松たか子さん・満島ひかりさん・高橋一生さん・松田龍平さんの話題の4名が出演する大人気連続ドラマ『カルテット』の3話が放送になりました。
第3話は、満島ひかりさん演じる世吹すずめがメインの回でした。
そんな中、すずめのチェロに対するエピソードやソロ楽曲が話題になっているようです。
そこで、チュロのエピソードのご紹介と、ソロ楽曲についてまとめていきます。
カルテット3話ですずめのチェロに出会ったエピソードとは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/7987″]すずめは、父親の指示で超能力少女詐欺の片棒を担がされていました。そのせいで、すずめのその後の社会生活は散々な状態になってしまいました。
いつの間にか自分を偽り、笑っていることでなんとか自分を保つことが出来ていたすずめは、ほんとうの意味で人に心を開くことを拒んで生きてきました。
すずめの暗い過去の清算となった実の父親の死。
真紀はすずめの父親の危篤の報を受け、とりあえず病院に向かうもすずめの姿はなく、父親は亡くなってしまいました。
すずめが居ないのでは仕様がない状況なので、病院を出た真紀は、病院の前で立ちすくむすずめを見つけました。
父親との関係やすずめの気持ちを聞いた真紀は、病院には連れて行かず軽井沢に帰ろうと提案します。
その帰り道の車中、すずめはゆっくりとチェロとの出会いのエピソードを語り始めたのです。
「第3話ですずめちゃんがチェロへの想いを語る場面も良かった。ひかりさんは、きっと毎日愛情持ってチェロと向き合って練習しているんだろうなぁ。ほんと、ただただ尊敬してしまいます。」
「チェロにキスする1話のオープニングのすずめちゃんを見た時は大袈裟な演出するなぁ〜て思ってたけど、3話終わりのチェロに込めた想いがわかれば、キスが素晴らしく愛おしいものになった。 そこからまた1話を見直したくなる。 そんなドラマよね」
「私にチェロを教えてくれたおじいさんが居たんです。白い髭が生えたおじいさん」とすずめは語り始めました。
チャロとの出会いは、自宅の物置でした。「なんだろう」と触っているとおじいさんが来て、そのチェロの歴史をおじいさんが教えてくれました。
「1700年台にベネツィアで生まれた。楽器は、人の命よりも長生きなんだ」
それを聞いたすずめは、遠い国から来ておじいさんよりも年上の楽器が私の所にあることに驚きを覚えました。
そのうち、おじいさんがすずめの手を取りチェロの引き方を教えてくれました。初めて触ったチェロはすずめの手には大きく感じられましたが、何処か懐かしく守ってくれているような感覚になりました。
そんな長生きで温かみのあるチェロに「ずっと一緒に居てね」と約束しました。
それ以来、すずめはずっとチェロと一緒にいるのでしょう。外出する時は必ずチェロを背負っているのはそのためだったのですね。
楽器に対する思いの深さというのはスゴイですね。チェロは勿論のことヴァイオリンやヴィオラなどの弦楽器は特に長い歴史を生き抜いてきたヴィンテージ物が多いと聞きます。
時代を越え、いろいろな奏者の手を引き継いで自分の所に来た楽器というのは格別な思いのような物があるのかもしれませんね。
カルテット3話ですずめのソロ曲変更とは?
では、そんな思いの詰まったチェロを奏でるすずめですが、3話のラストいつものライブレストラン「ノクターン」での演奏を始めました。
すずめのソロ曲『バッハの無伴奏チェロ組曲』をワンフレーズ引き始めたときのことです。
突然、指が止まってしまい、涙を堪えるがごとく再度演奏を開始したのですが…
なんと、曲調が違う。すずめは『ガスパール・サカドの無伴奏チェロ組曲』に変更してしまいました。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/7956″]「なぜバッハの無伴奏ではなくカサド 無伴奏チェロ曲を弾いたのか… 彼女にとって あの曲はどんな意味があったのか 想像するだけで、たまらんちょたまらんちょ 公演で彼女が弾こうとしていたあのシーンだけで涙が出ちゃうよ」
「なんて演技力だろうなぁ。別府の部屋で立ち竦む時の表情。ノクターンでのチェロのソロの時の表情。 すごい女優さん。」
実際の演奏は30秒程度の映像だったのですが、すずめの心境とは一体どんなものだったのでしょうか?
正直な所、私はクラシック音楽にはあまり明るいとは言えません。
素人目線の浅はかな感想ですが、バッハの無伴奏よりもサカドの無伴奏のほうが、重くて神妙な趣があるように感じました。実際のところは良くわからないのですが、亡くなってしまった父親への追悼の意が込められたのでしょうか。
演奏前の涙を飲むような仕草は、何かと決別をしたような雰囲気がありました。
ただ、すずめの心情も然ることながら、演じた満島ひかりさんに脱帽ですね。表情然り、手の動きや力の入り具合が、本当にプロの奏者のようでした。
まとめ
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/7953″]今回『カルテット』の3話で満島ひかりさん演じるすずめの評価が非常に高かったため、チェロとのエピソードやソロ曲についてまとめてみました。
総評で言えば、あくまでもリアリティにこだわった役作りを見て、役者さんて本当にスゴイな!と思いました。
確かに経験者が見たら一目瞭然で、下手だとストーリーが良くても急激に感情が冷めてしまいます。
本当に大変だと思いますが、今後も楽しませてほしいと思う今日このごろです(笑)