2023年4月からスタートしたNHK連続テレビ小説・朝ドラ「らんまん」は神木隆之介(かみきりゅうのすけ)さん演じる、主人公の槙野万太郎(まきのまんたろう)がついに上京し東京大学へ!
「らんまん」は実在の植物学者の牧野富太郎(まきのとみたろう)をモデルにした物語で、万太郎が東京にやってきて植物学の研究をスタート。東京大学の学生たちと一緒に、植物雑誌を制作したり、図鑑の製作に乗り出したりと忙しい日々を送ることになります。
そんな万太郎に大きな出会いがあります。それは、大畑印刷所(おおはた・いんさつじょ)の大畑義平(おおはた・ぎへい)。
俳優の奥田瑛二(おくだ・えいじ)さんが演じていると言うことで、重要な人物であることがわかりますね。
万太郎が石版印刷の技術を学ぶことになる印刷所の主人です。
そんな大畑義平にはモデルがいます!実在する印刷所の太田義二さんと言う方で、万太郎と同様にモデルの牧野富太郎さんにも印刷技術を教えた方です。
そして・・・太田義二さんは恋のキューピットでもある!?
今回は朝ドラ「らんまん」に登場する大畑印刷所(おおはた・いんさつじょ)の大畑義平(おおはた・ぎへい)の実在モデル・太田義二さんについてご紹介していきます。
大畑義平のモデルは実在の石版印刷所の太田義二!
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大畑義平とは?
神田にある「大畑印刷所」の主人。元火消しで、血の気の多い男。
\ 本日発表 /
2023年度前期連続テレビ小説
#らんまん 新たな出演者【物語の鍵を握る人々】④
東京大学植物学教室の助教授・徳永政市役は #田中哲司 さん。大畑印刷所の工場主・大畑義平役は #奥田瑛二 さん。義平の妻・イチ役は朝ドラ初出演の #鶴田真由 さんhttps://t.co/8VzFrQHQea— NHKアーカイブス (@nhk_archives) March 7, 2023
植物学雑誌の創刊に向け、万太郎(神木隆之介)は大畑(奥田瑛二)が営む印刷所へと向かう。描いた絵の筆遣いをそのまま印刷できる“石版印刷”の技術を習得したい万太郎は、大畑と妻・イチ(鶴田真由)に働きながら学ばせてほしいとお願いする。授業料も支払うという万太郎に、大畑とイチは驚きながらも承諾するのだった。一方、寿恵子(浜辺美波)は、白梅堂にはしばらく来ないと言った万太郎のことが気になっていて…
引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/113326242
上記は、6月5日放送の46話のストーリーです。
万太郎は植物学雑誌を制作するにあたり、石版印刷の技術を習得させてほしいと、神田にある大畑印刷所に行きお願いします。
授業料を払うと言う、万太郎の申し出を、驚きながらも受けた大畑印刷所の大畑義平。
ちなみに大畑義平の妻役は鶴田真由さんです。
鶴田真由、『らんまん』で朝ドラ初出演「憧れ続けた」(写真 全9枚)https://t.co/W2Tf8FLFzs
#鶴田真由 #NHK #朝ドラ #らんまん @asadora_nhk
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) March 7, 2023
こうして万太郎は、昼間は大学に通い、夕方6時から12時まで印刷所で働く忙しい生活を送ることになります。
体が弱かった万太郎・・・大丈夫なのか?心配になる展開ですね。
大畑義平のモデルは実在の石版印刷所の太田義二!
そんな万太郎に印刷技術を教える印刷所の主人・大畑義平には実在のモデルがいます!
牧野富太郎さんも万太郎と同じように、石版印刷の技術を教えた印刷所の太田義二さんと言う方です。
太田義二さんは、牧野富太郎さんに印刷技術を教えるだけでなく、恋のキューピットの役割を果たすことになります。
以降で詳しく太田義二さんと牧野富太郎さんの関わりについてご紹介していきます。
大畑義平のモデルは太田義二で牧野富太郎に印刷技術を教える!
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万太郎のモデルとなった牧野富太郎さんは、万太郎と同じように、田邊教授のモデルとなった矢田部良吉さんに会い、東京大学の植物研究室に出入りするようになります。
万太郎が西洋の音楽や植物画に興味を示すと、田邊から週末に開かれる西洋音楽の演奏会に誘われました。
「教授とお出かけじゃぁ!」
「お出かけぇ!?」
雑誌のお許しをもらえるチャンス到来…?#朝ドラらんまん#神木隆之介 #要潤 #前原瑞樹 #前原滉 pic.twitter.com/FdTa3Vf1vC
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) May 29, 2023
そして2人の学生と意気投合して、日本の植物学の将来について語り合い、植物雑誌を作ることになります。
大窪は、学会誌創刊に最初は激怒するも、万太郎から“巻頭のお言葉”の依頼を受け、まんざらでもない様子。
「学会誌!しっかりやれい!!」
無事、事務局長・大窪の承諾も得ることが出来ました!#朝ドラらんまん#神木隆之介 #前原瑞樹 #前原滉 #今野浩喜 pic.twitter.com/tN93BQaWFT
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) June 1, 2023
その東大生は、市川延次郎(後の田中延次郎)と染谷徳五郎の2人です。
おそらくこの2人の学生が波多野泰久と藤丸次郎のモデルになるのかな?と思います。
そしてドラマと同様に矢田部良吉教授に許可をもらい、学会から植物学雑誌を発行することになります。
この「植物学雑誌」の創刊作業をすすめる過程で牧野富太郎さんは、神田で錦町の石版印刷所を開いていた太田義二さんを訪ねて、「印刷技術を学びたいから、給料はいらないので、夜間見習いとして雇ってもらえませんか?」とお願いします。
太田さんは、驚きますが、富太郎さんの植物の本を出版するためと聞くと、若者を応援したい!と思い、承諾したそうです。
こうして昼は植物画を描き、夜は印刷所で働き、石版印刷を学ぶ日々が1年ほど続いたそうです。
この時の技術がその後の富太郎さんの出版物に大いに生かされることになるのでした。
大畑義平のモデルは太田義二で牧野富太郎と妻・寿衛子の恋のキューピット!?
牧野富太郎さんに大きな影響を与えた太田義二さんですが、もう一つ、人生を変える大きなかかわりがあったんです。
それは、朝ドラ「らんまん」の西村寿恵子(浜辺美波)のモデルとなった牧野富太郎さんの妻・寿衛子さんとの関係を取り持ってくれたのが、なんと太田義二さんだったんです。
東京の大学の植物学の教室に通っていた当時、牧野さんは麹町三番町(現在の千代田区三番町)の若藤宗則さんという家の2階に下宿していました。
そして下宿先から大学に通う道にあった、小川小路(現在の千代田区小川町付近)の菓子屋さんの娘が小澤壽衛子さんでした。
壽恵子さんに一目ぼれした富太郎さんはお店に通ったそうです。
壽恵子さんに会いに菓子屋に通った富太郎さんですが、当時は年頃の女性が、見ず知らずの男性と気軽に話すような雰囲気ではなく、壽恵子さんは真っ赤になってうつむいてしまい、親しくなることはできませんでした。
ドラマの寿恵子は初対面から、普通に万太郎と会話をしていたので、実際とは違っているようですね。
演奏会でクララが歌っていた”The Last Rose of Summer”。
「この歌は景色の歌じゃない。きっと本当の意味がありますき」
「本当の意味?」
「愛する者なくして、誰が、たったひとり、生きられようか?」
万太郎と寿恵子、互いに見つめあうが――。#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波 pic.twitter.com/IMygIMK8cZ
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) May 31, 2023
どうやって親しくなってよいものか?わからない富太郎さんは、悶々として日々を過ごしたそうです。
そんな中、印刷技術を学んだ、印刷所の太田義二さんが、壽恵子さんの菓子屋の近くだと気づいた富太郎さん。太田義二さんに頼み込んで、寿衛子さんのことを聞きます。
そして、太田義二さんは、壽恵子さんの名前、父親が元彦根藩士の小澤一政さんで維新後は陸軍に勤めていたが、数年前に亡くなってしまったと言うこと、そして父親が生きていた時は暮らしは豊かだったが、亡くなった後は、広大な家屋はすぐに人手に渡ってしまい、いくばくかの財産も遣い果たしてしまい、母親が菓子屋を営んで、子供たちを育てていたことを調べ上げるのでした。
こうして、太田義二さんは、壽恵子さんとの縁談を仲立ちしてくれて、なんと2人の縁談は進み、結婚したんです。
牧野富太郎さんにとって、仕事でお世話になっただけでなく、プライベートでもお世話になった方だったんです。
もし富太郎さんが印刷技術を太田義二さんから学んでいなかったら、壽恵子さんとの結婚はなかったかもしれません。
朝ドラ「らんまん」でも実話通りでないですが、万太郎が大畑義平に寿恵子との仲人を頼むことがわかっています。
このように重要人物がモデルである大畑義平が万太郎とどのように関わりを持っていくのか?注目です。