テレビ東京の日経ドラマスペシャル「琥珀の夢」が10月5日に放送されます!
内野聖陽さん主演で、あまりにも有名な大手メーカー「サントリー」創業者である鳥井信治郎さんの人生を描いた伊集院静さんの小説が原作となっています。
そんなドラマ「琥珀の夢」のあらすじネタバレを結末まで、感想を交えてご紹介していきます。
琥珀の夢あらすじネタバレは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/44216″]明治12年。大阪の米穀店「鳴江屋」店主・鳴江義兵衛(中村梅雀)とちよ(原田美枝子)に4人目の子供が誕生。萬治郎と名付けられる。成績優秀な子に成長するが、13歳のとき、義兵衛は息子を丁稚奉公に出すことにする。母は反対するが、父の言葉を受け入れる萬治郎(渡邉蒼)。そんな中、萬治郎はキラキラした琥珀色の夢を見る。この夢が意味するものとは…。
奉公先の薬種問屋の店主・小南理助(西田敏行)は葡萄酒の開発をしていた。興味を持った萬治郎は開発を手伝い、やがて販売にこぎつけるが、東京で人気の葡萄酒のおいしさに愕然とした理助は、志半ばで洋酒部を廃止に…。しかし4年後。大人になった萬治郎(内野聖陽)は理助の恩に報いるため、日本一の葡萄酒を完成させるべく再び動き出す!
引用元:http://www.tv-tokyo.co.jp/kohakunoyume/intro/
内野聖陽さん演じる萬治郎は、サントリー創業者の鳥井信治郎さんをモデルとしています。
そんな鳥井さんをモデルした人物が朝ドラ「マッサン」でも出て来ていたのをご存知ですか?
そう、なんと堤真一さん演じた鴨井欣次郎なんです!!!
マッサンでも重要な役柄で、かなり魅力的なキャラクターでした。
そんな同じ役を内野聖陽さんが演じるなんて興味深いです!!!
朝ドラと違ったテレビ東京の描き方がどうなのかな??と比べて見るのも面白いですね!
ちなみに、マッサンで玉山鉄二さんが演じた役は、俳優の山本耕史さんが演じます。
そう考えると、やはり「マッサン」がどうしても頭にちらつくのは私だけではないはずです。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/44222″]
そんなテレビ東京が気合いを入れたキャストで制作したドラマ「琥珀の夢」。あらすじを結末までと感想はOA後、随時更新していきます。
ブドウ酒に魅せられた萬治郎
大阪船場。自転車を乗りこなす萬治郎(内野聖陽)!!
この男が後に日本産のウイスキーを製造することになります。
時は明治、鳴江家に一人の男の子が生まれ、萬治郎と命名されました。
少し成長した萬治郎。「お金には生き金と死に金がある」と母ちよ(原田美枝子)から教わります。
この母の言葉が、萬治郎に商売人の感覚を植え付けたのだと思います!
学生になった萬治郎。演じるのは渡邉蒼さん!
大河ドラマ「西郷どん」で西郷隆盛の幼少期を演じた俳優さんですよね(^^♪
父義兵衛(中村梅雀)は、萬治郎を丁稚奉公に出そうとしますが、ちよと兄千恵蔵は反対。
そんなある日の夜、萬治郎は千恵蔵に言いました。
「夢を見た。手のひらがキラキラした。琥珀色・・・」
ここで見た琥珀の夢が萬治郎のウイスキー造りに繋がっていくんですね(*´▽`*)
家族の心配をよそに、萬治郎は奉公先に向かいます。
年の近い「常どん」と仲良くなり、奉公先の小南商店で「萬どん」と呼ばれ頑張る萬治郎。
翌日、小南商店の店主理助(西田敏行)が登場!
店にほこりをまきちらした萬治郎は理助に説教されます。しかしそれがきっかけで物づくりに本気で向かって行く萬治郎。
一か月後、萬治郎は理助に呼び出され、ブドウ酒づくりを手伝い始めます。
「ブドウ酒づくりの発酵は温度と湿度が大事」だと気づく萬治郎。
「いきなり言い当てて、大したもんだな萬治郎はん」と理助はそんな萬治郎を褒めます。
毎晩理助と夜遅くまでブドウ酒の研究を続け、甘みを増した小南商店のブドウ酒は次第に売れ始めます!
ある日、東京にも販路を広げようと、理助と萬治郎は国生商店の社長(伊武雅刀)の元を訪れました。
「深みと余韻が足りない」と言う国生社長は、自社で扱うワインを持ってきます。
それを飲み、あまりのおいしさに衝撃を受ける理助と萬治郎・・・
大坂に戻った理助は宣言しました。
「今日を限りブドウ酒は廃止や!」
理助が自ら作ったブドウ酒を捨てる姿に、萬治郎は涙を流すのでした(/ω\)
それから四年が経ちました。萬治郎は奉公先から、鳴江家に戻ってきています。
老いた父義兵衛から自らの生まれたときの話を聞く萬治郎。
義兵衛「萬治郎はこれからの商人や。お前何したい?」
萬治郎「わてはもう一度ブドウ酒をやりたいおます!日本中の人たちに喜びを売りたいおます!」
義兵衛「やってみなはれ」
この数日後に義兵衛は亡くなるのでした・・・
事業の失敗と妻との出会い
「好きなことを始めろ」と言い父からの金100円を渡す兄千恵蔵(生瀬勝久)
当時の100円は、今の価値で100万円らしいです・・・( ゚Д゚)
その金を持って神戸に向かい、北海道行きの船に洋装して乗り込む萬治郎。
船のレストランで、外国人と出会い、様々な国の酒に出会います。
ある外国人が言いました。
「日本人は勤勉だが、生きることを楽しんでいない。西洋には生きることを楽しむために色々な酒がある」
その話を聞き「日本人も生きる事を楽しむために酒が必要」だと萬治郎は感じたようです。
そして、イギリスのウイスキーと出会います。
「琥珀色・・・わての琥珀や」ウイスキーを見た萬治郎は喜びの表情です!
この経験を活かし、萬治郎は缶詰、酒の販売を始め、後に暁屋を開業。
まさに日の出の勢いでしたが、失敗の影が迫っていました・・・
ある日、奉公先で一緒だった常どんと再会。
「700円ある。缶詰と洋酒あるだけ売ってくれ」
海軍に売りつけて儲けようとする常どんの誘いにのる萬治郎。
手形で商いをして女遊びを続ける萬治郎の様子を心配する千恵蔵。
日本中で日露戦争勝利の知らせに沸いていたある日、血相を変えた萬治郎が千恵蔵とちよ(原田美枝子)の元に現れました。
「支払いが無い。西城商店はもぬけの殻。兄ちゃん助けてくれ」
常どんの手形不渡りで、借金を背負ってしまった萬治郎(-_-;)
「明後日までに5500円必要・・・」千恵蔵だけでは賄いきれない金額です。
萬治郎と千恵蔵は必死に金策に走り、最後に大川屋(市川左團次)の元にすがります。
千恵蔵「1050円足りません。どうかお金を貸して欲しい」
大川「暁屋さん噂は聞いてますえ。実家を担保にするなんてどう思うてはります?」
萬治郎「わてが悪かったです。人を見る目があらしまへなんだ」
萬治郎の一言を聞き、1050円の小切手を差し出す大川!!
「あんたは自分に見る目が無かったと分かっている。二度と同じ轍は踏まないでしょう。この1050円は生き金や!!」
泣いて頭を下げる萬治郎と千恵蔵。
そして萬治郎は復活を遂げます!
「やっと納得のいくブドウ酒ができました。飲んでみとくなはれ!」
「これはおいしい」 「こないに甘うておいしいのは初めてや」
千恵蔵とちよは萬治郎のワインを絶賛。
このワインには天道ポートワインと名付けられました。
天道は「お天道様」と言う意味です。
大阪の新しもの好きに好評を博した天道ポートワイン!
その勢いに乗り、萬治郎は東京に売り込みに来ていました。
奉公時代に世話になった国生社長(伊武雅刀)に勧めるも、頼んだのは5本だけ。期待外れに終わってしまいます・・・
帰りに立ち寄ったカフェ。女給のミドリ(倉科カナ)に天道ポートワインを勧めると「美味しい」と言ってくれます。
そこに支配人登場。「まずいね。うちには合わない。帰ってくれ」
美味しいと言ってくれた礼にミドリにチップを渡す萬治郎。
「お客さん、いい男っぷりね」とミドリは頬にキスしてくれちゃいました( *´艸`)
大阪に帰ると、そこには母ちよが待っていました。
ちよの助言で高松にワインを売り込みに向かう萬治郎。
すると尋ねた商家の主が50ケース注文してくれました。
そして主の家で美しい女性サト(檀れい)と出会います。
「主の姪のサトでございます」 萬治郎は一泊して高松で過ごすことに・・・
実はこれは母ちよの策略でした。萬治郎に強引に見合いをさせたのです(笑)
ウイスキーをやりたい!
高松の街をサトとめぐる萬治郎。
「天道ポートワイン、ご隠居達に売れるかも。面白い人の奥さんになったら楽しそうだと思います!!」と言うサト
こうしてめでたく萬治郎とサトは結婚。これを機に暁屋を法人にします!
オペラの劇団を作り天道ポートワインを宣伝、萬治郎は常に時代の先んでいました。
さらに、天道ポートワインに美人ヌードポスターを用い、女性客を増やし、東京にも販路を拡大することに成功。
かつて訪れた東京のカフェでは、皆が天道ポートワインを飲んでいます。しかし女給のミドリの姿は有りませんでした・・・
そして、萬治郎はカフェで外国人が飲んでいた酒が気になります。それは琥珀色のウイスキーでした。
大阪に戻った萬治郎はかつて世話になった奉公先の理助(西田敏行)に会いに来ています。
東京での萬治郎の成功を喜ぶ理助は「ワイン一本に絞ってはどうか?」と提案。
しかし「ウイスキーをやりたい」と言う萬治郎。
「萬治郎どん。やめとき。暁屋で出来たウイスキーは奇跡や。たまたまや。原液は輸入できへん。大仕事や。万が一原液が出来ても、熟成に何年もかかる。ウイスキーは金食い虫や!」
理助からの助言を聞いても、萬治郎はウイスキー造りを諦められませんでした。
そして、大阪では地震が発生。それは関東大震災でした。
三日後東京の無残な様子を知り、急いで萬治郎は東京に向かいます。向かった先は国生商店。
「商売の品持ってまいりました。思う存分商いやってください」
「有り難いが、代金が支払えない」という国生社長(伊武雅刀)の目の前で、伝票を破り捨てる萬治郎。
復興のために商品を無償で差し出す萬治郎カッコ良かったですね!(^^)!
復興の手伝いをしていると、萬治郎は、女給のミドリ(倉科カナ)と偶然再会。
ミドリ「終わったの、私も東京もこの国も全部終わったの・・・」
萬治郎「終わってない。この国は踏ん張れる!」
子連れのミドリを背負いながら萬治郎は息子の寿太郎(大東駿介)に言いました。
「ミドリさんは暁屋の最初のお客さんや!!今は苦しゅうても生きていれば楽しい事もある。わしがとっておきのものを作るからまっとくれやす」
再起の気持ちを胸に萬治郎は大阪に戻り、国産ウイスキー造りに本腰を入れます。
しかし番頭の中井(田口浩正)や従業員はウイスキー造りに猛反対。
初期投資に必要なお金は300万。
「暁屋を潰す気か!」母ちよ(原田美枝子)も反対しますが、一人見方が居ました!
「萬治郎さんが出来なくても、血を引く子供たちがやってのける。そんなにやりたければやってみなはれ!!」
妻のサトが萬治郎の背中を押してくれました(*^▽^*)
そして、ウイスキー造りの第一人者松亀(山本耕史)を暁屋で雇おうと誘いをかけるも、なかなか松亀は首を縦にふりません。
一度失敗した松亀は「もうこりごりだ。日本では無理」と諦めモードです(/ω\)
ウイスキー雷神の誕生!マッサンのエリー登場?
萬治郎はその後も、松亀を何度も訪ね、徐々に心を掴んでいきます。
松亀の隣には外国人妻が居ましたね!(^^)!
朝ドラ「マッサン」のエリーです(^^♪ 演じている女優さんは違いますが(笑)
ある日萬治郎は松亀にとある水を勧めます。
「山﨑の水でおます。スコットランドによく似ている。山﨑は名水の地」
萬治郎の熱い思いは遂に松亀に通じました!!
「ポットスチルが必要です。銅製の大きな釜。それに大麦の粉砕機と、ろ過機も必要」
10年契約で、松亀は暁屋に入社し、ウイスキー部を発足。
萬治郎は必死に金策に走るも、日本の銀行は融資を渋ります。
そこでロンドン銀行から融資を受けることに成功。なんとかウイスキー造りを開始!
しかし、理助(西田敏行)の言うようにウイスキーは金食い虫でした。
その間に、ビールや歯磨き粉の販売で何とかやりくりをするも、経営状態は火の車。
そして、四年の歳月が流れ、初めてのウイスキーの樽出し。
ウイスキーのネーミングは「暁→ライジングサン→雷神」という考えを経て「ウイスキー雷神」に決定!
「ワインは天道、ウイスキーは雷神」喜ぶ萬治郎ですが、ウイスキー雷神は期待ほど売れませんでした( ;∀;)
日本人の舌にはまだ早かったのかもしれません・・・
萬治郎は年老いた母ちよに、自らが作ったウイスキーを持ってきました。
「これが萬治郎のウイスキーか。あんたと同じや。聞かん坊な味やな」
そう嬉しそうに言い残し、ちよは数日後に亡くなります。
時代は昭和に移り変わり、経済状況が悪化していきます。
暁屋も歯磨き粉、ビールの権利を売却し経営を乗り切っていました。
松亀(山本耕史)は北海道でのウイスキー造りを夢見て、北海道に旅立ちます。
その頃、兄千恵蔵(生瀬勝久)は病床にいました。
子供の頃の萬治郎の琥珀の夢の話をする千恵蔵。
「お前は弟やけど、いつもわての自慢やったで・・・」
そう言い残し、千恵蔵も亡くなってしまいます(/ω\)
戦争が始まる中、贅沢が出来ない時代。そんな中でもウイスキーの醸造は続けていました。
「見事な出来や、本場スコットランドと遜色ない」嬉しそうに寿太郎(大東駿介)に語る萬治郎。
新しいウイスキービンに切子を入れるため、東京に旅立った寿太郎。
しかし、数日後に悲しい知らせが・・・
寿太郎が東京で心筋梗塞を起こし亡くなってしまうのです。
遺骨になった寿太郎の前に座る萬治郎。
そこに東京から小包が届き、何とそこにはウイスキーの角瓶が入っていました。
「言い出来や。寿太郎、ようやった」涙ながらに遺骨を抱きしめる萬治郎(´;ω;`)ウゥゥ
「このビンにとびっきりの雷神詰めるで!!」と亡き息子のために成功を誓うのでした。
戦争を乗り越え、ウイスキーを売り続ける萬治郎
「雷神ウイスキー寿」これが飛ぶように売れました!
しかし、戦争が悪化し暁屋も消失してしまいます(/ω\)
焼けた蔵で見つかった天道ワインを飲みながら、高松に疎開するようサト(檀れい)に言う萬治郎。
「やっぱり美味いな。生きる喜びや。戦争に勝つまでの辛抱や!」
サトの頬を触り抱きしめる萬治郎。
「ほんまやで。いつまでも、どこまでも。わてのそばに居ててくれな」
「私はずーっとあなたのそばに居ます。萬治郎さん」
しかしこのときサトは病魔に冒されており、亡くなってしまいます。
何か後半になって、人が続々と死に過ぎますね・・・
ちょっと感情移入が出来なくなってきました(-_-;)
サトの遺体にワインを手向けようと空襲警報が鳴る中、工場に向かう萬治郎。
「天道は焼かさへんぞ!!!」
従業員総出で工場の日を消す萬治郎たち。すると萬治郎の頭上から燃えた角材が落ちてきます( ゚Д゚)
1945年8月15日終戦。「日本は戦争に負けたんや」怪我を負いながらも生き残った萬治郎。
「これから何が起こるか分からない。蒸留所の樽を守る。戦争はしまいや!!」
従業員を集め叱咤する萬治郎。
「商いやれるんや!」と嬉しそうな番頭の中井(田口浩正)
「売る相手はもう決めた。アメリカさんや!!生きてる喜びを感じさせたい。戦争に負けたこの国にこないに美味しい国産ウイスキーがあるんやと!」
戦後、萬治郎は雷神ウイスキーの販売を再開。進駐軍だけでなく日本人にも大ヒット!
晩年、家族を思い出しウイスキーを萬治郎は一人飲んでいます。
「おまはんは、サトや。キリっと強いええおなごや!」
83歳でこの世を去るも、萬治郎の琥珀の夢は今も生き続けるのでした(^^)/
まとめ 二時間半で描くのは無理があったかも!連ドラで見たい
[https://dorama-netabare.com/archives/43490]内野聖陽さん他出演した俳優陣の演技は皆素晴らしかったです!
しかし、鳴江萬治郎という人物を二時間半で描くのは、少し無理が有ったと思います(≧▽≦)
ドラマ後半は、ほぼ出来事の羅列と身近な人物の死の描写であまり感情移入できませんでした・・・
ぜったいにすごく面白いので、連ドラ、もしくはせめて二夜連続放送とかもう少し時間を割いた方が盛り上がったのではないでしょうか?
その点が凄く残念でしたね(/ω\)
そして、マッサンで演じた堤真一さんと内野聖陽さんどちらが良かったか?
個人的には堤真一さんの方が良かったです(笑)
マッサンの鴨井欣次郎の方が熱い男って感じがしたんですよね(^^♪
秋のテレビ東京のドラマ三部作のラストは、個人的には少し残念でした・・・。