2016年7月12日に第一回目の放送を終え、視聴率も気になるところではありますが、今回は『ON異常犯罪捜査官藤堂比奈子』の結末のネタバレと原作との違いについて書いていこうと思います。
ON異常犯罪捜査官藤堂比奈子とは?放送はいつ?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/285″]すでに第一回目の放送が終了していますが…
放送日時は毎週火曜日の夜10時からフジテレビで放送中です。
過去の未解決事件と性犯罪のデータを全て記憶している新人刑事の藤堂比奈子。
母親の形見の七味缶を持ち歩き、なんにでも七味をかけてしまう変わり者。しかし、藤堂には闇の部分が存在していた。「人を殺す者と殺さない者の境界はどこにあるのか?」犯罪が起こるたびに、強すぎる探究心が暴走してしまう。
題名にもなっている「ON」と闇の関係は!
家を出る時(番組の最初)に「ON」帰ってくる(番組の最後)と「OFF」になるスイッチの本当の理由とはなんなのか?
猟奇殺人事件が起こるたびに真相に近づいていく…
ON異常犯罪捜査官藤堂比奈子の結末とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/281″]『ON異常犯罪捜査官藤堂比奈子』は原作の小説が存在しているため、原作にのっとって結末の予想ネタバレをしていきます。
藤堂比奈子が関わる猟奇的死体が見つかる事件の真相の鍵をにぎるのは、医師の中島保であった。中島は脳内に特殊な腫瘍を植え付ける研究をしていた。
犯罪者の脳内に腫瘍を植え付ける事によって、自分の犯した犯罪を思い出すことでスイッチが「ON」になって、自殺に追い込み犯罪者を罰することができる仕組みと作ることで、世の中の犯罪の抑止力になりうると考えた。
原作では、題名の「ON」は脳内のスイッチが「ON」になることから付いています。
中島は「犯罪は犯罪で罰するしか無い」と秘密裏に研究を実行に移していたのだった。
殺人なのか、自殺なのか解らない死体の正体は、この腫瘍を保の手で埋め込まれたことによって起きた殺人事件だった。
藤堂が性犯罪のデータを記憶するようになったのは、以前親友が殺されてしまったことが原因なのだが、その犯人も保の手によって殺されている。
保の犯行に対して、犯罪捜査は犯罪が起こる、もしくは再犯が起きるまで犯人を捕まえることが出来ない。未然に防ぐ方法が無いのだ。
藤堂は自分の理想を考えるうちに、保の考えが100%間違っているとは思えずにいるが、当然保は殺人事件の犯人として裁かれる事になる。
原作では医師の中島保の猟奇殺人事件として、犯人逮捕で結末を迎えるのですが、ドラマ版の一話を見る限り、結末は少し違う形になるかもしれませんね。
ON異常犯罪捜査官藤堂比奈子の原作との違いとは?
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『ON異常犯罪捜査官藤堂比奈子』の原作は小説家・内藤了氏の『ON猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』です。原作には『CUT』『AID)』『LEAK』という続編があります。
ドラマでは、『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ』の要素をベースに作られていて、『ON』のみのストーリー展開ではないようです。
まず、注目すべきはタイトルの「捜査班」が「捜査官」に変更になっている点ですね。
小説の全体の流れの物語から、波瑠さん演じる藤堂比奈子にスポットを当てている現れですね。単純に犯罪小説の映像化ではなくて、藤堂の色恋や人間模様なども描いていくのではないでしょうか。
更に「猟奇犯罪」が「異常犯罪」に変わっているところにも注目したほうが良さそうです。
原作を見てみると、小説ならではのグロテスクな犯罪の猟奇性がかなり詳細な描写で描かれています。そうしたことから、あまりにも猟奇的すぎる内容を多少変更したのかもしれません。いろいろ調べてみると、そのまま映像化したら「R18指定」になってもおかしくないという意見もあるほどでした。
設定的な部分で大きく違うところは、主役の藤堂比奈子は原作でも記憶力が良い能力があるのはあるのですが、ドラマのように積極的に事件に関与するタイプではありません。どちらかと言えば、おとなしめの目立たないタイプの女性です。
冒頭で部屋を出るときに「ON」と言っていましたが、原作の藤堂はそんなことを言いません。ドラマ版のわかりやすい演出なんでしょうね。
さらに、横山裕(よこやまゆう)さん演じる東海林泰久は、ドラマではすごくギラギラしていて怖めのイケイケ警官ですが、原作ではおっちょこちょいなキャラクターです。
こちらも、ドラマでは重要人物になってくるであろう東海林の必要な演出なんでしょう。おそらく藤堂との色恋的な絡みもあると思うので、ちょっと設定を変えてあるのかもしれませんね。
まとめ
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今回は『ON異常犯罪捜査官藤堂比奈子』のテレビドラマ化に際して、原作の小説との違いや最終回のネタバレについてまとめてみました。
小説や漫画が原作のドラマや映画が非常に多い昨今ですが、良くも悪くも話題性が出てきてしまいます。原作がある分、ストーリーや設定にどれだけ寄せれるかやどんなオリジナルを演出するかで評価が大きく変わってしまいますね。原作ファンなら尚更変ないじり方はして欲しくないはずです。
『ON異常犯罪捜査官藤堂比奈子』は、果たしてどちらに転ぶのか??
期待しつつ、見守りたいと思います。