐるため、「赤穂浪士討ち入り」を題材にした『お笑い忠臣蔵』を作ることになる。

引用元 https://www.nhk.or.jp/warotenka/story/24.html

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/31570″]

さて、出てきましたね(^ ^) 「お笑い忠臣蔵」
厳しい検閲をくぐり抜けるために、恋愛ものであっても喜劇の忠臣蔵が作られるようです!

ってか、さっぱり意味がわかりませんが(笑)

今でいうなら「リベンジ!ラブコメ時代劇」とでもなるんでしょうか(⌒-⌒; )

楓(岡本玲)が執筆を始めますが、どんな作品になるのかワクワクしちゃいます♪

 

北村笑店が作るお笑い忠臣蔵にモデルはある?

 

 

ここで気になるのがこの「お笑い忠臣蔵」にモデルがあるのか? ということです。

いろいろと調べてみましたが、特にモデルとされるような作品は見当たりませんでした。

ただ1953年に気になる映画がありました。

その名も「珍説忠臣蔵」です( ´ ▽ ` )ノ

 

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この作品の配給は新東宝。
第二次世界大戦直後、俳優たちが独立して立ち上げた新東宝映画製作所に、スタジオや機材を東宝が出資、提供する形でスタートしましたが、その後すぐに東宝から独立して自主製作をすることになりました。

 
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「銀座カンカン娘」や「西鶴一代女」などヒット作を送り出しましたが、1961年倒産しています。

このように東宝の息がかかった映画会社であり、この映画にはエンタツ・アチャコや柳家金語楼など吉本興業の芸人も出演しています。

そして東宝といえば「わろてんか」では東宝創立者の小林一三がモデルといわれる伊能栞が加わる北村笑店映画部。
伊能フィルムでは上映中止になりましたが、エンタツ・アチャコがモデルであるキースやアサリが出る予定だった映画もありましたね。

ちょっと関係あるかな?と思ってご紹介しましたが、全く関係なかったらごめんなさいm(_ _)m

 

吉本興業と映画の歴史とは?

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吉本興業にとって映画部門はどのような歴史があるのか、史実をカンタンにまとめてみました。

吉本興業は常に時代の流れに敏感に対応してきました。

まずは劇場に足を運ぶことでしか聞けなかった演芸ですが、ラジオ出演をすることでより多くの国民の耳に届くようになります。

最初は吉本興業もラジオは寄席の敵であると思っていましたが、むしろラジオで人気が出ることで寄席に客足が伸びるようになり、レコードも録音するようになりました。

そんな先見の目がある吉本興業が次に目をつけたのが映画です。

吉本興業が映画部門を設立したのが1933年。
初めて製作した映画が1934年の「佐渡情話」、その後も永田キングや柳家金語楼などを主演に映画を製作していました。

その頃映画業界は松竹や日活が中心となっていて、後から参入した東宝は苦戦を強いられていました。
勢力を伸ばしたい東宝と、映画部門に力を入れたかった吉本興業は利害が一致し提携を結ぶことになります。

ここから吉本興業の芸人たち、エンタツ・アチャコや柳家金語楼などの映画が次々に封切られ、映画は大ヒットを続けました。

 
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この提携を快く思わなかったのが松竹、吉本の芸人を引き抜くという荒技に出ます。

「わろてんか」でもこの引き抜きは描かれていましたね。
リリコアンドシローは耳も貸しませんでしたが、アサリはちょっとヤバかったです(笑)

そこで松竹とすったもんだが起こりますが、だんだん戦争が激しくなっていき、娯楽というものにうるさくなってきました。

思うような映画も作れず、製作本数もかなり減っていったころ終戦を迎え、松竹とのバトルも裁判で決着がつきました。

戦後も吉本興業は焼け残った劇場を映画館へと転換。
GHQのためのキャバレーの経営も始めました。

一方、東京の吉本は本格的に映画の製作の取り掛かります。

1947年には大泉に撮影スタジオを設立し、美空ひばりや高峰秀子、山村聡などのトップスターの映画を製作、戦後の吉本興業を支えてきました。

 

まとめ

[https://dorama-netabare.com/archives/30762]

「わろてんか」に出てくる映画「お笑い忠臣蔵」のモデルはわかりませんでしたが、戦後の吉本興業にとって映画は欠かせないものでした。

さて、この「お笑い忠臣蔵」は背伸びをした女性の足元のシーンだけで”接吻”を想像してしまうような、想像力のとてもたくましい検閲官(笑)の目をかいくぐることができるのでしょうか!?

見果てぬ夢が夢で終わらないことを願っています。

 

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