【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで!犯人と衝撃の真相とは?

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綾瀬はるか(あやせはるか)さん主演のフジテレビ月9「元彼の遺言状(もとかれのゆいごんじょう)」が2022年4月11日夜9時からスタートします。

このドラマは、容姿端麗スタイル抜群の弁護士・剣持麗子(けんもちれいこ)が、元彼が残した遺言状の謎を、依頼人の男・篠田敬太郎(しのだけいたろう)と共に迫っていく、痛快リーガルミステリー!

原作は2021年の『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞した新川帆立(しんかわほたて)さんによる同名小説です。

篠田を演じるのは大泉洋さん、そして元彼の森川栄治(もりかわえいじ)を生田斗真さんが演じるなど、豪華キャストも話題の作品になっていますね。

果たして、元彼が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という遺言の真意とは?

また、元カレを殺した犯人とは??黒幕がいる??

今回は「元彼の遺言状」の原作小説のあらすじネタバレを結末までご紹介していきます。

また合わせて原作小説との違いについてもご紹介。大泉洋さん演じる篠田は、原作と全然違う??

かなりのネタバレを含みますので知りたくない方は閲覧ご注意ください。

目次

【元彼の遺言状】原作や脚本家は?

原作は「このミステリーがすごい!」で大賞受賞の話題作

今回月9でドラマ化される「元彼の遺言状」の原作は、2021年第19回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞した新川帆立さんによる同名小説です。

新川帆立さん自身が受賞当時、現役弁護士で、法律を熟知しているからこその緻密に練られたシナリオと、ぶっちぎりにキャラの強い主人公像、そして、斬新な事件アプローチ手法が選考委員たちをうならせ、満場一致で大賞に選ばれたんですよね(^^)/

脚本家は誰?

そして今回ドラマ化にあたり脚本を担当するのは、杉原憲明さんと小谷暢亮さんです。

杉原憲明さんは映画「総理の夫」「ヒノマルソウル」、ドラマ「アプリで恋する20の条件」「FAKE MOTION -たったひとつの願い-」を手掛けています。

小谷暢亮さんは「ミスシャーロック」や最近では日曜劇場「DCU」の脚本を担当された方です。

ドラマ【元彼の遺言状】と原作との違いは?篠田のキャラが違う?

ドラマ「元彼の遺言状」では、主人公の剣持麗子(けんもちれいこ)と依頼人の男・篠田敬太郎の2人がメインとなりタッグを組む展開になりそうです。

しかし、篠田のキャラクターや役割が、原作とは違うと話題になっていることが話題です。

まず篠田のビジュアルが、背が低く、ぽっちゃり体系のイメージなので、違いすぎます。

また、麗子が元カレの死を知り、もともとの知り合いだった篠田に連絡をした、元カレの死の詳細を聞いたりするのですが、途中からあんまり出てこない、もちろんバディなんて組まないし、そこまで重要なキャラクターではありません。

なので、篠田の役割などは大きく原作と違うオリジナルな要素が強くなるのでは?と思われます。

そんな「元彼の遺言状」の気になる原作小説のストーリーを以降で詳しくネタバレしていきたいと思います!

知りたくない方は閲覧ご注意くださいね。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで①剣持麗子の強烈なキャラ

主人公の剣持麗子は、渉外系大手事務所で弁護士をしている出来る女。

ある日、恋人の信夫から婚約指輪をもらうことに。

しかし、麗子はその指輪の値段が40万であることを知り突き返してしまいました。

高給取りの麗子は、100万以下の指輪には興味がない様子。

さらに内臓を売ってでも金を用意して、指輪を買えばいいじゃないという麗子。

そう、この麗子という女は、仕事にも男にもかなり手厳しい女なんです(;^_^A

そして、今にも泣きそうな姿の信夫を残して、麗子は席を立ってしまいました。

翌日、弁護士事務所に向かった麗子は胸を高鳴らせています。

それは、年に一度のボーナスの人事面談だからです。

上司の山本が告げたその金額は250万。

しかし、麗子は去年は400万だったのに何で?と納得がいきません。

すると事務所の創設者でもある津々井が、麗子の仕事ぶりは素晴らしいが、そのギラギラした感じが怖いと言う人もいると言います。

目減りした分は、勉強料だと思えという津々井の言い分に麗子は反論!

「私はお金が欲しくて働いている。勉強だとか言って天引きされたらたまったもんじゃない」

麗子は辞職もちらつかせ、250万のボーナスの振り込みを約束させてその場を後にします。

怒りが収まらない麗子は腹が減ってきて、大盛りのフライドポテトを注文して食べることに。

そこで事務所を止めることは別にして、しばらくは仕事を休むことを決めます。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで②元カレ栄治の死で篠田にコンタクト

そうとなると明日から何をしようか・・・

連絡を取る女友達なんかいない。

男友達なら少なからずいるけどとアドレス帳を思い出したのが、学生時代に三か月だけ付き合った大学の先輩の森川栄治でした。

麗子はうんとイケメンに癒されたいと思っており、栄治はそれに合致します。

勉強も運動もできないけど、とにかく顔だけは良かった(^^♪

そして栄治に「久しぶり、元気」とメールを送ってみます。

しかし一時間たっても返事は無し。

その日は、そのまま帰宅して麗子は寝ることにしました。

それからは用もない日々を過ごしていたものの、ある日だけ実家に帰る予定が入っていた麗子。

兄の雅俊が婚約者を連れてくるということで実家に帰るも、官僚の父親は弁護士になった娘のことが面白くないのか、いつも麗子に文句を言います。

負けずに麗子も言い返すので、二人は実家に帰るたびに喧嘩ばかりでした。

雅俊の婚約者・優佳がその場を収めようとする姿を見て、麗子は「地味だけど良い子なのだろう」と感心するも、その日は母が泊っていけと勧めるものの、自宅に帰ることに。

帰り道の電車で、携帯にメールが届きます。

その差出人はなんと森川栄治!

しかしそこには驚きの内容が書かれていました。

剣持麗子様 ご連絡ありがとうございます。私は身の回りの世話をしていた者。栄治氏は1月30日未明に永眠しました。

なんとちょうど一週間前、麗子が恋人の信夫から指輪をもらっていた前日に亡くなっていたのです。

まだ30歳と若いのに何で死んでしまったのか?

そんな疑問を抱きながら、麗子は大学のゼミの先輩で栄治とも交友が深かった篠田にメールをしてみました。

篠田は森川家とは家族ぐるみの付き合いがある男で、父親は貿易会社を営んでいる、いわゆるお坊ちゃん。

篠田からはすぐに返事があり、ちょうど話したかったと言われ二人は会うことになります。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで③驚きの遺言状の内容

篠田は栄治の死に疑問を抱いている様子で、ある動画を麗子に見せました。

それは栄治の叔父と名乗る銀次が投稿した動画です。

「これから森川製薬の創業者一族の集まりがある」

それを聞いた麗子は驚きました。

なんと、栄治は森川製薬という有名企業の跡取りだったのです!

そして動画では、甥の栄治が死んだことで、遺言が発表されるのだが、栄治には60億の遺産があることが明かされます。

そこに栄治の顧問弁護士と名乗る村山が登場し、遺言状を披露しました。

一、僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る。

一、犯人の特定方法については、別途、村山弁護士に託した第二遺言に従うこと。

一、死後、三か月以内に犯人が特定できない場合、僕の遺産はすべて国庫に帰属させる。

一、僕が何者かの作為によらず死に至った場合も、僕の遺産はすべて国庫に帰属させる。

この動画を見終わって、しばらく黙ってしまった麗子と篠田でした。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで④元カレを殺したのは篠田?

麗子が死の理由を尋ねると、篠田はインフルエンザで亡くなったことを明かします。

もともと重度のうつ病を患っており、体力も低下していた様子で、栄治は軽井沢の別荘で療養をしていました。

そして篠田は、亡くなる少し前に栄治に会っていたが、そのときインフルエンザの治りたてだったと言うのです。

「どうかな。ぼくは60億もらえるだろうか?」

篠田は、自分がインフルエンザをうつしたとしたら、自分が栄治を殺したことになり、遺産をもらえるのでは?と麗子に持ち掛けます。

そして自分の代理人になって、この件を調べてほしいと頼む篠田。

当初は自分に入ってくるのは10億程度で、割に合わないと一度麗子は断ります。

しかし、色々と森川製薬の資産を調べていくうちに、うまくいけば150億の報酬が得られるのではという算段に至るのです!

そして再び篠田に連絡を取り、依頼を引き受けることを約束しこう言いました。

「完璧な殺人計画を立てよう。あなたを犯人にしてあげる」

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑤とんでもない遺言は有効?

森川栄治の遺言にはまだまだ続きがあり、麗子と篠田は首をかしげながら動画を見ていました。

これは僕にとって犯人への復讐だ。与えることは奪うこと。

犯人の特定方法は、森川製薬の幹部陣に決めてもらう。

社長の森川金治、副社長の平井真人、専務の森川定之。

この人が犯人だと認めた人を遺言の適用上犯人ということにする。

ただし僕は犯人が刑事罰を受けることは望んでいない。だからどんどんと名乗り出るといい。

さらに自分を支えてくれた人たちへの遺贈も書き連ねてあります。

そこには、元カノたちに軽井沢土地と別荘を与える。名前は恥ずかしいので別のリストに。

栄治が何をしたいのか全然わからない、麗子と篠田(^^;)

そして気になるのは、この遺言が法的に有効なのかどうかということ。

場合によっては民法90条、公序良俗違反で無効になるかもしれないが、麗子は過去の例から考えると理屈をこねればその問題はクリアできるかもと言います。

さらに森川製薬が、この珍妙な遺言に本当に付き合うのか?

しかし自称犯人は続々と登場しているようで、役員たちはこの茶番劇に付き合うことを決めている様子。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑥犯人選考会!?

ほかに先を越されては困ると、篠田はすでに医師を買収して栄治のインフルエンザの死亡診断書を手に入れていました。

麗子は、ひょっとすると本当に勝てるかもと思い、その場で犯人選考会へのエントリーを行うのでした。

後日、麗子は森川製薬の本社ビルに向かいます。

匿名の依頼人の代理人として、役員である三人の男たちの前に現われた麗子。

社長の森川金治は、森川家の直系男子で栄治の父親。

専務の定之は、金治の姉の婿、義理の兄にあたる人物。

そして副社長の平井は、大株主の投資会社から送り込まれた男。

まだ40代近くで、社長や専務とは親子ほど年が離れています。

そんな男たちの前で、栄治の死亡診断書を提示し、クライアントのAはインフルエンザを故意に感染させて、弱っている栄治を死に至らしめようとしたと麗子は主張。

しかし、このような魂胆でやってくる犯人はほかにもたくさんいると、定之専務が言います。

この流れを想定していた麗子。

犯人選考会とは名ばかりで、本当の目的は「新株主選考会」だと考えていました。

派閥争いをしている社長と専務、外部から乗っ取りを目論む副社長!

三者が納得できるベストな提案をしたものが、犯人として新株主に選ばれる。

栄治はあの珍妙な遺言を残すことで、会社の分裂を防ぎ、妥協点を見つけられる人物に会社の森川製薬の株式を託したかったのでは?

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑦死んだ元カレの従妹の森川紗英が登場

すると麗子は、一つの資料を提示しました。

来年に森川製薬から販売予定の筋肉補強薬「マッスルマスターゼット」!

この新商品について、それぞれにとってより良い経営プランを資料に掲載したのです。

一番に興味を示しプランを認めたのが、平井副社長。

しかし、金治社長は顧問弁護士と相談したいと言い始め、麗子は一度別室で待たされることになりました。

受付の女性に勧められるがままに、別の階にカフェテリアに行くと、社員たちの中から、聞き覚えのある栄治の声が聞こえます。

そんなはずは無いと思い当りを見回すと、当然死んだ栄治の姿はありません。

すると今度は知らない番号から着信が入ります。

出てみるとその相手は、先日出会った兄の婚約者の優佳でした。

優佳は兄の雅俊が浮気をしているのでは?と疑い、麗子に相談したかった様子。

そんな心配事に付き合っているほど暇じゃない。

そう思っていた時、「あなたが剣持麗子ね!」と声をかけられ、思わず電話を切ってしまう麗子。

目の前には仁王立ちした、若い貧相な女が立っていました。

「あなたも栄治さんの元カノなのよね?」

その女も元カノなのかと思われましたが、その正体は、栄治のいとこの森川紗英でした。

先ほどの定之専務の娘です。

紗英は叔父の金治から話を聞いて、富治とともにやってきたと言います。

富治とは金治の長男で、栄治の兄の事。

「犯人の代理人の女弁護士の名前を聞いてびっくりした。遺言に書いてあった元カノの名前だったから」

すると紗英は、遺言の別紙のコピーを取り出して見せてくれます。

そこには10人近くの女の名前が書かれています。

原口朝陽、森川雪乃、堂上真佐美、剣持麗子・・・

そして紗英は、元カノなら悲しむはずなのに、お金儲けしようっていうのが許せないと麗子に文句を言ってきます。

これも仕事だと返す麗子に「別荘の引き渡しにも来る気でしょ?」と尋ねる紗英。

麗子にとってその話は初耳ですが、紗英を利用しようと考え始めます。

栄治をたぶらかした女たちにお礼を言うために紗英も別荘に行くと聞くと「紗英さんが元カノに嫉妬されていじめられたら心配だから。私口喧嘩強いほう」と自らも行くことを約束。

すると紗英も心強いと思ったのか「よろしく頼んだわ」とその申し出を受けるのでした。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑦元カレの元カノ大集合!?

結局その日は待たされた挙句、定之専務の異議があり、判断は保留となってしまいます。

しかし、三人中二人からOKが出たことで、一次選考は通過したと好感触を得た麗子。

そして後日、栄治の元カノたちが軽井沢の別荘に集まる日。

麗子はタクシーで別荘に到着すると、突然犬に吠えられてしまいました。

バッカスという名前で栄治が飼っていた犬です。

今は隣に住んでいる獣医の堂上先生と、息子の亮が面倒を見てくれています。

堂上の妻は、四年前に病で亡くなったと紗英が教えてくれました。

この堂上親子にも遺産を渡すと、栄治は遺言を残しています。

そして別荘のリビングに入ると、そこにはすでに先客がいました。

原口朝陽という名前で、看護師をしてくれた女性で、栄治の最後の恋人です。

さらにもう一人男の姿があり、名前を森川富治と名乗りました。

その声は栄治にそっくりで、あの日会社のカフェテリアで聞いた声は富治のものだった様子。

富治は、別室には叔母の真梨子と村山弁護士が来ていることも教えてくれます。

真梨子とは、定之専務の妻であり、紗英の母親です。

さらにあとは森川雪乃が来たら全員だという富治。

雪乃がくるまでの間、富治は自らのことを色々話してくれました。

森川製薬の株は持っておらず経営にはノータッチ。

学者をしており文化人類学を専攻している。

そして「ポトラッチ」という言葉について説明を始めた富治。

日本語で言うと「競争的贈与」、貰ったもの以上のお返しをするという風習の事。

興味は無いながらも、麗子はその話に付き合って聞いていると、富治と栄治の驚くべき関係を知ることになります。

実は富治は生まれつき、白血球を作れない難病で、骨髄移植が必要だった。

そのために両親は、着床前診断を行い骨髄移植に適した子供を産んだ。それが弟の栄治。

栄治の骨髄が移植されたことで、今自分は生きていることができる。

だから栄治は自分にとって生まれながらの救世主。

何か返さないと気持ちが落ち着かないと富治は言うのです。

そんな話を聞いているうちに、雪乃がようやく到着。

雪乃とは栄治の元カノで、栄治がうつ病になったのち、森川拓未と結婚していました。

拓未というのは栄治のいとこで、定之専務の息子。会社では課長を務めています。

さらに森川真梨子と村山弁護士も部屋に入ってきて、元カノへの遺言の説明が始まりました。

元カノはたくさん名前が書かれていたものの、ここにいるのは麗子と雪乃と朝陽のみ。

一通りの書類仕事を済ませると、村山弁護士の主導で屋敷の周りを確認することになった元カノ達。

 

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑧殺人事件勃発!

するとそこにバッカスの散歩を終えた堂上と亮が現れて、村山弁護士は遺言の事で話があると言って、堂上と共に屋敷に入っていきます。

残った亮は地面に絵をかきながら、左手で書いちゃいけなかったと言いました。

右利きに矯正するよう言われている亮の姿を見て、栄治も同じだったと言う雪乃。

栄治は右利きに直したものの、家の中では左手を使っていたことを麗子も知っていました。

そんなやりとりをしているうちに、堂上と共に村山弁護士は戻ってきて、麗子に事務所によって欲しいとお願いします。

村山弁護士の話では、金治が顧問弁護士を連れて遺言状の原本を見に来るという。

その弁護士の名前を聞いてびっくり。

なんと麗子の上司でもある津々井だったのです!

車に乗って村山弁護士の事務所に向かう途中、麗子はかつて村山の知り合いの弁護士が恨みを買って殺されてしまった話を聞かされます。

村山はその女性と麗子を重ね合わせたようで、死んだあの子の分まで長生きしてほしいと言います。

そうこうしているうちに、車は事務所に到着。

しかし事務所の様子がおかしい。

二階の窓の一部が破られてしまい、中にあった金庫が無くなってしまったのです。

その金庫の中には栄治の遺言が入っています。

二人が警察に連絡すると、その場に金治と津々井弁護士がやってきました。

金治は遺言の有効性を否定したいと考え、津々井に依頼をしている様子。

津々井は公序良俗違反で無効であることを主張しますが、麗子は学者の意見書があれば有効性を主張することができると反論!

それを聞いた津々井は、自分たちも無効を主張する意見書を手に入れようと、足早に去っていきます。

さらにこのとき、津々井の靴が汚れていたことで、家庭内の不和を指摘して怒らせてしまってもいました。

しかし、麗子のこの主張は「はったり」!!

津々井に意見書獲得に奔走させ時間をつぶさせているうちに、自分たちの準備を着々と進めようというのが麗子の考え。

そんな麗子を感心しながら村山弁護士は煙草をふかせます。

すると村山は突然苦しみだし・・・

「わたし、と、あのこ・・・べんごし・・・ばっ!」と謎の言葉を発し、「あのこ、ぶん、ながいきしてください」そう言って村山は動かなくなってしまいます((+_+))

村山弁護士は何者かに毒を盛られて殺されてしまったのです。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑨麗子に不倫疑惑?

村山弁護士の死について警察から事情を聴かれた麗子。

解放されるとすでにあたりは暗くなり、この日どこで休もうかと考えているとそこに車に乗った雪乃が現れて、自宅に泊めてくれることになりました。

お風呂に入りながら麗子は、村山弁護士を殺した犯人について思案します。

しかし明確な候補が上がらず、お風呂からでると雪乃から思いもよらないことを聞かれるのです。

それは栄治が亡くなった前日、1月29日の夫の拓未のスケジュールについて。

スケジュール帳に、「20時、帝国ホテル、剣持さん」と書かれている。これはあなたでは?

麗子は全く見当もつかず否定しますが、雪乃は珍しい名前なので、剣持麗子と夫との浮気を疑っている様子(^^;

なんとか疑いは晴らすものの、麗子はその「剣持」とは誰なのか?と気になります。

翌日、麗子は新幹線で東京に戻ろうとしますが、駅で刑事から声をかけられました。

それは、栄治が死んだ前日から当日のアリバイについて。

警察も栄治の死を殺人と疑い始めている?

さらに麗子が栄治の殺害犯選考会の犯人代理人として参加していると刑事が知っていたことが気になります。

 

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑩元カノの朝陽と協力?

麗子は東京に戻るのをやめて、軽井沢に戻ることにしました。

そして向かった先は元カノの一人、朝陽のもと。

看護師として仕事中の朝陽の病院を訪ねると、朝陽も麗子と話したかったと言います。

実は朝陽は、栄治の死後の処置をしており、そのとき左ももの内側に注射痕を見つけていたんです。

しかし、主治医の浜田先生に口止めされていた。

「麗子さんお願いです。私と一緒に栄治さんを殺した犯人を捜してほしい」

麗子が犯人選考会の代理人として参加していることを警察に話していたのは朝陽でした。

もし断ったら、麗子を悪徳弁護士としてネットで拡散すると言われ、朝陽の笑顔にほだされてしまった麗子は犯人探しを一緒にすることを約束。

早速その日の夜から二人は動き出しました。

 

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑪元カノ雪乃の告白

まず向かったのは遺体の第一発見者である雪乃のもと。

雪乃に今日も帰りそびれたので、泊めてほしいとお願いし自宅で死亡時の状況を聞き出します。

栄治の左ももに注射痕があることを聞いた麗子は驚くべきことを言いました。

「私が殺したんです」

雪乃曰く、栄治は筋肉増強剤「マッスルマスターゼット」を投与してその副作用で死んだという。

その理由は、別れるときに筋肉がない男が嫌いと自分が言ったから。

そして義理の母・真梨子と共にその事実を隠ぺいした。

マッスルマスターゼットは、真梨子の夫・定之専務肝いりのプロジェクトで、雪乃の夫・拓未も大いに関わっていたから。

翌日、雪乃は警察に行きすべてを話すことにしました。

しかし、麗子と朝陽は、栄治が本当にマッスルマスターゼットを打ったのか疑問に思っていました。

うつ病で体調が悪い中、わざわざ筋肉増強剤を打つのか?

するとそこに、栄治の兄・富治が現れて、あとで二人で別荘に来てほしいと言われます。

 

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑫元カレ殺害の別の容疑者浮上

別荘に行くと、富治は再び「ポトラッチ」の話を始め、ある人物を栄治を殺した犯人として疑っているというのです。

それは栄治のいとこで、雪乃の夫でもある拓未!

二人はキャリア上のライバルで、死んで一番得をするのは拓未。

度々、栄治に金の無心もしていた。

しかし、朝陽は生前の栄治は、拓未のことを悪くは言っていなかったと主張!

そんなやりとりをしていると、外で物音が聞こえました。

それは飼い犬のバッカスと世話をしている子どもの亮。

散歩に連れて行こうとしていたようで、亮は左利きを治すと言いながら、リードを右手で持っています。

その様子を見た麗子はあることに気づきます。

栄治の注射痕が有ったのは左もも。でも栄治は家の中では左利きだった!

左利きなのに左ももに注射するのはおかしいのでは?

犯人は栄治が左利きだと知らない人物のはず。

でも雪乃は左利きであることを知っている。

それなら他殺だと気づいたはず。ということは誰かをかばっている?

それは夫である拓未・・・

あのとき、自分に拓未とホテルで会っていた?と聞いたのもアリバイを確かめようとしたからなのかも。

すると前日、探偵に調査を依頼していた件の報告メッセージが入ります。

それは、拓未と麗子の兄・剣持雅俊が大学の同じゼミに所属していたというもの。

以前、婚約者の優佳が浮気を疑う電話をしてきたとき、帝国ホテルのレシートが有ったとぼやいていた。

雅俊は厚生労働省に勤める官僚で、医薬品を認可する部署にいる。

麗子は、急ぎ確かめようと思い至り東京に戻ることにしました。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑬篠田に弁護士解任されショック

雪乃が警察に行ったことで、栄治の死の真相を隠ぺいした浜田医師と真梨子は連日取り調べを受けることになります。

浜田医師は森川製薬から賄賂を受け取って協力、真梨子は金を積んで圧力をかけていた。

その事実の責任を取って定之専務はすべての役職から退くことになります。

一方、麗子はというと兄の雅俊を呼び出して、拓未と帝国ホテル出会っていたことを追求。

当初はしらを切る雅俊でしたが、麗子から浮気の証拠を突き付けられて観念します。

本当に彼は浮気をしていたみたいです(^^;

拓未はゼミの後輩で、マッスルマスターゼットの認可の根回しのための相談を受けていたこと。

拓未の話による、薬の開発に森川栄治が多大な出資をしていた。

しかし栄治が変な遺言をしたせいで、株式が国庫に帰属してしまう。

そうなると面倒なので、拓未の持ち分も国に売却しようと考えているという。

その日別れたのは、夜の遅く終電間際だった。

麗子は雅俊に浮気のことは内緒にすると約束して、礼を言ってその場を後にします。

翌日、依頼人の篠田にこれまでの経緯を報告。

栄治がマッスルマスターゼットを投与されて殺害された可能性があり、いとこの拓未が怪しいと聞き驚きを隠せない篠田。

誰が犯人か気にする篠田ですが、麗子は犯人が誰かなんてどうでもいいから篠田が犯人となって遺産を受け取る方法を進めようとします。

すると篠田は驚くべきことを言います。

「もう終わりにしようクライアントの望むことができない弁護士はクビだよ」

なんと麗子は、篠田から弁護士を解任されてしまったのです((+_+))

プライドの高い麗子は、そのショックからなかなか立ち直れませんでした。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑭麗子が奮起!

後日自宅に届いた弁護士会が発行した雑誌を見て、亡くなった村山弁護士を思い出します。

解任されたとはいえ、やはり亡くなった理由や、行方不明の金庫が気になる麗子。

するとテレビから、盗まれた金庫に懸賞金5000万というニュースが流れてきます。

実は、栄治の叔父である銀治が再び動画サイトに投稿を始めていたのです。

気になりながらも、寝入っていると麗子の部屋のインターフォンが鳴ります。

そこにいたのは、なんと銀治でした。

銀治は高性能のレーダーでとある川に金庫が落ちていることが分かったが、なぜか暴力団にじゃまされているので弁護士の麗子に手伝ってほしいと言います。

銀治曰く、金庫の中には遺書以外にも、大事な書類が入っているとの事。

麗子はその申し出を断り、銀治を追い返しますが、何かモヤモヤする気持ちを感じていました。

するとそこに兄の婚約者・優佳から連絡が入ります。

麗子に会った日に雅俊が花束を買ってきてくれたとうれしそうに語り、浮気のことに釘を刺してくれたことを感謝する優佳。

麗子は何もしていないと言いますが、優佳から案外優しい、幼いころの文集に「お兄ちゃんを悪い人から守るために弁護士になる」と書いていたという話を聞かされ、複雑な気持ちに。

弁護士を志した時のことを思い出し、お金に関わらず手助けを求める人を助けたいという思いに駆られます。

「私にできることをやろう」

そう言って携帯電話を手に取る麗子なのでした。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑮元カレに子供!?

翌日の昼には、麗子は川岸の堤防に足を運んでいました。

銀治の依頼を受けることにしたのです。

暴力団の妨害にも負けず、川の中から金庫を探そうとしますが、なかなか見つかる様子はありません。

二人はいちど銀治が近くに所有するペンションに引き上げることにしました。

そこで、麗子は銀治が森川製薬の経営に関わっていない理由を尋ねます。

銀治は若いころに、家政婦と恋に落ちて子供を授かったが、家族から反対されてその恋はかなわなかったという過去を語ってくれました。

家政婦は追い出され、銀治は一族に嫌気がさして出奔。

時がたち、母親が亡くなったことをきっかけに、冠婚葬祭の場には呼ばれるほどの付き合いが再開したという。

そんな話を聞いた麗子は、動画配信で金を稼いでいる銀治に、ヘリコプターで上からダイバーを依頼して捜索することを提案。

すぐさま銀治は、ヘリとダイバーを手配し、無事に金庫を見つけ出すことができたのです。

しかし、暗証番号ロックがかかっていて開錠業者に頼んでもお手上げ状態。

一つ目は村山弁護士の弁護士番号。もう一つがわかない。

すると麗子が、村山弁護士の死の直前の言葉を思い出しました。

「わたし、と、あのこ・・・べんごし・・・ばっ!」

あの子の弁護士番号、若いころに亡くなった女性弁護士の!

麗子は家に届いていた弁護士冊子から村山弁護士の番号を特定し、女性弁護士の方は軽井沢の事務所に手掛かりが無いか探しに行くことにします。

そこにあった過去の新聞記事からその弁護しが栗田知世であることを特定し、弁護士番号も調べ上げました。

金庫は難なく開き、そこには栄治の遺言が二通、そして元カノリスト、さらにクリアファイルに入った薄い封筒があります。

クリアファイルの方は、銀治が探し求めていたもの。

そこに書かれていたのは、二体の父子鑑定に関わる情報でした。

片方は、銀治と平井真人が親子であることを証明しています。

そう、銀次は副社長の平井の実の父親だったのです。

平井は母を捨てた森川製薬に復讐するつもりで会社に入ってきている、自分はその協力するつもりだと言う銀次。

そして気になるもう一つの鑑定情報。

それは、栄治と亮が親子であることを認めるものでした。

亮というのは別荘の隣人の堂上の息子です。

実は、堂上の妻・真佐美と栄治は不倫関係にありました。

元カノリストにもしっかりと書かれていましたね。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑯衝撃の元カレ殺害の犯人

銀次はこの事実を、亡くなる前日に伝えた。

亮が親子であると知り、遺言を書き換えようとしたが、それがかなわずに死んでしまった栄治。

麗子は思い出しました。初めて別荘に行った日、村山弁護士と堂上が二人で話に行ったことを。

そのとき、亮の親子関係について話したのだろう。

堂上にとって、亮は自分が唯一無二の父親。お金以上にその事実を認めたくない。

だから堂上が栄治を殺した。

そして村山弁護士も元カノリストを見て、真佐美と栄治の関係も知ったから殺された。

妻の浮気を知る人間がこの世に存在することが耐えられなかったから。

 

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑰紗英が犯人に殺される!?

となると元カノリストの存在を知っている人が危ない!

確か紗英がコピーを持っていたことを麗子は思いだします。

電話をすると、雪乃と麗子以外には見せていないと紗英は言います。

そして雪乃に電話をすると、中身は見ていない。そのことを先ほど堂上先生にも話したというのです。

そのとき紗英がコピーを持っていると話してしまったようで・・・

麗子は紗英を助けるために、東京に急ぐ向かうことに!

マンションにつくと、事前に銀次が警察に通報していたため、警察とともに管理人から鍵を借りて中に入ります。

しかし、そこに紗英の姿はなく、電話をかけると「これから品川ふ頭で堂上先生と会う」という紗英。

紗英の命が危ないとうったえるも信じてくれない警察を振り切って、車を飛ばし品川ふ頭に麗子は向かいます。

そしてふ頭にたたずむ二人を発見。

堂上が殺そうとしているとうったえるも紗英は信じようとしません。

遠巻きに見ていた警察官たちが動き出そうとすると、堂上はカバンを海に投げようとします。

麗子は堂上を取り押さえると、堂上はすきをついて逃亡!

「このかばんには毒物が入っている。あの男は殺人犯!絶対捕まえてちょうだい。もし逃がしたら任務懈怠で国家賠償請求をしてやりますからね!」

うんざりしながらも警察官たちは堂上を確保します。

結局その夜、麗子は警察署の留置所で過ごすことになるのでした。

【元彼の遺言状】ネタバレ原作を結末まで⑱遺言の驚きの真相にたどり着く!

拘留中の麗子に会いに来たのは、上司の津々井でした。

麗子は以前無礼を働いたとはいえ、津々井に依頼するのが一番良いと思い連絡していたのです。

「これは貸しにしておきます・・・と言いたいところですが、借りがあるので今回返してチャラということで」

しかし、麗子には「借り」に関して身に覚えはありません。

実は麗子が、靴が汚れていたと指摘したことで、津々井は妻の様子をそれ以後観察するようにしていました。

すると妻は体調が思わしくなく、初期の胃がんであることが分かったのです。

あの時の非礼を詫びる麗子に結果論だからよい。結果が全てだという津々井。

「公務執行妨害、住居侵入、強要、暴行、道路交通法違反など・・・しかし十日後には自由の身にして差し上げます」

その言葉通り、十日後には釈放された麗子。

津々井は検察の偉いさんを強請るという強硬手段をとったみたいです(笑)

そして堂上は森川栄治、村山弁護士殺害の容疑で逮捕されました。

その数日後、金治社長、定之元専務、平井副社長の連名である発表がされます。

「犯人選考会上、堂上を犯人と認定しない」

こうして、栄治の遺産は遺留分を除き、国庫に帰属するという結末とったのです。

しかしまだこの一連の出来事には裏があると思っている麗子!

クルーザーのゲストとして参加して、そこにいる拓未に話をしに行きました。

麗子はなぜこんな珍妙な遺言を書いたのか、自らが考えた考察を語り始めます。

拓未は会社内での力を増すために、遺伝子技術に優れた「ゲノムゼット社」を買収した。

しかしその会社は暴力団のフロント企業と関りがあり、脅されることもしばしば。

そこで、ゲノムゼット社の株式を国庫に帰属させようとした。さすがの暴力団もそうすれば手出しはできない。

拓未と栄治は相談したうえで、初めから遺産を国庫に帰属させようとしたのです。

でも、ここで一つ疑問が。最初から国庫に帰属すると書いてしまえばいいのでは?

麗子がそう尋ねると、拓未はそれは栄治の発案だったと言います。

今回の失敗が露見したら拓未のキャリアに傷がつくから、自分の短い命を犠牲にすると。

さらにいきなり国庫に帰属させると、マッスルマスターゼットの発売に向けた調整がうまくいかない可能性もある。

だから3か月間ほど、会社や森川家の人間に気づかれないように、別の面倒ごとをぶつけることにした。それがあの犯人選考会だったのです。

全てを明かされた拓未は覚悟を決めますが、麗子は言います。

「このことは一つ貸しにしておくわ」

そう、麗子はすべて拓未が正面から認めるのであれば、この事実を金治社長達には言わないつもりでいたのです。

「どう、今のうちに私に唾をつけておくというのは?」

それは自らを顧問弁護士にしろということ!

拓未は笑いながら、栄治が惚れた子だなと感心し、麗子の申し出を受け入れるのでした(^^♪

元彼の遺言状の主要キャストは?

剣持麗子 【綾瀬はるか】

元彼(森川栄治)の遺言状の謎に迫っていく主人公の弁護士。

 

篠田敬太郎 【大泉洋】

麗子に遺言状の調査を依頼する栄治の友人。

 

森川栄治・森川富治 【生田斗真】

謎の遺言を残し死んだ麗子の元彼。

 

森川紗英 【関水渚】

栄治のいとこ。

 

 

 

原口朝陽 【森カンナ】

栄治の元カノの一人。看護師。

 

森川雪乃 【笛木優子】

栄治の元カノ一人。現在は拓未の妻。

 

森川拓未 【要潤】

栄治のいとこで、森川製薬の課長。

堂上圭 【野間口徹】

栄治の別荘の隣に住む獣医

森川金治 【佐戸井けん太】

栄治の父で、森川製薬の社長。

村山権太 【笹野高史】

栄治から遺言を託された顧問弁護士。

森川真梨子 【萬田久子】

栄治の叔母で、森川製薬の専務。

津々井君彦 【浅野和之】

麗子の上司の弁護士。

 

元彼の遺言状原作ネタバレまとめ

今回は「元彼の遺言状」のストーリーと結末を原作小説からネタバレ紹介しました。

原作通りに行けば、元彼の栄治を殺した犯人は、野間口徹さん演じる獣医の堂上ということになります。

そして珍妙な遺言を残した理由には、要潤さん演じる拓未が大きくかかわっていくことになると思います(^^)/

「元彼の遺言状」は2022年4月11日夜9時からスタートです!

原作の結末を知ってもおそらく楽しめる作品かと思いますので、ぜひ皆さんご期待ください。

 

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