西村寿恵子のモデルは小澤壽衛子【スエコ】で2番目の妻？貧乏生活を支えた妻！

西村寿恵子に出会う万太郎！モデルは牧野富太郎の妻・小澤壽衛子！

白梅堂【はくばいどう】のモデルは小沢！らんまんの和菓子屋

西村寿恵子に出会う万太郎のネタバレは？

まずは、主人公の万太郎が、運命の人・西村寿恵子に出会う、4月19日放送の13話のストーリーをご紹介です。

汽車や蒸気船を乗り継ぎ、ようやく東京へ着いた万太郎（神木隆之介）と竹雄（志尊淳）。二人が訪れた上野の博覧会会場には、見たことのない華やかな世界が広がっていた。万太郎は峰屋の当主として酒の品評会に参加するが、下戸なのに無理して酒を飲んだため酔っ払ってしまう。会場の外に飛び出した万太郎は、ある女性と出会う。それはのちに人生の伴侶となる寿恵子（浜辺美波）だった。

引用元：https://tv.yahoo.co.jp/program/111585247

峰屋の当主として酒の品評会に参加する名目で初めて東京にやってきた万太郎。竹雄も一緒です。

連続テレビ小説らんまん Ｐａｒｔ　１/ＮＨＫ出版/長田育恵

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「酒の品評会」というのは口実で、本来の目的は、東京にいる憧れの植物学者に会うためにやってきたのでした。

そんな万太郎がまずやってきたのは、上野の博覧会会場。

そこでお酒を飲んだ万太郎は・・・なんと一口で酔っぱらってしまいます。なんと万太郎は下戸だったんです。

酔った万太郎は、笑いながら会場を出て、竹雄が目を離したすきに、広場のエノキに登ってしまいます。

「万太郎」を見かねて声をかけたのは、博覧会に出展していた菓子屋「白梅堂（はくばいどう）」の娘の寿恵子でした。

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「あなたはどなたですか？」と言うと、酔った万太郎は「カエルじゃ・・・」と答えます。

寿恵子が困っていると、竹雄がやってきたので、寿恵子は竹雄に万太郎を託して人ごみに消えてしまうのでした。

と言うことで、寿恵子との初対面は、酔っていた万太郎。

再び寿恵子に再会するのは、万太郎が本格的に上京し、東京で下宿を始めた時でした。

西村寿恵子とは？菓子屋の娘

西村 寿恵子
(浜辺 美波)
東京の下町で母と菓子屋を営んでいたが、万太郎と運命的な出会いを果たし、後に結婚。
植物研究に金をつぎ込む夫のために、あの手この手で苦しい家計をやりくりし、最終的にはあっと驚く方法で家族を救う。万太郎や子どもたちと、貧しくも楽しく明るい家庭を築く。

引用元：https://www.nhk.jp/p/ranman/ts/G5PRV72JMR/

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寿恵子は、菓子屋の娘です。これから万太郎の東京で再会して、結婚することになります。

西村寿恵子のモデルは牧野富太郎の妻・小澤壽衛子！

西村寿恵子のモデルは、万太郎のモデルとなった牧野富太郎さんの妻・小澤壽衛さんです。

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みなさ～ん！
📺 総合・今夜7時30分～
「ようこそ！牧野富太郎の植物らんまんワールド」
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朝ドラ「#らんまん」の主人公のモデル、植物学者 #牧野富太郎
1500もの植物を命名した、日本植物学の父です

魅惑の植物ワールドを、富太郎さん流で大冒険！#ダーウィン植物部#ダーウィンきのこ部 pic.twitter.com/2EVLx8snYk

— ダーウィンが来た！ (@nhk_darwin) April 16, 2023

牧野富太郎さんとの間にはたくさんのお子さんが誕生！しかし・・・研究に没頭するあまり、貧乏生活を強いられることに。

そんな貧乏生活を支えたことでも有名な妻の小澤壽衛子さんについて、以降で詳しくご紹介していきます。

西村寿恵子のモデルは小澤壽衛子【スエコ】で2番目の妻だった

【牧野富太郎】実家の酒屋の岸屋の現在とは？破産した後は？

そんな西村寿恵子のモデル・牧野富太郎さんの妻・小澤壽衛子（牧野壽衛）さんですが、牧野富太郎さんの自伝にもエピソードが登場する奥様です。

牧野富太郎さんが65歳の1927年に発見した新種の笹に、亡くなった壽衛子さんの名前から「スエコザサ」と名付けていることでも知られています。

しかし、実は2番目の妻だったことをご存じでしょうか？

妻と言えば多くの、富太郎さんに関する著書に寿衛子さんの名前が書かれています。２番目の妻だるとか、１番目の妻の存在はあまり描かれていないかもしれません。

しかし、なんと牧野富太郎さんにはもう一人、妻がいました。１人目の妻は、牧野富太郎さんの従妹のお猶さん。

ところが、牧野富太郎さんの自伝には、妻であったはずのお猶さんの名前が登場していません(^^;一体なぜでしょうか？

草木とともに　牧野富太郎自伝 /ＫＡＤＯＫＡＷＡ/牧野富太郎

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書籍によっては、お猶さんの情報が書かれているものもありますが、全く触れていないものも。実は富太郎さんの祖母によって結婚するように言われた富太郎さんが結婚した相手で、兄弟のように育ってきた相手とのこと。おそらく恋愛感情のようなものは、なかったのでは？と言われています。

お猶さんについては、以下の記事に詳しくご紹介しています。

牧野富太郎の妻は従妹の牧野猶！壽衛子は2人目で妾だった？

また、牧野さんに関する書籍などには、書かれていないのですが、寿衛子さんと出会った時期は、またお猶さんと結婚していた時期、いわゆる不倫？？当時だと妾状態だったという説もある寿衛子さん。

もちろん、お猶さんと離婚した後に、寿衛子さんと結婚するわけなのですが、お猶さんと結婚している時期も、一緒に暮らしていた可能性があります。

西村寿恵子のモデルの小澤壽衛子【スエコ】と牧野富太郎の出会いは和菓子屋！

らんまん綾の結婚相手は竹雄？幸吉かネタバレ！実在モデルについても

お猶さんと離婚した後、小澤壽衛子さんと結婚する牧野富太郎さん。

ドラマでは、初めて上京した時に、運命の出会いをした２人ですが、牧野富太郎さんと小澤壽衛子が出会うのは、もっと後です。

牧野富太郎さんも万太郎と同じように、実家の酒屋の家業を継ぐようにずっと言われていましたが、植物学にのめりこみ、家業そっちのけで、植物学の研究に没頭。

上京をするなど、家を空けることが多かった富太郎さん。

東京の大学の植物学の教室に通ったりしていましたが、当時、牧野さんは麹町三番町（現在の千代田区三番町）の若藤宗則さんという家の２階に下宿していました。

そして下宿先から大学に通う道にあった、小川小路（現在の千代田区小川町付近）の菓子屋さんの娘が小澤壽衛子さんでした。

壽恵子さんに一目ぼれした富太郎さんはお店に通ったそうです。

西村寿恵子のモデルの小澤壽衛子【スエコ】と牧野富太郎の結婚は知り合いに仲立ちを依頼！

壽恵子さんに会いに和菓子屋に通った富太郎さんですが、当時は年頃の女性が、見ず知らずの男性と気軽に話すような雰囲気ではなく、壽恵子さんは真っ赤になってうつむいてしまい、親しくなることはできませんでした。

どうやって親しくなってよいものか？わからない富太郎さんは、悶々として日々を過ごしたそうです。

そんな中、当時、付き合いのあった神田錦町の石版屋の主人に頼み込んで、寿衛子さんとの縁談を仲立ちしてもらい、なんと2人の縁談は進み、結婚したとのこと。

当時父親は既に亡くなっていて、父親が亡くなる前は、比較的、裕福な暮らしをしていたらしい寿衛子さん。

そのあと、壽衛子さんの母親は、自分で子供たちとの生活を支えるために、菓子屋を開いてお金を稼いだ苦労人だったようです。

ちなみに、話を聞いてみると寿衛子さんも、店に通っていた富太郎さんに好感を持っていたそうです。

牧野富太郎さんの自伝では寿衛子さんとの出会いから結婚を「わが初恋」と題して説明しています。

しかし実際は前の妻のお猶さんと結婚しているときに、寿衛子さんとも恋愛関係になり、なんと寿衛子さんは妊娠してしまった・・・という話もあります。

そして明治23年に2人は結婚することになります。

当時、富太郎さんは29歳、壽衛子さんは18歳だったとのことです。

西村寿恵子のモデルの小澤壽衛子【スエコ】は貧乏生活を支えた！

そのあと、どんどん子供が生まれ大家族の大黒柱となった富太郎さん。

研究では様々な苦難を強いられた富太郎さんでしたが、結婚生活は幸せに満ちていたそうです。

多くの子宝に恵まれた小澤壽衛子さん。中には早く亡くなってしまったお子さんもいたそうです。

最終的に子どもは13人生まれ、無事に成長したのは7人とのことです。

しかし・・・富太郎さんは家族の生活よりも植物学に熱中し、お金を費やしていきます。

また実家が金持ちだったこともあり、お坊ちゃん育ちの富太郎さんはお金に無頓着だったとのこと。前後も考えずに財産を使うことがクセになっていたそうです。

実家にも多くの金を借りていた富太郎さん。しかし、その借金も要因の１つかもしれないんのですが、実家の酒屋は破産してしまいます。そのあとは、実家に頼ることができなくなった富太郎さん。

富太郎さんの俸給の千倍もの借金を抱えた壮絶な貧乏暮らしだった時期もあったそうです。

ドラマにも登場しましたが、研究に必要だと思える蔵書や標本は増える一方でそれだけで八畳二間がふさがるほどでした。

家賃が滞るたびに引っ越しを繰り返す日々でした。

そして借金はどんどん膨れ上がっていったそうです。

しかし妻の寿衛子さんが牧野富太郎さんを尊敬し、子供たちに「我が家の貧乏は学問のための貧乏だから恥ずかしく思わないように」と日ごろから諭していたそうです。

また、債権者を追い払うのは、寿衛子さんの役割だったそうで、出産から日が浅い時でも、遠方の債権者に断りに出かけたこともあったそうです。

そのおかげで、富太郎さんは奥の部屋で研究や執筆に没頭できたそうです。

西村寿恵子のモデルの小澤壽衛子【スエコ】は家計を支えるために待合を経営！そして別れが

そして富太郎さんの借金を返すために、寿衛子さんは「待合」と呼ばれた宴席や会合を行う料亭「いまむら」で働きはじめ、そのあと、廃業危機となった「いまむら」を引き継いで経営することになります。

しかも官立大学で働く富太郎の妻が、水商売である「待合」で働くことは都合が悪かったようで、なんと寿衛子さんは富太郎さんや子供たちと別居して待合の仕事に打ち込んだそうです。

このように、富太郎さんを支え続けた2人目の妻・寿衛子さん。

そしてやっとの思いで大正15年（1926年）に東京の大泉に我が家を立て引っ越しをします。

しかし病に侵されてしまった寿衛子さんは昭和3年（1927年）55歳に死去します。

竹笹園には、#らんまん の主人公・牧野富太郎博士が妻の寿衛子さんにちなんで名付けられたというスエコザサも、もちろんあります。
北山エリアの自然史と文化史を尊重したい。#京都府立植物園を守りましょう pic.twitter.com/vEIHlCudTD

— みどりのもへじ (@greenmoheji) March 28, 2023

悪性の腫瘍だったとのこと。

そのあと、牧野富太郎さんは1927年に発見した新種の笹に、寿衛子さんの名前から「スエコザサ」と名付るのでした。