まるくまとうぎょう(丸熊陶業)のモデルは近江化学陶器?神山清子も就職した会社?

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NHK朝ドラ「スカーレット」ファンのみなさま、ヒロイン喜美子がまだ子供だったころ、友人の熊谷照子というお嬢様がいたのを覚えておいででしょうか?

大人になった照子は大島優子(おおしまゆうこ)さんが演じていましたね。

この照子の親が経営しているのが「丸熊陶業(まるくまとうぎょう)」です。

今回は朝ドラ「スカーレット」に登場する丸熊陶業のモデルについて考察してみました。

戸田恵梨香(とだえりか)さん演じるヒロイン川原喜美子のモデルとされる神山清子(こうやまきよこ)さんは実際に近江化学陶器というところで働いていましたが、実はここにはジョージ富士川(西川貴教)さんのモデルとされる岡本太郎さんとも縁が!!

さて、この近江化学陶器とはどんな会社なのでしょうか?そして本当に丸熊陶業のモデルなのでしょうか。

「スカーレット」の丸熊陶業(まるくまとうぎょう)に関する原作のネタバレを一部含みますので閲覧注意です。

目次

スカーレットの丸熊陶業(まるくまとうぎょう)のネタバレとは?

草間流柔道とはモデルは実在?スカーレットで神山清子も習ってた?

NHK連続テレビ小説「スカーレット」で、ヒロイン喜美子(戸田恵梨香)の一家が移り住んだ滋賀県信楽は陶芸の町です。

その町で一番大きな窯元が、丸熊陶業(^^)

この家の娘、熊谷照子は喜美子の同級生で友人です。子供の頃にチューをしたお相手♪(笑)

親が会社を経営・・・そう喜美子とは全く違う境遇の苦労知らずの、お嬢様です♪

そのせいか、少し性格に難があった照子は、友達があまりできず。小学生の時に転校してきた喜美子に興味を持つようになったことから、仲良くなった2人。

喜美子がまだ子供だったころから、父親の常治(北村一輝)はこの丸熊陶業で運送の仕事をするようになりました。

仕事が忙しくなり、若い子をふたり雇いましたが、ある日全財産盗んで行ってしまいましたが。。。(^_^;)

中学を卒業した喜美子は、その丸熊陶業に就職するはずでした。

が!!

丸熊陶業は男の職場!女性が、しかもまだ中学を卒業したばかりの娘さんが働けるようなところではない、と現場からクレームがきてしまいました(^_^;)

平謝りする社長でしたが、喜美子は就職先がなくなり困ってしまいます。

照子にも「父親をどうにか説得するから少し待って!」と言われますが・・・

家計が苦しく、なんとしても早く喜美子に働いともらわないと困る常治は、大阪まで出向いてなんとか喜美子の就職先、荒木荘を見つけてきました。

ここから今後のネタバレです。

ですがこれから諸事情により(^_^;)、喜美子はこの丸熊陶業で働くことになります。

諸事情とは、あの問題児の常治(北村一輝)が借金で三輪オートバイを購入したうえ、ケガをして働けなくなってしまったこと。

収入はないのに借金だけある。もう家計はスカーレットのように真っ赤(笑)

そんな父親に巻き込まれてかわいそうな喜美子(>_<)

しかも母のマツ(富田靖子)も体調を崩していますが、薬代も払えない状態です。

さらに!次女の直子(桜庭ななみ)は反抗期で、常治とは一触即発の状態(笑)

もう喜美子がいないと、家の中も家計もまわらない状態になってしまったのです。

この状況を見て喜美子は信楽に戻る決心をするのでした。

こうして信楽に戻った喜美子は丸熊陶業で働くことになります。

なので、今後の「スカーレット」は丸熊陶業なくしては語ることができません。

と言うか喜美子の人生を大きく変えるのが丸熊陶業への就職です。

さて、この丸熊陶業のモデルは本当に近江化学陶器なのでしょうか?

 

 

丸熊陶業(まるくまとうぎょう)のモデルは近江化学陶器なの?神山清子も働いていた?

スカーレットのモデルは神山清子で陶芸家?夫や息子の話が波乱万丈?

喜美子(戸田恵梨香)のモデルは、女性陶芸家の草分け、神山清子(こうやまきよこ)さんです(^^)

 

清子さんは信楽にある近江化学陶器で働いていました。

陶器の会社で働いていたのがこの近江化学陶器だけなので、ここが「丸熊陶業」のモデルで間違いないでしょう。

近江化学陶器の基本情報

商号 近江化学陶器株式会社
創業 明治7年(1874年)2月
代表取締役 瀬戸明弘
所在地 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2408番地
事業内容 ・オーダータイル

・湿式内外装タイル(陶櫛目・パティーノ・コーラス・スティルクレイ・ジェネラリック・結晶釉・陶洛壁・陶灯火)

・住宅用外装材(ベルニューズアンティーロ・ベルニューズシンプル)他

引用元 公式サイト

創業してからなんと145年!ものすごい歴史ですね~。

この近江化学陶器では、原料から出荷まで一貫生産しているそうです。これまでに旧首相官邸や旧一橋大学などの外装保存事業などもされています。

創業当時は生糸用蚕糸鍋の製造をしていましたが、1941年に耐熱性などが高い理化学陶器の製造を始め、会社名を近江化学陶器有限会社としました。

1959年から外装タイルの製造をスタートし、1961年に株式会社に変更。1976年には伝統的工芸品産業功労表彰を受賞しています。

主力商品だった火鉢の需要が減ったことから、さまざまな製品の生産をしてきましたが、現在ではタイルをメインにしているようです。

ということでこの近江化学陶器は現存する会社です。

この近江化学陶器に神山清子さんが入社したのが1954年、清子さんが18歳のときでした。

清子さんが就職した時、信楽の陶器産業は非常に栄えていたんです。

戦争で鉄や金物が不足したことから、陶器はさまざまな場面で重宝された時代でした。

とくに暖房器具の火鉢は飛ぶように売れていて、最盛期の時は、信楽は全国シェア8割を占めているほどでした。

最初はドラマでも描かれていた通り、当時の焼き物業界は完全な男社会だったので、絵付け工に女性などいませんでした。最初は就職はできたけれども、最初から『女なんかに、できるわけない』と言われていじめられたそうです。

1年ほどが過ぎたころ、社内でやっと清子さんの腕前が正当に評価されるようになります。そして火鉢などの絵付けという仕事をしていた清子さん。更にその実力が認められ、やがてデザイン部のリーダー的な存在となります。

そして1957年、近江化学陶器での同僚だった神山易久さんとご結婚♪共働きしながら長男と長女を育てました。

ちなみに旦那様は「近江化学陶器」で清子さんの絵を最初に褒めてくれたそうで、そのことがきかっけとなり急接近して交際が始まったそうです。

そして1960年代半ば、石油ストーブや、家電製品などが普及したことから、主力商品だった火鉢が売れなくなったことで会社の経営が悪化、清子さんは近江化学陶器を退社します。

そしてその後、陶芸家の道へと進む訳ですが・・・

清子さんが勤務したのはおよそ10年。さて、この間にジョージ富士川(西川貴教)のモデルとされる岡本太郎さんとの接点はあるのでしょうか?

 

まるくまとうぎょうモデルの近江化学陶器と岡本太郎はどんな関係なの?

スカーレットでジョージ富士川役は西川貴教!経歴や出演作品は?

岡本太郎さんと神山清子さんにはほとんど接点はないと思われます。

岡本太郎さんが近江近代陶器と出会ったのは、1964年の東京松坂屋の外壁アドバイザーをしていたとき。

岡本太郎さんが望む赤い色を信楽焼で表現できる、と知ったことでその後国立代々木競技場や黒い太陽なども信楽で製作。そのお手伝いをしたのが近江化学陶器でした。

なので本格的に岡本太郎さんが近江化学陶器と一緒に仕事をするようになったのは、神山清子さんが退社されてからだと思います。

ふたりは一緒に仕事をしてたの?なんて思いましたが、残念ながらそうではなさそうです。

ちなみに岡本太郎さんの功績により信楽が有名になり、岡本太郎さんは信楽名誉町民になっています。

岡本太郎さんといえば、やっぱり「芸術は爆発だ」です(^^)

そんな岡本太郎さんをモデルにしたジョージ富士川。演じる西川貴教さん、役作りのために金髪にしたんですね~。

なんと滋賀県出身の西川貴教さん、滋賀県の観光大使も務めているんです。

こてこての大阪ことばに、不自然さがないのも当然ですね。

このように岡本太郎さんは、近江化学陶器の製品で素晴らしい建築物を造り、それによって信楽も有名になりました。

残念ながら神山清子さんとの接点はなさそうですが、ジョージ富士川と喜美子は信楽で再び出会うことになります。

さて、ジョージ富士川はどんな風を信楽に吹き込んでくれるのでしょうか。

まとめ

スカーレットは実話?元ネタやモデルが実在する?【朝ドラ】

朝ドラ「スカーレット」でヒロイン喜美子の友人、熊谷照子の家は信楽で一番の窯元である丸熊陶業です。

喜美子の父親、常治もそこで運送の仕事をしていますが、これから喜美子も働くことになります。

そのまるくまとうぎょう丸熊陶業のモデルは、喜美子のモデル神山清子さんが実際に働いていた近江化学陶器。

神山清子さんの陶房がある場所の、すぐ近くにこの近江化学陶器はあります。

岡本太郎さんの手によって造られた、太陽の塔や東京オリンピックにも協力した歴史ある会社です。

さて、ドラマの丸熊陶器でジョージ富士川と喜美子はどんな出会いをするのでしょうか?

個人的にジョージ富士川のテンションの高さが気に入ってるので(笑)、あのままでいってくれることを期待しています!

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