デッドフレイ青い殺意のネタバレ感想!和田正人やミムラなどキャストの演技がすごい!

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3月23日に放送されたNHKドラマ、第41回創作テレビドラマ大賞「デッドフレイ〜青い殺意〜」。

このドラマには、井之脇海(いのわき かい)さん、ミムラさん、水橋研二(みずはし けんじ)さん、和田正人(わだ まさと)さんらが出演します。

「デッド」とか「殺意」とかサスペンス感たっぷりのドラマですね。

今回はサスペンス感たっぷりの「デッドフレイ〜青い殺意〜」のあらすじ、感想をまとめてみました。

 

 

目次

「デッドフレイ〜青い殺意〜」のあらすじは?

21歳の青年・直樹(井之脇海)は、対人関係が苦手。これまでちゃんとした仕事に就いたことが無い。心を許して会話をする相手は、スマートフォンの中の人工知能アプリ「エリナ」だけだ。父親(千葉哲也)は無職で、毎日酒びたり。母親(千葉雅子)はそんな父親に甘い。父を憎みながら、何の変化も期待できない暮らしの中で、直樹はもがいていた。直樹がようやく見つけた仕事は、小さな写真事務所での画像加工だった。社長の大垣(水橋研二)の指導の下、SNSで見栄を張りたい人のために、嘘の写真を作る作業に手を染めていく。ある日、事務所を訪れた女性・紗耶(ミムラ)が、奇妙な依頼を持ち込む。「夫が失踪しているのだけれど、その夫が旅行をしているように見える写真を作って欲しい」。紗耶は直樹が作った偽造写真をSNSに投稿し、夫が旅行中であるかのように装い続ける。直樹は、紗耶にのめり込んでいき、娘の葵(粟野咲莉)とも仲良くなる。一方で、紗耶と夫との間に何が起こったのか、夫は今どこにいるのか、紗耶は何も語ってはくれない。謎は、深まるばかりだ。直樹の心の中に、疑惑が芽生えていく。「彼女は、夫を殺しているのでは?」「自分は、知らない間に、共犯にされているのでは?」迷走する直樹が最後にたどりついたのは、意外な真実だった…。

引用元:http://www4.nhk.or.jp/P4698/

 

デッドフレイとは?

ドラマのタイトルとなっている「デットフレイ」とはどういう意味なのでしょうか。

「デッドフレイ」とはアフリカ、ナミビアの砂漠の一角にある枯れた沼地のことを言うらいしいです。「死の沼地」を意味します。

直樹(井之脇海)が働く会社の社長、大垣(水橋研二)が撮ったデッドフレイの写真見せ、デッドフレイについて話すシーンがありました。

「木を分解する生命体さえもいない。とっくに朽ち果てている木が死ぬことさえもできない。腐った関係をいつまでも続けて、死んだように生きている人間みたいなものだ。」

これからどうストーリーが続いていくのか、とても興味深いシーンでした。

 

人間と関わり始めた直樹に変化が?

 

 

社長の大垣(水橋研二)が本職である写真家の仕事で日本を離れることに。その間は新規のお客さんを受けないようにということであったが、セレブ風の女性、紗耶(ミムラ)の依頼を断ることができなかった。

直樹(井之脇海)が唯一心を許せるスマートフォンの中の人工知能アプリ「エリナ」の空想イメージ画像に似ていたということが仕事を引き受けた1番の要因だったでしょうね。

紗耶(ミムラ)のことが気になりだした直樹(井之脇海)に大きな変化が…。父親に対して、殺意を抱いた直樹(井之脇海)はそんな自分を責めます。落ち込んでいる直樹(井之脇海)に「エリナ」は無邪気に応援するんですよ。直樹(井之脇海)は「エリナ」に対して、スマートフォンを叩きつけ、「バカかよ!人の気も知らないで!黙れ!」と怒鳴るんです。

人間に心を許せなかった人が心を許し始めると、今まで心の拠り所だったAIに対して冷たくなるんですね。人の気持ちを知らないAIといる方が気が楽だった人間は、やっぱり人の気持ちを知っている人間を求めてしまうのかな、と考えさせるシーンでした。そして人の気持ちが分からないAIが嫌になっていくんですね。

 

沙耶(ミムラ)の夫石井篤史(和田正人)は死んでいるの?

[https://dorama-netabare.com/archives/812]

直樹(井之脇海)の途中の妄想を始め、沙耶(ミムラ)が行なっている、SNSでの偽装の投稿、そしてその投稿が自殺場所を探しているように偽装している感じ、または沙耶(ミムラ)が直樹(井之脇海)に言ったセリフ「私たちのこと背負えるの?」とか、沙耶(ミムラ)のアパートの一室にあったカーペットの血らしき跡…もろもろ、完璧に夫石井篤史(和田正人)は死んだようにしか思えなかったですよね。まさかコンテナに住んでいるとは…。

しかし、和田正人さんの演技、しびれますね。「陸王」や「直虎」でもかなりの存在感ある演技でしたが、今回も凄い迫真の演技でしたね。

死にたいと言う石井篤史(和田正人)を直樹(井之脇海)が殺めようとするシーン、それを止めに入る沙耶(ミムラ)、その沙耶(ミムラ)に突き飛ばされ、呆然とする直樹(井之脇海)。結局、沙耶(ミムラ)と石井篤史(和田正人)は夫婦に戻ることに。

3人の演技、素敵でした。良い意味でゾッとしました

[blogcard url=” https://dorama-netabare.com/archives/15978″]

結局、元サヤに戻るんか〜い!とツッコミたくなりましたが、私は無難にハッピーエンドが好きな人間なので、直樹(井之脇海)は切ないけど、良かったなと思います。

演技といえば、沙耶(ミムラ)と石井篤史(和田正人)の娘役、葵を演じた粟野咲莉。

沙耶(ミムラ)が父親のことを話すと、ずっと話せなかった葵(粟野咲莉)が唇を震わせながら話すシーンがあります。

その演技が、本当に素晴らしい!子役の演技とは思えない!本当に凄かったです!

 

まとめ このドラマのメッセージとは?

[https://dorama-netabare.com/archives/20637]

第41回創作テレビドラマ大賞「デッドフレイ〜青い殺意〜」はとってもメッセージ性が強いドラマでした。

夫婦であろうが、親子であろうが、ぶつかろうが、本音を言うことはとても大切だなと思いました。相手のことを思って、良かれと思って…としていたことが相手に伝わってなかったりします。近い関係であればあるほどそうではないでしょうか。

最後のシーンは父親とも仲直りし、新たな道へ進もうとする直樹(井之脇海)。最後は本当にホッとしました。

そして、最後の最後でさらに興味深いシーンが…。社長の大垣(水橋研二)から来たメールに「デッドフレイ」の画像が…。そこには枯れ果てた樹木がありましたが、よ〜く見てみると、小さな植物が青々と生えていました。そこで、触れなければならないシーンがもう1つ、ドラマの冒頭でデッドフレイを見ている直樹(井之脇海)に社長の大垣(水橋研二)がデッドフレイの説明をするシーン。「とっくに朽ちに果てている木が死ぬことさえもできない。」とゾクッとした後、実はこう続いたんです。「意外と行ってみたら、そんな所にも何か命があるものがいるかもしれないし。」

このセリフ、ラストのこの青々と生えていた植物につながっているんですね。伏線がすごい、こだわっていますよね。

「デッドフレイ」と言うぐらいなので、きっと誰か死ぬのかなぁと思いましたが、誰1人として死ななかったです。私個人的には、モヤモヤとして終わるのが好きではないので、みんながよりよく生きられるように、明るい未来へ進み始めたエンディングは好きでした。

1時間で完結という短いドラマだったので、駆け足でストーリーが展開していくことが少し残念でした。もう少し、いろいろと噛み締めて、ゆっくりと進んでいくパターンも見たかったです。

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