2020年1月9日からスタートしたフジテレビの木曜ドラマ「アライブ ガン専門医のカルテ」。
主演の松下奈緒(まつしたなお)さんが、ガンのスペシャリスト役を演じます。
日本でも患者数が多いと言われていて、2人に1人がなってしまうと言われているガン。
まだガンになっていない人も決して他人事ではないですね。少し怖くなってしまいます。
そんな中気になったのが、ドラマ「アライブ ガン専門医のカルテ」の舞台になる「腫瘍内科」。
また「オンコロジー」と言う言葉。知っていましたか???
聞いたことありますか?正直私、知らなかったのですが、主人公の恩田心(おんだこころ)略して「オンコロ」は腫瘍内科医なんです。
すごいあだ名ですよね^^;
この聞きなれない言葉・・・実在するのでしょうか?
今回はドラマ「アライブ ガン専門医のカルテ」の舞台になる「腫瘍内科(しゅようないか)」「オンコロジー」について意味などご紹介していきます。
ドラマ「アライブ」のオンコロジーとは?
まずは、オンコロジーの意味です。
オンコロジーとは、腫瘍学(oncology)のことで、がんを主体に腫瘍の原因や治療などを研究する学問を指す。
日本におけるオンコロジーは、癌腫と肉腫のがん全般および、治療や診断などがんに関わる分野を指す。
なお、製薬業界では、がん治療薬市場と同義で用いられている。がん細胞は薬剤耐性の仕組みなど分子レベルでも不明な点が多々あるとともに、様々な種類や個人差もあるため、治療法が確立されていない。
オンコロジー領域は注目され続けている領域のひとつであり、オンコロジー領域を専門に扱うユニットをかまえる製薬企業も多い。
引用元:https://answers.ten-navi.com/dictionary/cat05/3413/
こんな学問があったこと知りませんでしたが、2人に1人が癌になると言われている昨今、大いに頑張って欲しい学問ですね。
[amazonjs asin=”4904224426″ locale=”JP” title=”中医オンコロジー―がん専門医の治療経験集”] [amazonjs asin=”4525424524″ locale=”JP” title=”オンコロジークリニカルガイド 肺癌化学療法”]オンコロジーに関する書籍もありますが、それほど多くないのが現状のようです。
医学が発達しているのにも関わらず、ガンになってしまうと、治療が困難、再発も多いと言うネガティブな印象です。
そのために「オンコロジー」は今後の日本人にとっても重要な分野だと思います。
そんなネガティブな印象を払しょくできるような、ドラマの内容になっていれば良いなと思いました。
ドラマ「アライブ」の「腫瘍内科」とは?実在する?
次に、主人公の心が働く「腫瘍内科」についてです。以下、公式サイトに紹介文がありました。
腫瘍内科とは
腫瘍内科は欧米では1960 年代に発祥し、がん治療を専門とし専門医の立場で様々ながん患者の治療を主導していくために生まれた科。
彼らが中心となって、外科医・放射線科医・緩和ケア医などを束ねて、がん患者を様々なゴールに導いていきます。正しくベストな治療法を提唱することで、患者の不安を取り除き、患者に寄り添う医師と言われています。
日本では、2000年代に入り誕生した診療科で、徐々に設置が進んでいますが、現時点での日本の腫瘍内科医の数は1300人程度と、欧米のおよそ13分の1にとどまっています。
一説によると、現状の日本における患者数と比べると、およそ5000人程度の腫瘍内科医が必要とされるとも言われ、いま最も求められると言っても過言ではない医師の種類の一つとも考えられています。腫瘍内科医が向き合うのは、すべてのがん患者。
専門医だからこその本当の病原を見抜く知識と患者のQOL(Quality of Life=人生の質)を一番に考え、がんを切る以外の選択肢も提示できる豊富な経験則を持ちます。がんにはできる場所の臓器の違いや進行度合いを示すステージの違いだけでなく、そもそも人によって、あらゆる種類の形のがんが存在します。
それら、がんの種類をきちんと把握し、特性を理解し、いろいろな症例からベストな治療法を見だしていく腫瘍内科医。彼らは患者ががんを克服する事を最終目標としながらも“がんと共に生きること” 提唱し、数々のがん患者に向き合い、さまざまな形でがん患者を救っていくのです。
引用元:https://www.fujitv.co.jp/alive/introduction/index.html
まだ日本では歴史が浅いですが、実在する科です。
ただ、実際に見たことがある人、少ないかもしれません。
ガンといっても、多くの治療法があり、治療法が選べるだけに、迷ってしまうケースがあるのを聞いたことがあります。
何が自分にとってベストなのか?信頼できる専門の医師がいると安心ですよね。
例えば、少し調べてみると以下の病院に「腫瘍内科」がありました。
昭和大学病院(東京都品川区)
順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区)
日本医科大学武蔵小杉病院(神奈川県川崎市)
東京都済生会中央病院(東京都港区)
東京周辺だけですが「腫瘍内科」のある病院が出てきます。
上記はほんの一部です。まだまだたくさんあるようです。
今まで縁がなかっただけで、気付かなかったのかもしれません。
まだまだ日本では少ないのが現状ですが、調べれば出てきますね。
今回のドラマは原作小説があるのですが、実際に腫瘍内科の医師に取材して寄り添って制作されたそうです。
それだけにリアリティのある、見ごたえのある内容になっていそうですね。
まだまだ知らないことも多い、ガンの分野。ドラマを通して、個人的にも勉強していけたらと思いました。