TBSの金曜22時ドラマ「凪のお暇(なぎのおいとま)」。
空気を読み過ぎることに疲れた凪(黒木華)が、何もかも捨てて心機一転!しばしのお暇を楽しむ、というストーリーです。
2話では、凪が失業保険を得るためにハローワークに訪れ、そこで市川実日子(いちかわみかこ)さん演じる坂本龍子(さかもとりょうこ)に出会うというエピソードが描かれました。
仲良くなったものの、喫茶店で宗教の勧誘をされてしまう、という流れが衝撃でしたよね。
今後、坂本と凪の関係はどうなっていくのでしょうか?
また、坂本の就職が上手く決まるのか?
なども気になりますよね。
今回はドラマ「凪のお暇」に登場する坂本龍子(市川実日子)について、原作ネタバレをまとめていきます!
市川実日子が演じる坂本龍子とは?
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市川実日子(いちかわみかこ)さんが演じている、坂本龍子(さかもとりゅうこ)。
ハローワークで求職している、元会社員の28才です。
成績優秀で高学歴ですが、「空気の読めない」女性。
「空気を読み過ぎた」凪とは対照的なんですね!
凪とはハローワークで出会い、親しくなったのですが・・・。
凪のお暇の坂本りょうこの原作ネタバレ!
凪との出会い
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貯金がみるみる減っていくことに危機感を感じた凪は、失業保険を受け取るべくハローワークへと出向きます。
手続きのために窓口に座っていると、近くの席で坂本が「そんな条件で仕事が見つかるわけがない!」と大声で指摘されていました。
トイレで坂本に会った凪は、思い切って「ここの職員さんアクが強いですよね」と声をかけます。
そして意気投合した二人は、たびたびハローワークで出会うように。
「次こそ自分にウソをつかない所で働きたい!」
厳しい条件だと分かりながら求活する坂本を凪は尊敬。
すると坂本さんは「この後お茶でもいかがですか?」と凪を誘います。
そして喫茶店へ行ってみると・・・
「この石のおかげで前向きになれたの。カルマが浄化されるから」
と、なぜか見知らぬ女性二人があらわれ、凪は宗教の勧誘をされてしまいました。
手首につけた石のブレスレットを指さして、坂本さんや両隣の人は熱心に石をすすめます。
これまでの凪なら空気を読み、流されて入会してしまっていたかもしれません。
でも今回は違いました。
「いらないです。私はその石に興味はありません」
きっぱり断り、お茶代だけ置いて喫茶店を出ることができました。
そんな凪を、坂本さんは追いかけてきます。
「信じてもらえないかもしれないけど、石の話をするの迷ったんです。本当に身につけるようになってから前向きになれて。でもこうゆうことしてたら友達一人もいなくなっちゃった・・・本当にごめんなさい」
と泣く坂本さん。
「私は絶対いらないけど、そうゆうの抜きでならまた会ってお話しましょう。普通に」
凪はそう誘い、二人は普通の友達になることができました。
坂本りょうこの過去とは?
坂本は、子供のころから「神童」と呼ばれているくらい優秀でした。
ありとあらゆる教科がするする頭に入ったし、実際かしこかったのです。
しかし大学三年のころ。
就活がはじまったあたりで、坂本は気づきます。
インターン先でのアプローチ、グループディスカッションでの粋な発言力、確かな筋の情報収集、面接官への気の利いたアドリブ・・・
全て、もうろうで惨敗してしまいます。
坂本は、いわゆる「地頭」が良くないタイプだったのです。
それでも周りが大企業に就職していく中、第321希望くらいの会社に就職。
ミスするたびに
「これだから高学歴は使えない」
と鬼の首を取ったように言われ、辟易した坂本は職を転々とするようになります。
そんなどん底のころ、石に出会ってハマってしまったのでした。
坂本がブラック企業に就職!?
坂本は毎朝早起きしてスムージーを飲み、朝一でニュースチェックをします。
世界情勢、日本政治、芸能、円為、ありとあらゆるサイトを偏りのないようにフラットな目で閲覧。
その後は、意を決してメールチェック。
メールボックスは、不採用通知だらけです。
それからSNSを開いて、コンサル、メガバンク、マスコミ、政界などの第一線で活躍している同級生たちの近況報告を眺めます。
実は、坂本は東大出身なんです。
漫画でははっきりと名前は出されていないのですが凪が「とっ・・・!?すごくないですかそれ!!」と驚いていたので、おそらく東大なのだと思われます(^_^)
ある日、坂本は「合同企業説明会」へ行きます。
ひとつのホールにたくさんの企業があつまる就活応援イベントで、各ブースで企業の仕事内容について質問できたり、自分を売り込むことが出来る場なのです。
「ですからぜひともこの坂本を。スペックは十分な自信あります。御社の経営理念とのマッチングも十分かと!」
坂本は、グイグイ自分を売り込んできます。
企業側の人間は、かなり引いていますが、そんなことは坂本も気づいています。
でも、とにかく前に前に進んでいかないと、ダメになってしまう気がしていたのです。
そんなとき、大学の先輩が声をかけてくれました。
先輩・沖田はベンチャー企業に就職し、企業ブースに参加していたのです。
「良かったらうちの会社に面接来る?ずっと龍子のこと気になってたんだよ。かなり優秀だったのに不器用だからもどかしそうだなって。龍子みたいなやつうちの社長絶対気に入ると思う」
その言葉に、坂本は飛びつきます!
「見てくれる人は見てくれてるんだなぁ。前向きにやってきて良かった」
坂本は嬉しい気持ちになるのでした。
そして面接の日。
会社へ赴くと、そこは立派なビル。
社員たちは
「おっ来たぞ」
「沖田の例の後輩!」
「期待してるぞニューカマー!」
「わが社に新しい風を!」
と、活気たっぷりに坂本を出迎えてくれました。
そして社長はというと、ピッチリ七三分けですがさわやかで紳士的。
優しそうだな、と坂本は好感を持ちますが・・・
「でもなんだろう。この違和感。あっそうか、この社長・・・いやでも仕事とは関係ないことだもの。大した問題じゃないよね。前向きに前向きに」
何か、違和感を感じるのでした。
その後、凪と坂本は会社を出て喫茶店へ。
「素敵な会社でしたね!あの一丸となって新しいことをやってやろう!って熱意!!あの会社に勤めたら人として成長できそう!とくに感激したのは社員は人材じゃなくて人財だと思ってるって社長の話です!」
さかもとは、そう捲し立てます。
しかし凪は、あの会社はやめた方がいい、とアドバイス。
なぜなら・・
会社の入っていたビルは、ローン会社など怪しげなテナントばかり入っていたし、オフィスには監視カメラだらけ。
社員の人たちはよく見たら全員目が死んでいたし、デスクは栄養ドリンクだらけだったのです。
業務内容もふんわりはぐらかされて不透明ですし、沖田がお茶を出す手も震えていました。
おまけに、社長には前歯がなかったのです。
会社を背負っている身として、まず歯を入れるんじゃないか?と凪は感じたのでした。
しかし、坂本はよけいに反発。
「なんか逆に燃えてきました。私あの会社に決めようかな前向きに。社長も先輩もすぐ来ていいって言ってくれてたし。今すぐ返信します!」
凪は、坂本に
「前向きなところすごくステキだと思います。でもたまには後ろも向かなくちゃ自分がどこにいるのかわからなくなっちゃいませんか」
と説得します。
「話ならいくらでも聞くから」
そんな凪の言葉に、坂本は憑き物が落ちたように泣くのでした。
まとめ
ということで「凪のお暇」の坂本龍子(市川実日子)についてまとめました!
石くだりは驚きましたが、どん底のときに「前向き」にさせてくれたもの、信じてしまう気持ちも分かる気がします。
しかしそんなに面接して落ちまくっているなら、もともとの頭は良いわけですから自分で会社をやるなんて展開もアリですよね!
ドラマならではのそんなストーリーも期待しています(^_^)