人間の証明でストウハとキスミーの意味は?麦わら帽子の詩や台詞は実在する?  

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あまりにも有名すぎる森村誠一さんの小説「人間の証明」。

過去に何度もドラマ化、映画化がされている原作です。

そんなドラマが4月2日に藤原竜也さん、鈴木京香さん共演で放送されます。

楽しみですね~。

このドラマに出てくる事件の鍵を握る「ストウハ」と「キスミー」という言葉について真相や意味のネタバレをまとめてみました。

またこの小説で重要な役割を果たす「麦わら帽子」の切ない詩。実在するのでしょうか?

まとめてみました。

もちろん、原作の結末のネタバレを含むので閲覧注意です。

 

 

目次

ストウハとキスミーの意味は?麦わら帽子の詩や台詞は実在する?

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11495″]

その後の捜査で、ジョニーはニューヨークのスラム街育ちであること、片言ながら日本語が話せたこと、そして死の間際「ストウハ」という謎の言葉を残していたことが分かるが…。

引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/ningennosyoumei/

上記は今回のドラマのあらすじですが、原作も同様です。

「ストウハ」とはこの物語で殺された黒人青年が死の間際に残した謎の言葉です。

そして「キスミー」とはこの殺された青年は日本に来る前にアメリカにいたのですが「キスミーに行く」と言ってアメリカを去ったとのことです。

 

この2つの言葉は、人間の証明を過去作で見ていた人たちにとっては、あまりにも有名な言葉ですね。

 

麦わら帽子の詩とは?

 

 

「ストウハ」と「キスミー」の意味を説明する前に、このドラマの結末を語るのに重要な役割を果たす麦わら帽子の詩について説明したいと思います。

死んだ青年が死に際に乗ったタクシーに『西條八十詩集』が置き忘れていました。

この『西條八十詩集』の中の1つの詩が麦わら帽子の詩で、小説でも重要な役割を果たすものです。

「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね」

以下の今回のドラマの紹介動画でも、藤原さんが切なげに読んでいて、結末を知っている身としては、涙が出そうです。

引用元:https://youtu.be/fOjsiyB6vKo

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11539″]

ちなみに、詩を全部載せてしまうと著作権的にまずいので・・・一部抜粋して載せます。

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?

ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、

谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

 

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、

僕はあのときずいぶんくやしかった、

だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

引用元:http://blog.goo.ne.jp/kaze629/e/9e128d809db4daa983afcdb6ff303466

 

この詩、ドラマを見終わってから見直すと泣けます(>_<)

そしてこの詩集も西條八十さんも実在します。

西條八十さんは詩人でフランスへの留学経験もある仏文学者でもあります。

1970年に亡くなられています。

 

 

「ストウハ」と「キスミー」の意味と麦わら帽子の詩との関係は?

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11452″]

ここからは結末のネタバレになるので閲覧注意です。

 

殺された黒人青年は日本に母親を探しにやってきました。

そしてこの黒人青年の母親が今回のドラマでは鈴木京香さん演じる八杉恭子です

八杉恭子は確固たる地位を築いていて、過去に自分と黒人米兵の間に子供がいたことがバレてしまうことを恐れて、実の子供であるのにこの青年を殺してしまったのです。

 

その辺りの詳しいことは以下にまとめてあります。

[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/11380″]

 

殺されてしまった黒人のジョニーは、母親と離れてアメリカで暮らしていたのですが、そのジョニーが母親と離れる前の幼いころ父親と母親と3人で旅行した時のこと。

「西条八十」詩集の中の麦わら帽子の詩が、母親の八杉恭子がジョニーに買ってくれた麦わら帽子が旅行中に飛ばされてしまった、その描写と似ていて、その詩集が母親との思い出の象徴だったのでした。

ジョニーは素敵な思い出の残る母親に一目会いたいと思って、苦労して日本にやってきたのですが、この仕打ち。

かわいそすぎる悲しい結末です(>_<)

私には幼稚園生の息子がいますが、こんな母親でも「〇〇くん大好きだよ」と言うと、とっても幸せそうな顔をします。

このジョニーも、母親のことが大好きだったこの記憶があって、それなのに母親にと思うと、涙が出てきます。

 

ちなみに「ストウハ」というのは、「ストローハット」麦わら帽子の意味です。

そして詩集に出てきた「霧積(きりづみ)」が「キスミー」のこと。

群馬県の霧積は母親との思い出の場所なんですね。

この地は「人間の証明」が映画化された時に有名になって、詩集とともにこの地に訪れた人も多かったようです。

そんな思い出の地、霧積に行きたくて単身日本に来たジョニーの悲しい結末の物語でした。

 

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