東洋動画スタジオモデルは?ジブリ宮崎駿と関係?【なつぞら】

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NHK連続テレビ小説「なつぞら」で、ヒロインなつ(広瀬すず)が友人の天陽(吉沢亮)と一緒に帯広の映画館に観に行った映画「ファンタジア」。どう見ても恋人同士でしたが・・・(^_^;)

それにしてもキレイな顔立ちのおふたり、目がキラッキラしていて画面がまぶしかったです(笑)

映画を見た後に立ち寄った雪月でもみんなから恋人同士だと思われていましたね♪

 

 
 
 
 
 
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【公式】連続テレビ小説「なつぞら」さん(@natsuzora_nhk)がシェアした投稿

雪月の新商品「バターせんべい」はトレンド入りするほど、視聴者の注目を浴びていました。確かにおいしそうでしたよね(^^)

さて、そのディズニー映画「ファンタジア」の最後で「白蛇姫」という漫画映画(アニメーション映画)の予告として、制作している東洋動画の新スタジオが紹介されていましたね。

さて、この東洋動画にモデルはあるのでしょうか?

もしかしてスタジオジブリがモデル???

目次

なつぞらでこれから舞台となる東洋動画ってなに?

なつぞら白蛇姫モデルは白蛇伝?東洋動画スタジオは東映アニメーション?

ドラマに出てくる東洋動画とは、これから「なつぞら」の舞台となるところです。

なつ(広瀬すず)が東京に行ったとき、天陽(吉沢亮)の兄、陽平(犬飼貴丈)に案内された漫画映画を制作しているところが「新東京動画」。

この「新東京動画」が買収されてできた会社が「東洋動画」です。

この東洋動画は親会社が東洋映画という映画会社。

社長は映画の宣伝広告に登場した大杉満(角野卓造)で、この大杉社長がこれからの日本のアニメーションに将来性を感じて、東洋一の漫画動画スタジオを設立しました。

スタジオが大きくなった分人材も必要になるので、映画の中で「若い人材を求む」と言っていた言葉になつは心が揺れます。

この東洋動画には大学を卒業した陽平も就職し、なつに漫画のテストをしたリーダー的な存在の仲努(井浦新)、それに元警察官というアニメーターの下山克己(川島明)などもそのまま「新東京動画」から移ってきました。

かなり個性的なスタッフが揃っている東洋動画ですが、さてこの東洋動画のモデルは存在するのでしょうか?

東洋動画のモデル東映動画とは?

なつぞら仲努役は井浦新のアンナチュラルなど出演作品は?嫁は誰?

東洋動画のモデルは「東映動画」だといわれています。

というのも会社の成り立ちがとてもよく似ているんです(^^)

東映動画はもともとあった「日動映画」という漫画映画制作会社を買収してできた会社。

日動映画が設立されたのは1948年、高校の空き教室からスタートしました。

1952年に日動映画と名前を変え、当時25人くらいしかスタッフがいなかったこともあり「東洋のウォルト・ディズニーになる」ことを掲げ、映画会社の東映に協力を求めました。

今後のアニメーションに未来を感じた大川博東映社長は、これを承諾し1956年に東映動画が誕生し新スタジオが完成、第1作目は1957年の短編映画「こねこのらくがき」です。

そしてドラマで宣伝していた「白蛇姫」のモデルとされる「白蛇伝」が公開されたのは1958年、ドラマで角野卓造さん演じる大杉社長がその予告で登場したように、実際に大川社長も白蛇伝の予告に登場したようですね。

しかもあのドラマはかなり忠実に再現されているようです。
世界でも珍しいという最新式のスタジオを作った、ということをさりげなく自慢していたり(笑)制作現場も細かく紹介されていました。

でも自慢したくなるのも当然で、総天然色(カラー)の長編アニメは日本では初めてのこと。

日本のアニメーションの歴史がここからスタートしたと言ってもいいのではないでしょうか。

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このときのスタッフは当時まだ漫画映画の技術がなく制作会社もほとんどなかったことから、多くが日動映画からそのまま移行してきました。

発足当時は35人くらいしかスタッフがいなかったそうで、ここからアニメーターの育成などもスタートしています。

何からなにまで初めての試みだったみたいですね。

大川社長の決意も相当のものだったのではないでしょうか。

この東映動画は1998年に東映アニメーションと名称を変え、現在も存続しています。

テレビアニメでは2018年には「おしりたんてい」「ゲゲゲの鬼太郎第6作」「爆釣バーハンター」「聖闘士星矢セインティア翔」などを制作。

劇場アニメでは2018年に「マジンガーZ」を。2020年には「デジモンアドベンチャー」「魔女見習いをさがして」を制作しました。

他にもコンピュータゲームやCM、さらにはミュージカルなどの制作にも携わっています。

東映動画と宮崎駿とスタジオジブリの関係は?

東洋動画モデルは東映動画アニメーション?【なつぞら】

東映動画のモデルはスタジオジブリではありませんでしたが、宮崎駿さんと東映動画には大きな関りがありました。

実は宮崎駿さんは「白蛇伝」を高校生のときに観て感動して、アニメーターを目指すきっかけになったそうです(^^)。

幼少期から身体が弱く運動が苦手だったという宮崎駿さんですが、絵はずば抜けてお上手だったとか。

同時に漫画少年でもあり、映画「白蛇伝」を見てアニメーションに興味を持つようになりました。

進学したのは学習院大学。そこで漫画を描いていましたが、やはりアニメーションの世界に進むと決め、東映動画に定期採用で入社します。

そこで才能を発揮、さらには結成したばかりの東映動画労働組合で書記長をするなど精力的に活動していました。

そして1968年の映画「太陽の王子ホルスの大冒険」を高畑勲さん、森康二さん、大塚康生さんらと3年がかりで作り上げたそうです。

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ですが1971年、同僚の高畑勲さん、それに小田部羊一さんと一緒に東映動画を退社、Aプロダクションに移籍しました。

この小田部羊一さんこそが、ドラマでなつのモデルとされる奥山玲子さんのご主人です(^^)

これからの日本のアニメーションに理解を示していた大川社長が1971年にお亡くなりになり、それから赤字だった東映動画にメスが入ります。

特に長編動画はコストがかかり、やればやるほどの赤字(^_^;)東映動画は厳しいリストラや制作数を減らすなどして、労働組合と対立していました。

宮崎駿さんが東映動画を辞めたのはこの頃で、このゴタゴタに嫌気がさしたのでしょうか(笑)

東映動画で宮崎駿さんが参加した作品にはこのようなものがあります。

1963年 わんわん忠臣蔵(動画)

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1964年 少年忍者風のフジ丸(原画)

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1965年 ガリバーの宇宙旅行(原画、動画、演出)

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1966年 レインボー戦隊ロビン(原画)

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1968年 太陽の王子ホルスの大冒険(ここから本格的に美術設計なども手掛けるようになる)

1969年 長靴をはいた猫

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1969年 ひみつのアッコちゃん

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1969年 空飛ぶゆうれい船

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1969年 ムーミン

1971年 どうぶつ宝島

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1971年 アリババと40匹の盗賊

そして同Aプロダクションに移った宮崎駿さん、「ルパン三世」の第4話以降を高畑勲さんと一緒に手がけました。

宮崎駿さんにとって初の監督作品です(^^)

そういえばルパン三世の原作者、モンキーパンチさんも先日お亡くなりになりましたね(T_T)

その後宮崎駿さんはズイヨー映像(日本アニメーション)に移籍し、1985年に徳間書店の出資によりスタジオジブリを設立しました。

ちなみに宮崎駿さんの奥さまも東映動画で働いていた方です♪

ということで、宮崎駿さんのアニメーターとしてのスタートは「なつぞら」に出てくる東洋動画のモデル「東映動画」でした。

多くの有能な技術者を輩出した東映動画。その草創期がこれから「なつぞら」で描かれます。

当時の漫画動画のスタジオが、どのように描かれるのか楽しみですね。

まとめ

なつぞらアニメーターのモデル!奥山玲子などキャスト毎まとめ

NHK連続テレビ小説「なつぞら」で出てくる漫画動画を制作する「東洋動画」のモデルは「東映動画」でした。

この東映動画には、東映動画が制作した「白蛇伝」を観て感動した宮崎駿さんもアニメーターとして入社、技術をここで学んだそうです。

スタジオジブリは宮崎駿さんが東映動画を退社してからおよそ15年後に設立されました。

「なつぞら」で宮崎駿さんがモデルと思われる神地航成を演じるのは染谷将太さん♪

そして高畑勲さんがモデルと思われる坂場一久を中川大志さんが演じます。

またまたものすごいイケメンの登場!次の東京編も楽しみです。。

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