いよいよ事件の結末へ!今度こそ真犯人登場!
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11967″]そしていよいよ紗英は犯人の「記憶のすりかえ」について実験を行うことになりました!
たくさんの捜査員の前で紗英は言います。
「これから3人の女性が入ってきて、ここに入ってきます。そしてあの出入り口から出ていきます。
そしてしばらくしてから、また3人が入ってきます。そのとき、なにか変わったことはないか観察してみてください。」
「向かって左から順にA、B、Cと呼ぶことにします。」←注目箇所ですよ!
A、B、Cが入ってきて警察官達は3人を観察します。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11523″]Aは、白いブラウスに黒のタイトスカートをはいています。
Bは、黒いシャツにベージュの裾が広がったスカート
Cは、胸に大きく白い字で「F」と書かれた黒のTシャツを着て、ジーパンをはいています。
AとBの女性は体形もヘアスタイルも似ています。
Cだけが違っていてすらりとしていてショートカットです。
(この時点で捜査員たちはAとBが似ていることに着目します。)
A、B、Cの女性は一度退席したあと、C→B→Aの順に入ってきます。
捜査員たちは洋服を着替えているものの、AとBの立ち位置が変わっていることにすぐに気が付きます。
捜査員たちは
「ただの時間の無駄だったな。」と紗英を嘲笑います。
しかし紗英は言います。
「A、B、Cとは位置の呼び方であって人物の呼び方ではありません。」
碓氷は考えます。
確かに服を取り換えて場所を入れ替わったとしても
「左から順にA、B、Cと呼ぶ、という原則」は変わっていないのですΣ(・ω・ノ)ノ!
「そんなのはひっかけだ!」と苦情が飛びます。
「そうです。みなさんの心理の隙をついてみせると私は言いました。
ひっかけやはったりも必要です!」
そして碓氷は考えますがそれ以外にどこに間違いがあったのか最後までわからないのです。
他の捜査員にもさっぱりわからないのです。
そしてCの女性がなぜか2人入ってきます。
そう、最初と次でCの女性は別人に入れ替わっていたのです。
胸に白地に大きなFと書かれたTシャツを着ていたため、そこに気を取られて
気が付かなかったのです!!!
捜査員たちは捜査のプロなのにAとBが入れ替わったことにだけ注目してしまい、
Cに気が付かなかったのです!
これと同じことが現場でも起きたのだと紗英は説明します。
まず犯人は「こいつが刺した!」と叫んで自分と似た背格好と服の男に
抱き着きます。
これは今回で言うならAとBを入れ換えたことにあたります。
つまりまずそちらに神経を集中させるのです!
現場に居合わせた警察官達は「協力者のことを思いだそうとすると現行犯逮捕された被疑者のことが頭にうかぶ」という不可解な発言をしていました。
そのときに犯人(協力者を装って)が、使った手クニックがCのTシャツの文字のFだったのです!
紗英は続けて説明します。
CのTシャツの文字のFが現場では血痕だったことを!
つまり犯人と犯人に仕立て上げられた人物の両方に血痕がついていることで
人物の記号化が起こり、現場の警察官の意識では区別がつかなくなってしまったのだということを!
似たような服と血痕というのがパターンとして現場の警察官たちの記憶に
残ってしまったのです。
なるほど~(・_・D フムフム
確かに、パニックの時にこんな記号化が起こったら判別できないかもしれませんね!
紗英の実験は見事に、成功したのです!
紗英はさらに
犯人は心理学を深く勉強していて、音楽を専門的に学んでいることを指摘します。
そして犯人は「最後の事件をもくろんでいます!」と言います。
そうですよね・・・今まではエチュード(練習)なのですから
そこにいるのにまるでいないかのような完璧な偽装工作を行おうとしているのではないかと予測します!
そこにまるでいないかのような?ってなんだかカメレオンみたいΣ(・ω・ノ)ノ!
とにかくこの犯人こわ~い(ノД`)・゜・。
そして紗英は入念なプロファイリングを行い、犯人は「桐山渉、32歳」で
あることを突き止めます!
彼は10年前にチンピラにからまれて手に怪我を負って音楽家としての生命を
絶たれていたのです。
そしてその恨みをずっと持ち続けていたのです。
その矛先は怠慢である警察に向けられたのです!
そして紗英は上司から「犯行を阻止してくれ!」という重圧とも言える任務を任されることになります。
そんな紗英に碓氷は「地獄の底までついて行くぞ!」と励まします!
紗英を支えるのが自分の役割を思っているのでしょうが
事件解決しているのは紗英ばかりで主人公なのに地味な男ですね・・・^_^;
とうとう紗英は、犯人にトラップをしかけて見事捕えることに成功します。
犯人はなんと最初の犯行現場である渋谷に地域係員(警察)の制服を着て現れたのです!
強固な象徴性の極みとして警察の制服を選んで「記号化」しようとたくらんだのです!
あらかじめ紗英は警察関係者全員に私服で来るように指示しておいたのです!
似通った服装や血痕よりも警察官の制服が強固な象徴性をもつという紗英の読みは見事
あたったのです!
もし紗英が未然に事件を防がなかったら現場の警察官が犯人にされていたことでしょう!
たしかに、警察の服着てるひとを警察官だと思っちゃいますもんねΣ(・ω・ノ)ノ!
そして最後に・・・
紗英は犯人・桐山渉に会いに行きますが・・・「ありがとう」と言われるのです。
それは犯罪者として、自分に気が付いてくれてありがとう、という意味でした。
う~ん、事件は見事に解決しましたが、碓氷警部の活躍が見事に少なくて
ほとんど紗英さんが解決してしまいましたね(笑)
しかし碓氷警部補とは「相棒の能力を最大限に引き出せる」のが長所なのです。
右京さんとは真逆ですが(笑)新時代の刑事ドラマって感じで面白そうだな~
と私は思いました(^▽^)/
原作とドラマの違い
さて、では原作とドラマの違いってどこなのでしょうか?
1.碓氷が誤認逮捕?
原作とは違って現場の警察官ではなくて碓氷が通り魔事件の犯人を逮捕するようです。
その分、原作よりも碓氷の責任は当然重くなりますね。
2.原作ではいないはずの事件の目撃者が出てくる!
予告動画を見たのですが、原作にはいないはずの目撃者が出てきます。
犯人が被害者を刺した瞬間を目撃した人間が出てくるのです!
捜査の決め手になるかもしれないけれど・・・
本当に目撃したのでしょうか?
3.原作には書かれていない痴漢被害者の女性がキーマン?
これも予告動画を見たのですが、原作には全く出てこない痴漢被害者の女性が出てきています。
碓氷が聞き込みをしているので事件の「なにか」を知っている可能性があります!
4.目撃証言が撤回される!
恐ろしいことなのですが、目撃証言は撤回されるようです!
しかも心理捜査官の紗英は
「わたしにはまるで・・・犯行を仕掛けた側の言葉に聞こえました。」
と言っているのでもしかしたらドラマの犯人は目撃者を装って警察の前にぬけぬけと姿をあらわすのではないでしょうか?
警察を弄ぶ愉快犯ですからそのぐらいやりそうですね。
5.警察が襲われる?
原作では紗英のプロファイリングで警察が狙われる前に犯人確保に至っています。
しかしドラマでは碓氷と紗英はナイフをもった人間に襲われるようです!
ドラマの方が原作の小説よりも練られた内容のようですね!
原作にはなくてドラマにはある設定が随所にちりばめられています!
これは小説を読んだことのあるひとでも見る価値のあるドラマと言えそうですね!
まとめ
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11542″]原作は「警視庁捜査1課・碓氷弘一シリーズ」となっていて、毎回相棒が変わるのです。
今回の「殺しのエチュード」(原作ではエチュード)では、美人心理調査官(相武紗季)が碓氷(ユースケ・サンタマリア)の相棒でした
が、他にも外国人考古学者とか自衛官爆弾処理班とか外国人スパイ&オタクとかまさに異色の相棒達と碓氷は捜査をするのです。
他の相棒達も面白そうで見てみたいと思いませんか?
今回のスペシャルドラマ「警部補碓氷弘一殺しのエチュード」が4月9日(日)に
放送された後も是非続編が出て欲しいところですね!