養子縁組、里親をテーマにした話題のドラマ「はじめまして、愛しています」。
第3話では、江口洋介さんと尾野真知子さん演じる夫婦が実際に子供ちゃんと一緒にお試しで暮らすことになります。
そんな中、ストーリーで尾野真知子さん演じる梅田美奈を苦しめる試し行動。
これって本当に現実にあるものなのでしょうか?試行動についてまとめてみました。
試し行動とは?
「試し行動」とは、自分をどの程度まで受け止めてくれるのか探るために、わざと困らせるようなことをする行動のことを言います。
「虐待を受けた子=大人を信頼していない子供」には、特に強く見られる行動です。
2歳くらいの子供だと、物を投げる、泣き叫ぶ、かみつく、度の越えるワガママなど。4歳くらいになると、直前に叱られたことを、再度繰り返す。前にも注意されたことをあえてする。ママの顔を見ながら、アピールするように注意されそうなことをするなどが挙げられます。
ポイントは子ども自身が「悪い」とわかっていることを、大人の顔色を見ながら、気を引くように、あえてするところにあります。これは大きくなったから自然に消滅するというものではなく、親の愛情が確認できるまで、形を変えて表現されます。
引用元:http://allabout.co.jp/gm/gc/441601/
子育てをしたことがあるママなら多少は理解できますよね。ただ、その行動はわたしたちの想像を超えるすごいもののようです。
〇家の床に飲み物や食べ物を派手にぶちまけてしまう
〇風呂場でくんだ水を廊下にぶちまける、
〇あらゆる棚に収まっていたものを部屋中にぶちまける
〇しがみついて、離れない
〇噛みつく
引用元:http://shiroyagi.tokyo/talk/archives/a0157.html
上記はほんの一部とのこと。想像できないような行動を子供はするそうです。
う~ん。これはつらい。
どんなにメンタルの強い人でも育児ノイローゼンになってしまいそうですね。
この状況が終わりなく続いて、形を変えたりするんですね。これは地獄です。
ちなみにドラマでは試し行動への対処方法として「思う存分やらせる」ということでした。怒ってやめさせてしまうと、後々成長した後に爆発してグレたり、自殺するケースもあるそうです。
家じゅうをいろいろな食べ物をまき散らすのを怒らないなんて、頭がおかしくなりそうですね。
ドラマでは散々辛い思いをしていた美奈がはじめ君がわざとおしっこをもらしてしまって、里親になれないと一旦諦めてしまいました。子供のおしっこ問題って、里親じゃなくても普通のお母さんたちも頭を悩ませています。それがワザとするなんて、そりゃ辛すぎますね。
里親だけじゃないの?実子でもありえる!
そうなんです、このお試し行動は里親に限ったことじゃないんです。
子どもがママに不信感を抱くとおきるそうです。
子供のことを、感情的に理不尽に怒ったり、との時々によって怒る内容や言い分が違っていたり。
ハッとなったママも多いかもしれません。子育てで忙しい毎日。つい、感情的になってしまうことってありますよね。子供が夜寝た後に反省したりして。
というか、こういうことがなく、正しく子供と接することができる、できた母親って逆に少ないんじゃないでしょうか?
なので、このドラマの「試し行動」は決して他人事じゃないんだなあ~と実感しました。
そして養子縁組をしている人にとってじゃなくて、自分の子供を育てる親にとっても勉強になる内容だと思いました。
ドラマを見た試し行動の視聴者の反応とは?
ドラマを見て試し行動のストーリーに視聴者も大反応でした。
以下、ツイッターです。
小さい時の養子縁組、こんな大変なのか。試し行動とかキツイね。私だったら虐待してしまいそう。
本当は試し行動って半年から1年くらいなんだけど、1週間でおさまるケースもあるのかなあ
初めまして、愛していますっていうドラマがやってたんだけど試し行動とやらが想像以上にエグすぎて私だったら耐えられないなぁ
自分もしあんな試し行動されたらブチギレる
はじめまして、愛しています 観たけどさ、号泣(笑) 試し行動とか絶対精神的に苦しくなるけ 子どもだけじゃなくて里親さんの心の ケアもしながらじゃないとだめなんだな って考えさせられた
みんな自分に置き換えたり、いろいろ考えさせられる内容だったようですね。
ちなみに期間は短くて1週間、長くて6ヶ月とドラマでは言っていましたね。1週間だってきっと辛いのに6ヶ月は強烈ですね・・・。