二つの祖国はモデル実在の実話?ハリーフクハラとデイヴィッドイタミ

3月23日(土)と24日(日)の夜9時から、2夜連続で放送される「二つの祖国」は山崎豊子さん原作です。

35年前に放送された大河ドラマ『山河燃ゆ』以来のドラマ化で、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャルとして放送されます。

主演の小栗旬(おぐりしゅん)さんのほか、ムロツヨシさん、多部未華子さん、仲里依紗さんなど豪華なキャストが揃いました。

主演の小栗旬さん演じる天羽賢治にはモデルとされる人物が2人いますが、今回はそのモデルとなったデイヴィッド・イタミ(伊丹明)と、ハリー・K・フクハラ(福原克治)についてまとめてみました。

35年前の「山河燃ゆ」では松本幸四郎さんが演じた賢治、小栗旬さんはどのように演じるのでしょうか。

 

 

目次

二つの祖国ってどんなドラマ?

二つの祖国大河ドラマ版とキャスト比較!小栗旬と松本幸四郎

「白い巨塔」「華麗なる一族」「沈まぬ太陽」など映像化された作品も数多い山崎豊子さん原作の「二つの祖国」。

日本人として生きるのか、アメリカ人として生きるべきか?

両国の狭間で家族の絆を引き裂かれ、それでも未来を信じ激動の時代を逞しく生き抜いた3世代64年の愛の物語です。

公式サイトよりあらすじをご紹介します。

アメリカで生まれた日系二世の天羽賢治(小栗旬)は日本で教育を受けた後、UCLAで学び、卒業後はロサンゼルスの邦字新聞「加州新報」の記者として働いていた。

賢治は社説で「良き日本人たろうと努力することが、立派なアメリカ市民たり得る」と説き、自らもその生き方を貫こうとしていた。

職場の同僚・梛子(多部未華子)は賢治のUCLA時代の同級生・チャーリー田宮(ムロツヨシ)と交際しており、賢治は2人の交際に複雑な思いを抱きながらも、梛子の友人で二世のエミー(仲里依紗)と結婚した。

だが、太平洋戦争が始まり、賢治を取り巻く状況は一変する。
賢治や父・乙七(松重豊)、母・テル(麻生祐未)ら日系人たちはマンザナールの強制収容所に送られ、不自由な生活を強いられる。

やがて、日系人の中からアメリカ陸軍への徴兵を募ることになり、日系二世はアメリカか日本か、どちらの国に忠誠を誓うか、選択を迫られる。

賢治の末の弟・勇(新田真剣佑)は日系人部隊に志願し、賢治は情報戦で戦争を早期終結させようと、陸軍情報部で日本語教官や暗号解読の仕事に就く。

一方、開戦当時に日本で教育を受けていた弟の忠(高良健吾)は、日本兵として徴兵され、フィリピンの戦地へと送られる。
そんな中、賢治も語学兵のリーダーとしてフィリピンへ向かうが…。

日本とアメリカ「二つの祖国」の狭間に立たされた賢治を待ち受ける運命とは…!?

引用元 https://www.tv-tokyo.co.jp/futatsunosokoku/intro/

日本人が移民としてアメリカへ渡ったのが今から150年前。

日系二世の若者たちが懸命に生き抜いた姿を描いたこの作品は、映像化が難しいとされ、35年間ドラマ化はされていません。

プロデューサーの田淵俊彦さんは、日本は敗戦から本当に立ち直ったのか?本当の意味での戦争は終わっていないのではないか?そんなふうに感じていたそうです。

日本人としてのアイデンティティを見つめ直すべきではないかー?そんな思いで、3年前からこの作品の脚本化を進めてきたそうです。

脚本を担当したのは「なぜ君は絶望と闘えたのか」「聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実」「柘榴坂の仇討」「起終点駅 ターミナル」などの長谷川康夫さん。

日系移民たちの怒涛の人生を、壮大なスケールで描いたドラマです。

 

二つの祖国で主演を演じる小栗旬のプロフィールは?

二つの祖国ネタバレ!原作キャスト脚本家【小栗旬主演】

名前 小栗旬(おぐり しゅん)
生年月日 1982.12.26
血液型 O型
出身 東京都
趣味 野球、音楽鑑賞
サイズ 身長184cm / 靴27cm

引用元 http://tristone.co.jp/oguri/profile/

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小学6年のときに内田有紀さんに憧れて応募したオーディションに見事合格!エキストラなどをしていたそうです。

初のレギューラードラマが1998年の「GTO」。反町隆史さん主演で、松嶋菜々子さんとの結婚のきっかけとなったドラマでしたね。

小栗旬さんの存在が知られるようになったのは、2000年のドラマ「Summer Snow」でしょうか。

堂本剛さん主演のドラマで、堂本剛さんの耳に障害のある弟を演じています。

2003年からは蜷川幸雄演出の舞台に出演するようになり、高い演技力が認められ蜷川作品の常連に。

その後「花より男子2」「花ざかりの君たちへ」「クローズZERO」などでブレイク、「情熱大陸」では史上初となる2週連続で放送されるほどの人気となりました。

奥様はモデルの山田優さん、2012年にご結婚され、現在ふたりの子供のパパです。

父親は舞台監督である小栗哲家さん、小栗旬さんが尊敬している人物なんだそうです(^ ^)

まだ売れなかった頃「小栗旬の友人です」と、周りにアピールしていたというムロツヨシさん(笑)

そんな仲のいいおふたり、今回の撮影でも息がぴったりなんだそうです。

プロデューサーの田淵俊彦さんは、小栗旬さんの起用についてこんなコメントをしています。

この大役を任せられる俳優として浮かんだのが小栗旬さん。流行の先端を走りながらも浮ついてなく、演技表現に妥協せずブレない。

そんな徹底主義を貫いている半端ない覚悟を持っている小栗旬さんが必要不可欠。

3年も練り上げてきた大切な作品を任せられるのが、小栗旬さんだったということですね。

こんなふうに言われると役者冥利に尽きるんじゃないでしょうか。

そんな小栗旬さんの演じる天羽賢治とは、こんな人物です。

天羽賢治

天羽家の長男。日系二世。
日本語新聞社「加州新報」で記者をしているさなかに日本とアメリカの開戦となり、強制収容所での生活を経てアメリカ軍への入隊を決意する。

戦争を題材にしたドキュメンタリーで、ハワイの日系二世の人と話をしたことがあったので、多少のことは知っていましたが、ここまで過酷な状況を生きてきたことに衝撃を受けました。

と語る小栗旬さん。

そんな激動の人生を送った、モデルの二人とはどんな人物だったのでしょうかー?

 

小栗旬演じる天羽賢治のモデルとされるデイヴィッド・イタミ(伊丹明)ってどんな人物?

 

 

日系二世のデイヴィッド・イタミさんは、アメリカ名をデイヴィッド・アキラ・イタミ(David Akira Itami)、日本名を伊丹明(いたみあきら)といいます。

1911年カリフォルニア州のオークランドで生まれますが、3祭から鹿児島県加治木町の親戚に預けられ、中学校を卒業した1928年大東文化学院に入学、そして1931年にアメリカに戻りました。

ちなみに原作の天羽賢治は同じ鹿児島県加治木町出身です。

1935年に日本の国籍を離脱してカリフォルニア大学に入学。

そして日本語新聞の「加州毎日」の記者になりました。ここは原作と同じですね。

ですが太平洋戦争が始まった1941年に強制収容所へと送られ、そこで1年間過ごします。

その後米軍に志願し、陸軍情報部に配属され、日本軍の軍事暗号を解読したりしていたそうです。

1946年に始まった東京裁判では、日本側の通訳が正しいかどうかのチェックを任されたそうですが、そのときの重圧はものすごいものだったといいます。

戦争責任をめぐる裁判、アメリカと日本の間でかなり心情的に辛かったのではないでしょうか。

そして東京裁判が結審して間もない1950年、39歳にしてピストル自殺を遂げました。

東京裁判での重圧が原因と推測されますが、どんな理由があったのかはわかりません。

日系二世として生まれ、英語も日本語も堪能だったために起こった悲劇といえるでしょう。

そんな壮絶な人生を送ったデイヴィッド・アキラ・イタミさんが一人目のモデルです。

 

小栗旬演じる天羽賢治のモデルとされるハリー・K・フクハラ(福原克治)ってどんな人物?

 

 

広島出身の両親の元、1920年にワシントン州シアトルで生まれました。

4男1女ということなので、原作の賢治と同じですね。原作では最初の子がすぐに亡くなってしまいますが(T . T)

アメリカ名がハリー・カツジ・フクハラ(Harry Katsuji Fukuhara)、日本名を福原 克治(ふくはら かつじ)といいます。

父親は職業紹介所を経営していましたが、1933年、福原さんが13歳の頃亡くなってしまいます。

母親が英語が苦手だったことから、一家は広島へ戻ることになりますが、福原さんは日本の生活に馴染むことができなかったそうです。

1938年中学校を卒業するとともに単身渡米し、ロサンゼルスでバイトをしながら大学へ通っていました。

居候先の白人夫婦からとても可愛がられていたそうですが、太平洋戦争が始まったことで1941年、強制収容所へと収監されます。

収監されてから3ヶ月後に陸軍の語学兵募集に合格し、1942年に陸軍情報部日本語学校に入学。

1943年には語学兵としてニューギニアやフィリピンの戦線に行くようになりました。

当初は日本人だということで、白人の兵士たちから冷たい仕打ちを受けますが、機密書類の翻訳や日本人捕虜の尋問の成果から、次第に受け入れられるようになったそうです。

1944年、ニューギニアの日本軍捕虜収容所で広島のときの友人と再会、自殺をほのめかす友人を必死に説得し思いとどまらせることに成功しました。

広島への原爆投下を聞き、両親が広島出身の自分がアメリカ軍に志願したから広島に原爆が落とされたのか?と悩んだそうです。

そしてその後まもなく終戦となりますが、本来であれば弟がいた九州の部隊に赴くよう命令があり、もしかしたら弟と戦っていたかもしれません。

そうならずに済んだことは本当に良かったと思います。この史実は脚色され原作の中に織り込まれています。

戦後はアメリカ軍として神戸で通訳をしていましたが、家族の安否確認に広島を訪れ家族のもとへ行きます。

家は奇跡的に倒壊はしていませんでしたが、母親と長男の克己は被爆、克己は放射線障害で寝たきりのまま。

病院で治療を受けさすも半年後に亡くなったそうです(T . T)

はだしのゲンを思い出しましたが、原爆の恐ろしさというものを改めて感じますね。

唯一の被爆国である日本、このこともわたしたちが伝えていかなければならないことだと思います。

残った母親の面倒をみるため、アメリカの大学へ行くことを諦め軍人として留まっていましたが、1971年に除隊。

その後も日本の復興に尽力されたそうです。

晩年はカリフォルニア州で暮らし、2015年95歳でお亡くなりになりました。

このように、モデルとされる二人の人物を重ね合わせたのが天羽賢治だと思われます。

お二人とも壮絶な人生を歩まれ、多くの苦悩があったことでしょう。

そんなお二人の人生を合わせた天羽賢治、ますます小栗旬さんの演技が楽しみになってきましたね。

まとめ

二つの祖国結末ネタバレが悲惨すぎ!原作の戦争の悲しいラスト

テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「二つの祖国」は山崎豊子さんの原作です。

主人公の天羽賢治を演じるのは小栗旬さん♪ この天羽賢治は日系二世のお二人がモデルとされています。

一人はデイヴィッド・アキラ・イタミ(伊丹明)さん、もう一人はハリー・K・フクハラ(福原克治)さんです。

どちらも太平洋戦争で強制収容所に収監され、その後アメリカ軍に入隊しています。

ハリー・K・フクハラさんは除隊後アメリカで暮らし長生きされましたが、デイヴィッド・アキラ・イタミさんは自身が通訳のチェックをした東京裁判が終わって間も無く自殺されました(T . T)

壮絶な人生を送られた二人を重ね合わせたのが、ドラマの主人公天羽賢治です。

スタッフやキャストたちの熱い思いが込められたこのドラマ「二つの祖国」、みなさんは何を感じ取るでしょうか。

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