10月29日放送のTBSドラマ「陸王」第2話でソールの新素材「シルクレイ」の回になりそうです。
原作ファンには嬉しい寺尾聰さん演じる飯山晴之(いいやまはるゆき)の登場です。
第2話にして物語が盛り上がってきました。ここで気になる「シルクレイ」という素材。実在するのでしょうか?モデルなど本当にあるのでしょうか?
原作小説から「シルクレイ」のネタバレと、「シルクレイ」特許を所持する飯山晴之の原作のネタバレなどまとめていきます。
陸王でシルクレイとは?飯山晴之との関係についても
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/26032″]「こはぜ屋」存続のために取引先銀行から勧められた提言を振り切り、「陸王」開発の覚悟を決めた宮沢(役所広司)。しかし、開発への道のりは遠く険しいものだった。目下、いちばんの懸案事項となっているのは、靴底のソール部分だ。試作で採用された生ゴムのソールでは、ランニングシューズで求められる耐久性は望めなかった。
そこで従来の素材に見切りをつけた宮沢は、以前、坂本(風間俊介)から紹介された、繭で作られた特殊素材「シルクレイ」を思い出す。ソールの素材としても期待のできる有望なものだと、ランニングインストラクターの有村(光石研)から太鼓判を押されたシルクレイだが、その特許を持つのは飯山(寺尾聰)という人物だ。飯山は2年前に自社を倒産させてしまい、それから消息不明だったのだが、坂本の助けもあり宮沢は飯山と会えることに。しかし、飯山は……。
引用元:http://www.tbs.co.jp/rikuou_tbs/story/
ということで、宮沢が悩んでいたソールに使う新素材に支店に飛ばされてしまった銀行員坂本から勧められた繭の「シルクレイ」の使用を検討することになります。
原作でも坂本が飛ばされた支店で偶然見つけた繭素材のサンプルに目をつけて、自ら調べ、特許を飯山晴之が所持していることを調べて宮沢に話します。
そう、宮沢たち「こばせ屋」のことを考えて仕事とは別の思いから「こばせ屋」に協力する坂本が素晴らしい展開です。
そして、その飯山晴之ですが、なかなか曲者です。
以下、ドラマ公式の人物紹介です。
飯山晴之(いいやまはるゆき)寺尾 聰:「シルクレイ」の特許所持者
「飯山産業」の元社長。繭の特殊加工技術を考案し「シルクレイ」を生み出したが、開発に莫大な資金をかけたことで会社は倒産。死蔵特許となってしまった「シルクレイ」を頼りに、一発逆転を狙っている。
引用元:http://www.tbs.co.jp/rikuou_tbs/character/
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/26453″]原作では・・・根は悪い奴じゃないのですが、会社を倒産させて、自己破産したものの、闇金融などから借りたまま自己破産したので、恨みを買っているからといって、まともに働いていない毎日で、奥さんに食べさせてもらっているかなり落ちぶれた生活。
しかし「シルクレイ」の可能性には賭けていて「シルクレイ」に興味を示した坂本と宮沢に「俺の特許を使うなら5千万円は払え」と、あり得ない金額を言いだし2人を悩ませます。
さすがの人の良い坂本も飯山にキレる感じです(笑)
しかも「シルクレイ」のための設備投資には1億円かかると言います。
社員のお給料を払うことがやっとの「こばせ屋」には無理難題ですね。
シルクレイは実在する?実際にモデルとなった素材があるの?
気になる素材「シルクレイ」って実在するのでしょうか?
このドラマは「こばせ屋」や「足袋型シューズ」など参考になったモデルなどがあると言われています。
今回も「シルクレイ」が実在するのか?モデルがあるのか?気になるところです。
ちなみにシルクレイとは
繭で作られた特殊素材「シルクレイ」。飯山が持っているのは、繭の特殊加工技術の特許です。
もとは繭なので型さえつくれば整形は簡単でしかも環境にやさしい。
また天然繊維である繭の特性として強靭で軽く、防虫効果がある。
ちなみに繭って高いのかな??って思ったらそうでもないみたいです。
以下、小説の一文です。
「もともと群馬県の産地ではありますが、この加工をするのに上等な繭は必要なく、くず繭で十分対応できるようです。確認してみないことにはなんとも言えませんが、安く量産できると私は思っています。」
そして、シルクレイが実在するかという点については、原作小説によると・・・
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/26444″]「オレの特許で製造した素材の名前だほ。オレのネーミングだ。絹のシルクに粘土のクレイを合わせた造語で。どうだ」
「いいと思います」宮沢はこたえた。いいネーミングだと思うしその名前を口にするとき、この素材に対する飯山の愛情を感じる。
というように飯山が付けた名前であることが説明されています。
「シルクレイ」とは小説でのオリジナルの名前のようです。
飯山は小説にある通り、シルクレイの開発特許に命がけで挑み、志半ばに会社は倒産。
このシーンでは「5千万」「一億円」と口にした飯山が「高くじゃない、適正価格で売れと言ってるんだ」とシルクレイを使用する「陸王」の価格を上げるように要求。
しかし、シルクレイの可能性を信じたい飯山の思いが伝わってくるシーンでした。
今後のシルクレイと飯山の原作のネタバレは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/24959″]こばせ屋や、弱小中小企業。大金など払える訳もなく、飯山は宮沢の申し出を受ける気はありませんでした。
しかし「東京第一商事」という大企業から飯山に打診がありアメリカの発動機メーカーが新しく開発しているヨットの部材にシルクレイの特許を使用させて欲しいという申し出が入ります。
「採用されれば相当の商売になる。一発逆転だ」と鼻息を荒くしながら、期待する飯山。
しかし、見事その話はダメになります。
落ち込む飯山。そのタイミングで宮沢から再度「陸王」へシルクレイ使用の御願い電話が。
しかも宮沢はお金を出せない代わりに、飯山に「こばせ屋」に来てもらって会社でのモノづくりや熱意を見て欲しいと思い、飯山に「こばせ屋」に来てくれるように懇願。
大手企業の話がなくなった良いタイミングだったのもあり、また奥さんに「いいじゃない、あなた。地道にやろうよ」という言葉が背中を押し、こばせ屋に行くことに。
ここから「こばせ屋」を訪問した飯山。もともと熱い思いがあり、堅実で真面目な飯山。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/26330″]
宮沢の話を聞き「こばせ屋」に協力することに。
しかも「顧問としてこばせ屋で飯山を雇う」という条件で。
飯山は「こばせ屋」のある行田に引っ越しして、自堕落な生活を抜けて奥さんと一緒に再出発することに。
その後・・・当然ですが、簡単にはいきません(笑)
飯山は宮沢の息子の大地とペアになって開発をすすめますが、思うように納得するものができません。
なかなかうまくいかないので、飯山と大地が感情的になりぶつかったりします。
でも、こういうのが、池井戸ドラマの醍醐味ですね(^_^;)
そんな飯山と宮沢たちのチーム「陸王」に今度はアトランティスを退社するシューフィッター村野が加わり、物語は更に盛り上がってきます。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/24400″]というように、「陸王」の制作に欠かすことのできない「シルクレイ」と飯山。
ちなみに飯山のネタバレを結末までは以下の記事にまとめてあります。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/26039″]
今後、ドラマではどのように描かれるのか注目です。