森有礼とは？津田梅子と留学先で出会う！

津田梅子お札になった留学生ネタバレ！原作あらすじとモデルの実話も

『津田梅子〜お札になった留学生〜』は3月5日（土）夜9時からテレビ朝日系で放送されるスペシャルドラマ。津田梅子さんは2024年に施行される新5千円札の顔となる人物です(^^)

【津田梅子肖像反転「問題ない」　菅官房長官】

菅義偉官房長官は記者会見で、新5千円札にデザインされた津田梅子の顔の向きが提供元の写真と逆との一部報道の指摘について、問題ないとの認識を示しました。

記事⇒https://t.co/m2ZnAaX0Tg

（津田塾大学所蔵） pic.twitter.com/SitAEffoba

— 時事ドットコム（時事通信ニュース） (@jijicom) April 16, 2019

津田梅子さんは日本における女性教育の先駆者。

今でこそ、男性と同じように教育を受けることができる女性ですが、昔は、そうはいきませんでした。

現在、女性が男性と同じような教育を受けられるようになった第一歩は、津田梅子さんの行動があってこそなのかもしれません。

そんな津田梅子さんの青春時代を中心に描いたのがこのドラマ『津田梅子〜お札になった留学生〜』。

3月5日よる9時から11時5分まで放送される、テレビ朝日系のスペシャルドラマです。

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まずはドラマのストーリーをご紹介です。

6歳という幼さでアメリカ留学した津田梅（広瀬すず）。寂しさに耐えながら、未知の国で頑張り抜きました。一緒に渡米した仲間を池田エライザさん、佐久間由衣さん、宮澤エマさんが演じます(^^)

ドラマはアメリカ留学を終え帰国した17歳の津田梅から、また再びアメリカ留学をした25歳までを中心に描いています。

アメリカで津田梅を迎えてくれたのは・・・森有礼（ディーン・フジオカ）。

留学生たちのホームステイ先を探すなど、いろいろとサポートした人物で、梅子たちにとっても心のよりどころとなった存在です。

11年間の留学生活から帰国した津田梅子さんでしたが、文化や生活観の違いに困惑したうえ、帰国女性の仕事先もありません。

そんなとき、初代内閣総理大臣の伊藤博文（田中圭）と再会し、そこから津田梅の人生も動き出します。

そんな津田梅の青春を、きらびやかな鹿鳴館ファッションとともに描いた『津田梅子〜お札になった留学生〜』。

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予告動画がこちらです。

#スペシャルドラマ#津田梅子#お札になった留学生
3月5日(土)よる9時放送✨

豪華キャスト集結です😊
ぜひご覧下さい🎵#テレビ朝日 pic.twitter.com/dKBjtIfdHf

— SPドラマ 津田梅子 お札になった留学生【テレ朝公式】 (@umeko2022) February 28, 2022

晩年の津田梅も描かれますが、そのとき津田梅を演じるのは原田美枝子さん。原田美枝子さんはドラマのナレーションも担当されています。

この『津田梅子〜お札になった留学生〜』に登場する、津田梅たちのメンター的存在となる森有礼。ドラマではどのように描かれるのか、更に詳しく以降でご紹介していきます。

森有礼のドラマでの役柄・ネタバレは？

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森有礼（もり　ありのり）：ディーン・フジオカ

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梅子らが留学した際は、初代駐米公使である“少弁務使”という立場でワシントンに駐在しており、彼女たちのホームステイ先を探すなど何かとサポートした。
梅子たちが、アメリカ留学中に頼りにした人物。
1885 年の内閣制度の成立とともに、第一次伊藤内閣のもと、初代文部大臣に就任。
森の存在は、梅子にとって常に大きな支えだったが…。

引用元：テレビ朝日

お髭のディーン・フジオカさんもダンディーでカッコイイですね(#^.^#)

人物紹介にある「少弁務使」ですが、「弁務使」とは明治初期の外交官のことをいいます。当時の外務省に大・中・小の弁務使が設立されました。

森有礼は外交官としてワシントンに駐在していて、留学に来た梅たちのホームステイ先などをサポートする役割です。また当時6歳だった梅の心のケアもする人物。

ドラマのあらすじでは、最初の留学から帰国したあとの交流は描かれていませんが、津田梅が最初の留学から帰国した3年後の1885年に、初代文部大臣に就任しています。

【‼️新規ドラマ出演情報‼️】

テレビ朝日系スペシャルドラマ
「津田梅子〜お札になった留学生〜」

広瀬すずさんが演じる《新5000円札の顔》＝津田梅子のメンター的存在であり続けた初代文部大臣・森有礼（もり・ありのり）を演じます！@umeko2022

3月5日(土)21時〜OA📺https://t.co/gd3gTuYnAB pic.twitter.com/cM85KfwXIA

— DeanFujioka藤岡靛_staff (@TeamDF819) February 2, 2022

このころ総理大臣、伊藤博文（田中圭）の家で、津田梅は家庭教師として住み込みで働いているので、ふたりの再会も描かれるのでは？と予想しています。

このようにドラマ『津田梅子〜お札になった留学生〜』の森有礼は、外交官としてアメリカに駐在し、留学してきた津田梅たちをいろんな面でサポートした人物。

その後日本初の文部大臣に指名されました。

さて、モデルとなった森有礼さん、どんな人物なのでしょうか？ドラマで描かれているのは実話なのでしょうか？詳しくご紹介していきます。

森有礼ってどんな人？津田梅子との関係は？

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森有礼と津田梅子との関係

森有礼（もりありのり）さんはドラマ『津田梅子〜お札になった留学生〜』と同じく外交官として、初代駐米公使に任命されました。そのときに留学生としてやってきたのが津田梅子さんたち。

ということで、森有礼さんと津田梅子さんの関係は、ドラマとほぼ同じで津田梅子さんたちのお世話をした人物。伊藤博文内閣で初の文部大臣に任命されたのも、実話です。

森有礼の生い立ち

鹿児島市春日町、初代文部大臣、森有礼さん生誕の地。 pic.twitter.com/LVeECBKFSU

— たにかつ (@tanikatsu1) December 10, 2021

森有礼は1847年現在の鹿児島県鹿児島市に、薩摩藩士であった父親の5男として生まれました。薩摩の武士教育、郷中教育を受けて育ち、1860年ころから漢字を学び、4年後には英語講義を受講していたそうです。

1863年に薩英戦争を経験。イギリス軍艦の威力に驚いたといいます。

19歳のころの1865年に、薩摩藩第一次英国留学生としてイギリスに留学。

幕府としては海外渡航を禁止していたので、密航だったそうです。その後ロシア、アメリカに渡ります。

アメリカではハリスという宗教改革者のもとで暮らし、キリスト教に深い関心を持つようになりました。その後もハリスとは長い交流をすることになります。

1868年、ハリスが徳川幕府の崩壊を知り森有礼に帰国を勧め帰国。このとき森有礼は22歳でした。

明治政府で外交官権判事に任命

明治政府になり、帰国した森有礼は外交官権判事に任命。

月俸200円との提示に30円にするよう嘆願書を出したそうです。

このように破天荒な(;^^）森有礼。議会でも廃刀令の提案をしたり、当時おこなっていたキリスト教弾圧の撤廃などを訴えたりして、1年ほどで免職されてしまいました(;^^）

薩摩に戻った森有礼。このころ薩摩は西郷隆盛による軍事態勢が敷かれていて、喧噪の世の中にウンザリします。

そこで森有礼は英語塾を始めますが、また明治政府から米国駐在を命じられました。

再びアメリカに渡ったのは森有礼が23歳のころです。

アメリカ外交官として！津田梅子に出会う

公使は荷が重すぎる、と大久保利通に訴えますが聞き入れてもらえず、少弁務使としてアメリカに渡り、日本初の外交官の任務につきます。

23歳という若さに批判も出たそうですが、アメリカで森有礼は政治家や文化人などとの交流を武器に、見事な働きをします。黒田清隆率いた北海道開拓も、アメリカとの外交を実現させたのは森有礼といわれています。

森有礼が津田梅子と知り合ったのはこのころ。岩倉使節団とともにきた5人の女子留学生のお世話をしました。このとき6歳だった津田梅子を見て、森有礼は驚いたとか。

みんなのホームステイ先を探したり、少女だったみなさんの心のケアもされたと思いますが、5人のうち2名は1年後に帰国しています。

津田梅子はランメン夫妻に預けられ、およそ十数年そこで暮らすことになります。

森有礼の結婚！妻は誰？

1873年に帰国した森有礼は、欧米式の学会設立を目指し、福沢諭吉らと明六社（日本初の近代的啓蒙学術団体）を結成。

1875年広瀬常と契約結婚をします。結婚の3か条を交換し、婚姻契約書に署名して結婚します。

ちなみに立会人は福沢諭吉。洋風の結婚式をあげ、周囲を驚かせたそうです。

このころに明六社は解散し、森有礼は、外交官の仕事を続けました。

文部大臣に就任

1885年第一次伊藤博文内閣のもと、初代文部大臣に就任したのが森有礼。このとき38歳でした。森有礼は日本の教育政策に携わり、良妻賢母教育の観点から女子の教育にも力を入れました。

1886年に学位令や学校令などを発令し、学校制度の整備に奔走。教育のために全力を注ぎました。

衝撃の最期！43歳の若さで暗殺される

1889年、大日本国絹布発布式典のあった2月11日。式典に参加するため準備をしていた森有礼さんは、欧米主義に反対な国粋主義者、西野文太郎に刺され翌日43歳で亡くなりました。

西野文太郎も森有礼の護衛にこのときに殺害されています。

このように森有礼は文部大臣となってからは、教育や学校の基盤を作るために奔走した人物。津田梅子と女子教育の観点で同じ思想を持っていたと思われます。

人物像をみても、津田梅子とは帰国後の接点はありませんでしたが、ふたりとも伊藤博文と近い関係にあったので、顔を合わせることはあったと思います。

ドラマでも「あら、お久しぶりです」「やぁ、元気だったかい」といった微笑ましい光景がみられるかもしれませんね。

森有礼とはどんな人物で津田梅子との関係のまとめ

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森有礼さんは『津田梅子〜お札になった留学生〜』に登場する人物で、モデルは同名の森有礼さん。初代文部大臣で、近代教育制度の基礎を作った人物です。

森有礼さんはイギリスやアメリカで過ごし、欧米の文化や教育、宗教などを学びます。外交官となってアメリカに駐在し、そこで留学生としてやってきた津田梅子さんらのお世話をしました。

帰国して文部大臣となってから、教育制度の改革に奔走。近代教育の原型を作りますが、反対の思想を持つ青年に刺され43歳で死去。

津田梅子さんとは女性の教育の向上という、同じ思想を持っていました。

『津田梅子〜お札になった留学生〜』では森有礼さんをディーン・フジオカさんがスマートに演じられるそうです(≧∇≦)

森有礼さんのように立派な髭をたくわえたディーン・フジオカさん♪どうぞ楽しみにしていてください！