なつぞら高畑勲役が中川大志?ジブリとの関係は?

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いよいよヒロインなつ(広瀬すず)にも恋の予感が???な展開になってきたNHK連続テレビ小説「なつぞら」。

お相手は変わり者でかなり不器用な(^_^;)新人監督助手、坂場一久です(^^)

 

 
 
 
 
 
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演じるのは中川大志さん♪

ヒロインなつには奥山玲子さんという女性アニメーターのモデルがいますが、この坂場一久にはモデルはいるのでしょうか?

そこで今回は中川大志さん演じる坂場一久についてまとめてみました。

どうやらこれからスタジオジブリと関係が深くなる人物のようですが、さてそのモデルとは???

目次

なつぞらで中川大志演じる坂場一久ってどんな人物?

なつぞら坂場一久役は中川大志!家政婦のミタなど出演作品一覧は?

坂場一久(さかば かずひさ)/ 中川大志

東洋動画所属の監督見習い。
絵は描けないが、アニメの知識は人一倍多く、企画力に優れ、思いもよらないストーリーを考えつく。
その一方で要領が悪く、無理難題を言って、アニメーターたちをいつも困らせる。
なつも初めは苦手意識を感じるが…。

中川大志さんのコメント

朝ドラは「おひさま」以来、いつかまた立ちたいとずっと思っていた場所でした。
その記念すべき100作目に出演が決まったときは本当にうれしく、身が引き締まる想いでした。
僕が演じる坂場一久は、一見とっつきにくい変わり者に見えますが、まだ始まったばかりの日本の漫画映画の世界で新しいことにどんどん挑戦したいという野心にあふれた人物です。
なつや坂場たち若いアニメーターが、衝突しながらもお互いの想いを理解し合って一つのチームになっていく様子は、演じていても面白いですし、青春だな! と感じます。
日本のアニメーションの歴史も感じてもらえると思います。
あこがれの世界に飛び込んだなつが、その中で何を感じ、どこへ向かっていくのか、楽しみにしていてください

引用元 http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=17945

中川大志さんのコメントにもあるように、この坂場一久はとっつきにくい変わり者(笑)

でも野心に溢れた純粋な青年であることは、視聴者のみなさまもご存知ですよね(^^)

そして人物紹介にあるように、なつも初めは苦手意識を感じますが・・・?

んんん?

マイナスのイメージからのスタート、これは印象が良くなっていくという証拠です♪

さて、人としてイメージが良くなるのか、それとも男性として?

そしてあの階段のシーン。階段から落ちそうになったなつを坂場が助ける、というシーンですが、ちょっと古臭く感じたのはわたしだけでしょうか(^_^;)

確か前々回の朝ドラ「半分、青い。」にもありましたよね、あのいろんな意味で話題となったプロポーズシーンです(笑)

あのときは駅の階段から落ちそうになったヒロインすずめ(永野芽郁)を抱きとめた幼馴染の律(佐藤健)が、突然プロポーズをするというシーン。

「なつぞら」ではプロポーズというのはあり得ませんが、ここからお互いに意識し合う。。。なんていう可能性はありますよね。

さて、このちょっと面倒な青年(^_^;)、坂場一久のモデルは本当に高畑勲さんなのでしょうか?

坂場一久のモデルは高畑勲なの?

坂場一久モデルは高畑勲?なつぞら中川大志演じる監督見習いは実在?

中川大志さん演じる坂場一久は、本当にモデルが高畑勲さんなのか?を検証するには、まずは高畑勲さんについて調べてみるのがいちばん!

高畑勲さんは1935年三重県に生まれました。9歳のときに空襲に遭い、そのときの体験が人生で最も強烈な体験だったと語っています。

火の雨と猛火の中、川のほとりまで逃げ明け方冷たい黒い雨に打たれた・・・という想像を絶するような体験だったそうです。

これはもしかしたらなつが子供のときに体験したシーンかもしれませんね。信哉に手を引かれ水の中に飛び込んだのは、まさに高畑勲さんが体験したのと同じようなものだったのではないでしょうか。

そしてあの名作「火垂るの墓」もそんな体験から生まれたのかもしれませんね。

東京大学文学部を卒業した高畑勲さんは、感動したという長編漫画映画「やぶにらみの暴君」の影響から1959年に東映動画に入社。

演出助手公募としては第一期生となる高畑勲さん、「わんぱく王子の大蛇退治」で演出助手となり、テレビアニメ「狼少年ケン」で演出家デビューとなりました。

この「わんぱく王子の大蛇退治」は、現在ドラマで坂場一久が不器用ながらも(笑)演出助手をしている「わんぱく牛若丸」のモデルだと思われます。

ここまでくると、やっぱり坂場一久のモデルは高畑勲さんでしょうね(^^)

それが認められた高畑勲さんは、次の長編アニメ「太陽の王子ホルスの大冒険」で演出を任されます。この抜擢には大塚康生さんの推薦があったそうです。

ドラマでも川島明さん演じる下山克己の強い推薦があるのでしょうか?あの説得力のある声で推薦されたら、思わず納得してしまいそうですよね(笑)、

ところがです!

高畑勲さんが演出を任された映画「太陽の王子ホルスの大冒険」は、その後高い評価を受けることになりますが、予算もスケジュールも大幅に超過。その責任を取らされて待遇が悪くなってしまいました(T_T)

演出からテレビシリーズ「ひみつのアッコちゃん」の演出助手へと降格させられてしまいます(^_^;)

やっぱりドラマの坂場一久と同じで、ちょっと不器用なんでしょうか(笑)それとも妥協を許さない完璧主義からなのでしょうか。

「太陽の王子ホルスの大冒険」は1963年に公開され、その後はまた演出に復帰しますが、1971年に宮崎駿さん、大塚康生さん、それに小田部羊一さんらとともに12年働いた東映動画を退社することになりました。

このころ社長の大川博さんがお亡くなりになり、新社長は赤字だった東映動画にメスを入れ、リストラなどを敢行。コストのかかる長編映画などは制作されなくなり、代わりにテレアニメに中心をおくようになりました。

そんな社内のゴタゴタに嫌気がさしたのかもしれませんね(^_^;)

このとき東映動画を退社したのは、高畑勲さんのほかに宮崎駿さん、大塚康生さん、それに小田部羊一さんもいて、みんなでAプロダクションに移籍しています。

ここでは「ルパン三世」シリーズの原型を作り上げ、「となりのトトロ」の原型といわれている「パンダコパンダ」を制作しました。

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そして1973年、今度は小田部羊一さん、宮崎駿さんとともにズイヨー企画へと移籍し「アルプスの少女ハイジ」を制作。

社名がズイヨー企画から日本アニメーションに変わった1975年、「母をたずねて三千里」の制作にとりかかります。

1978年、宮崎駿さんとともに「未来少年コナン」を制作、そして1980年には映画「じゃりン子チエ」の監督に就任しました。

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このときテレコム・アニメーションフィルムに移籍し、1982年公開の「セロ弾きのゴーシュ」で脚本と監督をされています。

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1983年、一足先に退社していた宮崎駿さんに追うように、高畑勲さんもテレコムを退社。

そしていよいよスタジオジブリ設立となります。

このように東映動画からずっと、宮崎駿さんとともにアニメ界を引っ張ってきた高畑勲さん。

多くの名作を残しています。

では、ジブリ設立に行く前に、「なつぞら」のキャストと東映動画のモデルについてご紹介させていただきます(^^)

なつぞらに登場するアニメーターのモデル一覧は?

なつぞら東洋動画キャスト一覧!中川大志などアニメーション編

朝ドラ「なつぞら」に登場するアニメーターたちは、なつ同様東洋動画で働いています。

この東洋動画は東映動画がモデルであり、実際にこの東映動画にいたアニメーターたちがモデルとされています。

生まれた順にキャストとモデルを一覧にしてみました(^^)

1896年 大川博(大杉満:角野卓造)東映動画社長

1903年 藪下泰司(露木重彦:木下ほうか)アニメーション映画監督

1917年 大工原章(井戸原昇:小手伸也)アニメーター

1925年 森康二(仲努(井浦新)アニメーター

1931年 大塚康生(下山克己:川島明)アニメーター

1933年 中村和子(大沢麻子:貫地谷しほり)アニメーター

1935年 高畑勲(坂場一久:中川大志)アニメーション映画監督

1936年 奥山玲子(奥原なつ:広瀬すず)アニメーター

1936年 小田部羊一(?)アニメーター

1938年 大田朱美(三村茜:渡辺麻友)アニメーター

1939年 保田道世(森田桃代:伊原六花)彩色

1941年 宮崎駿(神地航也:染谷将太)

こう見るとみなさん結構年が離れてるんですね~。特に原画ツートップの仲努と井戸原昇は同年代の設定のように見えましたが、実際には8歳も違いました。

この中で唯一不明なのが小田部羊一さんです。実は小田部羊一さんは奥山玲子さんのご主人♪もし高畑勲さんのモデルとされる坂場一久となつが結婚、なんてことになれば、坂場一久のモデルは高畑勲さんと小田部羊一さんのおふたりということに。

小田部羊一さんは今回の「なつぞら」でアニメ時代考証を担当されていますが、なつの結婚相手が小田部羊一さんをモデルとした人物となるのでしょう。

そしてなつが初めて配属された彩色の先輩、モモッチこと森田桃代は、実際のモデルは奥山玲子さんより3歳年下だったんですね。

そしてこの中で一番下が宮崎駿さん。苦楽を共にすることになる高畑勲さんより6歳年下です。

ではスタジオジブリと高畑勲さん、それに宮崎駿さんとの関係についてカンタンにご紹介しましょう(^^)

高畑勲と宮崎駿そしてスタジオジブリの関係は?

なつぞら東洋動画スタジオモデルは?ジブリ宮崎駿と関係?

宮崎駿さんが監督した「風の谷のナウシカ」に高畑勲さんは参加。この映画が成功し、宮崎駿さんはその資金で高畑勲さんに監督を勧めます。

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そして「柳川掘割物語」を作ることになりましたが、やっぱり高畑勲さんは不器用なのか(^_^;)、制作費が巨額になりすぎてしまいます。

結局宮崎駿さんの自宅まで抵当に入れることになってしまい、困った宮崎駿さんは徳間書店の鈴木敏夫さんに相談。その結果新作を作って赤字を回収しよう、ということになりました。

こうして次の作品が「天空の城ラピュタ」に決まります。

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「風の谷のナウシカ」で制作したスタジオは解散していたため、高畑勲さんの提案で新しいスタジオを作ることになりました。

こうして徳間書店がスタジオジブリを設立、高畑勲さんも役員の打診をされますが、経営にかかわるべきではない、と辞退しています。

そして1988年の映画「火垂るの墓」で高畑勲さんは監督を手掛けますが、やっぱり公開日に間に合わず。。。(^_^;)一部モノトーンで上映されるという失態。

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ここで高畑勲さんは演出家の廃業を決意しますが、宮崎駿さんの勧めで1991年公開の「おもひでぽろぽろ」で監督に復帰しました。

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1994年には高畑勲さんが原作も手掛けた「平成狸合戦ぽんぽこ」で26億円という配給収入を得、これが高畑勲さんにとっても最高の額となっています。

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そして1999年に公開された「ホーホケキョとなりの山田くん」以降は10年以上作品はありません。

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2007年のテレビ番組で鈴木敏夫さんはこう語っていたそうです。

「高畑勲に映画を撮らせたいが、高畑勲は自分で絵が描けない。彼のイメージを具体化できるアニメーターを探すのが難しいが、何とかする」

こうして周りのバックアップもあり完成したのが2013年の「かぐや姫の物語」でした。結局最初に発表された公開日より半年くらい遅れましたが(^_^;)

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そして2018年4月5日、肺がんのため入院していた病院で82歳でお亡くなりになりました。

鈴木敏夫さんはこんなことを語っていました。

宮崎駿さんが自分の作品を一番見せたいのが高畑勲さん。

そして一緒に仕事をしたことのある富野由悠季さんはこんなことを。

高畑勲さんがいなければ、宮崎駿さんはアカデミー賞を取れなかったと断言できます。

そして高畑勲さんのお別れの会で、「太陽の王子 ホルスの大冒険」で納期や予算を超過した末にできあがったことを挙げ、宮崎駿さんはこう述べています。

僕らは精いっぱいあのときを生きたんだ。膝を折らなかったパクさん(高畑勲さんの愛称)の姿勢は、僕らのものだったんだ

ともに東映動画で働いていたころから、もしかしたら宮崎駿さんにとって高畑勲さんはヒーローだったのかもしれませんね。

高畑勲さんをモデルにした坂場一久は、妥協をしない、しかもちょっと要領の悪い(笑)情熱的な青年。

これから東洋動画を引っ張っていくことになるでしょう。

ちょっと変わり者ではありますが、そこは演じる中川大志さんのイケメン顔でカバー(笑)。

これから大いに活躍していただきたいですね!

まとめ

なつぞら舘野仁美がジブリ出身でアニメーション担当

朝ドラ「なつぞら」で中川大志さんが演じる坂場一久は、ちょっと不器用な変わり者の新人監督助手。

制作においてもなつ(広瀬すず)とは話が噛み合わない・・・(笑)そんな二人ですが、階段で落ちそうになったなつを助けたことで急接近となるのでしょうか?

なつのお父さんという設定の内村光良さんによるナレーション「なつよ・・・」も聞けませんでしたね。お父さんもあのシーンにショックだった?(笑)

そんな坂場一久のモデルは、スタジオジブリで宮崎駿さんと二人三脚で活躍してきた高畑勲さんです(^^)

ただ、もし坂場一久がなつと結婚、ということになれば、実際になつのモデルである奥山玲子さんのご主人である小田部羊一さんもモデルのひとりであるといえるでしょう。

東映動画を辞めた後、宮崎駿さんと高畑勲さんはともに行動していて、のちに徳間書店の鈴木敏夫さんのもとスタジオジブリを設立しました。

情熱をかけて作られた数々の秀逸なアニメ作品。

残念ながら昨年高畑勲さんはお亡くなりになりましたが、中川大志さんには若き日の高畑勲さんとしてドラマで活躍していただきたいですね。

 

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