NHK連続テレビ小説・朝ドラ「らんまん」が、神木隆之介さん主演で2023年4月からスタートし、主人公の槙野万太郎と寿恵子(すえこ)が結婚し新章がスタートしました。
このドラマは、植物学者・牧野富太郎(まきの・とみたろう)をモデルに植物に一途に情熱を注ぎ続けた主人公・槙野万太郎(まきの・まんたろう)の波乱万丈な人生を描いたドラマです。
万太郎と寿恵子が故郷の高知で結婚し再び東京に戻り、新たな展開を迎えています。
田邊教授から、学歴のない万太郎は新種の発表ができないと言われ、自分で植物図鑑を作ることを決意!
そんな万太郎の元に、今野浩喜(こんのひろき)さん演じる東京大学植物学教室の講師の大窪昭三郎(おおくぼ・しょうざぶろう)がやってきて、2人で新種「ヤマトグサ」を命名することになるのですが、これは実話なのでしょうか?
今回は朝ドラ「らんまん」で大窪昭三郎のモデル・大久保三郎(おおくぼ・さぶろう)さんと牧野富太郎さんの「ヤマトグサ」命名は実話なのか?史実をご紹介していきます。
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らんまん大久保三郎と牧野富太郎のヤマトグサの命名が15週で描かれる?
らんまん15週は「ヤマトグサ」がタイトル!
まずは、15週のタイトル「ヤマトグサ」のストーリーのご紹介です。
第15週「#ヤマトグサ」
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らんまんはNHKプラスでも視聴できます!https://t.co/bYNod8kaSm#神木隆之介 #浜辺美波 #大東駿介#今野浩喜 #田中哲司 #要潤 ほか pic.twitter.com/XQSA0mdVch
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) July 7, 2023
15週は学歴のない万太郎が、植物学者として認めてもらうために、植物図鑑を作成することを決意!再び、印刷所で図鑑を制作することになる・・・という展開ですが、そんな万太郎を訪ねてくるのが、植物学教室の3人です。
寿恵子(浜辺美波)は、高価な印刷機を買いたいと言いだす。突然の申し出に、万太郎(神木隆之介)、大畑夫婦(奥田瑛二・鶴田真由)は驚くが、寿恵子なりの熱い思いもあり、印刷機購入へと踏み出す。そして、長屋では印刷機を置くための大リフォーム計画が始動。倉木(大東駿介)、丈之助(山脇辰哉)らも万太郎の夢を応援するのだった。そこへ、大窪(今野浩喜)、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)の3人がやってきて…
引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/114651612
3人がやってきた目的は・・・おそらくヤマトグサのことだと思います。
万太郎(神木隆之介)が高知で採集してきた植物を共同研究させてほしいと頭を下げる大窪(今野浩喜)。万太郎は大窪を受け入れ、植物学雑誌での発表を目標に、二人で研究することになる。二人を見守ると決めた徳永(田中哲司)は、田邊(要潤)に報告。納得のいかない田邊に対し、徳永はこの研究に関わらなければ植物学教室は実績を出せないと伝える。連日連夜、研究に励む万太郎と大窪。そして…ついに!?
引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/114694478
万太郎が高知で採取してきた、植物が後に、万太郎と大窪が命名することになる「ヤマトグサ」だと思います。
万太郎(神木隆之介)は、新種の植物を「ヤマトグサ」と名付ける。大窪(今野浩喜)と論文を書き上げ、ヤマトグサを載せた植物学雑誌がついに完成。二人の発表は、日本で植物学が始まって以来の快挙となった。雑誌と並行して作っていた万太郎の図譜も完成し、寿恵子(浜辺美波)や長屋の面々も大喜び。しかし、この時、田邊(要潤)が研究していたトガクシソウを巡って植物学会を揺るがす大事件が起きていた。
引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/114722855
万太郎と大窪は偉業をなしとげる・・・という展開です。
らんまん大久保三郎と牧野富太郎のヤマトグサの命名は実話!
大窪のモデルは、実在の東京大学の植物学教室の助教授をしていた大久保三郎さんだと思われます。
おはようございます!
今日は東京大学の人びとが初登場します🎓#要潤 さん、 #田中哲司 さん、#今野浩喜 さんが続々登場!#舞いあがれ に出演したあの方も✈
まもなく放送です📺#朝ドラらんまん pic.twitter.com/dTTTHCnvs7
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) May 15, 2023
そして大久保三郎さんは、牧野富太郎さんとともに「ヤマトグサ」命名をする実話のストーリーなんです。
以降では、そんな実話について詳しくご紹介していきます。
らんまん大久保三郎と牧野富太郎のヤマトグサ命名の実話①高知で発見した珍しい植物
大久保三郎とは?
まずは大窪のモデルと思われる大久保三郎さんについてご紹介です。
要潤さんが演じる田邊教授のモデルは、実在する、東京大学植物学教室の教授・矢田部良吉さんです。
お茶の水の高等女学校の校長に就任することになった、動物学教授の美作。
嫌味を言われ、いらだちを隠せない田邊は、話しかけてきた大窪を強く責めました。
「口先だけのゲスな連中ばかりだ」#朝ドラらんまん#要潤 #今野浩喜 #山本浩司 pic.twitter.com/diRDysR1gg
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) July 10, 2023
そして当時、矢田部良吉さんの元で、東京大学植物学教室で助教授をしていたのが、大久保三郎さんです。
ドラマでは大窪は講師役ですが、実際は助教授だったんですね。
大久保三郎さんは、幕臣で後に東京府知事・子爵となった大久保一翁の息子として1857年に誕生。
1871年(明治4年)にアメリカ合衆国のミシガン大学に留学し、植物学を学んだ大久保さん。1876年(明治9年)にイギリスに渡ります。
帰国後の1878年(明治11年)に内務省に務めた後、東京大学御用掛、小石川植物園の植物取調に任じられ、伊豆諸島、小笠原諸島の植物相の研究を行います。
そして、1883年(明治16年)東京大学の植物学教室の助教授に昇進し、矢田部良吉を補佐し、標本施設拡充に貢献しました。
1882年(明治15年)には、教授の矢田部良吉さんが行った東京植物学会の設立に大久保三郎さんが尽力したことがわかっています。
東京植物学会の設立については「らんまん」でも描かれていました。
東京植物学会は、当時、動物・植物の研究者が混在していた東京大学生物学会から分離する形で創設され、矢田部良吉さんが初代会長に就任。
明治28年にそれまで一講座であった植物学科に新たに第二講座が設置されることになり、その担当教授となったのが明治28年にドイツ留学から帰国した三好学さんでした。
大久保さんはこの年の4月をもって非職となり、その後、高等師範学校の教授となりました。しかし、東京大学を辞めた後はまったく植物学に関係した論述を行っていません。そして1924年(大正13年)に死去されます。
大久保三郎と牧野富太郎のヤマトグサ発見!?
東京大学の植物学教室の助教授だった大久保三郎さんは1877年(明治10年)に植物学教室に訪ねてきた牧野富太郎さんと出会うことになります。
牧野富太郎さんに関する書籍・自伝などによると、牧野富太郎さんが植物学教室に行った時、東京大学植物学教室(現在の小石川植物園内)で初代植物学教授の矢田部良吉さん(田邊教授もモデル)に面会することになり、矢田部良吉教授とともに、松村任三さん、大久保三郎さんという2人の助教授がいたことが記されています。
ちなみに松村任三さんは、田中哲司さん演じる徳永政市助教授がモデルだと思います。
矢田部教授からは、東京大学の植物学教室への出入りを許されて、専門書籍や植物標本を自由に利用できるようになった牧野富太郎さん。
ドラマと同様に牧野富太郎さんが始めた植物学雑誌の制作に携わった大久保さんでした。
その後、富太郎さんがヤマトグサを最初に見つけたのは1884年(明治17年)、場所は高知県でしたが、採取したものに、花がなかったことから、ハシカグサの一種だと考えていた富太郎さん。
しかしそのあと、高知の採取仲間である渡辺協さんから花のついた採取品が送られてきます。
「らんまん」第15週の週タイトルは「ヤマトグサ」。明治17(1884)年、牧野富太郎博士が22歳の時に発見した珍しい植物でした。#朝ドラらんまん#牧野富太郎https://t.co/wZanPr2DeI
— 高知新聞 (@Kochi_news) July 10, 2023
らんまん大久保三郎と牧野富太郎のヤマトグサ命名の実話②新種かどうか何年もかけて研究!
牧野富太郎さんは大久保三郎さんと、新種だと思われる植物の研究をすることに。
牧野富太郎さんと大久保三郎さんは、海外で本当にヤマトグサが発表されていない植物なのか?を何年もかけて慎重に調べて、その結果、新種だと判明します。
新種を確定するのには、当時は長い時間がかかったことがわかりますね。
そして「植物学雑誌」第一巻・9号で新種の発見を報告するのでした。
そして、1889年(明治22年)に「植物学雑誌」第三巻23号に大久保三郎さんとともに学名「セリゴヌム・ヤポニクム」と和名「ヤマトグサ(大和草)」を発表します。
世界共通の学名はラテン語で命名されることになっていて、このころまでは日本の植物であっても外国の植物学者を通して外国の学術雑誌で発表されることが慣例となっていました。
そのため、ヤマトグサは日本の植物に日本人が名付け、日本の学会誌に新種として発表した初めてのケースとなりました。