望郷の雲の糸のネタバレ!ドラマのあらすじを結末までとキャストも

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 サスペンス好きなら、是非おすすめしたい湊かなえさんの短編集『望郷』の中から「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の3作品がオムニバスドラマとして2016928日にテレビ東京で放送されます。

今回はその中から『雲の糸』についてまとめていこうと思います。あらすじや結末のネタバレ・キャストの紹介をしていきます。

目次

望郷の雲の糸のあらすじとは?

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白綱島出身の人気アーティスト・黒崎ヒロタカ(濱田岳)は、7年ぶりに帰ってきた故郷で海に落ち、意識不明の状態に陥った。遺書はなく、マスコミは事件の可能性もあると報じた。
有名になったヒロタカにとって、故郷は知られたくない過去だった。まだ赤ん坊の頃、母の律子(麻生祐未)が起こした事件のために辛い少年時代を送った場所だったからだ。

1カ月前、ヒロタカは同級生の的場裕也から電話を受けた。裕也の父が社長を務める的場鉄工所は島の大企業で、今年創立50周年を迎える。その記念パーティーにゲストとして来てほしいという。ヒロタカは事務所を通すよう頼むが、強引な裕也の依頼を断りきれなかった。
重い足取りで故郷に降り立ったヒロタカ。島の人々の盛大な拍手や歓声に迎えられたが、どうしようもない居心地の悪さを覚えていた。そんな彼の身に、一体何が起こったのか…?

参照元 http://www.tv-tokyo.co.jp/boukyou/story/story3.html

 

望郷の雲の糸のキャストとは?

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主演 磯貝宏高 / 黒崎ヒロタカ役

白綱島出身の人気アーティスト。人殺しの息子と言われ、少年時代はいじめられていた。
高校卒業後、島の人間と会わずに過ごしてきたが同級生の的場に誘われ、島に帰ることとなる

演:濱田岳(はまだがく)

10歳で子役デビューを果たしている濱田岳さんですが、今では個性派に実力を併せ持つ俳優さんとして活躍されていますね。

子役出身なので、映画やドラマなど出演作は非常に多いのですが、私が最も好きなのは、映画『アヒルと鴨のコインロッカー』です。瑛太(えいた)さんとのW主演で、瑛太さん演じる河崎にずっと騙され続ける椎名を演じていました。役の中の優しくもコミカルな感じが凄く良かったですし、口ずさむボブ・ディランが印象的でした。

テレビドラマでも3B組金八先生(第7シーズン)』や『プロポーズ大作戦』、『信長協奏曲』など、浜田さんにしか出せないキャラクターで存在感を示していましたね。

『釣りバカ日誌』では、「2代目浜ちゃん」を受け継ぎ話題になりました。

 

磯貝亜矢役

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ヒロタカの姉。白綱島で働いている。
律子が犯した罪の真相を知っている

演:内山理名(うちだりな) 少女期・井頭愛海(いがしらまなみ)

高校1年生の時、スカウトされ芸能界入りすると、その可愛らしい容姿から瞬く間にCMやドラマに引っ張りだこになりましたが、逆に妬まれることも多かったようですね。

2006年『大奥~華の乱~』で安子役で連ドラ初主演を果たすと、翌年『嫌われ松子の一生』でも主演・川尻松子として出演されています。

役柄的に「美しすぎる〇〇」という位置づけが多く、先日最終回を迎えた『ノンママ白書』でも、「美しすぎるワーママ」野村加奈を演じ、ドラマ内で流れるHPのノートPCCMでも美しいのはどっち?的な感じで出ていましたね。

 

一方、少女期を演じている 井頭愛海さんはと言うと、なんと『X21』というアイドルグループのメンバーなんだそうです。アイドル・女優業の他にも、10代少女向け雑誌『ピチレモン』の専属モデルとしても活躍しています。

2012年に『国民的美少女コンテスト』で審査員特別賞を受賞し芸能界入りし、翌年には映画『おしん』で女優デビュー。おしんの奉公先・加賀屋の長女・加代を演じました。

これからが楽しみな女優さんですね。

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的場裕也役

的場鉄工所社長の息子。ヒロタカの同級生。
会社の50周年記念パーティーのため、ヒロタカを強引に島へ呼んだ。

演:大野拓朗(おおのたくろう)

2009年の『ミスター立教』という輝かしい経歴を引っさげて挑んだ、2010年『キャンパスター★H50withメンズノンノ』というオーディションで見事グランプリに選ばれ芸能界入りを果たすと、すぐに映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』で俳優デビューしています。

翌年2011年『美咲ナンバーワン!!』の星田勇斗役でドラマ初出演し、2016年には『天才バカボン』『とと姉ちゃん』『でぶせん』『がっぱ先生!』と立て続けに出演している、今注目の俳優さんです。

 

的場社長役

的場鉄工所の社長。
会社創業50周年の記念パーティーを開く。

演:西岡德馬(にしおかとくま)

ベテラン実力派俳優で、低音の落ちつた雰囲気ですので、今回の社長役は適任と終えるでしょう。西岡徳馬さんについては何も心配いらないですね(笑)

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磯貝律子役

ヒロタカの母。
過去の罪を島で償い続けている。
出所してからずっとフェリー乗り場で掃除の仕事をしている。

演:麻生祐未(あそうゆみ)

芸歴30年越えの麻生さんですが、20代の頃は女優としてだけではなく、グラビアアイドルやキャンペーンガールもされていたそうです。

更に当時の大人気バラエティー番組『オールナイトフジ』の司会など、人気番組に多数出演されています。

女優としても『男女7人秋物語』やトレンディドラマ『君が嘘をついた』でヒロインを務めるなど、時代を代表する役者でした。

最近でも、『わたしを離さないで』や『99.9-刑事専門弁護士-』で、その存在感を示してくれています。

 

望郷の雲の糸の結末のネタバレとは?

磯貝宏高が地元の白網島に帰りたくなかった理由の母親が起こした事件というのが、母は宏高の父親を殺害してしまい、そのせいで島では肩身の狭い思いをしていたためでした。

更に島に来てほしいと話をしてきた的場裕也は、当時から宏高にイジメや嫌がらせをしてきた相手で、そんな相手からの頼みであれば乗り気でないもの当然である。しかし、的場は島に残っている宏高の母と姉を人質に無理やり話を進めてしまうのでした。

嫌々ながら、島を訪れた宏高を島の住人たちは、手の平を返したように歓迎します。

宏高は、島民の態度に戸惑いと苛立ちを隠せずにいました。

島での滞在期間、宏高は母親が追い込まれて自殺を考えていたことを知りました。その理由は、「有名になった宏高に旦那殺しの母がいるという真実が迷惑になってしまう。」と考えたのだそうです。

母親を自殺に追い込む原因を作ってしまったと悩んだ宏高は自殺するために海に飛び込んだのです。

一命取り留めた宏高は病院のベットの上で目を覚まします。宏高の自殺未遂により、母親の存在や殺害事件の事も全国的に知れ渡ってしまいます。

絶望にかられる宏高は、姉の亜矢から母親の事件の真実を告げられます。

その真実とは、父親は宏高のことを殺そうとしていて、父親の魔の手から宏高を救うために母は父を殺したということでした。

母は罪を犯したけれど、恥じることはないと励まされながら宏高は回復に向かうのでした。

まとめ

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湊かなえ作品らしい複雑な気分になる結末ですね。

人の親なら、我が子に魔の手が忍び寄っていると知ったら、なんとかして助けてやりたいと思う気持ちはわかります。しかし、殺してしまうのはどうかと思いますね。子供を連れて逃げることも出来たでしょうし、誰かに助けを求めることも出来たでしょう。

人殺しのレッテルは本人だけでなく、家族や親戚にも被害が出ることは大人ならわかることだと思います。

しかも、その救った自分の子供が有名になったからって自殺するとか意味がわかんないですし、それを知ったからってその子供も自殺を図るとか…もうひっちゃかめっちゃかですね。二人共死ななかったから良いようなものの、一番可愛そうなのは姉の亜矢ですよね。

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みんな死んでしまって、天涯孤独(母は父を殺し自殺。弟は母の自殺に責任を感じて自殺)とか、背負う十字架が多すぎて「一番死にたいのはワタシだよ!」ってなっちゃいますよね。フィクションだからありえますが、リアルなら姉も死んでしまうでしょうね。

最後に、無理やり救いを作っていましたが救えていないな~という印象でした。

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