神山賢一(こうやまけんいち)さんは、NHK連続テレビ小説「スカーレット(すかーれっと)」ヒロイン川原喜美子(戸田恵梨香)の息子で、伊藤健太郎(いとうけんたろう)さん演じる川原武志(かわはらたけし)のモデルとされる人物です。
今回はこの神山賢一さんの史実について調べてみました。喜美子のモデルである神山清子(こうやまきよこ)さんの息子である神山賢一さん。
さて、どんな生涯を送られたのでしょうか。
神山賢一がモデルの武志を演じる伊藤健太郎のプロフィールは?
スカーレット武志役は伊藤健太郎!今日から俺はなど出演作品は?
名前 伊藤健太郎(いとう けんたろう)
生年月日 1997年6月30日
出身地 東京都
身長 179cm
特技 バスケットボール
趣味 スノーボード 革製品に油を塗りこむこと
引用元 公式サイト
今回、ABCMARTから発売しているadidas FLUIDFLOWのウェブCMに出演させていただきました!
ぜひご覧ください!https://t.co/WQZXTKGDki
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現在22歳の伊藤健太郎さん。ドラマでは16歳の高校2年生を演じていますが、ドラマではよくあることです(笑)
ローマ字表記の「kentaro」という名前でモデルとして活動を始め、2014年の話題作「昼顔」で俳優デビューしたときに、漢字表記の「健太郎」と改名しました。
その後映画、ドラマ、舞台などで活躍する一方、「ZIP!」や「ムビふぁぼ」などにレギュラー出演したり、CMやミュージックビデオに出演したりと、幅広い活動をされています。
また劇場アニメの声優にも挑戦したり、オールナイトニッポンでラジオパーソナリティーをするなど、声のお仕事もされています。お若いのに渋い声ですもんね~(≧∇≦)
今回「スカーレット」に三津役で出演した黒島結菜さんとは、「アシガール」で共演しています。
伊藤健太郎が、連続テレビ小説「スカーレット」(NHK)に出演することが決定しました!
「アシガール」でご一緒した黒島結菜さんと後半の物語を彩ります!
2020年2月上旬からの出演予定です。
お楽しみに!!@nhk_dramas @nhk_osaka_JOBK #aoao#伊藤健太郎#スカーレット#アシガール pic.twitter.com/EkOJ5db1yb— 伊藤健太郎 (@kentaro_aoao) November 7, 2019
そんな伊藤健太郎さんが一般的に知られるようになったのは、2018年のドラマ「今日から俺は!!」。
伊藤健太郎が伊藤真司役で出演する『今日から俺は!!劇場版』が7/17(金)公開決定!
ぜひ劇場でご覧下さい!@kyoukaraoreha_n #aoao#伊藤健太郎 #今日俺劇場版 #今日から俺は pic.twitter.com/WWLIJTZ8xe
— 伊藤健太郎 (@kentaro_aoao) December 11, 2019
このドラマは今年の夏に映画化されることになっています。主演の賀来賢人さんと一緒にツッパリ役の伊藤健太郎さん。
髪をビンビンに立たせて(立たせすぎ(^_^;))の役柄でした。
その後の「この恋はヒミツなのか?」では主役を演じ、「必殺仕事人2019」では時代劇に挑戦するなど、2020年がとっても楽しみな若手俳優です。
また映画では昨年の映画「惡の華」では主演を。
伊藤健太郎主演・田中偉登出演映画
『惡の華』初日からご覧下さっあ皆様、本日舞台挨拶にご来場の皆様、ありがとうございます!
撮影初日、ブルマのシーンを撮り終えた健太郎。
観るべし!!!@aoao_tt_ @akunohana_movie #aoao #伊藤健太郎 #田中偉登 #惡の華#井口昇 監督#ハナガサイタヨ pic.twitter.com/tnM87NNSG0— 伊藤健太郎 (@kentaro_aoao) September 28, 2019
そしてこれから公開される映画は4作品にもなります。
今後が楽しみな伊藤健太郎さん。ぜひ武志に注目してください!
スカーレットで神山賢一をモデルとした武志ってどんな人物?
川原喜美子と八郎は離婚する?スカーレット原作はモデルと違う?
朝ドラ「スカーレット」でヒロイン喜美子の一人息子が武志です。
7度目の挑戦🔥👩👦🔥#スカーレット pic.twitter.com/vZWQkTAIRj
— 朝ドラ「スカーレット」第18週 (@asadora_bk_nhk) February 4, 2020
父親は松下洸平さん演じる八郎ですが、現在別居中。復縁はちょっと難しいかも?な状況です(^_^;)
喜美子と八郎は丸熊陶業の同僚として知り合い、喜美子が八郎から陶芸を教えてもらったことから恋愛感情へ♪
喜美子の父親、常治(北村一輝)の大人げない反対(^_^;)を何とか説得。八郎が陶芸展で入賞したことで結婚を認めてもらえました。
八郎は十代田という苗字でしたが、三姉妹の長女である喜美子と結婚ということで、川原家に婿養子という形で入籍。増築した川原家で一緒に住むようになりました。
間もなく武志が生まれ、そして常治が病に倒れ、帰らぬ人に。。。
武志はおばあちゃんのマツ(富田靖子)、そして喜美子の妹、直子(桜庭ななみ)や百合子(福田麻由子)らに可愛がられ、スクスクと元気に成長しました。
そして武志が9歳のころ。八郎が家を出ていきました。それは喜美子が穴窯に憑りつかれてしまったからです。
一度火をつけると薪代がとんでもなくかかってしまう穴窯。2度の失敗で資金が底をつき、八郎は一度中止しようと言います。
でも諦めきれない喜美子は、武志の将来のための貯金にまで手を付けると言い出します。さらには山に薪を取りに行くと・・・。
喜美子の頭を冷やすためか、それとも付き合いきれないと思ったのか、八郎は「武志を連れて出ていく」と言ってそのまま出て行ってしまいました(>_<)
最初は武志も連れて出ていきましたが、武志は照子(大島優子)に預けられ、喜美子が引き取りに行ったことでまた川原家に戻ります。
その後も喜美子の穴窯は失敗の連続。とうとう借金をしてまで挑戦することに。
これまでの失敗を踏まえ、今度は2週間窯の火を焚き続ける作戦を考えた喜美子。ですが窯が崩れてしまう可能性があり、そうなると火事になる危険も。
その挑戦を聞いた八郎がやめるように説得しに来ますが、喜美子は「陶芸家になります」と言い、そのまま挑戦を続けました。
結果ー。素晴らしい色が出ました!
ちや子(水野美紀)の記事によって喜美子の名が知れ渡り、喜美子の作品は高値で売れるようになります。
そして陶芸家として成功した喜美子。7年経ち40歳になりました。武志は16歳の高校2年生に。
武志はおばあちゃんやお母さんを大切にする、心優しい青年に育ちました。
あの常治さんが、そんな風に気持ちを改めていたなんて…😯#スカーレット pic.twitter.com/tzVRKeqrnn
— 朝ドラ「スカーレット」第18週 (@asadora_bk_nhk) February 5, 2020
信作(林遣都)と結婚した妹の百合子(福田麻由子)。ふたりのかわいい女の子が誕生しています。
武志にとびっきりカワイイ似顔絵を描いてもらって、本当にうれしそうでしたね♪やっぱり武志も絵が上手です(^^)
そんな武志ですが、もうすぐ高校3年生ということで、進路に悩んでいます。
何気なく「やってみる?」と言われやり始めた武志。絵が上手な喜美子の血を引いてるので、陶芸の腕前も楽しみですね。父親も陶芸家の八郎ですし。
このように、伊藤健太郎さん演じる川原武志は喜美子と八郎の間に生まれたひとり息子です。
さて、モデルの神山賢一さんはどんな人物だったのでしょうか?
神山賢一の史実は?どんな生涯だったの?
神山賢一さんは1961年、神山清子さんと神山易久さんの間に長男として生まれました。上には長女の久美子さんがいて、ふたり姉弟です。
清子さんと易久さんは「スカーレット」の喜美子と八郎のように、同じ陶器会社で働いていて知り合い、そこで恋愛結婚されました。
清子さんが先に会社を退社し、自宅に工房を作って作陶を始めます。やがて易久さんも会社を辞め一緒に陶芸をするようになりました。
そのころは一緒に個展を開いたり仲のいいおふたりでしたが、やがて陶芸展で清子さんが入賞するようになり、だんだん夫婦の間に亀裂が・・・。
やがて易久さんは清子さんに暴力まで振るうようになり、賢一さんが間に入って止めたこともあるそうです。
さらには易久さんはお弟子さんと不倫を・・・。苦しむ清子さんを見かねた賢一さんが、両親に離婚を勧め夫婦は離婚することに。
その後清子さんは貧しいながらも、陶芸と子育てに奮闘。賢一さんは清子さんの仕事をよく手伝っていたそうです。
ここはドラマと違いますね。ドラマを見る限り、武志は喜美子の陶芸の手伝いはしていません。むしろ薪で遊んで直子に叱られていましたね(笑)
この二人は意外といいコンビ…🤔
何はともあれ、お手伝いお疲れさまでした!#スカーレット pic.twitter.com/rkqi0W92lY— 朝ドラ「スカーレット」第18週 (@asadora_bk_nhk) February 5, 2020
清子さんが取り組んでいたのは「寸越窯」という穴窯。寸越とは地名のようです。
ですが喜美子と同じくなかなかうまくいかなく、清子さんは二人を連れて土探しの旅をされたそうです。訪れた場所、なんと80か所にもなるとか!
貧しかったので、海や山のものを採ってきて飢えをしのいでいたそうです。
なぜここまでして陶芸にこだわったのか?それは「古の色」を復活させることが使命だと思ったからなんだそうです。
すごいですよね~。そんな執念や信念、みなさんは持っていますか?わたしはありません(^_^;)
賢一さんが12歳のとき。ビードロ釉という釉薬を使わない自然色の陶器の破片を持ってきました。それこそが清子さんが探し求めていた色!
家の近くで拾ったということで、スコップで掘ったところ古代の穴窯がふたつも出てきたそうです。
そこの土を使って出来上がった作品こそが、清子さんの探し求めていた色と焼き方だったのです。
1976年。その成功によって清子さんがNHKで取り上げられ、国外でも清子さんの個展が開かれるようになりました。でも生活は苦しかったそうです(^_^;)
そんな清子さんのもと少年期を過ごした賢一さん。信楽にある工業高校の窯業科で釉薬の研究を始めました。
卒業後は「信楽窯業試験場」で修業し、そのご清子さんの工房で作陶を始めます。
清子さんは自分の跡取りとして、作陶の秘密を教えようとしましたが、賢一さんは親には頼りたくないという思いがあり、釉薬を使わない清子さんに対し、釉薬を使う中国伝承の「天目茶碗」を作り始めました。
ところが1990年。賢一さんが29歳のときでした。
腰の痛みを訴え病院に運ばれた賢一さんに告げられた病名は「慢性骨髄性白血病」。
救うには白血球の型となるHLAが合う健康なドナーの骨髄液を移植するしかなく、他人だとHLAが会うのは数万人にひとりだと言われます。
残念ながら姉の久美子さんも型が合わなかったそうです(T_T)
それを聞いた清子さん、震えが止まらなかったそうです。そして発病した皆さんは2年半で亡くなっていると・・・。
なんとか助けたい清子さん、白血病の本を読みつくし、骨髄バンクというものが海外にあることを知りました。1990年にはまだ日本にはなかったんですね。
ないなら作ればいい
清子さんはそう考え、知り合いだった厚生省の人に相談、応援すると言ってくれたそうです。
最初は知人たちとつくった「神山賢一くんを救う会」でした。
そして応援してくれた滋賀県の医師たちから、全国の医師会へと骨髄バンク設立に向けた輪が広がっていき、支援者も増えました。
入退院を繰り返していた賢一さんも、骨髄バンクの設立に向け活動をしていたそうです。が、そんな清子さんたちに心無い言葉を言う人たちも。。。
清子さんは悔しかったそうですが、泣いてなどいられない、女はなよなよしたらいかん、と堪えました。
救う会には多くの同じ病気の人からHLAが寄せられ、ドナーも3000人集まりました。賢一さんは、自分だけではなくみんなのためにも、と活動をつづけました。
清子さん、お強い!でも子供がそんな病気になったら、強くないと子どももかわいそうですよね。
ですが資金面でご苦労をされた清子さん。作品のお金は全て運動と治療費に消えてしまいます。
そんな中賢一さんが、より進行が早い急性白血病へと転化してしまい、完全に一致しないまま、清子さんの末の妹、静子さんから骨髄提供され移植手術をしました。
そして快方に向かった賢一さん。念願だった骨髄バンクの前身となる「骨髄移植推進財団」が設立されました。
ところがまた賢一さんを白血病が襲います。もう手術はできない、と言われた清子さん。日に日に弱っていく賢一さん(T_T)
清子さんは遺体を医学の研究に使ってもらう献体の話を賢一さんにし、母さんも一緒に登録すると話すと、笑って同意をしたそうです。
そして清子さんは賢一さんが最後に作った壺をお弟子さんの協力の元、信楽自然釉で焼き上げました。
それを病室に持って行った清子さん。そのころ賢一さんは目からも出血していて、赤い涙を流したそうです。清子さんもこのときは涙を堪えきれませんでした。
それから1か月。1992年4月に賢一さんは、清子さんに背中をさすられ子守唄を聞きながら永眠されました。
このように賢一さんの生涯は短いながらも密度の濃いものだったのではないでしょうか。清子さんのお辛さも想像を絶します。涙なしでは見られない史実でした(T_T)
清子さんは今年で84歳になられますが、今でも骨髄バンクの活動をされています。清子さんの人生を語るうえで外せないものとなりました。
なので「スカーレット」でも武志が白血病になる可能性は高いと思います。
先日発表された新キャストの稲垣吾郎さんは、喜美子と武志を支える医者の役。武志の主治医となるので、武志が病気になることは間違いありません。
陶芸家として成功した喜美子。ここからは武志の闘病が描かれるのかもしれませんね。
別居だの穴窯の失敗だのと、なんとなく笑えない(^_^;)、最近の「スカーレット」でしたが、さらなる悲劇が待っているのでしょうか?
朝ドラなので、個人的には明るい展開を希望していますが。。。(^_^;)
スカーレット武志のモデル神山賢一の史実と生涯のまとめ
神山賢一さんは神山易久さんと清子さんという、陶芸家の両親の元生まれました。
小さいころから清子さんの陶芸を手伝い、両親に亀裂が生じたとき、離婚を勧めたのも賢一さんです。
ですが29歳で白血病を患い、当時日本になかった骨髄バンクの設立に清子さんとともに奔走。そんな中でも作陶も続けていました。
慢性白血病から急性白血病となり、型が完全に一致しない清子さんの妹から移植手術をし、一時回復に向かいますが、また再発してしまいます。
日本で初となる骨髄バンクの前身ができ、賢一さんの最後の作品の壺を清子さんが焼き上げ届けました。
それから1か月後。賢一さんは帰らぬ人と・・・。史実はとても短い生涯だった賢一さんです。
享年31歳。愛する母親の子守唄を聞きながら永眠されました。
儚い運命だった神山賢一さん。ドラマで武志はどのように描かれるのでしょうか。
武志を演じる伊藤健太郎さんにも期待しましょう!