本格派サスペンスドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人~』ですが、物語も中盤に入り犯人への様々な憶測が飛び交っています。
そんな中、現在までの流れから生方コーチが犯人の最有力候補ではないか?というコメントも多いようです。
今回は、生方コーチが何故、真犯人なのか?…その理由についてまとめていきます。
12月16日最終回で犯人と真相がわかったので、ネタバレ更新しました!
砂の塔の生方の現状証拠とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/6098″]では、『砂の塔』で岩田剛典さん演じる生方航平の5話までの現状証拠を整理していきたいと思います。
1話
- 亜紀の実家のクリーニング店の隣に住んでいて幼馴染的存在。
- タワーマンション近隣の子供向け体操教室のコーチをしている。
- 昼間から合コンに参加させられていた亜紀に対して「そういう人でしたっけ?」と怒りを露わにしていた。「正直がっかりしました」と見下す態度をとっていた。
- 子供たちからの贈り物を川で必死に探す亜紀を真剣な表情で見つめる~探すのを手伝い、贈り物を見つけた時には「なんかホッとした、昔と変わってなくて…良かった」と言っている。
2話
- 昔隣りに住んでいた亜紀が初恋の人
- 距離を置こうとする亜紀に対して「俺なんかまずいことしました?」と不機嫌そう。
- 亜紀の「親のせいで恥かかせたくない」という言葉に冷ややかな表情を浮かべる。
- 亜紀がパーティで除け者にされて、たそがれていると焼き芋を持って現れる。「なんでも話、聞くよ俺で良ければ」と心配している様子。
- 憧れていた昔の亜紀の話をして一生懸命な亜紀の事を励ます。
3話
- 亜紀のハロウィンパーティの買い出しの時に突然現れる。
- 壁の落書きを見て「こういうのすっげー腹立つ!何も分かっていないくせに」さらに「今のお母さんて大変だな 母親は責任の重さに潰されそうになっている。 俺がなんとかしてあげられれば…」と母親に代わってというニュアンスと捉えられなくもない言動。
- ハロウィンパーティで亜紀が作った映像の編集を教えていて、「ハロウィン俺も見に行くから頑張って!」と亜紀に伝える。
- 夜に「今から逢えませんか」と亜紀に電話…病院から
- 教え子の手術失敗で「先生の嘘つき」と責められて自分の無力さに押しつぶされて酔いつぶれてしまう。
- 「体操教室の先生を真剣に取り組んでいる」と泣きながら告白。
- 亜紀に励まされ、いきなり抱きついてしまう。
- 酔いが覚めて、反省する生方の横をパトカーが通過
4話
- ハロウィンのときの失態を誤りたくて亜紀の家に来る
- そらが危険な目にあって皆に責められた亜紀を心配するも「全然だいじょうぶ」という亜紀の言葉に目がキョロキョロしている。
- 映像の編集にいたずらされていたことを亜紀に聞いているが、何処で情報を入手したのかは分からない。
- 弓子が亜紀の家に来たことで帰る生方だが「続きはまた」と、思わせぶりな言葉。
- 亜紀を心配して橋の上から電話「月がきれいで…」
- ママ友のことで、パパと喧嘩して飛び出した亜紀が橋で月を見ている所に現れる。
- 亜紀に無理していると突っ込むも、「俺は味方だから亜紀の力に成りたい世界中が敵になっても」と亜紀の心配をしている。
5話
- 亜紀に弓子の盗撮の事を聞いて、疑いを持つ。さらに、和樹と弓子が一緒にいる所を目撃。
- 阿相寛子から弓子の素性を聞き出している。
- 亜紀との関係を和樹に疑われている 合わないと約束。
- 弓子の旦那の会社(鈴白商事)に旦那の在籍確認をし、居ないことがわかると、何かを思っているような表情
- 寛子の紹介で、弓子のフラワーアレンジメント教室でマンツーマンで教えて欲しいと訪れる。
- 弓子に探りを入れていて、徐々に普段と違う雰囲気が出てきた。
- 弓子を自転車で追いかけて、ストーカー行為で捕まってしまう。
以上が、生方公平の各話で起こしたアクションです。
実際に怪しさが露呈してきたのは5話に入ってからですね。それまでは、亜紀に好意を持っていて、近づいているだけのように思います。
砂の塔の犯人予想の反応は?
それでは、世間の皆さんは生方コーチのことをどう思っているでしょうか?
ツイートの一部を見てみましょう!
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/4876″]「砂の塔の犯人は岩ちゃんてネット上で話題になってるからここで確信をもう1つ。サブタイトル 知りすぎた隣人 昔、菅野美穂と岩ちゃんは隣人同士だったんだよね。岩ちゃんのことを知りすぎて犯人だって分かっちゃっうんじゃないかなー。隣人は菅野美穂。」
「犯人は体操の先生よね ママ友の情報は横山めぐみから聞いてるだろし 子供の扱いうまい人ってヤツしかいない(`・ω・´)」
「生方さん亜紀さんのこと、気にかけてくれてるんですよ、きっと♡ だから、偶然をよそおっているのかもしれないです! 生方さんが犯人なわけないですよ!」
「みんな犯人、生方コーチとか言いよるけどどこらへんでコーチになるんか全くわからん(´・ω・`) なんでなんで?」
「砂の塔面白いよねー!!岩ちゃんかっこいいけど犯人説もあってドキドキするね♡
ところで、生方犯人説が自分の中でさらに強くなりました。 ナレーションが「心の闇〜」って言ってた時に映っていたのが生方だった。」
「砂の塔の犯人は3代目かもしれないだって知りすぎた隣人やし、、って考えてたら寝られなくなった」
「砂の塔の犯人岩ちゃんかもね。 だって、岩ちゃんが現れる度に何かある」
「砂の塔の犯人ぜったい岩ちゃんやわ 岩ちゃんやったらツジツマあうしな。岩ちゃんや思いながら見てたらますますぴったりやもん」
「砂の塔怖すぎ見とって心臓痛い みんなが犯人に見える」
「砂の塔 犯人岩ちゃんちゃうん〜 弓子さんやったら話おもんないやん ただの昔の幼なじみが出るかー?」
「砂の塔誰一人感情移入できるキャラがいなくて全員ハラたつww今回生方コーチいい感じだったけどどうせ最終的にあの人犯人なんだろうしな」
「生方コーチが犯人だ!」と言う方が大半の中、がんちゃん(岩田剛典)ファンの方なのか擁護する方もいるようですね。しかし、擁護する方も明確な理由もかけない感じです。
面白い!と思ったのは、サブタイトルの『知りすぎた隣人』が亜紀のことだという方がいらっしゃいました。犯行に及んだ生方コーチのことを知りすぎたと考えたようです。確かに、亜紀にとって、過去の隣人は生方ですがその逆も然りですよね。
この考え方は盲点でした。
最終回を終えて犯人のネタバレ!その真相や動機は?
では最終回を終えてのネタバレです。
ハーメルン事件の犯人は多くの視聴者の予想通り岩田さん演じる生方でした。
厳密に言うと最初は生方の母親が1人目の子供を誘拐しました。
生方の母親は認知症でした。その母親は子供と遊ぶのが大好きで、子供と一緒に遊んでいると症状が少し良くなっていました。
そんな時、男の子を誘拐します。
びっくりした生方でしたが、その男の子は実の親に虐待されていたので「家に帰りたくない」と言いました。
生方は、母親をかばうために、虐待の被害に遭っている子供たちを次々と誘拐して、母親に面倒を見させていました。
また最初は母親のために誘拐をしていた生方でしたが、虐待されている子供を見るたびに、自分の子供のころを思い出して、子どもを助けてあげたいと思って誘拐を続けてしまいました。
そう、生方もまた、母親から虐待されていたのでした。
亜紀に見せた生方の体には昔母親からされた虐待のひどい傷が残っていました。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/6098″]刑事から「どうして虐待されたのに母親をかばったのか??」と聞かれると「お母さんも大変だったんだ・・・父親に裏切られて・・・」と母親をかばう生方。
切ない・・・かわいそう・・・以前、こういう話聞いたことがあります。虐待されているのに「お母さん大好き」って子供が言うって・・・。
そしてハーメルン事件の時に耳にした口笛は、母親に口笛を聞かせると病状が良くなるので、生方が母親のために口笛を吹いてあげていたんですね~。生方は母親にひどいことされたのに、憎めない悲しい子供だったんです。。。しかも最後まで母親をかばって、警察につかまる前に母親に電話して「逃げろ!全部おれがやったことにしろ!!」って。
ちなみに和樹は、生方がマンションで母親から口笛を吹いてと頼まれて、電話で口笛を聞かせてあげているところを見てしまい、犯人が生方だと気付いてしまいました。
生方はマンションの倉庫のような場所に和樹を閉じ込めますが、母親を逃がした後に和樹を逃がすつもりでした。
がんちゃん・・・やったことはとっても悪いことだけど、切ないかわいそうな真実だったんですね。個人的には岩ちゃんこと生方を責める気にはなれない結末でした。
以下は、最終回前に書いたネタバレ予想です。
う~ん。外れてましたね(^_^;)
砂の塔の生方が犯人のネタバレ
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/4271″]それでは、ネタバレ予想をしていきたいと思います。
まずは、連続幼児失踪事件(ハーメルン事件)の警察の捜査でわかったことですが…
犯人は「子育てを疎かにしている母親を罰したいという歪んだ癖を持っている」ということです。
そして、「子供の身近な人物・心を掴むのが上手いやつ」「ホシはママ友の中に紛れている」と言う捜査プロファイリングになっています。
さらに、ハロウィンの回で犯人は大きなマスクをしていて、黒い手袋・色白で細身で目の横にホクロの男が黄色いカーネーションを買っていったと花屋が証言していますが、この証言の男はハーメルンの模倣犯として捕まっています。壁の落書き「愚かな母親に罰を!」もこの男の犯行のように見えました。
そして、5話で疑いが上がった「未成年」説は、和樹の任意同行が行われて和樹のアリバイが成立したため、無くなったとしていいでしょう。
あと、残っているキーワードは「内緒の友達」ということですが、コレは子供の心を掴むのが上手いということです。
生方航平は、子供の運動教室のコーチですから、この部分に関してはかなり有力であると考えます。
壁の落書きの時に「何も分かっていないくせに…」と言っていることから、真犯人である自分との考え方のち外から出た言葉のように感じます。
私が考える生方の犯行理由は、子供たちも事を思い、子育てをする母親の事を思い、自分が子供の面倒を見ることで育児の負担を和らげようとしているのではないかと思います。
子供の面倒を見れないならぼくが見る的な感じですね。
なので、今まで失踪した子供たちは何処かで生きているのだと思います。
亜紀に必要以上に近づいているのも、本気で亜紀を心配し子育ての手伝いをしたいという気持ちの現われなのでしょう。今後、エスカレートして連れ去ってしまった時「亜紀さんが大変そうだったから…助けようと思って」的な流れになるのではないかと思います。
さらに弓子に対する敵対心については、自分の計画を邪魔する可能性があるためですね。マンション内に監視カメラを設置しているということは、自分が子供に接近している姿を捉えられているかもしれないと考えたのでしょう。なので、亜紀を心配するフリをして近づき弓子の行動を制限しようとしているのかもしれません。
最終的に、亜紀は生方の本性を知ってしまい「どうしてこんなことをしたの?」と詰め寄ることから『知りすぎた隣人』が成立する・・・。
5話から、急速に動き出した生方の行動が今後どんな流れになるのかは、見てのお楽しみですが、徐々に猟奇的になっていくことが予想されます。
非常に楽しみですね。