鎌倉殿の13人の意味は?タイトル由来は13人の合議制だけど違う13人?

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2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人(かまくらどののじゅうさんにん)」が1月9日(日)夜8時からついにスタートします。

主人公は鎌倉幕府の二代執権となる北条義時(ほうじょうよしとき)で小栗旬(おぐりしゅん)さんが演じることも注目を集めていますね。

脚本は「新選組!」「真田丸」を手掛けた三谷幸喜さんで、平安時代から鎌倉時代の予測不能なエンターテインメントが描かれます。

そして皆さんが気になっているのはタイトルの「鎌倉殿の13人」の意味だと思います。

タイトルに「13人」とあるので、13人って誰のこと??疑問に思うと思います。

鎌倉時代の「十三人の合議制」という制度が由来なのですが、この合議制のメンバー13人だけを意味しているだけではなさそうなんです!

今回は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の意味、由来となった「13人の合議制」についてご紹介します。

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目次

鎌倉殿の13人の意味は?源頼朝と13人の合議制!

千鶴丸【頼朝の息子】の死・暗殺や生存説の実話とは?

ドラマ「鎌倉殿の13人」のストーリーとは?主人公は北条義時

2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、平安末期から鎌倉時代に活躍した北条義時の生涯を描く物語です。

北条義時という名前を聞いたことが無い方でも、源頼朝の妻で尼将軍と呼ばれた北条政子のことは知っているのでは?

義時は北条政子の弟で、源頼朝を支えた後、鎌倉幕府の二代執権となった人物です!

「執権(しっけん)」とは鎌倉幕府において将軍を補佐する最上位の役職のこと。

今回の大河ドラマで義時を演じるのは小栗旬さん。

そして頼朝を大泉洋さん、北条政子を小池栄子さんが演じるですよね〜。

「鎌倉殿の13人」のタイトルの意味は「十三人の合議制」の13人?

鎌倉殿の13人とは誰のこと?キャスト俳優は?

そんな大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のタイトルですが、脚本家の三谷幸喜さん曰く「今までの大河とはちょっと違う的なものにしたい」と思い試行錯誤を重ねた結果決定したそうです。

大河ドラマの長い歴史の中でも「13」のような算用数字を用いたタイトルは初めてなんだとか。

「鎌倉殿」は源頼朝のこと、「13人」とは頼朝の死後、合議制で政治を動かした家臣の人数を示しています。

その合議制が歴史用語では「十三人の合議制」と呼ばれているんです!

以降で「十三人の合議制」とそのメンバーについて詳しくご紹介したいと思います。

鎌倉殿の13人のタイトル由来の「13人の合議制」とは?

【鎌倉殿の13人】千鶴丸役の子役の太田恵晴がかわいい!悲しすぎる史実も

源頼朝が作った鎌倉幕府は、征夷大将軍である頼朝を中心に「政所(まんどころ)」「侍所(さむらいどころ)」「問注所(もんちゅうじょ)」で政治が行われていました。

政所とは、財政や政務をつかさどる幕府の中心的な行政機関。

侍所とは軍事をつかさどり、問注所は訴訟や裁判事務を担当する機関です。

そして頼朝が亡くなり、嫡男の頼家(よりいえ)が二代将軍に就任したとき「十三人の合議制」が導入されることになります。

「十三人の合議制」とは、頼家への訴訟の取次ぎをする者を有力御家人である宿老13人に限ると定めたものです。

ちなみに「御家人」とは、将軍直属の家臣のことを指します。

鎌倉幕府の歴史書である「吾妻鏡(あずまかがみ)」によると、頼家が無能であるために有力御家人たちが幕政から頼家を遠ざけるために設置したという説もあるそう。

しかし13人が実際に集まって合議をしたという記録は確認できていないんですって(^_^;)

「十三人の合議制」が若い将軍・頼家を経験豊富な有力御家人たちが支えた政治体制であることは間違いないのですが、この体制が発足したわずか8か月後にはメンバーの一人が一脚し、さらに亡くなるメンバーも増えていきます。

その後鎌倉幕府の内部抗争の中で、「十三人の合議制」は権力争いの舞台となっていくのです!

気になる合議制の13人の顔ぶれを以降で見ていこうと思います。

鎌倉殿の13人の由来の「13人の合議制」のメンバーは?

①北条義時(ほうじょうよしとき) 【小栗旬】

「鎌倉殿の13人」の主人公!

頼朝に特に信頼されていた家臣で北条時政の息子。のちに鎌倉幕府の二代執権となる。

合議制の中では37歳と最年少で選ばれるも、訴訟取次などをした記録は見当たらない。

 

②北条時政(ほうじょうときまさ) 【坂東彌十郎】

義時の父親で、のちに初代執権となる。

書状の文字が美しく、頼朝の時代には後白河法皇との交渉役として活躍をした。

 

③比企能員(ひきよしかず) 【佐藤二朗】

北条氏と並ぶ鎌倉幕府の有力御家人の一人。

養母の比企尼は頼朝の乳母。のちに北条氏と対立し比企氏は滅ぼされる。

 

④梶原景時(かじわらかげとき) 【中村獅童】

頼朝に信頼された側近中の側近の一人。

頼朝、頼家と二代に渡り重用されたことで、他の御家人の反発を買い「十三人の合議制」発足から8か月後に幕府から追放されてしまう。

 

⑤三浦義澄(みうらよしずみ) 【佐藤B作】

「平治の乱」の頃から頼朝に仕え、絶大な信頼を得ていた。

73歳の最年長で合議制に選ばれるも、梶原景時が追放された三日後に死亡。

 

⑥和田義盛(わだよしもり) 【横田栄司】

初代侍所別当。※別当とは長官のこと。

のちに義時への恨みで争いが起こり滅ぼされてしまう。

 

⑦安達盛長(あだちもりなが) 【野添義弘】

頼朝を幼いころから支えてきた側近中の側近。

合議制に選ばれたのち、義澄と同時期に死去する。

 

⑧大江広元(おおえひろもと) 【栗原英雄】

朝廷の官人をしていたことから、頼朝と朝廷との交渉の役を担っていた。

初代政所別当を務め、次々に起こる政争とは距離を置き、北条氏と共に幕府を支えた。

 

⑨三善康信(みよしやすのぶ) 【小林隆】

問注所の長官である初代執事。

京での人脈や実務経験を生かして活躍した。

 

以上、9人のキャストは決定していますが、残り4人の合議制メンバーのキャストは明らかになっていません。

⑩八田知家(はったともいえ)

⑪足立遠元(あだちとおもと)

⑫中原親能(なかはらちかよし)

⑬二階堂行政(にかいどうゆきまさ)

 

この13人のうち、三浦義澄、安達盛長、足立遠元、そして北条義時に関しては、将軍・頼家への訴訟取り次ぎを担う「奉行」を務めた記録が無いといいます。

それでも13人の中に選ばれた理由は何故なのか?

義澄、盛長は年長者だった為、遠元と義時は派閥の調整のために引き込まれのではと言われているそうですよ。

鎌倉殿の13人意味と由来は「13人の合議制」だけど違う13人?

ここまで「鎌倉殿の13人」のタイトルの由来は「十三人の合議制」という体制からであると説明してきました。

しかし、「13人」は合議制の13人だけじゃない?という興味深い話が、NHKのガイド誌に掲載されていたんです!

以下は制作統括の清水拓哉氏のコメントです。

「タイトルにある13人は鎌倉幕府2代将軍・頼家を支えた十三人の合議制をかならずしも意味していません」

え!?そうなの!?という感じですよね。

幕府の建設に貢献し頼朝の死後に権力闘争を繰り広げた13人を指しているそうで、一人の英雄の成功譚ではなく、多様な個性の群像劇を楽しんでもらいたいと語っていました。

政治の表舞台に立つ男性だけでなく女性の政治的活躍にも焦点が当たるそう。

北条政子のみならず、北条時政の後妻りく(牧の方)、後白河法皇の寵姫・丹後局(たんごのつぼね)も権力闘争に大きく関わっていく姿が描かれるみたいです!

もしかしたら史実の「十三人の合議制」でキャストが明らかになっていない4名の人物は名前だけの登場なのかもしれません(^^;)

今後発表される可能性はあり得ますが、すでに発表されている女性キャストの小池栄子さん、宮沢りえさん、鈴木京香さんが13人の役割を担う可能性もありそうです。

権力闘争を繰り広げる13人とは誰なのか?

三谷幸喜さん脚本の作品なので、ドラマを見ていくと徐々その人物が明らかになっていくという興味をそそる展開になっていく可能性もありそうですね(^^♪

 

鎌倉殿の13人とは意味は?タイトル由来まとめ

今回は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のタイトルの意味由来についてネタバレ紹介しました。

「鎌倉殿」は源頼朝、「13人」は十三人の合議制を意味していることが分かりました。

しかし、制作陣の話によると13人は必ずしも「十三人の合議制」を意味していないとのこと!

頼朝の死後に権力闘争を繰り広げた13人を指していると語っていたので、頼朝の死後となる物語の中盤でその本当の意味が明らかになりそうな予感がしますね。

そんな「鎌倉殿の13人」は2022年1月10日夜8時からスタートです!

平安、鎌倉時代を描く大河ドラマは「平清盛」以来でかなり久々なので、個人的にはとっても楽しみにしています(^^)/

 

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