前回ラストシーンで、「おかあさん娘をやめていいですか?」と言った美月(波瑠)。
タイトル回収しましたね。その時の顕子(斉藤由貴)の驚愕の顔が忘れられません。
母娘両方、もはやぎりぎりの精神状態でこれからどうなるのでしょうか?
悪い予感しかしない最終回ですが、目をそらさず顕子&美月母娘の結末を見届けたいと思います!
そんなドラマ「お母さん、娘をやめていいですか」第8話最終回のあらすじのネタバレと感想をまとめてみました。
お母さん、娘をやめていいですかの最終回のあらすじのネタバレは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/8702″]3月3日放送
人形の家
顕子(斉藤由貴)は美月(波瑠)を部屋に閉じ込め自分の元に戻ってくるように説得するが、美月は拒否する。しかし、それなら「自分を殺して」とまで言う顕子を見て、美月はいったん家に帰ることにする。浩司(寺脇康文)はそんな二人を見て、結局元に戻っただけかと落胆する。一方、松島(柳楽優弥)は美月と顕子の前に突然現れ、美月を強引に連れ出す。そして、二人は長年会っていなかった松島の母親に会いに行く。
引用元:http://www.nhk.or.jp/nagoya/okamusu/story.html
顕子は美月に捨てられるぐらいなら死にたい、殺してくれ、と美月に詰め寄ります。
ひぇ~、まさに地獄(>_<)
美月の手を自分の首にまわさせて殺すように仕向けます!
なんだか、、、男女間の別れ話に似ていますね。情が深くなり、そしてもつれるとこんな最悪の結末に。怖い(>_<)
さらに顕子は道路で走ってきたトラックの前に立ち、自殺を図ろうとします!
こんな話も男女の別れ話のもつれでありそう・・・。
美月が助けなかったら死んでましたよ!そしたら美月もっと苦しんでいただろうなあ。
晃子には本当に早くしっかりしてもらわないと困ります!
そんな美月はとうとう白旗を揚げて、また顕子と暮らす決意をします。
母親のこんな姿を見たら、突き放せない気持ちもよくわかりますが・・・これじゃ、もう繰り返し・・・。
しかしこれでは晃子の思うつぼです。
松島が頑張る!!
家を出る決意をかためて、アパートまでみつけた美月が、また早瀬家へ戻ったと聞いて松島(柳楽優弥)は、憤ります。
「無理にでも叩き出してくださいよ!」と美月の父親の浩司(寺脇康文)にかみつきます!
今までのジェントルな態度はどこへやら、男の本気を見せてくれます。
松島は有給をとって美月と話し合おうと試みますが、「ママと出かけるから」と断られてしまいます。
いままでの松島ならばここでひいていましたが、今回の松島はねばり強いです。
なんと母娘の買い物の行先を探り当てて、乱入します!
そしていつも通りやんわりと追い返そうとする顕子に向ってはっきり言うのです。
「すみません、僕ほんとうは強引なんです。」と挑戦的な態度をとり、晃子を驚かせます。
今までの松島とは全然ちがってまさに「どげんかせんといかん!」という思いなのでしょうね。
その後、美月と松島は口論になります。
「わたしがいないとママは死んじゃうかもしれない!おかあさんを拒否したあなたのほうが正しいの?ママを悲しませたくない私の方が間違っているの?」と美月は叫びます。
松島が実母に会いに
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/8078″]美月の叫びの答えをさがすために、松島と美月は松島の母に会いに行きます。
松島の母親は涙を見せるものの、いまはひとりでなんとかやっていると言います。
松島に拒絶されて今がある、と前向きな発言をして、もう会いにこなくて大丈夫だからと毅然とした態度をとります。
松島は、母に会うのが本当は怖かったと美月にもらし、美月は松島の手を握ります。
お母さんが元気でいるのを確認できて、松島は嬉しかったでしょうね。
そして自分のしたことを母が前向きにとらえていてくれたことで救われたでしょうね。
美月VS晃子
早朝、りんごを丸かじりしながら、これが毒林檎ならわたしは死ぬのかな?と考える美月。
そんな美月に顕子は、浩司とは別れると話します。
さらに「ママは引っ越ししてみっちゃんとおそろいのティーカップでお茶を飲むの。」と楽しそうに言います。
ひぇ~本当に怖い(>_<)
美月は、「一緒に引っ越そう!でもわたしはそのティーカップはつかわない。本当はこういうのが好きなの。」とシンプルなデザインのマグカップを取り出します。
そして美月はおどろく顕子にかまわず、すべてをぶちまけます。
本当はシンプルなものが好きなこと、スムージーなんか嫌いなこと、ワンピースは着たくないこと、そして・・・顕子が大切に可愛がっている人形も本当は怖かったこと!!!
さらに美月は10円はげがあることをカミングアウトしますが、顕子は動揺して現実を受け入れようとしません。
二人はとっくみあいになり、お互いに頬を叩きあいます。
そして床に泣き崩れたとき、顕子は意外なことを言います。
「ママね・・・本当はスムージーそんなに好きじゃないの。」
美月は驚きながら泣き笑いのような顔をしたあと、すこしほっとするのでした。
ママもわたしと同じでわたしの顔色をうかがっていたんだ、と安心したのでしょうね。
そう、2人ともお互いの顔色をうかがいあって今まで生活してきていたのです。
2人ともしんどかったのですね・・。なんだか親子って、簡単だと思ってたけど、実は難しいのかな~といろいろ考えさせられました。
まさかの顕子の旅立ち
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/7772″]浩司がインドネシアに出発する日がやってきます。
浩司は美月に見送られて、飛行機に乗ろうとしますが、なんと息を切らした顕子がやってきます。そして言います。
「私も後から行ってもいい?私もイチからはじめてみたいの!」
浩司の乗った飛行機の離陸を見ながら美月は聞きます。
「いつ決めたの?」
顕子:「さっき!」
美月:「驚いた!」
顕子は「私も。。。」とほほ笑みます。
そしてさらにふっきれたように言います。
「みっちゃんが娘をやめる前にママがママをやめるわ。」
思わず、涙が出そうになりました。この言葉を言うまでに、どれほどの思いが顕子にあったことでしょう?
全てを乗り越えて娘の手を放した晃子は素敵だと思いました!
まとめ
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/6926″]おそらく顕子は何度も思ったことでしょう。
美月が生まれたときは、ただ愛していただけだったのに、どうして自分はこんなふうになってしまったのか?と。
愛しすぎて、いつしか支配してしまったのです。
そして自分が母親から受けなかった愛情をも美月に求めてしまったのです。
お門違いではありますが、多かれ少なかれ、母娘の関係にはよくあることだと思います。
ただ、顕子はやりすぎて、取返しがつかなくなっただけなのです。
見方を変えればこれだけひとのことを強く思えるということは素晴らしいことでもあるのです。
親友の牧村文恵(麻生祐未)に「うらやましかったのかもしれない。娘に夢中なあなたが。」と言わしめるほどに!
それでも顕子は美月との過去、そしておそらく自分の母親との過去も手放して見事に再生したのです。
最後、インドネシアに向かう顕子の真っ白なコートが美しくて印象的でした。
これから顕子と美月の2人の人生が別々にはじまります。それでもいままで2人ですごしてきた日々は未来への力になってくれるはず!と思います。
モンスターホームドラマと言われてきた「お母さん、娘をやめていいですか?」ですが最終回はすべての母娘に送るエールのような素晴らしいメッセージを残してくれたと思います。久々に見ごたえのあるドラマだったと思います。