4月1日より放送スタートするNHKの朝ドラ「なつぞら(夏空)」。
戦争で両親を亡くした戦災孤児・奥村なつ(広瀬すず)が、当時まだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界に挑戦していく物語です。
アニメーションをテーマとしたドラマなので、オープニングにヒロインは登場せず、全編アニメ映像だと話題になっていますね。
実はこのアニメーションを担当されているのが、すごい方たちなんです!
今回は新しい朝ドラ「なつぞら」のタイトルの題字の担当者や、アニメーションはどんな方が担当しているのか、まとめていきます!
朝ドラ「なつぞら」の題字デザインは刈谷仁美(かりやひとみ)
朝ドラ広瀬すず起用発表が早すぎる?ヒロインは若手無名を使うべきと批判も?
「なつぞら」のタイトルデザインはこちら。
アニメーション作りには多くの人たちの力が必要です。「なつぞら」でも当時のアニメ制作を再現するため、ドラマの中に登場するアニメをつくるために、たくさんの方々にご協力頂いています。本日はそのコアになる3名の方をご紹介いたします!#なつぞら #いそP
詳細はコチラ↓https://t.co/QavBYWuT8p
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年3月5日
動物やお花が描かれ、可愛らしい題字ですよね!
この全編がアニメーションで制作されたタイトルバックの監督・原画・キャラクターデザインを担当されたのは、
刈谷仁美(かりやひとみ)さんです。
刈谷仁美さんは、1996年生まれの22才!
「なつぞら」の物語とも重なる、新人アニメーターなんですね。
専門学校在学中に、短篇アニメ「漫画から出てきちゃった話」を制作し、インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル観客賞の3位を受賞しました。
【ICAF2017】東京デザイナー学院作品(1)漫画から出てきちゃった話/大出高士・刈谷仁美・瀬川紗也香・富崎杏奈(2)提灯屋の娘/東谷真奈・近藤木春・菅谷詩歩・長谷川裕也・堀内優希・鯨井誠吾・牧野将司・丸山裕生 (続) pic.twitter.com/iGVRPkrxbq
— 学生アニメーション映画祭ICAF (@ICAF_info) 2017年8月29日
201年には、新人アニメーターを対象とした「新人アニメーター大賞」も受賞しています。
また、アメリカのアニメフェス「Animazement」の2018年のパンフレットの表紙も担当していました。
#Animazement2018
What’s for 5/25:
Live drawing session by Hitomi Kariya, who drew the front cover of AZ pamphlet this year!#Animazement
11:00〜12:00
at Ballroom 302AB pic.twitter.com/CNgam2C2Lb— animator_supporters (@animatorsupport) 2018年5月25日
さらに、スマートフォン向けゲーム「ブレイドスマッシュ」の作画監督も担当。
【ブレイドスマッシュ】公式アニメーションムービー https://t.co/64PNL9zWEB
なにやら公式で出たようなのでちょっこし宣伝。
今回声かけてもらったので、原画少々と作画監督をしました。
作監とはいえどキャラアップの多くはちゃう先生から修正いただいてます(助かりました!)
見てね~— かりや (@KRY_aia) 2018年8月30日
22才で社会人1年目だそうですが、すでにかなり活躍されていますね!
ご自身のツイッターでは度々、イラストを公開されています。
新人アニメーター寮のクラウドファンディングが始まりました!
度々イラストの方描かせてもらって恐縮です…。
今日から3ヶ月の期間、ご協力のほど何卒よろしくお願い致します。https://t.co/JqdJSCl9of pic.twitter.com/rGhaVsuOZJ— かりや (@KRY_aia) 2018年10月12日
模様替え感覚でヘッダー変えてみたけど3年ほど前上京したての頃のこの絵が地味にお気に入り。色んな機材やソフト試してみるものの、塗り込んだイラストは板タブ+クリスタに戻そうかと思……(´-`) pic.twitter.com/jyAjMmsbqN
— かりや (@KRY_aia) 2018年11月2日
— かりや (@KRY_aia) 2018年11月26日
#2018年自分が選ぶ今年の4枚
寮関係ばっかりやないか~い(笑)
今年の絵見たら思ったより無かった・・・来年はどうなるかな( ´-`) pic.twitter.com/EqialvIIaj— かりや (@KRY_aia) 2018年12月15日
ふんわりした色合いで、見ているだけでほんわかした気持ちになりますね~(^_^)
朝ドラ「なつぞら」アニメーション監修は舘野仁美
お花や動物が描かれ、どこか懐かしいジブリ作品のような、なつぞらのタイトルバック。
それもそのはずで、なつぞらのアニメーションを監修しているのは、かつてジブリに所属していた舘野仁美(たてのひとみ)さんなんです!
舘野さんは1987年から2004年までスタジオジブリに在籍し、となりのトトロ、魔女の宅急便、紅の豚、もののけ姫、ハウルの動く城など数多くの作品の動画チェックを担当されていました。
また、なつぞらのタイトルバックは1960~70年代の日本のアニメーションのテイストにかなり寄せた作りになっているそう。
磯プロデューサーは「オマージュというか、そういったところにかなり似せて作っているところはある」
と認めた上で、今後は高畑勲監督や宮崎駿監督といったアニメ業界の草創期を支えたレジェンドだちへのオマージュも登場することを明かしていた。
引用:https://mainichi.jp/articles/20190306/dyo/00m/200/014000c
あえて、ジブリに似せているんですね~(^_^)
館野さんは、現在は飲食店「ササユリカフェ」を開業。
お店ではアニメーションの展示会も行っているようです。
土曜の中野前にペンギンハイウェイ展を見にササユリカフェへ行ったのだった。展示は撮影禁止が多かったし写真はないけど時間が足りなすぎるくらいの内容の濃さでしたね。レゴの実物ペンギン号は必見。ササユリカフェ自体も凄く良い場所で普通に使いたい。 pic.twitter.com/CbU2Wk1bdo
— Akiyama_Kevin (@res_izm) 2019年3月18日
ササユリカフェでペンギン・ハイウェイ展を見てきた 膨大な設定資料に恐れおののく… pic.twitter.com/o3r9r7fRwL
— 相楽 (@Serenotturna) 2019年3月21日
ササユリカフェのペンギン・ハイウェイ展に行ってきました♪ヽ(´▽`)/
ペンギン・ハイウェイ好きだから嬉しかった✨
スタッフさんもすごく優しいし、ご飯と紅茶も美味しい(*´ω`*) pic.twitter.com/YG3CFFYbSX— セイ(〒˛ 〒 ) (@w_y_o) 2019年3月23日
ササユリカフェat二木真希子展に行ってきました!ラピュタのシータが鳩に餌をあげるシーン、トトロの樹木がどんどん伸びていくシーン等、数々のジブリ作品を描いたアニメーターさんの展示です。植物の曲線、風の動き、自然の躍動を緻密に優しく描いた原画を見られてよかった!素敵すぎて…不思議ぃ〜 pic.twitter.com/9ZTLT80Cz6
— 石出奈々子 (@ecd775) 2017年5月29日
また2018年にはアニメーション制作部門「スタジオササユリ」を立ち上げました。
今回「なつぞら」のアニメーションは、このスタジオササユリと、東映アニメ―ションが制作するそうです!
この顔ぶれに、ツイッターでは「NHKは本気だ!」という意見が多く見受けられました。
スゴいわかなり本気だね(^_^;)>リリース|関連情報|連続テレビ小説「なつぞら」 アニメーションチーム発表! https://t.co/1xX6uzY8pF
— すぎまる子ちゃん (@sugimarco) 2019年3月5日
次の朝ドラの「なつぞら」、本気だコレ。
— yoshi (@yoshi_yoshi_009) 2019年3月1日
なつぞらが本気すぎる
— やまやま (@Yamayama4623) 2019年3月1日
朝ドラ「なつぞら」アニメーション時代考証は小田部羊一
館野さんと東映アニメ―ションというすでに最強の組合せなのですが、さらに
なつぞらのアニメーション時代考証を担当されているのは、小田部羊一(こたべよういち)さんなんでうs。
小田部さんは、ジブリを作る前に宮崎駿さんや高畑勲さんが所属していた「東映アニメーション」で、アニメーターとして活躍されていた方。
1959年に東映アニメ―ションに入社して以降、「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」など数多くの作品を担当していました。
東映アニメーションを退社後は任天堂に入社し、マリオシリーズのキャラクターデザインを担当。
ポケットモンスターシリーズのキャラクターデザインの監修もされていました。
まさにアニメ業界の草創期を支えた、ものすごい経歴を持った方ですね!
朝ドラ「なつぞら」アニメーション編とは?
まんぷくカップ麺はカップヌードルがモデルの安藤百福の実話は?
なつぞらでは現在
「北海道・十勝編」「東京・新宿編」そして「アニメーション編」があると発表されています。
アニメーション編とは・・・
漫画映画(=アニメーション)に夢を抱いたヒロイン・なつは、日本初の長編アニメーションの制作に参加します。それは6万枚を超える動画を、数百人の規模で完成させる前例のない大プロジェクト。
北海道十勝から上京したなつにとっては、想像を超える世界でした。やがてアニメーションはテレビ時代を迎え、大きなムーブメントを巻き起こしていきます。じいちゃんの教え「開拓者魂」を胸に秘め、なつはアニメスタジオ「東洋動画」の個性あふれる仲間たちとともに、アニメーションという新たな大地を切り開いていきます。ヒロイン・なつの成長と活躍のドラマをご期待ください。
引用:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/news/news0301_04.html
アニメに憧れていたなつが、いよいよアニメーションの世界に踏み込んでいくストーリーですね!
このアニメを作っていく中で、舘野仁美さんが監修したアニメ映像も流れると思われます。
ジブリをオマージュしたアニメ、どんな風になっているのか楽しみですね!
まとめ
ということで「なつぞら」のアニメーションを担当されている方についてまとめました!
キャラクターデザイン、題字を担当したのは新人アニメーターの刈谷仁美(かりやひとみ)さん。
アニメーション監修は舘野仁美さん、アニメーション時代考証は小田部羊一さん。
ジブリ風だな~と思っていたら、ジブリ関係者が担当していたんですね!
記念すべき100作目となる「なつぞら」、期待できそうで楽しみです~(^_^)