2001年に発刊されたロングセラー長編小説『模倣犯』が、テレビ東京のスペシャルドラマとして2夜連続で放送されます。
『模倣犯』については、2002年に映画化もされています。
今回は、ドラマのメインキャストのご紹介と、映画版ともキャストの描き方の違いについてまとめていきます。
息子さんの事件で注目の的となっている高畑敦子さんも出演するなど注目のキャスト陣です!
模倣犯ドラマのキャスト一覧とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/2490″]では、ドラマ『模倣犯』のキャストをご紹介していきます。
わかりやすいように映画版のキャストも比較して紹介しますので、雰囲気の違い等もわかりやすいと思います。
前畑滋子
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/2552″]連続誘拐殺人事件を追うフリールポライター。一時ライターを辞めていたが今はミニコミ誌や商店街のイベント情報など細々とライター業をしている。
塚田真一や有馬義男と関わり事件の全貌に迫るが…
ドラマ:主演・中谷美紀(なかたにみき) 映画:木村佳乃
映画で木村佳乃さんが一配役として演じた役ではありますが、ドラマの前畑滋子は主役として中谷美紀さんが演じます。
演技には定評のある名女優中谷さん。役の立場の違いを中谷さんはどう表現してくれるのでしょうか?
網川浩一(ピース)
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/2508″]一見穏やかで知的だが…。
笑顔が魅力的で、小学校時代からあだ名は「ピース」。
小学4年で和明と浩美の学校へ転校してくる。その過去には秘密が…
ドラマ:坂口健太郎(さかぐちけんたろう) 映画:主演・中居正広(なかいまさひろ)
映画では主演の中居さんが原作の描写とは違い、冷静沈着で天才的な計算の元、犯行に及ぶキャラクターを演じていましたが、設定が違いすぎて批判もあったようです。
ドラマ版では坂口さんが演じ、比較的原作に近いキャラクター設定になっているようです。
明るい笑顔に隠された内気で影のある役は、月9ドラマ『いつ恋』や朝ドラ「とと姉ちゃん」でも坂口さんは高い評価を受けていたので、非常に楽しみですね。
高井和明
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/2605″]蕎麦屋「増田屋」の長男。
栗橋浩美の幼なじみ。今では浩美から一方的に利用されるだけだが、それでも慕っている。足が不自由。
ドラマ:満島真之介(みちしましんのすけ) 映画:藤井隆(ふじいたかし)
原作の高井の設定とは少し違うようですね。ご存知、満島ひかりさんの弟である満島真之介さんがキャスティングされたドラマ版。
足が不自由とありますが、原作では、視覚機能障害で勉強ができなくてイジメの対象になってしまっていました。
ドラマでは知的障害がある設定のようです。
どっちにしても、かわいそな役まわりは変わりないようでね。
栗橋浩美
和明と幼なじみ。
明るく振る舞うその心の中には深い闇が。そして事件にも…。
ドラマ:山本裕典(やまもとゆうすけ) 映画:津田寛治(つだかんじ)
栗橋に関しては原作とほぼ同じ設定のようですが、原作よりも重要人物感が薄いような気がします。
映画版では名脇役津田寛治さんが熱演。
山本さんはイケメンで好みですが、役としては、個人的にはちょっと軽い感じがします。その予想を裏切る演技をしてくれるか注目です。
更新です!ドラマ実際見てみたら、山本さん、なかなかの好演。ヒロミ役、津田さんとは違いますが、なかなか良い演技です!
高井由美子
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/2573″]和明の妹で、しっかり者。
蕎麦屋「増田屋」を手伝い兄と家族を支える。兄の幼なじみ浩美とは気が合わない。
ドラマ:清水富美加(しみずふみか) 映画:藤田陽子(ふじたようこ)
主役が前畑滋子なので、ドラマ版ではキーマンになる存在でしょう。兄の無実を証明するために前畑と共に事件を追うようです。
ブレイク女優の清水さんなので注目度は高めですね。
以前から演技が上手な女優さんだと思っていたので、どう存在感を見せてくれるか楽しみです。
有馬義男
昔ながらの豆腐店を営む。
失踪した孫の心配をしている。連続誘拐殺人犯の電話を受け、翻弄される。
ドラマ:橋爪 功(はしづめいさお) 映画:山崎努(たまざきつとむ)
塚田真一
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/2560″]連続誘拐殺人事件の第一発見者で、滋子の取材の手伝いをする。自らも強盗殺人事件で家族を失った過去が。
ドラマ:濱田龍臣(はまだたつおみ) 映画:田口淳之介(たぐちじゅんのすけ)
映画見ていましたが、すっかり忘れてました(*_*;KAT-TUNで最近脱退した田口淳之介さんだったんですね。
ドラマは元人気子役の濱田君。イケメンに成長した彼がどんな演技を見せてくれるか、注目です!
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/2627″]古川真智子
義男の娘。娘(鞠子)が突然行方不明になり、警察から連絡が来る。夫との関係が冷えきっていることを悩んでいる。
ドラマ:室井 滋(むろいしげる) 映画:中村久美(なかむらくみ)
武上悦郎
警視庁捜査一課のたたき上げ刑事。連続誘拐殺人事件を追う
ドラマ:岸部一徳(きしべいっとく) 映画:平泉成(ひらいずみせい)
模倣犯の映画とドラマの比較とは?
映画版とドラマ版は原作こそ一緒ですが、ところどころ違うようですね。
一番の違いは、スポットライトの当たっている主役が違うということですね。
映画版では中居正広さんが演じた網川浩一(ピース)が主役でしたが、ドラマ版では中谷美紀が演じるフリールポライターの前畑滋子です。
ということは、映画版は犯人目線でストーリー展開が作られていましたが、ドラマ版ではマスコミ目線で事件の真相を追う側だということです。
クライマックスでは、二人の討論があるようなので、それぞれの違う目線で作られているのは面白いですね。
前畑が主役なので、上司の板垣雅子(高畑淳子)や義理の母・前畑ちよ(丘みつ子)などの配役も用意されています。
更に、事件を追う取材をするでしょうから映画版ではサラッと流れてしまっていた被害者側にもスポットライトが当たっていて、吉田鋼太郎(よしだこうたろう)さんや森本レオ(もりもとれお)さん、温水洋一(ぬくみずよういち)さんなどベテラン俳優陣も多く出演しています。
その他にも、栗橋浩美や高井和明の設定や細かい所で幾つか映画版との違いがありますが、どちらかと言えば、映画版よりも原作に近づけた印象を強く受けます。
映画版は原作をいじりすぎて、原作者の宮部みゆき(みやべみゆき)さんの逆鱗に触れてしまったという過去があるらしいので、綿密な打ち合わせをした上で原点に近づけたのでしょうか(笑)
まとめ
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/2620″]
今回、『模倣犯』のキャストの紹介と映画とドラマの違いについてまとめてきましたが、私としては、ドラマを見る前にもう一度映画版を見直したら(時間が許せば原作も(笑))2倍にも3倍にも楽しめるではないかと思いました。いろんな目線で映像化されると面白さが倍増しますよね。
ちなみに…ドラマの放送は2016年9月21日(水)22日(木)前後篇の2夜連続で、夜9時からテレビ東京で放送されます。お見逃しなく!