2017年春からの連続テレビ小説が「ひよっこ」(月~土 午前8:00~総合ほか)に決まり、主演でヒロインは有村架純さんです。
「ひよっこ」ってこれから成長する人間に対して、「まだ青二才」「まだ幼い」などの意味で使う言葉ですよね!
いかにも成長していくヒロインを描く朝ドラって感じがしますね。
今回は朝ドラ「ひよっこ」のモデルが誰なのかまたドラマの舞台ついて、原作や脚本家さんについてなどなどまとめてみました!
「ひよっこ」のモデルはいるの?時代背景は?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/15153″]ひよっこのモデルについて調べてみたのですが、今回は特にモデルがいないことがわかりました。
完全オリジナル・ストーリーということです!
この辺り「べっぴんさん」「とと姉ちゃん」と実際のモデルがいるストーリーが続いたのでこのような完全オリジナルは久々ですね。
しかし、「ひよっこ」はヒロインみね子が東京オリンピックが開催された1964年に茨城県から集団就職で東京に出てくるストーリーです。
なので「ひよっこ」のモデルはいませんが、東京へ集団就職した若者たちがモデルといえるのかもしれないです。
高度経済成長期の日本では工場は大量生産に追われ、大都市の労働力不足が大変な問題になっていました。
そこで、地方の貧しい農村の中学卒業者が都市部で大量に就職する集団就職が推奨されていたのです。
そんな中学卒業後の15歳で地方から大都市圏にでて働く若者は「金の卵」と歓迎されました。
貧しい家の子供には農家の奉公か集団就職しか道はなかったといいます。
「将来を考える暇もなく上京前は涙で枕を濡らした、寂しさでいっぱいだった。」といいます。
この「金の卵」達、低賃金で長時間働かされて戦前の丁稚奉公より待遇は悪かったといいますからそれは悲惨です。
現在はブラック企業とか問題になっていますが、当時はその比じゃなかったことが想像できますね(>_<)
まだ若いのに仕事しかない人生を余儀なくされてしまったのです。
自分で独立したくても資金もなく、つまり低賃金長時間労働の輪廻からなかなか抜け出したくても抜け出せない恐ろしい仕組みだったのです!
そんな中「金の卵」達はグループをつくって仲間で励ましあってなんとか気持ちを奮い立たせながら仕事をがんばっていたといいます。
この「集団就職」が衰えをみせはじめたのは昭和40年代後半ということです。
そのころには工場のオートメーション化が進み、高校進学率は90%を超えたそうです。
「集団就職」「金の卵」どちらも日本国の高度経済成長の闇と言われています。
ここまで読むと、「ひよっこ」はなんだか苦しい時代を生きて働いてばかりで何かを我慢してばかりのような暗いイメージになってしまいますが、朝ドラの脚本がそんなネガティブなもので終わってしまうとは考えられません!
きっと誰もが驚くほどの強さと明るさで逆境のなかでも信じる道を歩んでいけるスーパーヒロインが描かれているのではないでしょうか?
毎朝、「ひよっこ」を見て元気をもらいたいですよね!
ひよっこのあらすじとは?
あらすじ
1964(昭和39)年秋。東京オリンピックが目前に迫っていたが、谷田部みね子(17)は今ひとつ実感が湧かない。
みね子は、茨城県の北西部にある山あいの村・奥茨城村(※)で育った。交通の便が悪いため、同じ関東なのに東京は遠い世界のように思える。みね子の家は6人家族。
不作の年に作った借金を返すために、父は東京に出稼ぎに行っている。
高校を卒業したら、農家の仕事を手伝って祖父と母に楽させてあげたい…。
そう思っていたみね子の人生は、お正月に父が帰ってこなかったことで一変する。
「お父さんの分も働いて仕送りします。東京に行かせてください」
東京に行けば、いつかきっと父に会える気がしたのだ。
2人の幼なじみと一緒に集団就職で上京したみね子は、墨田区の工場で働き始める。
初めて見る東京は、想像をはるかに超えた大都会で戸惑うことばかり。
低賃金に長時間労働。
“金の卵(※)”を待ち受けていた現実に時々くじけそうになるが、東北各地から上京してきた寮の仲間たちや舎監さんが心の支えとなっていく。
友人や仲間たちとの泣き笑いの日々の中で、みね子はさまざまな出会いと別れを経験しながら試練を乗り越え、見知らぬ町だった東京にしっかりと根を張っていく。
※奥茨城村…ドラマ上の架空の村 ※金の卵…地方からの若年労働者。60年代“金の卵”の主役は、中卒から高卒になった。64年の流行語。
引用元:http://www.nhk.or.jp/hiyokko/cast/
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/15152″]ヒロインは田舎の平凡な高校生です。
それがお正月に出稼ぎに行った父が帰ってこなかったことをきっかけに、ヒロインは父を捜すために上京することを決意します!
自分の殻をひとつ破って幸せな家族を取り戻すためにとにかく!何もわからないけど!乗り出していくのです!
なんだか心から応援したくなるヒロインですね!
「ひよっこ」の脚本家とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/12180″]それでは気になる脚本家さんについて見てみましょう!
岡田惠和さんです。
1959年東京都出身。90年ドラマ「香港から来た女」(TBS)で脚本家デビュー。 繊細なタッチの物語世界とポジティブなキャラクター造形、会話劇で幅広いファン層を獲得。
多彩な作風で連続ドラマを中心に、映画、舞台などの脚本を手がけている。
99年ドラマ「彼女たちの時代」(フジテレビ)で文化庁芸術選奨文部大臣新人賞を受賞したのをはじめ、2001年前期連続テレビ小説「ちゅらさん」で向田賞と橋田賞、14年ドラマ「続・最後から二番目の恋」(フジテレビ)で東京ドラマアウォード脚本賞、
NHKドラマ10「さよなら私」で文化庁芸術選奨文部科学大臣賞など多数の受賞歴がある。連続テレビ小説の執筆は、01年前期「ちゅらさん」、11年前期「おひさま」に続き、3回目となる。
引用元:http://www.nhk.or.jp/hiyokko/about/
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/14887″]岡田惠和さんの「さよなら私」は大好きなドラマでした。
永作博美さんと石田ゆり子さんの共演がドラマ全体に透明感を与えていて魅力たっぷりのドラマでした。
岡田惠和さんは、朝ドラもなんと過去2回も執筆されていますよ!
まず、「ちゅらさん」は2001年国仲涼子さん主演で「沖縄で生まれ育った少女が初恋の少年との恋を実らせるために上京し看護師になる」という内容で歴代朝ドラでも20パーセントを超える高視聴率でしたね!
そして「おひさま」は2011年井上真央さん主演で「戦前、戦中、戦後を“おひさま”のような明るい笑顔で人々を照らし続けたヒロイン・陽子(井上真央)の半生を通じて、強く優しい日本の母の原点を見つめ直すストーリー」という内容でこちらも「おひさま」には及んでいませんがなかなかの高視聴率だったとのことです!
そして今回の「ひよっこ」が3回目の朝ドラ執筆になるとのこです!
これは本気で期待出来そうですね!
「ちゅらさん」、「おひさま」に続いて大ヒットさせてもらいたいですね!
「ひよっこ」の脚本家の作品への深い思いとは?
脚本家の岡田惠和さんはこの「ひよっこ」に対して3つの思いがあるそうです!
一つ目は、岡田惠和さんが幼少期を生きた時代を描くということ。
ひよっこの時代設定はオリンピック前後の昭和30年代から40年代となっています。
「ひよっこ」だった時代を一生懸命生きたひとを観ることで生きるためのヒントになれたら、とのことです。
なるほど!大変な時代を生き抜く知恵を学ぶというのは今の時代こそ必要なことですね!
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/13429″]二つ目は、茨城への思いです。
全国の方に知らなかった茨城の魅力に気がついてもらいたい、とのことです!
以下、岡田氏の茨城への思いです。
茨城への思い。なかなかその魅力が全国に伝わっていない気がする茨城県。東京から見ると東北より近いからか、さほど故郷として思い浮かぶイメージではなく、かと言ってすぐ近くなわけでもないので、意外と知られていない。 もったいないです。日本の故郷の原風景がそこにはあるのに。そんな茨城の方に喜んでいただいたり、全国の方に知らなかった茨城の魅力に気づいていただくのも朝ドラの大きな使命だと思っています。
かなり茨城への思いが強いようですが、理由はいまのところ不明です。
岡田氏は東京出身なのですが茨木へ行くことが多かったのかもしれませんね!
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11441″]三つ目はヒロイン有村架純への思いです。
有村架純さんは朝ドラのヒロインになるべきひとだと強く思ってきて、そしてその脚本は絶対に自分が書きたい!と強く熱望して今回夢が叶ったとのことです。
岡田惠和さんの有村架純さんへの思いは本当に強いようです。
今回はなんとオーディションなしで決定しています!
「花子とアン」の吉高由里子もオーディションなしの指名でしたね。それだけにヒロインの有村さんに期待が大きくかかっているようです。
「ひよっこ」のロケ地とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11368″]それでは、朝ドラ「ひよっこ」のロケ地を紹介していきます!
茨城県が舞台ということで、ロケ地も茨城県が中心のようです。
ところでみなさん茨城は「いばらき」と読むのを知ってましたか?
わたしはずっと「いばらぎ」だと思っていました・・・(´・ω・`)
そんな茨城がロケ地ということで、地元も盛り上がっているようです。
以下、ツイートです。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11523″]朝ドラもやるし稀勢の里は優勝したし三浦春馬くんも栗山千明さんも茨城出身だし東京まで1時間だし頻繁にロケ地として使われるし茨城いいところだよ
茨城フィルムコミッションロケ地1位! 忍びの国でもロケしてたもんね。 来年の朝ドラもひよっこは茨城が舞台になってる←但し凄い田舎
今度の朝ドラ。舞台は茨城!まぢかっ( ゚д゚)今こそ茨城のイメージUPだっぺょ⤴︎⤴︎ 境町もがんばんべー >RT
実は、茨城県が連続テレビ小説の主なロケ地になるのは、1974年に放送された第14作「鳩子の海」に続いて2回目となります!
わたしはこのドラマ全然見たことがないのですが、内容は「広島原爆で記憶をうしなったヒロインの放浪記」とありました。
視聴率は1974~1975年で平均47,2パーセント、最高53,3パーセントとなかなかすごかったようです!
そして茨城県結城市の結城紬(つむぎ)の産地問屋「奥順」が、この「鳩子の海」のロケ地のひとつに選ばれたのです!
「鳩子の海」のヒロインが紬織の修行をする場所として使われたとのことです!
はなしは戻って「ひよっこ」のヒロインみね子の故郷は「奥茨城村」といいます。
架空の村になっており、ロケ地には高萩市内の山あいの田園地帯が選ばれたみたいですよ!
稲刈りのシーンなどが撮影されたとのことです!
茨城県は全国でも有数の農業県として知られていますからね(^▽^)/
高萩市は茨城県の北西部にあります。
高萩市の花貫渓谷は観光スポットとして有名です。
口コミを少し見てみましょう。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11370″]
変化に富んで美しい渓谷
ちょっとしたハイキングにうってつけ
吊橋と紅葉が見事です
口コミにある「吊橋」とは汐見滝吊り橋といって、こちらも名所です。
ただ、とてもゆれるらしいので高所恐怖症のひとには難しいかもしれないとのことです。
しかし眺めは素晴らしい!とのことです!
紅葉の時期には橋を渡ると、川沿いに茂る木々が鮮やかな紅葉のトンネルをつくってくれるそうですよ~!素敵!
汐見滝吊り橋の下に汐見滝があるという位置付けですね。
橋を渡り終わるとハイキングコースまであるということで、口コミ通りです。写真を何枚かみましたが、自然の素晴らしさと空気の良さが伝わってきます!
四季を通じて自然が楽しめますが、特に紅葉は素晴らしいとのことですね!
うん、紅葉が好きで歩くのも好きという方にはおススメできそうです!
わたしも紅葉が大好きだから行ってみたいですね~(⌒∇⌒)
ひよっこのロケ地は調べてみると、ほかには諏訪神社、常陸太田市、松本深志高校などがありました。
それぞれどんなところか簡単に調べてみましたら・・・
諏訪神社は「勝負事の神様の神社」で、勝守り、万事必勝の札(ばんじひっしょうのふだ)が売られています。
また、勝負の岩があって触ると願い事が叶うとのことです。
常陸太田市(ひたちおおたし)は龍神吊橋をはじめとする自然の名所に恵まれています。
バンジージャンプをするひとを見たという情報もありました(笑)
また水戸光圀公が隠居生活を送った西山荘もあります。
松本深志高校は、長野県松本市で茨城ではないのですが雰囲気が「ひよっこ」にあったのではないかと思われますね。
なんというか・・・歴史を感じさせる建物なのですよ!
国の重要文化財の校舎や講堂があって生徒たちいわくかっこいい!とのことです。
映画撮影にも使われることもあるそうです。
とても自由な校風ですが進学率も高いとのことです!
茨城といえば、コシヒカリや水戸納豆、水戸黄門、サッカーの鹿島アントラーズぐらいしか知識のないわたしでしたが
調べてみて少し茨城の魅力がわかったように思います!
歴史があって自然が多いこの地は観光スポットとしても今後注目されるかもしれませんね!
「ひよっこ」のヒロイン有村架純とは?
【プロフィール】 1993年兵庫県出身。2010年に女優デビュー。13年前期連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインの母親の少女時代を演じて大ブレイク。ドラマ、映画、CMなど多方面にわたって活躍している。 主な出演作品は、ドラマ「チキンレース」(WOWOW)「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ)、映画「阪急電車〜片道15分の奇跡〜」「ストロボ・エッジ」「ビリギャル」「僕だけがいない街」「アイアムアヒーロー」「夏美のホタル」など。 2016年には、第40回エランドール賞新人賞、第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、新人俳優賞、第58回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。きわだった存在感と透明感あふれる演技力で、いま最も期待される女優の一人である。
引用元: http://www.nhk.or.jp/hiyokko/about/
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11865″]有村架純さんは朝ドラ『あまちゃん』に出演して大ブレイクしてからは様々なドラマに出演していますね。
有村架純さんは、連続テレビ小説のヒロインは、今までの女優人生で想像
していなかったことであり、最初は本当に自分でいいのかと不安になったそうです。
ツイッターでも「いまさら有村架純さんが朝ドラ主演?」と疑問をもつ声もあります。
ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」でも「けなげに頑張るヒロイン」のキャストだった有村架純さんなので
「ひよっこ」のヒロイン像とどうしてもかぶってしまいます!
一皮も二皮もむけないと、朝ドラ視聴者を納得させられないと思うだけに、プレッシャーもかなりなものだと思います!
ところが岡田惠和さんは「いままでの有村架純さんにないものになる!」と断言してくれたそうです!
なるほど・・・岡田惠和さんは誰も見たことがない有村架純さんを見抜いてるってことですね。
こういう発言するひとって個人的に好きです。
ついつい過去の作品だけで女優さんを決めつけることが多いけれど本当に大事なのは次の作品がどうかなんですよね!
そして今は、有村架純さんはやるからには絶対におもしろいものにしようという気持ちが込み上げているのだそうです。
2人(岡田惠和さんと有村架純さん)の関係がとても素敵ですね。
有村架純さんキャストのみね子は、喜怒哀楽が激しいとのことで、確かにいままで見たことのない有村架純さんが見れそうです!
脇を固めてくれるキャストさんたちも紹介しますね。
みね子の父キャストは沢村一樹さん、母キャストは木村佳乃さん、祖父キャストは古谷一行さん、叔父キャストに峯田和伸さんとやはり朝ドラ!豪華な顔ぶれですね!
もちろん、他にもたくさんの素敵なキャストさんがキャスティングされています。
まとめ
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/9815″]新朝ドラはヒロイン有村架純さんと脚本家の岡田惠和さんの強い信頼関係で、きっと
今までにない素晴らしい作品になりそうな予感がします!
また主題歌は桑田佳祐さんで「若い広場」という曲だそうです。こっちも楽しみです。
今の時代に必要な「生き抜く知恵」も教えてくれそうな新朝ドラ「ひよっこ」はこれからも要チェックですね!