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テイコー食品のモデルは日華食品で実在！まんぷく偽物騒動実話

朝ドラまんぷく
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日清食品創業者の安藤百福さんと安藤仁子さんご夫婦をモデルにしているNHK連続テレビ小説「まんぷく」

ということは、ドラマで売り出し中の「まんぷくラーメン」のモデルは「チキンラーメン」ということになります。

試食会では思ったほど売れませんでしたが、国立栄養研究所からいろんな栄養素が入っているというお墨付きをもらったうえ、次にテレビコマーシャルが流れることになります。

当然まんぷくラーメンの売れ行きはどんどん良くなりますが、そうなると出てくるのが偽物！

ドラマではこれからまんぷくラーメンの偽物を販売するテイコー食品が出てきますが、この会社のモデルはあるのでしょうか？

そんな偽物騒動、テイコー食品の実話についてまとめてみました。

原作のネタバレも紹介していますので、閲覧注意です！

 

 

目次

まんぷくラーメンの偽物が登場！偽物を作ったのはテイコー食品？

まんぷくラーメンCMは実話？チキンラーメンで安藤仁子が出演？

ネタバレです！

これからまんぷくラーメンは全国で爆発的に売れるようになります！

当然今の状態では生産が間に合わず、工場を建設し従業員も雇い入れるようになります。

そんなある日、世良（桐谷健太）がまんぷくラーメンの偽物がたくさん出回っていることを知りました。

どの商品もまんぷくラーメンより安く売られていて、萬平（長谷川博己）はその品質について調べてみました。

 

 
 
 
 
 
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するとどれもこれも粗悪品ばかり・・・。

ところが！　ひとつだけ本物に近い商品があったのです！

それはテイコー食品という会社が作っている、その名も「本家まんぷくラーメン」。

もう、やりたい放題ですね(^_^;)

でも萬平が長い間苦しい思いをしながら研究して作ったまんぷくラーメン、どうしてそれほど近い商品を作れたのでしょうか？

そこで真一（大谷亮平）が考えたのが、先月辞めて行った社員が製造方法を教えたのでは？というもの。

その社員とは坂部（今野浩喜）です。

そこでさっそく例の二人でテイコー食品に乗り込むことにしました。

 

 
 
 
 
 
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そう、ダネイホンのときも偽物が出回り、この二人で脅しに(^_^;)行きましたよね。

ところが今回のテイコー食品の社長はなかなかの曲者。

曲者俳優（笑）の田中哲司さんが演じる猿渡です。

 

 
 
 
 
 
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真一は猿渡に「まんぷくラーメンは特許を出願している」と言いますが、新聞沙汰になればむしろ良い宣伝になる、と開き直る始末・・・。

挙げ句の果てに福子（安藤サクラ）にそっくりな女性に厚化粧をさせ、そのポスターを町中に貼るという暴挙に出ます。

さすがにこれにはカチンときた萬平ですが、そんな折こんな新聞記事が出てしまいます(T . T)

即席ラーメンで食中毒

まんぷく国立栄養研究所分析は実話！チキンラーメンが栄養健康食品？

この食中毒を発生させたのは天王寺にある食品会社でしたが、記事では社名は伏せられていて、数々のまんぷくラーメンを含む偽物の写真が掲載。

これじゃあ、インスタントラーメン全てが悪者のように見えてしまいますよね〜。

萬平も消費者から「インスタントラーメンは体に悪い」と思われることを懸念、テレビCMに「国立栄養研究所の推薦を得ている」と追加することにしました。

本家まんぷくラーメンの偽物は実話？安藤百福もパクリに悩んだ？

そして類似品を扱っている全企業に対し販売中止の警告書を送りますが、テイコー食品だけは構わず販売を続けています。

特許庁から呼び出された萬平は、テイコー食品も特許を申請していると知らされました。

なるほど、テイコー食品が強気に出るわけですね〜なんて感心している場合じゃないですが^^;

そこで萬平は元従業員だった坂部を呼び出し問い詰めたところ、なんとそれまでの5倍の給料を払うと言われ、テイコー食品に転職し製造方法を教えた白状。

やっぱりテイコー食品はまんぷくラーメンの作り方を知っていたんですね。

萬平が「坂部を証人にして裁判を起こす」と言ったことでようやくテイコー食品は販売を断念。

こうしてまんぷくラーメンをめぐる萬平とテイコー食品、猿渡社長のバトルは終わりを告げました。

 

まんぷくでテイコー食品のモデルとなったのは日華食品？

 

 

さて、それでは実際にチキンラーメンに偽物はあったのでしょうか？

答えは・・・ありました！

中にはかなりパッケージも似たものがあったそうで、これにはチキンラーメンの開発者安藤百福さんもかなり頭を悩ませていたといいます。

そもそも安藤百福さんは製造方法を秘密にしておくタイプではなく、工場見学などは要望があれば応えていたそうなので、まぁ製造方法を盗もうと思えば盗めたのかもしれません。

ではテイコー食品のモデルはというと・・・これも実在！

それは日華食品という会社です。

 

1958年8月に発売されたチキンラーメン、その年の12月に社名を「日清食品」としました。

爆発的にチキンラーメンが売れだしたのが1959年、その頃から多くの粗悪な類似品が出回るようになります。

ドラマにあるように、麺を揚げる温度が低かったりしたことで食中毒を起こしたため、安藤百福さんは類似品への警告文を出します。

同時に製造法を特許出願し、トレードマークの商標登録などをしたうえで、日華食品などに販売停止の仮処分を求めていました。

ところが、ドラマと同じでこの日華食品はとてもしたたか！　これにも従わず「先使用権」を主張したことで仮処分は停止となりました。

というのも日清食品より1ヶ月早く日華食品は「チキンラーメン」の商標を申請していたのです！

まさに仁義なき闘い・・・さてどちらが勝利するのでしょうかー？

 

日清食品と日華食品のバトルはどうなった？

 

 

1960年、チキンラーメンが日清食品の著名商標として認められたことで、チキンラーメンという商品名や似たようなパッケージは販売できなくなりました。

ちなみにこの後日清食品は、日清食品が不正競争防止法違反で訴えた13社で作られた「全国チキンラーメン協会」から、「チキンラーメンはチキンライスと同じだ！名前を使わせろ！」と主張されますが、チキンラーメンが商標として認められたことからこの主張は退けられました。

またこの全国チキンラーメン協会は日華食品を支援し、安藤百福さんを名誉毀損や営業妨害で訴えています(^_^;)

ですが、またこれもドラマと同じで日華食品は日清食品から技術者2名を引き抜いて製造法を聞いていたことがわかり、おそらく安藤百福さんはこれを盾に抗議したのだと思います。

結局1961年日華食品は敗訴したということです。

こうして日清食品以外は「チキンラーメン」という商品名が使えなくなったので、それぞれいろんな名前の即席ラーメンが販売されました。

ってか、チキンラーメンという名前にそこまでこだわる必要があったのでしょうかね？

最初から違う名前にしちゃえばよかったと思うのですが・・・。

ま、CM効果もあり「チキンラーメン」という名前じゃないと売れなかったのかもしれませんけどね。

それにしてもこの日華食品、従業員を引き抜いて技術を盗んだうえ、自分たちの特許だと言い張るなんてすごいですよね。

やったもん勝ちの時代だったのでしょうか。

今なら考えられませんよね。

さて、日華食品がその後どうなったのかというと・・・すみません！調べてみましたが詳しいことはわかりませんでしたm(__)m

このあとも安藤百福さんはインスタントラーメンの特許をめぐり、いろいろと訴訟紛争に巻き込まれていきますが、そのときに日華食品は出てこないので、業界から撤退したのかもしれません。

国民の胃袋を掴んだチキンラーメン、業界にとんでもない波紋を呼び起こしていたのですね。

まとめ

大急百貨店のモデルは実在？まんぷくとべっぴんさんに登場？

朝ドラ「まんぷく」で出てくるまんぷくラーメンの偽物を販売する会社、テイコー食品のモデルは日華食品といいます。

この両者のバトルは、ドラマと同じでまんぷく食品から従業員を引き抜いて製造方法を聞き出したことから始まります。

結局これがバレたことで日華食品は販売中止を余儀なくされました。

この食えない日華食品をモデルにした、テイコー食品の社長を演じるのは田中哲司さん。

まだまだ萬平と福子に安息の日が訪れるのは遠そうですね・・・(^_^;)

朝ドラまんぷく
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