2015年に人気を博したドラマ「コウノドリ」。
女性からの絶大な支持を得て、2017年に第2期がスタートします!
今回は、吉田羊(よしだよう)さん演じる助産師・小松留美子(こまつるみこ)に注目。
吉田さんの役柄について、原作ネタバレエピソードなどをまとめました!
吉田羊の役柄はベテラン助産師!年齢は?
[https://dorama-netabare.com/archives/23780]吉田羊さんの演じる役柄は、
ベテラン助産師の小松留美子。
ペルソナの助産師長。独身。
サクラ(綾野剛)と四宮(星野源)が研修医のときにも厳しく指導していた。
しかし産婦人科医に対する助産師の立場もよくわきまえ、二人のことを「先生」としてリスペクトしている。
いつも明るく元気に振る舞っていて、ムードメーカーのような存在です。
年齢は原作では「アラフォー」とされていて、はっきりとした年齢設定は記されていません。
アラフォー、37歳~43歳くらい・・・かな?広いですね(笑)演じている吉田羊さんが年齢非公開なので、ちょうど良い役柄なのかもしれません(笑)
しかし今はまっとうな人間な小松さんですが、若かりし頃は荒れていたこともあるんです・・・
小松留美子が助産師になった理由は?
コウノドリ第1期の7話では、小松さんの過去が明らかになりました。
小松さんの母親は助産師で、自宅で助産院を営んでいました。
父親は幼いころに出て行っていて母子家庭だった小松さんは、中学生の頃にグレてしまいます。
仕事を優先させていた母親に反発してのことで、警察に世話になるほどの不良でした。
そんな小松さんに、母親はお産を見学させることにします。
自宅が助産院だったけれど、一度も出産を目の当たりにしたことはなかったんですね。
そして生まれた子供を抱いた母親の表情を見て、とても感動した小松さんは、助産師を志すことになりました。
私は人の出産を近くで見たことはありませんが、もし若い頃に出産に立ち会えたら、人生観が変わっていたんじゃないかなと思うことがあります。
兄弟に立会い出産をさせる場合もあるようですが、それってまだ幼い場合が多いですよね。
思春期の頃にこそ、お産の現場を見ることって大事な気がしますね~。
まぁなかなか難しい話なので、思春期の人にはこのドラマで出産の感動を味わって欲しいなと思います。
保健の授業で見せて欲しいくらいです!
母親の助産院が廃業へ
[https://dorama-netabare.com/archives/24057]しかし数年後、小松さんの母親は助産院を辞めてしまいます。
お母さんの取り上げた赤ちゃんが「先天性横隔膜ヘルニア」で、亡くなってしまったのです。
その責任を取って、助産院を廃業します。
「毎回病院で診察を受けていれば、あの赤ちゃんは助かっていた」
「お産は恐い。母親が亡くなることがあれば赤ちゃんが助からないこともある。それでも病院じゃなくて助産院で産みたいという人がここに来る。だから一度の失敗は許されない」
と言った母親の顔を、小松さんは忘れられません。
その思いを抱き続けるからこそ、小松さんにとってお産は「恐い」ものであり、自分を「臆病者」だと思っているようです。
今でこそ安全に思える出産ですが、現実はそんな事ないんですよね・・・。
それをさらに思い知らされるストーリーが、原作で描かれていました。
発症すれば80%が死亡・羊水塞栓症
[https://dorama-netabare.com/archives/24534]原作コミック19巻に収録されていた「羊水塞栓症」という回。
そこでは小松さんの友人であり、同じ助産師である武田(たけだ)さんが羊水塞栓症で命の危機にさらされました。
[https://dorama-netabare.com/archives/23880]〈羊水塞栓症〉
羊水や、羊水のなかに存在する赤ちゃんの産毛、髪の毛、皮膚細胞、便などが母体の血管内に流入し、アナフィラキシーショックを起こしたりする疾患。
出産後数分で症状が出ることが多く、突然の呼吸不全や、出血が止まらず死に至る。
武田さんと小松さんは、看護学校の同期でした。
母親の助産院で赤ちゃんが死亡し、助産院を閉めることになった頃、小松さんは助産師になるのはやめようか悩みます。
しかしそんな時に
「医者だろうが看護師だろうが助産師だって人の命を扱う仕事なんだよ。こわくないやつなんていない。なめんなよ。」
そう武田さんに言われ、やはり助産師になることを決意します。
そんな武田さんは、子宮筋腫を持っていて、子供はなかば諦めていました。
しかし、40才を超えてなんと自然妊娠。
小松さんの病院で帝王切開で出産することになります。
無事に赤ちゃんを取り出し、ホッとして涙する武田さん。
そして小松さんが赤ちゃんを拭いてあげて、振り向くと・・・
床は血まみれ。
出血は一気に3.5リットルを超えました。
武田さんは羊水塞栓症だったのです。
コードブルーで院内の医師が集められ、処置に当たりますが、武田さんは意識不明、そして心停止に。
しかし出血の止まらなかった子宮を摘出し、どうにか一命を取り留めました。
羊水塞栓症は、発症は3万人に1人と少ないほうですが、発症すれば母体死亡率は30~80%と非常に高く、妊産婦死亡原因の約30%を占めます。
こういった疾患に対処する意味もあり、出産後は分娩台で2時間ほど待機する場合が多いようですね。
武田さん無事でよかった・・・。
このストーリーも、もしかしたらドラマで描かれるかもしれませんね。楽しみです!