モコミ最終回ネタバレ結末!お兄ちゃんの諦めが早すぎ?

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芝風花(こしばふうか)さん主演の土曜ナイトドラマ「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」が2021年4月3日に最終回を迎えました!

小芝風花さん演じる主人公の清水萌子美(しみずもこみ)は石や植物、ぬいぐるみなどの感情を持たないものの感情が読み取れる繊細な感覚を持つ女性です。

他人とは極力関わりを持たないようにしてきた萌子美があることをきっかけに様々な経験を重ねながら成長していくストーリー。

広い世界に踏み出した萌子美の成長と家族の絆を描いたヒューマンドラマ。

そんなドラマ「モコミ」の最終回はどんな結末を迎えたのでしょうか??佑矢(加藤清史郎)との結末は??

個人的にはお兄ちゃんの結末にほっこりしました♪

この記事は土曜ナイトドラマ「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」の最終回のネタバレあらすじを結末までご紹介します!

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目次

モコミ最終回ネタバレ結末!お兄ちゃんの諦めが早すぎ?

トミー発見!!

山梨県勝沼の山中。

河原に置いておいたトミーがいなくなり、必死に探すモコミ一家。

モノと話すことが出来なくなっていたモコミ(小芝風花)でしたが、俊祐(工藤阿須加)に“出来るよ。モコミはモコミだから”と励まされ、再びモノと話す力を取り戻しました。

樹々たちに導かれたモコミは俊祐と一緒にトミーを見つけ出します。

樹々と俊祐にお礼を言ったモコミは、トミーを抱いて俊祐と家族の元に戻ろうとした時、
「力を使って自分のやりたいこと」に思い当たりました。

東京。

公園。

佑矢(加藤清史郎)とジョギングをしていて、「ちょっと休憩」と立ち止まり「10年以上ほとんど運動してなかったから、すぐ疲れる」と言うモコミに、佑矢はペットボトルの水を渡し、「ゆっくりやろう」と言います。

モコミは「毎日付き合ってくれてありがとう」と言い、「楽しいから」と言う佑矢。

佑矢は「夜、行ってもいい?話したいことあるから」と言い、モコミは微笑んで頷きました。

清水家の前。

タクシーのフロントガラスを磨く観(橋爪功)に「ただいま」と声を掛け、家への階段を駆け上るモコミ。

ゆうやとモコミのそれぞれの決断

キッチン。

モコミと俊祐と伸寛(田辺誠一)の弁当の準備をしながら千華子(富田靖子)が「運動なんて続かないと思ったけど」と言い、伸寛が「佑矢くん、一緒だし」と言い、「どうしたんだろ、急に」と千華子が言った処へモコミが来て、千華子は俊祐とモコミの分の弁当をモコミに渡します。

「行ってらっしゃい」とモコミを見送り、「さっ、荷造りするか」と言う伸寛。

“使わないものは寄付するからこのダンボールへ”とダンボールを渡した千華子は「本当に一人でも山梨に行くと思わなかった」と言いました。

“もちろん一緒に来てほしいと思っている”と言う伸寛。

俊祐の花屋。

バックヤード。

花と話しながらアレンジメントを作るモコミ。

店先で涼音(水沢エレナ)が俊祐に「良かったですね。モコミちゃん、すっかり様子戻って。・・・返事、待ってるから」と言い、俊祐は「一緒に暮さない?」と言った涼音の言葉を思い返します。

涼音を見送り、軽く溜息をつく俊祐。

夜。

清水家、モコミの部屋。

「話って何?」と聞くモコミに佑矢が“劇団で公演に出してもらうのを待つのではなく、自分で劇団を作る”と言いました。

「自分で劇団を作って芝居をやる。ボランティアで保育園とか回れたらいいなって」「へえ~」「いつか日本中を回りたい。・・・それ実家に戻ってやろうと思うんだ」

ダイニング。

食卓を囲む清水家の面々と佑矢。

「それ、静岡に行っちゃうってこと?」と千華子が聞き、「はい」と答える佑矢。

「軽やかだね」と観が笑顔で言い、「地に足、ついてないよ。自分で劇団とかボランティアとか。食ってけないじゃん」と俊祐が言います。

「はい。アルバイトをしながらです」と佑矢は言い、「やる意味あんの?」と聞く俊祐に「僕は芝居がやりたいんです。どんな形でもやりたいんです」と言い、伸寛が「どんな形でも」に深く同意しました。

“今、劇団員は何人いるのか?”と聞く俊祐に佑矢は“自分ひとり”と答え、「終わってんな」と言う俊祐に笑顔で「まだ始まってないです」と答えます。

千華子が“いつ静岡に戻ると決めたのか?”と聞くと佑矢は「昨日です」と答え、伸寛が“いつ発つのか?”と聞くと佑矢は「明日です」と答え、「やっぱり軽やかだ」と言う観に「もう早くやりたくてしょうがなくて」と言う佑矢。

すごすぎる行動力(^^;

モコミは「お芝居、観に行くね」と言い、「うん」と言う佑矢。

「折角、仲良くなったのに寂しくなるわね」と千華子が言い、佑矢がモコミに「まだ話してないの?」と聞きました。

「うん」とモコミが言い、「何のこと?」と千華子が聞きます。

モコミは「話がある。・・・私、やってみたいことがある。この前、たくさんの樹たちに囲まれて、樹たちがトミーと私を助けてくれた。でも、中には助けが必要な樹もいて・・・弱ってたり、腐ってて早く何とかしないと立っていられないとか、根っこに酸素が足りてないとか。

そういうことが私には分かる。・・・私、樹のお医者さんになって、樹の生命を守りたい」と言い、「樹のお医者さん?」と聞く千華子に「樹木医」と答えました。

「運動始めたのも体力つけたいから」と言うモコミに「どうしたらなれるの?」と聞く千華子。

「樹木に関する業務経験が必要で、私は仙台の先生の処で研究を積みたいって思ってる。・・・それで家を出て一人でやってみようと思う」と言うモコミを“よく考えた方がいい。一人でやっていくのはそんなに簡単じゃない”と千華子は必死に引き留めます。

伸寛は“心配はあるが、モコミが自分でやりたいって決めたんだから”と言い、モコミは「お母さん、結局、何も変わってない。怖いけどやってみようってしてるのに、また不安になるようなことばっかり言って」と言い、“応援したいけど、家を出るのは別の問題”言う千華子に

「何が違うの?お母さん、今まで何かやったことある?・・・やったことないのに、そういうこと言われたくない」と言うモコミに千華子が“教員になるつもりだったのに、あの人に台無しに”と言うと、モコミは

「全部おじいちゃんのせいなの?!ほんとにやりたかったら、やってたんじゃないの?・・・行こう、佑矢くん」と席を立ち、佑矢は「みなさん、お元気で」と挨拶をし、伸寛が「佑矢くんも元気で」と言い、佑矢は去りました。

お兄ちゃんのやりたいことって?

清水家の前。

見送りに来たモコミに佑矢が「大丈夫?」と聞き、「うん、大丈夫」と答えるモコミに佑矢は「話したいときは連絡して」と言い、「する。・・・またね、佑矢くん」と言うモコミ。

「またね、モコミちゃん」と佑矢はモコミの手を握り、「離れてても繋がってるから」と言い、モコミは笑顔で「うん」と頷きます。

後日。

清水家の前。

「じゃ、行ってくるよ」と笑顔で出掛ける伸寛を見送る家族。

伸寛が千華子の顔を見ると「いってらっしゃい」と千華子が言い、「モコミ、離れてても応援してるから。・・・じゃ」と伸寛は山梨に向かいました。

俊祐の花屋。

バックヤード。

バラの棘の処理をする涼音に俊祐が「一緒に暮す話だけど、返事遅くなってごめん」と言い、「ほんと遅い」と言う涼音に「今は一緒に暮せない」「今は?」「どうしてもやってみたいことがあるからさ」「待ってても良いってこと?」「先のことは何とも言えないけど・・・今、やりたいからさ」

「そんなにやりたいことって何?」と聞く涼音。

清水家。

ダイニングで千華子が「劇団に入る?」と俊祐に聞き返します。

「うん」という俊祐に観が「役者になるってことか?」と聞き、「うん」と答える俊祐。

「聞こえた?」と千華子が電話の伸寛に言い、“聞こえたよ。佑矢くんに感化されたのか?”と伸寛は聞きました。

「いや、今まで店を継いだからには潰しちゃいけないだとか、やりたいこと出来ないの店のせいにしてきたけど、一回くらいやってみたいことをやってみようと思って。・・・一回やれば気が済むと思うんだ。相変わらず中途半端だけど、いつでも店に帰れるように涼音っちゃんが店を続けてくれるって言うから、それに甘えることにした」と言う俊祐。

トミーと再び話せなくなる

後日。

清水家の前。

旅立つ俊祐を見送るモコミ、千華子、観。

「母さん、もうさ、いい加減、人のせいにするの止めたら・・・じゃ」と俊祐は去り、観が「劇団でそんなに簡単に入れるもんなの?」とモコミに聞き、モコミは「さぁ」と言い、千華子は何かを考えていました。

夜の街道沿い。

バスから降りてきた俊祐。

「お兄さん」と佑矢が駆け寄ります。

「色々と世話になるけど・・・」と言う俊祐に「父と母が家族が増えるみたいだって喜んでます」と言い、「で、今、劇団員、何人集まった?」と聞く俊祐に佑矢は「僕とお兄さんの二人です」と答えました。

「帰ろっかなぁ~」と言う俊祐に佑矢は「これからですよ」と言い、俊祐は笑顔を見せます。

なんと・・・あれだけ文句を言っていた佑矢の劇団に入る決意をしたんですね(笑)なんだかんだで、がっつり佑矢の影響を受けたお兄ちゃんの俊祐でした。

清水家。

モコミの部屋。

荷造りをしているモコミ。

「向こうって結構寒いのかなぁ。ねぇ、トミー」とモコミがトミーに話しかけますが、トミーは反応しません。

キッチン。

ボットに水を汲みに来たモコミに千華子が「寄付していいものがあったら、和室のダンボールに入れておいて」と言います。

夜更け。

リビング。

暗い中で伸寛と電話をする千華子。

“モコミと俊祐に言われた通り、自分は学生の時、ほんとに教師になりたかったわけじゃなかったと思う”と言う千華子。

「何かにならなきゃいけないって思ってて、教師って言えば一応カッコつくし、お父さんのせいにしとけば、教師にならなかった言い訳になるもの。・・・お母さんはお父さんのこと、とっくに許してたみたいだし。・・・もう何がしたくてこんなにこじらせてるのか、分かんなくなっちゃった」と言う千華子に伸寛は

「千華子~!お父さんとこっち来いよ」と言いました。

モコミの部屋。

モコミがトミーを抱きながら観に「荷物の整理始めたら、トミーとだけ喋れなくなった」と言います。

「なるほどね~。モコミがさ、自分の力、何に使うか決めたからじゃないか?」「どういうこと?」「・・・トミーはさ、自分の役目、終えたのかも知れないな。モコミも、トミーから卒業だ」

翌朝。

清水家のリビング。

観が“仕事に行ってくる”と出掛けようとすると、「ちょっと待って」と千華子が弁当を差し出しました。

「これ、俺の分?」「うん」「ありがてぇ。かたじけねぇ」

と嬉しそうに観は弁当を持って玄関に向かいます。

「結局どういうことなの?・・・部屋があるのに転がり込んできて住みついた」と言う千華子に「あ、その話・・・年寄りにそんなこと言わせんなよ」「年寄りだなんて思ってないくせに」「思ってないよ」「じゃ、何?なんで?」「・・・さみしかったんだよ~。一人でいるのがさ」

そう言って出掛けようとする観に「ほんとに勝手ね。あっちの部屋に無駄に家賃払ってるくらいなら、うちに入れてくれない?向こう、解約しちゃえば?それと私、免許とったら伸寛のところへ行く。一緒にくれば」と言ってキッチンに戻る千華子。

観は嬉しそうな満面の笑みを見せました。

お母さんの子供でよかった

翌朝。

モコミの部屋。

荷造りを終えたモコミがトミーを抱いて部屋を出ます。

和室。

トミーに「今までありがとう」と告げ、寄付のダンボールにトミーを収めるモコミ。

清水家の前。

観のタクシーに乗り込むモコミに細々と忘れ物の確認をする千華子に「うるさいな、全部持ったから」と言い、千華子の顔を見ずにモコミはタクシーに乗り込みました。

“無理しないでね”“何かあったら連絡してね”と話し続ける千華子を煩そうに、観に車を出すように頼むモコミ。

走り出した車の中でバックミラーで手を振る千華子を見ていたモコミが観に「ごめん、止めて」と言い、観は車を止めます。

車を降りたモコミは千華子に駆け寄り、「私、今、生まれてきて良かったって本当に思ってるから。毎日、美味しいごはん作ってくれてありがとう。22になっても、美味しいお弁当作ってくれてありがとう。・・・お母さんの子供で良かった」と言うモコミを千華子は泣きながら抱き締めます。

「お母さんもモコミのお母さんで良かった。・・・ありがとう」と千華子が言い、モコミも涙を流し、二人はしっかりと抱き合いました。

後日、山中。

“とにかく樹の名前は覚えるしかないから”と女性に言われたモコミが「はい、わかりました」と慣れない様子で樹の幹回りを測ります。

清水家。

荷物が運び出された和室に雑巾をかけている千華子。

スマホに観から着信があり、“あとどれくらいで戻れる?こっちはあと少しで家出られるんだけど”と言う千華子に観が「悪いんだけどさぁ、伸寛君のとき、一人で行ってくれや。出逢っちゃってさぁ・・・恋の予感ってやつだね」と観が見た観のタクシーの中に茶髪の女性が乗っていて「観ちゃん、早く」と声を掛け、観は慌てて電話を切りました。

山梨、勝沼。

舗装された山道を千華子の荷物を押して歩く伸寛と隣を歩く千華子。

千華子が伸寛に「まったく冗談じゃないわよ」と言い、伸寛は「寂しくなったらまた来るさ」と言います。

「良いところね」としみじみという千華子に伸寛は「千華子、同じ景色をたくさん一緒に見たいな」と言い、千華子は笑顔で頷いて伸寛の腕を取りました。

お兄ちゃんが戻ってきた!?

俊祐の花屋。

アレンジメントを作る涼音。

真由(内藤理沙)が「あ、動いた」と言い、お腹の大きい真由に涼音が駆け寄り「赤ちゃん?分かる?もうちょっとでお仕事終わるからねぇ。いいなぁ、三人目か」と言います。

涼音は店の中に戻り、外を見ていた真由が「え?店長?」と言いました。

商店街をトランクを押して歩いてくる俊祐。

「ただいま」と言う俊祐に「早っ!」と言う涼音

一刻後。

涼音と張り切って花屋を営む俊祐が空を見上げて微笑みます。

モコミのその後

翌年、とある町。

公園。

モコミが木槌で樹を叩いていました。

音が変わるところがあり、一緒にいた男性が「ちょっと待った」と木槌で樹を叩きます。

男性が検査の指示を出し、モコミは準備に取り掛かりました。

「あれはもう、ほんとに駄目だよ、気を付けないと」と言う佑矢の声がして振り向くモコミ。

仲間とどこかへ向かっていた佑矢も何かを感じてモコミを振り返ります。

「モコミちゃん」「佑矢くん」と駆け寄る二人。

佑矢は「そこの公民館で芝居やるんだ」と言い、モコミの作業着姿を見て「似合ってる」と言い、モコミは照れ笑いをしました。

「会えると思ってた」と言うモコミに「僕も」と言う佑矢。

「またね、モコミちゃん」と佑矢が言い、モコミも「またね、佑矢くん」と言って、微笑み合い、佑矢は仲間を追います。

モコミは空を見上げて微笑みました。

なんとなく全員が希望に向かって踏み出したラストでしたね。

みんながこの先はどうなるか分からないという状態で終わるドラマも珍しいのではないでしょうか?

メルヘンな話かな?と思って見始めた「モコミ」でしたが、想像以上に現実的、リアルな話でした(笑)。

モコミちゃんの最後の選択は素敵でしたね。

モコミの原作ネタバレと脚本家や元ネタは?

にじいろカルテネタバレ!原作あらすじと元ネタや脚本家は?

モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜は原作のないオリジナルストーリー

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」には原作がなく、脚本家のオリジナルストーリーです。

脚本家を務めるのはヒューマンドラマの名手と言われている人気脚本家です。

そんな「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」の脚本家を務めるのは誰なのでしょうか?

モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜の脚本家は誰?元ネタは?

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」の脚本家は橋部 敦子(はしべあつこ)さんです。

橋部敦子さんは短期大学を卒業後一時期OLをしていました。

その後シナリオの勉強をするためにシナリオセンターに通い、1993年に第6回フジテレビヤングシナリオ大賞に応募した作品が佳作に選ばれます。

1996年に脚本家デビューし、これまで数々のヒューマンドラマを手掛けてきています。

代表作は

「救命病棟24時」

「僕の生きる道」

「僕と彼女と彼女の生きる道」

「ファイト」

「『僕らは奇跡でできている」

などです。

草彅剛(くさなぎつよし)さん主演の「僕の~」シリーズの脚本を手掛けており、登場人物の繊細な気持ちの変化を描くのがとても上手い脚本家です。

現在放送中の「知ってるワイフ」の脚本も務めており、かなり売れっ子です。

そして、気になるストーリーです。

小芝が演じる主人公・清水萌子美は、ヌイグルミや石や植物など、感情を持たないとされているモノの気持ちがわかってしまうという繊細な“感覚”の持ち主。そんな不思議な感覚を持っているがゆえ、他人との関わりを極力持たないようにして生きてきました。ところがあることをきっかけに、自分自身を狭い世界に閉じ込めていた彼女が広い世界に踏み出すことを決意。さまざまな経験を重ねながら、成長していく姿を綴っていきます。
 さらに、萌子美が自分の足で歩み出したことから、「一見平穏だけれど、実はバラバラだった家族」も影響を受け、それぞれが本音をぶつけ合い、自分自身と向き合うことに。このドラマは萌子美だけでなく、家族の再生をも描いた物語となっています。

引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/mokomi/intro/

これって、元ネタのモデル入るのかな?と思ったのですが、近い、不思議な力を持った人はいるかもしれませんが、調べてみましたが、実話やモデルの存在はわかりませんでした。

もし、何か情報がありましたら、更新していきたいと思います。

ヒューマンドラマの名手である橋部敦子さんが、一風変わった主人公と彼女を取り巻く家族達をどのように描くのか注目です。

 

 

モコミのネタバレあらすじは?

その女ジルバネタバレ!原作あらすじキャスト脚本家まとめ

モコミ1話ネタバレあらすじ!窓を掃除した理由は??

以下1話のあらすじです。

小さな工場で不良品のチェックをしている清水萌子美(小芝風花)。仕分ける速度が他の従業員に比べて速く、黙々と仕事をしていた。
 ある日のこと。萌子美は他の従業員が仕分け終わった部品に不良品があるのを見つけ、思わず「その子、ケガ――」と言いかけてしまう。実は萌子美には、感情を持たないとされているモノの気持ちがわかってしまうという繊細な“感覚”があったのだ。幼い頃はこの感覚を隠すことが出来ず、モノの気持ちを“代弁”することで、周囲との間に波風を立てることも少なくなかった。
 工場でもどこか周りから浮く萌子美は、工場内の高い位置にある窓を見て、突然チーフ従業員に、あの窓を掃除した方がいいのではないかと言い出す。しかし清掃業者が当分来ないとの返事に、思わぬ行動に出てしまう。そのことが結局、周囲に迷惑をかけてしまうのだが…。
 萌子美の母、千華子(富田靖子)は娘が工場で問題を起こしたと知らされ、頭を痛める。萌子美がほかの子どもたちとどこか違うことに長年悩み、何事もなく暮らしてほしいと願いつつ、それすら叶わないことに不安を抱き続けていた。それでも夫の伸寛(田辺誠一)や、萌子美の兄で長男の俊祐(工藤阿須加)とともに、自分なりに娘をサポートしてきたのだった。
 数日後、萌子美は22歳の誕生日を迎えるが、ある理由から工場に行きたくないと言い出す。この日だけ穏便に過ごしたいと、千華子は娘の言うことを聞くことに。その夜、家族揃って萌子美の誕生日のお祝いをしていると、訪問者がやって来る。それは…。

引用元:公式サイト

小芝風花さん演じる主人公清水萌子美は、感情を持たないモノの気持ちがわかってしまうという、他の人にはない繊細な感覚を持った人物です。

このことで人間関係が上手くいかず、他人とは極力距離を置き、自分自身を狭い世界に閉じ込めて生きていました。

そんな萌子美があることをきっかけに、広い世界に踏み出していこうと決意します。

そんな彼女の家族は一見平凡に見えるも実はバラバラな状態でした。

萌子美が経験を重ねながら成長していくことで、家族も自分自身と向き合うようになります。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」は萌子美の成長と家族の再生を描いたヒューマンドラマです。

以降で詳しくネタバレをご紹介します。

場面は回想シーン。モコミが子供のこと。公園で遊んでいる女の子たちある女の子のおもちゃがなくなり、騒動に。

もこみは「それ、ななちゃんの」とあるお友達が隠していたものを指さします。

「違うよ」といっても「それ、ななちゃんの」を繰り返すもこみ。

犯人扱いされた!!!と更に騒動に、

もこみの母親(富田靖子)が飛んできて「嘘をつくのはやめなさい!!」とすごい形相でもこみを叱るのでした。

場面は変わって15年後・・・もこみは工場で働いていました。

そして工場である事件が起こります。

ある日のこと。萌子美は他の従業員が仕分け終わった部品に不良品があるのを見つけ、思わず「その子、ケガ――」と言いかけてしまう。実は萌子美には、感情を持たないとされているモノの気持ちがわかってしまうという繊細な“感覚”があったのだ。幼い頃はこの感覚を隠すことが出来ず、モノの気持ちを“代弁”することで、周囲との間に波風を立てることも少なくなかった。
 工場でもどこか周りから浮く萌子美は、工場内の高い位置にある窓を見て、突然チーフ従業員に、あの窓を掃除した方がいいのではないかと言い出す。しかし清掃業者が当分来ないとの返事に、思わぬ行動に出てしまう。そのことが結局、周囲に迷惑をかけてしまうのだが…。

もこみは、高いところにある窓が気になり、脚立を持ってきて、窓の掃除をしようとして脚立から落ち、病院に搬送。

知らせを受けた母親と兄が病院に駆け付けます。母親には「どうしてそんな余計なことをしたの??」と言われてしまうモコミ。

そして翌日、窓が泣いていることが気になったモコミですが、母親に言われたことを思い出し、そのまま帰りました。

そして数日後、モコミの22歳の誕生日の日。

モコミの誕生日の準備で大忙しのお母さん。気合が入っていました。

お父さんにもケーキを買ってきてもらう約束をしていました。

そんな中、モコミは仕事に行きたくないと言い、母親は心配します。というのも、小学校5年生の時に不登校になりずっと学校に行っていなかったモコミ。やっと就職して働いたのが、現在の工場でした。

そしてその夜、誕生日祝いをしていたモコミ家族。

そこにインターホンが鳴り、来客が。誰なのか??見に行くとなんとおじいちゃん(橋爪功)。

母親は迷惑そうに「なんで今さら」と家に入れようとしません。しかしモコミは嬉しそうにおじいちゃんを強引に家に招き入れます。

おじいちゃんは、ボヤを起こしてしまい、住んでいたところを追い出されてしまい、一緒に住まわせてほしいというのでした。

おじいちゃんのことで、言い合いになる母親とモコミ。

その言い合いで「私は嘘つきじゃない!おじいちゃんは信じてくれた!!」と泣きながら部屋に戻っていくモコミでした。

15年前、祖母の葬儀で、雨の降る理由を聞かれた祖父は「みんなの涙もいつか雨になって降る」と言いました。

それを聞いたモコミは「そうだね。いろんな気持ちがある」と言います。

それを聞いたおじいちゃんは「すごいわかるんだね。」とモコミのことを認めてくれるのでした。

そして「死んだらどうなるの?」というモコミの質問に「生まれ変わるんだ。生きていても生まれ変わることができる」と言うのでした。

そして・・・部屋にいたモコミはみんなの元に戻ってきます。

そして、脚立から落ちたのは「窓が泣いていたから」と言います。「まだそんなこと言ってるの!」と厳しく言う母親に「うそじゃない」ときっぱりと言ったモコミでした。

脚立にのって窓を無理やり掃除しようとしたのは、泣いていた窓のためだったことがわかった1話のラストでした。

モコミ2話ネタバレあらすじ!新しい人生に進む!

清水萌子美(小芝風花)は同居を始めた祖父・須田観(橋爪功)にずっと気になっていることを相談。

萌子美の母・千華子(富田靖子)は自分の父親とはいえ、わだかまりのある観に萌子美が頼るのを見て複雑な気持ちになる。
 千華子はさらに、萌子美の言った「窓が泣いている」という言葉が引っかかっていた。

千華子は萌子美が幼い頃から、他の子とは違う言動を見せるたび心配を募らせてきたのだ。
 萌子美が観に打ち明けたのは、勤める工場の窓のことだった。

窓が泣くのを見たくないという萌子美の気持ちを観はあっさりと受け止め、「俺に任せろ」と孫を安心させる。
 萌子美は通勤の行き帰りに、兄・俊祐(工藤阿須加)が父方の祖父から引き継いだ花屋に立ち寄るのを楽しみにしていた。この花屋で花たちとの会話をするのは、学校を休みがちだった小学生の頃から萌子美にとって心安らぐ時間だった。萌子美は俊祐が初めて仕入れたというバラを見て、顔を曇らせる。あまり長くもたないことに気づき、そのことを兄に告げるが…。
 ある夜のこと。萌子美は家族に工場でのアルバイトを辞め、以前からやってみたいことに挑戦したいと伝える。しかし千華子は、人と接するのが苦手な萌子美にはいまの仕事が合っていると、娘の話を聞こうとしなかった。萌子美の父・伸寛(田辺誠一)はふたりのやりとりを聞いて、複雑な表情を浮かべる。実は伸寛にも家族に話があって…。

それでは次に気になるキャストを紹介していきます。

萌子美は家族に工場でのアルバイトを辞め、以前からやってみたいことに挑戦したいと伝える。

しかし母親の千華子は、人と接するのが苦手な萌子美にはいまの仕事が合っていると、娘の話を聞こうとしません。

その後、おじいちゃんと2人きりで話をして、決意をしたモコミは、思い切って、誰にも告げず、アルバイトを辞めてしまいます。

そしてその日、帰宅が遅くなったモコミは、母親たちに、仕事を辞めたことを報告します。

もちろん、母親の千華子はいつものようにモコミを責めます。

するとモコミは

「うるさい!なんで私が不安になることばかり言うの!お母さんはいつも私を隠そうとした。ずっと生まれてこないほうがいいのかなって思ってた。誕生日が嫌いだった。」と初めて自分の思いを言います。

びっくりする母親。

そして仕事を辞めてみて、わかったことがあると言います。

母親や嫌がるから、周囲に気づかれないように、周囲と打ち解けないようにしてきたモコミが最後に、初めて本音を言ったことから、職場の人たちは、実はモコミと仲良くなりたいと思っていたことがわかります。

最後に、モコミの送別会をすることになり、皆と楽しい時間を過ごしたモコミでした。

また兄・俊祐(工藤阿須加)の花屋さんでは、萌子美は俊祐が初めて仕入れたというバラを見て、あまり長くもたないことに気づき、そのことを兄に告げます。最初は聞き流していた俊祐でしたが、モコミの言った通り、バラがすぐに枯れてしまったことから、モコミが花を見抜く力があると気付き、花屋さんで働くことを許可します。

 

 

モコミ3話ネタバレあらすじ!本音を言えない

モコミと父親の新しい生活

俊祐の花屋。

工場を辞め、兄・清水俊祐(工藤阿須加)の花屋で働き始めたモコミ(小芝風花)。

店員の依田涼音(水沢エレナ)が何回も“扱いにくいから仕入れないでください”と涼音が俊祐に言ったのを忘れて、またビオラを仕入れたと俊祐に苦情を言います。

「ごめん。気を付けます」と奥に行く俊祐をビオラを持って追う涼音。

涼音が持ち去るビオラに気を取られたモコミは足元にあった花のバケツを倒してしまいます。

モコミは「すみません」と言い、花に「ごめんね」と謝って、慌てて床を拭きながらもビオラに気を取られ、別のバケツも倒してしまうモコミ。

駆け付けた俊祐が「俺もたまにやるから」とフォローしました。

優しいお兄ちゃんです、俊佑さん。

俊祐の店の奥。

一人、アレンジメントフラワーを作る涼音に「まだ怒ってる?モコミを相談せずに入れたこと」と聞く俊祐。

涼音は、バイトを雇う余裕があるなら自分の給料を上げてよね、と言い、「ごめん」と謝る俊祐に「ま、ただの従業員の私が言うような事じゃないけど」と言います。

俊祐は「モコミが自分から何かやりたいって言ったの初めてだったから」と言い、涼音は前に俊祐が結構酔った時に「妹は俺が守らないと」って言ってたけど、どういう意味かと聞き、モコミは普通に見えると言いました。

「いや、普通なんだけど・・・」と事務所スペースで弁当を食べるモコミを見る俊祐。

「学校行ってなかったりして、あまり外の世界っていうか、人に慣れてないから」と俊祐が言い、「そういうことなら言ってくれれば良いのに」と言う涼音に俊祐は「ごめん」と謝ります。

涼音さんは俊佑さんの恋人、なのでしょうか?

清水家。

モコミの父・伸寛(田辺誠一)が段ボールを運び、母・千華子が“いつになったら片付くのか”と小言を言っていました。

「大体、事務所畳んで家で仕事するなんて聞いてないから」と言う千華子。

千華子の父・須田観(橋爪功)が自分の荷物を運びながら「まだ言ってんのかい?」と言い、千華子は事務所の移転なのだから占い師にみてもらえば良かったと言い、“運気が下がったらどうするのか?”と伸寛に言います。

観が「懲りないね~」と言い「何が?」と聞く千華子に「忘れたのかよ。モコミが言ってたろうが。“そういうことを言われると先が不安になる”って」と言いますが、千華子は“不安になること”を言った自覚が全くない様子。

「とにかく俺が悪いから」と張り付いた笑顔で言う伸寛。

タクシー運転手の仕事に行くと言って、家を出ようとする観にも千華子は“その年でタクシーの運転手なんて。何かあったらどうするの?”と言い、観は「だから、それだよ!それ!!先々不安になるでしょうが、そういうこと言うと」と言いながら家を出るのでした。

「心配してるだけよねぇ」と千華子は伸寛に言い、“経営難で事務所を閉めたのではないこと”を伸寛に確認し、伸寛は千華子の後姿を見ながら深いため息をつきました。

本当に良く口の回る女性です、千華子さん(笑)。

俊祐の花屋。

涼音がモコミに「アレンジメント作ってみる?」と声を掛け、「はい」と涼音から教わり、アレンジメントを作るモコミ。

モコミが作ったアレンジメントを見て、「良いじゃない」と褒めながらも「少し直すね。こうした方がバランス良くなる」と花の位置を修正し、「この花持って帰っていいから」と言う涼音に「ありがとうございます」とモコミは丁寧にお礼を言います。

涼音が席を外した後、モコミはじっと涼音が直したアレンジメントを見つめ、そんなモコミを涼音が見ていました。

涼音さんから見ると、ちょっと気になりますよね。

モコミの部屋。

帰宅して、貰ったアレンジメントをテーブルの上に置き、「疲れた~!」とベッドに倒れ込むモコミ。

モコミはポケットから拾ったデリバリー業者・岸田佑矢(加藤清史郎)のイヤホンを取り出して、佑矢が落としたイヤホンを拾った時のことを思い返し、「今日も渡せなかったなぁ」と呟きます。

そのまま眠ってしまったモコミに部屋に来た千華子がそっと布団を掛けました。

清水のリビングダイニング。

失敗

モコミが今日も寝てしまっていると言いながら、千華子が戻ってきます。

モコミが働いていた工場がいつでも戻ってきてくれと言ってくれていると、花屋の仕事はキツくて続かないのではないかと捲し立てる千華子に「千華子、なんか始めたらどうだ?趣味でもなんでも、なんかやれば一々口を出さなくなるんじゃないか?」と言う観。

「口を出す?」と顔色を変えた千華子は観へ不満をぶつけ、観は両手を上げ、伸寛と俊佑は顔を見合わせ、伸寛が「飯にするか」と食事を始め、観は何か考えながらビールを飲むのでした。

千華子さんの独裁政権(笑)。皆の不満が爆発しないと良いのですが・・・。

翌朝。

モコミの部屋。

目覚めたモコミはテーブルの上のアレンジメントを見て、「やっぱり・・・」と涼音の動かした花を元に戻し「ここがいいよね」と花に言い、微笑みました。

俊佑の花屋。

俊佑が従業員の桜井真由(内藤理沙)が子供が熱を出して休むという電話を受け、涼音に報告します。

清水家。

リモートワークで客先対応をする父親の伸寛。

キッチンで探し物をする観の声を聞いた伸寛はキッチンへ行き、観に「探しましょうか?」と声を掛けます。

観は「いや、仕事中だろ、悪いね、気遣わしちゃって」と言い「いえ」と伸寛が言った処に千華子が現れ「ランチ行ってきま~す!」と出掛けて行きました。

「いってらっしゃい」と唖然として千華子を見送る伸寛に「伸寛くん、どうするの、ランチ?」と聞く観。

観がチャーハンを作り、伸寛は「どういうわけか在宅ワークにしたら、お弁当作ってくれなくなったんですよね~。モコミと俊佑のお弁当と一緒に作ってくれてもいいと思うんですけどね」と言い、観が「ビシッと言ってやれ。ビシッと!」と言うと「言えませんよ。事務所の事、まだ怒ってますし」と伸寛は言います。

「言っても言わなくても、千華子は怒る」と観が言い、「本当は事務所を引き払う前に言おうとしたんですよ。でも言いそびれちゃって」と言う伸寛に「伸寛くんさぁ、なんか言ってないことあるんじゃないの?・・・もしかして、不倫とか?」と聞く観。

伸寛が「それはないです」と答え、「そりゃ、俺か」と観は爆笑します。

観おじちゃんが清水家を変えてくれそうな気がします。

俊佑の花屋。

涼音がアレンジメントに合うカードを買いに行くと、10分位で戻るからお客さんがあったら注文を聞いておくように、電話があったら名前と電話番号をメモしてこちらからかけると言うようにと言います。

そして、涼音はモコミに“松野さん”の注文のアレンジメントを示し、料金は貰い済みだから渡すだけで良いと言って店を出ました。

店の外で掃き掃除をしていたモコミは佑矢を見掛けて、店を離れて駆け寄ります。

「あの・・・」と佑矢に声を掛け、イヤホンを探すモコミに「なんですか?」と佑矢。

「えっと・・・あれ・・・」とイヤホンを探すモコミに「じゃあ」と自転車に乗って佑矢は走り出し、モコミがイヤホンを見つけた時に佑矢は角を曲がって行ってしまいました。

「あ!」と気付いたモコミが慌てて店に戻ると「誰もいらっしゃらなかったので」という松野のメモが残されていて、モコミは慌てて店を飛び出し、俊佑に電話を掛けるモコミ。

そこへ「ただいま」と涼音が戻ってきて、「どうかした?」と声を掛けます。

言葉に詰まるモコミが持つ松野のメモを見て、「どういうこと?」と涼音が聞き・・・。

モコミの声:ちゃんと説明しようと思ったけど

モコミの部屋。

モコミがぬいぐるみのトミーに向かい「出来なかった。失敗しちゃってどうしようってなって、言葉が出てこなかった。あ、その後は、お兄ちゃんが松野さんに謝りに行って、お花も届けてくれたから良かったんだけど、本当は私も松野さんに謝りたかった。トミーには話せるのに」とモコミはトミーを抱きしめました。

せめて最初に「ごめんなさい」が伝えらえれば良かったですね、モコミちゃん。

モコミの本音

俊佑の花屋。

忙しそうな店内で俊佑が電話注文を受けています。

「珍しいですね、こんなに注文」と言う涼音に「西山さんが退院したからそのお祝いのお花」と答える俊佑に「西山さん?」と聞く涼音で“80歳だから手術をするか迷っていて、結局、手術をした”と説明する俊佑。

「ここ、全部、今日の5時までに西山さんのお宅まで」と俊佑が言い、「こんなに?お花被らないようにしないと」と涼音が言いながら、俊佑と涼音は作業にかかります。

そして、僅かに花を残してアレンジメントたちが完成。

“少し早いけど店を閉めよう”と俊佑は言い、モコミに片づけを頼んで、俊佑は涼音と配達に出掛けました。

モコミが表の札を「OPEN」から「CLOSED」に替え、扉を閉めようとすると、扉を押さえて、男の人が飛び込んできて「すみません。お花、お願いしたいんです」と言います。

「今日はもう終わりました、すみません」と言うモコミに「そこをなんとか。お願い出来ませんか?どうしてもお花を飾りたいんです」と男性はモコミに店の写真を見せ「ここに置きたいんです。ここに花を置きたいと思ってて、今すぐ必要で。なんとか、お願いします!」と頭を下げる男性。

困り果てたモコミは、ふとビオラに目をやり、動きが止まりました。

日も暮れた俊佑の花屋の前。

俊佑と涼音が車で戻ってきました。

涼音が「あれ?モコミちゃんまだいるみたい」と言い、明かりのついた店内に二人が入ると、モコミが「あ、おかえりなさい」と迎えます。

「モコミ」と言う俊佑と「お花、使ったの?」と聞く涼音。

「さっき、お客さんが来て」と言うモコミに「お客さんて?」と俊佑が聞き、「どうしてもアレンジメントが必要だって言われて」と答えるモコミに「作ったの?」と涼音が聞きました。

「はい」「残りもののお花で?」

モコミは必死に頼む男性の声と嬉しそうに踊っていた花たちを思い返しています。

「お花代は?」と聞く涼音に「貰ってないです」とモコミが答え、「良かった」と涼音は言い、「でも、明日持ってくるって」と言うモコミに「いや、でも頂けない。残りもののお花で作ったんだから」と言う涼音の言葉に、輝いていた花たちを思い返すモコミ。

「涼音ちゃんの言う通り、お金は貰えない。お客さんにはまだ見習いだからって言って、別のアレンジメントを渡す」と俊佑が言い、涼音は「なんでもいいから、作りゃいいってもんじゃないんだから」と言いますが、モコミの頭の中は輝いて踊っていた花たちで一杯でした。

「モコミ!」と俊佑に呼び掛けられハッとしたモコミに俊佑は「涼音ちゃんが言ってるのは、お店の信用に関わるからで、分かるよね?」と言います。

涼音は「モコミちゃん、思ってることがあるなら、なんでも本当のこと言ってくれて良いんだよ」と言い「本当のこと?」とモコミは言います。

涼音は「言わないと分かんないから」と言いました。

確かにモコミの態度は傍から見れば、叱られて不貞腐れているように見えてしまいますよね~。

モコミの部屋。

ベッドに寄りかかって座っているモコミ。

「本当のこと言ったら、涼音さん、不愉快になると思うし、お兄ちゃんも困ると思う」と言うと、話を聞いていた祖父の観が「ほんとのことって?」と聞きます。

モコミはアレンジメントを示し「このお花はこの位置が心地良いの。涼音さんが教えてくれたのとは違う。それから、お客さんが喜んで貰えるお花が私、分かる。お花がこのお客さんの処へ行きたがるから。そういうお花は全然残りもののお花じゃないのに」と言うモコミ。

観は「それが本当に思ってること?さぁ~・・・それはどうかなぁ?」と言い、モコミは「どういう意味?」と聞きました。

翌日の俊佑の花屋。

モコミがアレンジメントを作った男性がやって来ます。

モコミを見つけ「昨日はほんとにありがとうございました。お花、おいくらですか?」と言う男性に、男性の後ろにいた俊佑が「いえ、お代は結構です。まだ見習いの身なんで」と言うと男性は驚いて「そうなんすか?!でも悪いですよ、無理言って素敵なお花を作っていただいた」と言いました。

俊佑が「いえ、今回は本当に」と言い、男性は「ありがとうございます。お花のお陰で気持ち良くオープンすることが出来ました。これ、ドーナツです。召し上がってください」と男性はモコミに箱を差し出し、モコミが俊佑を見ると、俊佑は微笑んで頷きます。

「ありがとうございます」とモコミはドーナツを受け取り、男性は「じゃ」と帰って行きました。

涼音が「お客さんが喜んでくれたなら、今回は良かったんじゃないですか?」と言い、俊佑も「うん」と言い、涼音がドーナツ屋さんて?と男性の置いていったチラシを見ます。

場所が悪くて流行らなくてお店がしょっちゅう変わる場所だとチラシを見て言う涼音。

ドーナツを見て、美味しそうと言う皆にモコミは

「本当に思ってること、言ってもいいですか?」と聞き、「え?あぁ、うん」と涼音が答え、

「本当のこと・・・言えないです。本音を言えないっていうのが、私の本音です。本音を話そうとすると色々考えちゃって、どうしたらいいか分からなくなって言えないっていうのが、私の本音です。・・・自分を隠したくないけど、今は言えないっていうのが、私の本音です。あ、でも、涼音さんや真由さんとお客さんに喜んで貰えるお花を作りたいっていうのが、私の本音です。・・・本音です」と言いました。

「よく分かんないけど・・・でも伝わったよ」と涼音が言い、真由も頷きます。

「良かったな」と俊佑が言い、「うん。ありがとうございます」と嬉しそうに微笑むモコミ。

モコミの想いは伝わったようです。

街中。

配達の途中の俊佑が思い付いて男性のドーナツ屋を訪れると店の前に行列が出来ています。

俊佑が店内を覗き見ると、ショーケースの上にモコミの作った鮮やかなアレンジメントが飾られていて、お客さんたちが口々に「可愛い」「すごい」とアレンジメントを褒めていました。

俊佑の花屋。

店先から、ハンバーグ屋の停まる佑矢の自転車を見つけたモコミはイヤホンを手に持って、自転車に駆け寄ります。

店の中から出て来た佑矢に「すみません」と声を掛け、佑矢は振り向いてモコミを見ました。

モコミちゃん、自分の不思議な力を相変わらず持て余しているようです。

「自分は特別」というモコミちゃんが上から目線に感じてしまうのは私だけでしょうか?(笑)

いけない、いけない。

これはモコミちゃんの成長の物語で、物語はまだ始まったばかりなのですから、長い目で見守りたいと思います。

モコミ4話ネタバレあらすじ!お兄ちゃんの裏の顔が判明!

モコミの恋と観の過去

工場を辞めて、兄・俊祐(工藤阿須加)の花屋で働き始めたモコミ(小芝風花)。

先輩店員の涼音(水沢エレナ)と真由(内藤理沙)に“自分の本音を上手く伝えることは出来ないけど、お客様が喜んでくれるお花を作りたい”という本音を伝えることが出来ました。

想いを寄せている岸田佑矢(加藤清史郎)のイヤホンの片方を拾い、返そうとして言葉が出なかったモコミ。

俊祐の花屋の前。

モコミがハンバーグ屋の前に佑矢の自転車が停まっているのを見て、佑矢のイヤホンの片方を取り出し、花屋を気にしながら、佑矢の自転車へと駆け寄ります。

店から配達の品を背負って出てきた佑矢に「すみません」と声を掛けるモコミ。

振り返り「あぁ」と言う佑矢を一瞬見つめた後、「これ」と透明な袋に入れたイヤホンの片方をモコミは佑矢に差し出しました。

「どうして?」と聞く佑矢にモコミは「拾いました」と答えます。

「ありがとうござます。あぁ、良かった。もう戻ってこないんじゃないかと思ってました」とモコミからイヤホンの片方を受け取り、心から嬉しそうに言う佑矢。

微笑んで「ずっと戻りたがってました」と言うモコミに、佑矢は一瞬の間の後、微笑に「やっぱり。寂しがってたんだよね~」ともう片方のイヤホンをポケットから取り出して、並べて見せました。

佑矢くん、モコミちゃんと感性が合うかも?

そこへ俊祐が駆け付け、佑矢に「何か御用ですか?」と聞き、佑矢は「いえ、(モコミに)じゃあ」と言い、自転車で配達に向かいます。

俊祐はモコミに「大丈夫か?ナンパか?なんて声掛けられた?」と聞き、モコミは「掛けられてない。私からかけた」と言って店に戻ります。

俊祐は「ああ」と言った後、「え?」と驚いてモコミの後姿を見つめました。

夜、モコミの家。

父・伸寛(田辺誠一)がモコミがドーナツ屋に作ったアレンジメントフラワーを撮影した写真をiPODで妻・千華子(富田靖子)と義父・須田観(橋爪功)に見せています。

「感動した」と言う伸寛に“だからって、こんなにドーナツ買うことないでしょう”と小言を言う千華子。

観は「俺は喜んでドーナツいただくよ」とテーブルの上の沢山あるドーナツに手を伸ばします。

千華子は伸寛に“このアレンジメントを作った子の父親だと名乗っていないか?”と心配し、伸寛は「それは思いつかなかった」と笑い、「やめてよ!絶対に!」と言う千華子に「分かってるよ」と言いました。

千華子はモコミのアレンジメントの写真を見ながら「でも、こういうのってビギナーズ・ラックって言うんじゃない?ねぇ」と俊祐に言い、俊祐は一瞬、戸惑い「ああ、そうだとしても。モコミ、頑張ってるから」と言い、モコミは嬉しそうに微笑みます。

そんなモコミに“勘違いしちゃ駄目よ”と言う千華子。

ちょっとお口が悪いのですが、「このババア!」と思いました(笑)。

「モコミ、素直に喜んで良いんだぞ」と言う観に「いちいちなんなの?」と千華子が言い、観は“モコミに話しているだけだ”と言い、千華子が「居候の赤の他人てこと忘れないでよ」と言いました。

モコミが「ねぇ」と何かを言いかけて止めるのを、千華子が「なに?気になるじゃない」と言い、モコミは“何故、千華子と観はそんなに仲が悪いのか?”と聞きます。

「それは答えられない」と言う千華子に“自分で言っといて”と笑う観。

俊祐に「お兄ちゃんは知ってるの?」と聞くモコミに俊祐は「知らない」と答え、千華子が“この話しはもうおしまい”と言い、伸寛と観に“絶対話さないでよ”と念を押しました。

「別に隠すようなことでも」と言う観に「私がどれだけ悲惨な目にあったと思ってるの?!」と言う千華子に観と伸寛は複雑な表情をし、モコミと俊祐は顔を見合わせます。

何故、なんでしょう?隠されると余計に気になります。

朝。

自分のタクシーを磨いていた観が、財布から写真を取り出して眺め、空を見上げて「俺は今日も元気だよ」と言いました。

モコミの家のキッチン。

千華子が俊祐とモコミのお弁当に蓋をしています。

モコミに二人分の弁当を渡し、送り出す千華子と、パジャマ姿で新聞を読みながら「いってらっしゃい」とモコミを送り出す伸寛。

モコミの家の前。

家を出てきたモコミが車を磨く観に「おじいちゃん、行ってきます」と声を掛け、観が「おう、行ってらっしゃい!」と応え、モコミは笑顔で俊祐の花屋に向かいました。

お弁当問題

モコミの家。

リビングで仕事をしている伸寛が“どうして自分の弁当は無くなったのか?”と千華子に聞きます。

「だって、もう事務所行ってないじゃない?」と言う千華子に伸寛は“場所が事務所から家になっただけで、仕事はしている”と言いますが、千華子に「私は家で簡単に済ませてるのに、伸寛さんだけお弁当なんておかしくない?」と言われてしまいました。

「もしかして昼ごはん作れってこと?」「いや!違うから!」「そうよねぇ。びっくりした~」「昼は適当に自分で食うよ」

千華子は、伸寛がパジャマ姿で仕事をしていたことに細々と文句を言い、じっと耐えて、言葉を呑み込み「ごめん」と言う伸寛。

お弁当問題・・・難しいですよね。家にいるなら、自分で用意しろ!と思う千華子の気持ちもわかります

俊祐の花屋。

ドーナツ屋の店主が訪ねてきて、定期的にアレンジメントフラワーを届けて欲しいと言います。

店主はモコミに笑顔で会釈をして帰り、それを見た俊祐は複雑な表情を見せました。

涼音と由香が“ドーナツ屋のアレンジメントフラワーをモコミに作らせるのか?”と俊祐に尋ね、俊祐は“モコミにはまだ早いので自分が作る”と言い、モコミに“分からないことが多いと思うから、真由や涼音に教わるように”と言いますが、笑顔で「はい」と答えた後、モコミは納得がいかない表情をします。

俊祐の花屋のバックヤード。

モコミが弁当を食べながら、観と交わした会話を思い返しています。

モコミの声:本当の事言ったら、涼音さん、不愉快になると思うし・・・。

モコミの回想シーン。

モコミの部屋。

モコミがベットに寄り掛かり「お兄ちゃんも困ると思う」と言いました。

太極拳的な動きをしながら観が「ほんとの事って?」と聞き、モコミはアレンジメントフラワーを示しながら「このお花はこの位置が心地いいの。お客さんが喜んでもらえるお花が私、分かる。お花がそのお客さんの処へ行きたがるから」と言います。

そうかぁ。モコミちゃんはそのお花の声を無視するのが辛いんですね。

現実のモコミが事務仕事をしている俊祐の元へ行き、「ねぇ」と言い、俊祐は仕事を止めてモコミと向かい合い、「どうした?」と聞きました。

「なんでもない」と戻るモコミに「なんだよ?」と俊祐が聞き、「涼音さんって、彼氏、いるのかな?」と聞き、俊祐は「え?なんで?」と返し、モコミは「綺麗だから」と言い、「さぁ」と答える俊祐に「お兄ちゃんは、彼女?」と聞くモコミ。

「え?いないよ」「そっか。いつからいないの?」「いつからだっけな・・・」「結婚とか考える?」「ああ、どうかな」「お花が好きな人が良いね!」

そう笑顔で言うモコミに俊祐は「なんか、ちょっと変な感じ。モコミとこういう話したことなかったから」と言い、仕事に戻り、モコミは唇を嚙み締めました。

夜、俊祐の店の外。

モコミが外に並べられていた花を片付けています。

そこへ佑矢が自転車を停め、「こんばんは」と声を掛けました。

「こんばんは」と言うモコミに佑矢は「この前はありがとうございました。・・・お礼をしたいんですけど」と言います。

俊祐の「ナンパか?」と言った言葉を思い出し、咄嗟に「ナンパですか?」と聞くモコミ。

「え?」と言う佑矢に「あ、ち、違います。すいません」と慌ててモコミは取り消しました。

佑矢は笑い、モコミも笑います。

気を悪くしない佑矢くん。素敵な人ですね。

モコミの部屋。

モコミはベッドでぬいぐるみに「お礼だって」と言って嬉しそうに笑いました。

「あ、お兄ちゃんに言った方が良かったかな。・・・大丈夫だよね?」と嬉しそうに笑うモコミ。

お父さんキレる!

昼。

街路。

カップラーメンを手にコンビニから出てきた伸寛を一人の主婦が振り返って見ています。

モコミの家。

キッチン。

カップラーメンに湯を注ぐ伸寛。

そこへ千華子が来て、弁当を取り出します。

「ん?弁当?」と言う伸寛に“モコミがいらないと言った”と千華子は言い、“昨日のうちいに言ってくれれば作らなかったのに”と文句を言いながら、自分で“美味しい、美味しい”弁当を食べ、伸寛はカップラーメンの出来上がりをカウントする自分のスマホを見つめ、じっと耐えていました。

信じられない無神経さの千華子さん。もしかして、ワザと?

俊祐の花屋。

外を気にしていたモコミが、自転車の停まる音を聞き、外へ飛び出します。

佑矢がいて、「これ食べてください」と紙袋をモコミに差し出し、モコミが「ありがとうございます」と受け取りました。

佑矢は「じゃ」とリュックを背負い直し、モコミも笑顔で「じゃ」と言い、佑矢は配達に向かいます。

店を出てきた俊祐がモコミに「どういうこと?」と聞き、モコミは「イヤホン拾ったお礼だって。駄目だった?」と聞きました。

俊祐は「いや、駄目じゃないけど」と言い、モコミは「お腹減った~!」と嬉しそうに店内に飛び込み、俊祐は複雑な表情で佑矢が去った方を見つめます。

俊祐の花屋のバックヤード。

佑矢から貰った高級そうなランチを嬉しそうに食べるモコミ。

モコミの横に座った涼音がコンビニのおにぎりを開けながら、“店長って家ではどんな感じなの?”とモコミに聞きました。

モコミは“店にいる時と同じ様な感じです”と答え、涼音は「ふぅ~ん、裏表ないんだ。・・・そんな感じするよね」と言います。

モコミの家。

リビングで食卓を囲む家族。

千華子がイライラを全面的に押し出しながら食事をし、モコミたちは居心地の悪い思いをしていました。

観が「なんなんだ?!それで飯が旨いのか?」と千華子に聞きます。

観さん、良く言ってくれました!

千華子は箸を置き「我慢しようと思ったけど、やっぱり無理」と言い、「なんかあった?」と聞く伸寛に「あなたよ!夕方スーパーに行ったら亀田さんの奥さんに“お宅のご主人、お昼にカップ麺持って歩いてたわよ”って言われたの。・・・どうしてくれるの?夫にご飯を作らないでカップ麺を買いに行かせた妻、って思われたのよ。しかも亀田さん、お喋りだから、ご近所中に広まってるに決まってるんだから。

何年もお弁当を作り続けてきた私が何でそんな風に言われなきゃいけないわけ?大体、なんでカップ麺、裸で持ち歩いたの?レジ袋買えば良いじゃない。2円でしょ?」

あなたが簡単なものでも作れば良いでしょう?

「前に貰うなって・・・」と言う伸寛に千華子は「なんで、そこで2円ケチるの?!・・・その2円の為にどうして私がご近所中の笑い者にならなきゃいけ・・・」と言い募ろうとすると

「いい加減にしろよ!もう、うんざりだ!・・・俺をなんだと思ってるんだ?バカにするのもいい加減にしろよ!」と伸寛が怒鳴ります。

お父さん、怒鳴ることがあるんですね(^^;もう限界という感じでしょうか。

「いつ、バカにしたって言うのよ」と言う千華子に

「いつもだよ!いつも上から目線で、俺に“ああしろこうしろ”って!出会った頃はさ、素直に俺の言うこと聞いてたのに、気付けば、俺の意見は何も聞かない!自分の思い通りにならないと気が済まない!ずっと千華子のいう通りしてやってきたじゃないか!なのに、2円、2円、2円うるさいよ!なんでそこまでガタガタ言われなきゃなんないの!

 

俺もお義父さんみたいに不倫の一つでも出来れば良かったよ。・・・しかも、お義父さんはただの不倫じゃないからな。現役高校教師が元教え子と不倫。同じ男として羨ましいよ。尊敬するよ。千華子といると、どんどんエネルギー吸い取られて、どんどん枯れていくしかないからな!」

観さん、えらいとばっちりです(笑)

モコミが立ち上がって出ていき、伸寛も席を立って部屋に戻ります。

号泣する千華子を唖然として見、観を見る俊祐に観は「うん、そういうことだ」と言いました。

俊祐は「そう」と言い、観は「おじいちゃんは、お風呂頂こうかなぁ」と部屋を出ます。

俊祐が号泣する千華子にティッシュを渡すと千華子は「モコミだけじゃなくて、お父さんまで私に不満があったなんて。お母さんが家族の為にやってきたこと、全部迷惑だったってこと?」と聞きます。

俊祐は「そんなことないよ」と答えますが、千華子は「本当は俊祐も私に不満があるんじゃないの?」と泣きじゃくりました。

「ないよ」と俊祐は千華子の肩を抱き、「ほんと?」と俊祐を見上げる千華子に「ないって」と言い、「俊祐が分かってくれるだけで、お母さ~ん」と号泣する千華子。

ふと顔を上げ「モコミ、ショック受けてるよね、あの人に懐いてるから」と千華子が言います。

昔は言えてた

モコミの部屋。

ベッドで「おじいちゃんが不倫だって」と嬉しそうに笑うモコミ。

「お母さんは昔、お父さんのいうこと、素直に聞いてたんだって」とモコミは言って楽しそうに笑いました。

モコミちゃん、面白がってます(笑)。

「昔かぁ・・・私はどうだった?」とモコミはぬいぐるみに聞きます。

モコミの回想シーン。

子供のモコミが公園で水仙と話をして笑っていました。

男の子が来て「わぁ~、モコミがお花と喋ってる。キモっ!なんだこれ!」と水仙を叩きます。

「やめて!」と男の子を突き飛ばすモコミ。

「なにすんだよ!」と男の子はモコミに掴みかかり、モコミを倒し、「花は喋らないって言えよ!」と言い、モコミは「やだ!花は喋るから!」と言い返しました。

そこへ俊祐が「モコミ!」と駆け付け、男の子たちは逃げ出します。

俊祐はモコミに「大丈夫か?」と聞き、モコミは水仙に「大丈夫?」と聞きました。

現実。ベッドに寝そべるモコミが「昔はハッキリ言えてたんだよね」と呟きます。

お兄ちゃんの裏の顔

某日、昼。

ドーナツ屋。

俊祐が自分で作ったアレンジメントフラワーを届けると、店長は不満そうな表情をしました。

店長!分かり易すぎます!

店長が笑顔を作り「こういう感じも素敵ですけど、あっちの感じでお願い出来ませんか?」と言い、モコミの作ったアレンジメントフラワーを見る俊祐。

「すぐ作り直します」と言う俊祐に「いえ、今回はこちらで」と店長は言いますが、「いえ、すぐお持ちしますので」と笑顔でアレンジメントフラワーを持って店を出た俊祐の表情が一変します。

いくら俊祐さんでもプライドが傷つきますよね・・・。

俊祐の店のバックヤード。

アレンジメントフラワーを作り、涼音にチェックして貰うモコミ。

チェックする涼音を見ながら、子供の頃に「花が喋る」と言えていた自分を思い返し、「涼音さん・・・」と言いかけたモコミに涼音は「良いと思う!」と言いました。

「モコミちゃんの世界がちゃんとあるから、バランスがどうとか、私が言うことじゃない気がする」と涼音は言い、真由に「どうですか?」と聞くと真由も「私もこのままで素敵だと思う!」と言います。

「ほんとですか?ありがとうございます」と満面の笑みを見せるモコミ。

お花の気持ちが涼音さんたちにも伝わったのでしょうか?

そこへドーナツ屋から持ち帰った花を持って、俊祐が戻ってきました。

俊祐は“それ、どうしたんですか?”と聞く涼音に「いや、届けようと思ってんだけど、やっぱりよく考えたら、(と背中を向けていたのを振り返り)モコミが作ったのを気に入って貰ったんだから、モコミが作った方がいいかなぁと思って」と言います。

涼音が「良いと思います。見てください。これ」とモコミが作ったアレンジメントフラワーを示し、モコミが作ったアレンジメントフラワーを見た俊祐は一瞬引き攣った顔をした後、笑顔を作り「うん、いいね」とモコミに言い、モコミは「ありがとう!」と喜びました。

SNSの投稿画面。

“クソ”“みんなクソ”“元教え子と不倫w”“人に迷惑かけるなと言い、一番迷惑かけてるやつw”“不倫したくてもできないやつw”

と笑顔のモコミ、談笑するモコミと涼音たち、観、泣いている千華子、伸寛を思い浮かべながら次々と投稿する俊祐。

アカウント名は“いい人”。

投稿が終わり、事務所の机の上にスマホを投げ置いた俊祐は、暗闇の中で何処かを見つめていました。

出ました~!ブラック俊祐!屈折してたんですね・・・。

モコミのお花の才能も気づいて、嫉妬している?モコミを見守るやさしいお兄ちゃんだと思っていたのですが、モコミに対しても、周囲にはわかない感情があるようです。

朝。

モコミのアレンジメントフラワーが飾られているドーナツ屋。

モコミが通りかかり、アレンジメントフラワーを見て、満面の笑顔になります。

公園。

水仙の前に座り、水仙と話すモコミに普段着の佑矢が「何してるんですか?」と声を掛けました。

佑矢を見て、少し迷い、「水仙と喋ってました」と言うモコミ。

佑矢は満面の笑みになり「そうなんだ」と言います。

モコミは少し驚いた後、満面の笑みになり「はい」と言いました。

モコミは幸せいっぱいの様ですが、俊祐には鬱憤が溜まってきているようです。

自分の思いを吐き出した伸寛は、これからどう千華子と向き合うのでしょうか?

一瞬、佑矢くんも物の声が聞こえるのかな?と思ったのですが、それは無いですかね?

まだ時々、モコミの自制心のない発言が気になりますが(笑)、先が楽しみになってきました。

モコミ5話ネタバレあらすじ!お兄ちゃん、爆発寸前?

増える モコミの理解者

自分の気持ち(本音)を少しずつ周りに伝えられるようになり、兄・俊祐の花屋に自分の居場所を見つけてきているモコミ(小芝風花)。

その反対に自分の居場所をモコミに奪われ、鬱々とした不満を募られ、ネットの“つぶやき”で発散する俊祐(工藤阿須加)。

長年積りに積もった千華子への不満を家族の食卓で爆発させた父・伸寛(田辺誠一)。

そんな中、公園で水仙の花と話していたモコミは密かに想いを寄せている岸田佑矢(加藤清史郎)に「何してるんですか?」と話しかけられ、“水仙と話してました”と答えてみると、佑矢はすんなり受け入れてくれました。

佑矢がイヤホンを拾ってくれたお礼でモコミに渡したビーフシチューを「美味しかったです」とモコミが佑矢に言い、佑矢は「良かったです」と喜びます。

モコミが佑矢に「元気ですか?・・・あ、いや、そうじゃなくて」と言うと、佑矢は「元気です」とイヤホンを取り出し、笑顔になる二人。

“花屋にいつもいるのか?”と佑矢が聞き、モコミは「はい。定休日は隔週火曜日です」と答えました。

“花が好きなんですか?”と佑矢が聞き、モコミは「はい」と答え、佑矢は「いいですね」と言います。

モコミが「自転車、大切にしてるんですね」と言うと佑矢は「グレッグですか」と言いました。

「グレッグ?」と聞くモコミに「こいつは僕の相棒みたいなもんなんで、グレッグっていうんです」と言う佑矢。

やっぱりちょっとモコミちゃんよりかも?!佑矢くん。

「私の相棒はトミーです」と言うモコミに佑矢は「トミー?自転車ですか?」と聞き、モコミは「いえ」と答え、佑矢は「なんだろう。いつか会えたらいいな」と言います。

「え?」と言うモコミに「ダメですか?」と聞く佑矢に「ダメじゃないです」と笑顔で言うモコミ。

「これからお仕事ですか?」とモコミが聞き、佑矢は「配達のバイト、今日は夕方から。これから稽古です」と言い、「稽古?」と聞くモコミに「僕、役者目指してるんです」と佑矢は打ち明けました。

「すごいですね!」と言うモコミに「目指すのは誰でも出来ます」と笑い、「じゃ、僕、あっちなんで。じゃ」と言って佑矢はモコミから離れ、振り返って「トミーに宜しくです」と言います。

モコミは満面の笑みでグレッグに乗って走り去る佑矢を見つめていました。

恋も順調ですね、モコミちゃん。

俊祐の花屋。

モコミと従業員たちが配達に出掛ける俊祐を見送り、ニヤニヤしているモコミに涼音(水沢エレナ)が「なんか良いことあった?」と話しかけます。

「なんかニヤニヤしてる」と涼音が言い、真由(内藤理沙)も「してました」と言い、「な、なにもないです」と戸惑い、一瞬、真顔になり、涼音たちが店に入った後、またニヤニヤするモコミ。

花屋のバックヤード。

コンビニの袋からサンドイッチやおにぎりを取り出し、モコミに選ばせる俊祐。

「お母さん、お弁当、もう作ってくれないのかな?」と言うモコミ。

清水家(モコミの家)。

ソファーに寝そべってテレビを観ている千華子。

次々のチャンネルを替えて、テレビを切り、小型ゲーム機でゲームを始めます。

隣の和室で仕事をしていた伸寛が自分が千華子に言った言葉を思い返し、千華子の前に正座して眼鏡を逆さまに掛け「まだ怒ってる?」と聞きます。

千華子はチラッと伸寛を見て「全然、怒ってるのは伸寛でしょ?安心して。私も何もしないし、何も言わないから」と言いました。

伸寛は眼鏡を掛け直し、「言い過ぎた」と言いますが「やっと本音が言えたんでしょう」と背中を向ける千華子。

大分、言いすぎだったかもです。伸寛さん。

俊祐の鬱憤

俊祐の花屋。

注文のアレンジメントフラワーを作り、涼音に渡すモコミ。

涼音がモコミの作ったアレンジメントフラワーを見て、「そういえばさ、前にモコミちゃんがあんまりもたないって言ってたバラの花。ほんとにもたなかったんだけど、どうして分かったの?」と聞きにきました。

“なんとなくっていうか、子供の頃からここに来てたし”と歯切れの悪いモコミに「花と話せるみたいな?」と涼音が聞きます。

そこへ俊祐が配達から戻ってきて、“組合長から街の情報誌に俊祐の店を載せないか、と言われた”と告げました。

「お金掛かるんですか?」と涼音が聞き、俊祐は気おされながら「いや、無料」と答えます。

涼音が“だったら、やりましょう。どうせやるなら、お店をリニューアルしては?”と言いました。

「どうやって?」と聞く俊祐に涼音は“モコミが全部ディスプレイする”と言います。

涼音はモコミの作ったアレンジメントフラワーを持ち、「こんな小さなアレンジメントでもモコミちゃんの世界が詰まってるじゃない」と言い、真由も「見てみたいかも」と言い、「仕入れる花もモコミちゃんが選んでみたらどうですか?」と言う涼音。

“モコミは花がもつかも分かるし、花と話せるモコミちゃんで、モコミはお店の売りになる”と言いました。

驚いて「みんなにその事言ったの?」と聞く俊祐に大きく首を横に振るモコミ。

「え?どういうこと?」と涼音が聞き、「モコミちゃん、本当に花と話せるの?」と改めてえ涼音はモコミに聞きます。

モコミは少し考えて「はい」と言い、「お花の気持ち、分かります」と言い、涼音が「どういうこと?」と聞きました。

「お花が一番居心地の良い場所が分かったり、そのお客さんのところに行きたがってるお花が分かったり・・・」と言うモコミに真由は自分が作ったアレンジメントを見せ「じゃ、これは?居心地悪いとか思われてるの?」と聞きます。

モコミは「これが嫌とか、そういうことじゃないです。ただ一番居心地が良い場所が私には分かるので、そうしたくなるだけで・・・」と言い、涼音は「マジで?面白いね、モコミちゃん」と言いました。

「信じてくれるの?」と聞く俊祐に涼音は「いや、分かんないです。花と話せるかどうかなんて、そこ、どうでもいいです。私はモコミちゃんが作る世界が見てみたいだけだから」と言い、真由も「私も」と言い、俊祐は引き攣りながら「リニューアルの事、ちょっと考えてみるよ」と言うのでした。

お兄ちゃんの不満が爆発寸前!?

清水家。

モコミと観(橋爪功)が帰宅すると伸寛が台所にいます。

「なにしてるの?」と聞くモコミに“取り合えず米だけでも炊いておこうかと思って”と言う伸寛。

観とモコミはソファーでゲームをする千華子を見て、観が「千華子が何も作らないからか?一日中こんな感じか?」と言います。

「いえ」と伸寛は言いますが、千華子は「今日、何もしてない」と言い、「ほっとけ!出前とろう!俺が御馳走するから」と観が言うと「居候のくせに偉そうなこと言わないで」と言う千華子。

「はい。居候でございまっす」とお道化る観。

観さんにだけは相変わらず強気な千華子さん。

閉店後の俊祐の花屋。

涼音が俊祐に“リニューアルを考えておくとはどういうことか?”と聞きました。

掃除をしている俊祐に「考えるまでもなく、やるでしょ?」と涼音が言うと、俊祐は「うちの店、おじいちゃんの代のお客さんが多くて、この店に親しみをもってくれてて、その親しみが売りでもあって・・・」と言います。

が、涼音は「その昔からの高齢のお客さんたちが亡くなったら?どうなるの?このお店に、将来はあるの?」とたたみ掛けました。

「わかってるよ、そんなこと」と俊祐は声色を変えて言い、「じゃあ、何にこだわってるの?」と聞く涼音に、俊祐は「やるよ。リニューアル」と引き攣った笑顔で言い、涼音は満足そうに微笑みます。

俊祐の心の声:うっせぇ、うっせぇ、うっせぇ。嫁でもないのに嫁さん面すんな。うっせえよ。

と心で言いながらネットに打ち込む俊祐。

俊祐さん、小出しにしないと伸寛さんみたいにブチ切れますよ~。

俊祐は深呼吸をして家への階段をのぼりました。

清水家。

宅配ピザの夕食を囲む観、伸寛、俊祐、モコミ。

千華子も取りに来て「食うのか?」と聞く観に「そうよ」と答えます。

観がモコミに“仕事、順調か?”と聞き、モコミは涼音に自分がお花と喋ることがバレたけど、涼音はそれはどうでも良くって、モコミの作る世界をみたいと言ってくれたと嬉しそうに報告しました。

「なんかね、ほんとにどうでもいいって感じだった。そうなんだよね。他にも全然気にしない人いるし」と、佑矢のことを思い浮かべるモコミ。

「え?誰?」と聞く俊祐に「誰ってことないけど」とモコミは胡麻化します。

観がモコミの才能を褒め、謙遜するモコミに「自分を低く見積もるんじゃない」と言いました。

俊祐がモコミにリニューアルの全面コーディネートをやってみたら良いと思うと言います。

皆、モコミの背中を押しますが、伸寛は“昔からの花屋が無くなるのは少し寂しい”と言い、“ちょっとだけ寂しいけど、その何倍もリニューアルは嬉しい”と言いました。

俊祐が「見た目は変わっても、おじいちゃんの想いはちゃんと変わらずに俺が守っていくから」と言い、伸寛が「ありがとな。俊祐」と言い、俊祐は今の言葉が情報誌のコメントに使えるとモコミに言い、モコミは笑います。

伸寛が“店のリニューアルの前に皆で写真撮らないか?”と言い、俊祐が「ね、母さん」と千華子に振ると、「良いわね。誰かさんが不倫なんかしなきゃ、私も教師になって活躍してたかも」と言う千華子。

「え?教師って?」と聞く俊祐に“今まで話したことは無かったが、自分は高校の教員になるはずだったのに、大学4年の時に観が元教え子と不倫をするという大事件を起こして、諦めるしかなかった”“親が教え子と不倫する高校教師なんていい笑い者だ”と千華子は言いました。

“なりたければなれば良かった”と言う観に「なれるわけないでしょ。いい恥さらし」と千華子が言い、俊祐は心の中で「人のせいにしてんじゃねぇよ」と言い、

俊祐の車の中。

俊祐がさっきの心の声「人のせいにしてんじゃねーよ。そういうヤツが、一番ムカつくんだよ」とネットに呟いています。

カーステレオから流れる楽曲「うっせぇ」のボリュームをあげて、身体を動かす俊祐。

かなりヤバい感じです、俊祐さん。

モコミの部屋。

丁寧にお茶を入れて楽しむモコミ。

昼間の佑矢とのトミーについての会話を思い返したモコミは、トミーを抱き締め、「トミーに宜しく~だって」と笑い「あの人、トミーに会いたいんだって」と声をあげて笑い、「あ!」と佑矢の名前を聞き忘れたことを思い出しました。

俊祐の花屋。

店の前で千華子を待つ観、伸寛、モコミ、俊祐、涼音。

涼音が用意してくれた伸寛の両親の写真を持ち、「これでお願い」と自分のスマホを涼音に預ける俊祐。

「はい、パンジー」と涼音が声を掛け、千華子のいない家族写真を撮りました。

その頃、清水家では千華子が一人、庭の花々を見ています。

真由が気を利かせて、モコミが俊祐と涼音の2ショット写真を撮りました。

俊祐にスマホを返そうとしたモコミがスマホを二度見して、俊祐の顔をみます。

「どうした?」と聞く俊祐に「いや、なんか、重いなって」と俊祐のスマホをしみじみと眺めるモコミ。

マイナスのことを溜めると重くなるんですか?怖っ!

俊祐の脳裏にネットに書き込んでいる罵詈雑言が浮かび「ああ、なんでだろうな」と呟き、スマホを返し「写真、私のスマホにも送ってね」と言うモコミに笑顔で頷き、皆が店に入った後、真顔で何か考える俊祐。

後日。

店に“臨時休業”の貼り紙を貼り、木材を白く塗るモコミ。

看板のデザインを描いて、見て、微笑みます。

別日の早朝。

車の中でイラつきながら待っている俊祐の元へモコミが来ました。

「お待たせ」と車に乗ったモコミに俊祐が「大丈夫?」と声を掛け、笑顔で「うん」と言うモコミ。

俊祐の花屋の前。

仕入れてきた花を車から下す俊祐とモコミを手伝う涼音が「いいじゃん、モコミちゃん」と声を掛けます。

モコミが選んだ花が飾られた店に真由が出勤してきて、「モコミちゃんが選んだの?すっごくいい!」と言いました。

複雑な表情でモコミたちを見る俊祐。

モコミ、涼音、真由がそれぞれにアレンジメントを作り、店頭のテーブルに並べます。

モコミが作った看板を出し、店をオープンさせました。

俊祐が配達から戻ると店の前のアレンジメントの前に女子高生が集まっています。

ふと店の脇を見た俊祐は店の中を覗き込んでいる千華子に気付きました。

モコミの姿を見ていた千華子は俊祐と目が合うと足早に立ち去りました。

夜の清水家。

二階のベランダから外を眺めている千華子。

別日。

お母さんの後悔と和解

清水家の居間。

パソコンで情報誌に掲載された“リニューアルした俊祐の店”を見る観、伸寛、モコミ。

伸寛が「天国のおじいちゃんも喜んでるよ。モコミ、俊祐、ありがとな」と言うと、俊祐は「俺は何もやってないから」と言います。

部屋に入ってきた千華子に「情報誌、出来たよ」と声を掛ける伸寛。

黙ってる千華子に“まだふてくされてるのか?”を観が聞くと、千華子は「モコミ。ごめん。・・・ごめんなさい」と言いました。

「え?何が?」と聞くモコミの前に千華子は正座をして「ごめんね。モコミの時間を奪って。モコミが10年、家に籠って何もしていなかったのは、お母さんのせい。小さい時から、人と比べて違うと“変だ”“おかしい”って思って、“直さなきゃ”って思った。

モコミの一番の理解者で味方なのはお母さんだって、本気で思ってた。人とのコミュニケーションが苦手って決めつけて、工場の仕事見つけてきて、その仕事、モコミに向いてて、モコミの為になってるって、本気で思ってた。ほんとにごめんね。なんにも分かってなかった。

お母さんが奪ったモコミの10年間、返せないし、どうしたら許してもらえるのか分からない。ごめんね。ごめんしか言えなくて、ごめんね」と言う千華子に観は

「モコミはほんとうに10年間、ほんっとに何もしてなかったのか?自分のこと、たくさん考えただろうな。自分はこのまま部屋に籠りっきりなんだろうか、この先、どうしたら良いんだろうか、どうせ誰も解ってくれない。毎日、自分とたくさん話をしただろうな」言いますが、千華子は

「無駄なことでしょう?そうやって無駄に辛い思いをしたのは、私のせい・・・。もっと早く色々出来た筈なのに」と千華子が言うと、観が音を立てて遮り「色々やってただろうが」

「モコミの部屋はいつも綺麗だ。モノたちを大切にしてる。花屋で無駄になったお花を持って帰ってきて、自分の部屋に綺麗に飾ってる。・・・中々、豊かじゃないか」と言う観。

「それがなんなの?」と言う千華子にモコミが「無駄じゃないよ。皆と同じように学校行ってたら、今みたいにお花のこと好きにならなかったし、お花をどう扱っていいのか分からなかったと思う。

お母さん。お花を使って、私だから作れるもの作っていくから。それは、きっとお花も人も心地良くなれる世界だと思う」と言うモコミに泣きながら微笑んで頷く千華子。

観が千華子の頭を撫で、モコミの泣き笑いします。

俊祐さんだけ、憮然とした表情です。

情報誌に掲載された家族写真を皆で改めて見ると、俊祐が半目になっていました。

「嘘だろ?ふざけんなよ。なんでこれ使うんだよ」と文句を言う俊祐と泣きながら大笑いするモコミ。

後日。

俊祐の花屋の前。

モコミが作ったアレンジメントをモコミが千華子に渡し、伸寛が「よし、写真撮ろうか」と言うと、皆の様子を見ていた俊祐が

俊祐の心の声:全然、心地よくねぇよ。クソ!クソ!クソ!!

と言います。

笑顔を作った俊祐も一緒に家族写真を撮る様子を配達姿の佑矢が見ていました。

今の俊祐さんの花屋の状況は、私が俊祐さんでも居心地が悪いと思います。

基本的に伸寛さんと俊祐さんは似た者親子なんですよね。

選ぶ女性まで似たタイプだから、似たようなパターンで俊祐さんもブチ切れそうですよね。

それにしても、モコミちゃん、順風満帆過ぎて、逆に心配です。

珍しくどの登場人物にも感情移入出来ないドラマなのですが(笑)、何故か気になって毎週見てしまうという不思議なドラマです。

最終的な着地点も全く見えないのですが、果たしてどうなるのか?

ドラマも来週から後半戦。

どの様な展開になるのか、楽しみですね~。

モコミ6話ネタバレあらすじ!お兄ちゃんの闇が発覚!

お兄ちゃんのツイッターのつぶやきを見てしまった・・・

俊祐(工藤阿須加)の花屋の前。

俊祐の花屋のリニューアルが完成し、千華子(富田靖子)と家族も和解した清水一家は俊祐の花屋の前で全員揃って記念写真を撮ります。

配達から戻ってきた佑矢(加藤清史郎)がその様子を見ていることにモコミ(小芝風花)が気付き、二人は歩み寄り、互いに「こんにちは」と挨拶を交わしました。

佑矢は店を見て「あれ、なんか変わりました?」と聞き、「はい」と答えるモコミに「すごい。これモコミさんが?」と聞きます。

モコミは嬉しそうに自分がやったことを説明し、モコミの家族は楽しそうに話す二人を見ていました。

俊祐の花屋のバックヤード。

涼音(水沢エレナ)が作った店のHPを見て絶賛するモコミと真由(内藤理沙)。

一歩引いて見ている俊祐に「いい感じじゃない?ねぇ、店長」と真由が振り、俊祐は「うん」と答えます。

夜。

清水家の前。

花屋の車で帰宅した俊祐とモコミ。

家への階段を上りながらモコミが俊祐に「お兄ちゃんもSNSやってるよね?」と聞き、俊祐は驚いて「え?」と返しました。

モコミは「見付けたよ」と俊祐の表アカウント“清水俊祐”のSNSを見せます。

「・・・ああ、最近、全然使ってないけど」と言う俊祐に「私もやってみようかな・・・教えてくれる?」とモコミが言い、俊祐は「うん」と答えて、密かに溜息をつきました。

清水家の居間。

モコミがツベッターをインストールしています。

ダイニングから千華子が“お客さんと仲良くなることはあるのか?”と聞き、モコミが「仲良くって?」と聞き、千華子は「話したりとか」と言い、「今はまだあんまり・・・」と答えるモコミ。

千華子が“赤い服を着た若い男の子と親しげに話していたから”と言うとモコミは「お客さんじゃないけど」と言い、千華子と伸寛が「えっ?!」と言いました。

「何処で知り合った子?」と聞く千華子に「どこだっていいじゃん」と答えるモコミに千華子は「言えないような知り合い方?」と聞きます。

千華子さん、聞き方・・・。

モコミは千華子を見て、観が「そんな言い方されたら話したくもないよなぁ」と言い、“今はネットとかで気軽に知り合えるからちょっと心配なだけ”と言う千華子。

「ネットで知り合っちゃダメなの?」と聞くモコミに千華子は「ダメとかじゃなくて、お母さんが若い頃には考えられないことだから」と言い、千華子の横に来た伸寛が「そうだぞ」と同意しました。

モコミは伸寛と千華子がどうやって知り合ったのかを聞き、二人は大学のテニスサークルで知り合った話をします。

「お母さんの話じゃなくてモコミの話でしょ?」と千華子が話題を戻そうとした処に飲み物を取りに来た俊祐が「なんの話?」と声を掛けました。

「モコミが話してた若い男の子よ」と言う千華子に「ああ、デリバリーの子」と俊祐が言い「デリバリー?!」と驚く千華子と伸寛。

「ナンパされたの?」と聞く千華子に「ナンパしたの」とモコミが答え、伸寛は「冗談だよな?」と聞き、観は「流石、俺の孫だなぁ」と微笑み、伸寛はもう一度「冗談だよな?」と聞きます。

千華子は“モコミは免疫がないから男の人との付き合いは慎重に”と言いますが、モコミは「悪い人じゃないから」と言い、「どうして分かるの?」と聞く千華子に「その人が乗ってる自転車が言ってた。大切にされてるって」と言いました。

反論しようとする千華子たちに「お母さんたちの考えより、自分の感覚信じる」とモコミは言って立ち上がり、「学生さんてこと?」と聞く千華子に背中を向けたまま、「違うよ」と答えると千華子は「フリーターってこと?!」と言い、伸寛も「えっ?!」と言います。

モコミは振り返り「目指してることがあるから」と言い、俊祐は“いつそんな話をしたのか?”と聞き、千華子は“何を目指しているのか?”と聞き、「税理士とか?」と言う伸寛たちにモコミは黙って背を向けて部屋に戻りました。

モコミちゃん、返事を拒否することも出来るようになりました。

モコミの部屋。

開設した自分のツベッターのアカウントを見るモコミ。

「あ!」とツベッターを“グレッグ”で検索します。

検索したものを見ていくと“岸田佑矢”が“相棒のグレッグ”で佑矢の自転車の写真をあげていました。

「あった!見て!」とヘビのぬいぐるみのトミーにスマホを見せるモコミ。

“岸田佑矢”のアカウントを見ると“役者目指してます!”とあります。

モコミはグレッグの写真にいいね!をして、トミーの写真を撮り、「相棒のトミー」と写真をシェアしました。

すると、直ぐに“岸田佑矢”からDMが届きます。

「トミーかわいいいですね。花屋さんですか?」

「なんで?なんで~?」とモコミは喜び、街路でトミーの写真を見ていた佑矢にモコミから「はい」と返信が届きました。

スマホを見つめるモコミの元へ佑矢から“ニコニコマーク”のスタンプと「名前、ちゃんと言ってませんでした。岸田佑矢です」というメッセージが届きます。

「清水萌子美です」と返信するモコミ。

翌朝。

俊祐の花屋で働きながら、佑矢の姿を探すモコミ。

バックヤードでスマホを操作している俊祐の元に涼音が「店長!青山さんの配達、1時間間違えてます!」と言いに来て、俊祐は急いで車で配達に向かいました。

俊祐と入れ替わりにバックヤードに花を持ってきたモコミは俊祐が置いていったスマホから黒い霧の様なものが湧き上がるのを見て、スマホを見ます。

マイナスのオーラはこんな風に見えるんですね~。

俊祐のスマホにはツベッターの“いい人”というアカウントが表示されていて「全然心地よくない、クソ、クソ、クソ」という投稿があり、モコミは慌ててスマホを戻しました。

少し後。

俊祐が「俺のスマホ見なかった?」と言いながら店に戻ってきます。

バックヤードのテーブルの上の自分のスマホを見付け、ツベッターのいい人の画面が表示されたままだったことに気付き、瞳を泳がせる俊祐。

夜。

清水家、モコミの部屋。

暗い部屋のソファーに座り、ツベッターの“いい人”のアカウントの投稿を見ているモコミ。

「全然心地よくない、クソ、クソ、クソ」「人のせいにしてんじゃねーよ。そういうヤツが一番ムカつくんだよ」「うっせぇ、うっせぇ、うっせぇ、嫁でもないのに嫁さん面すんな。うっせぇよ」「不倫したくてもできないやつw」「人に迷惑かけるなと言い、一番迷惑かけてるやつw」「元教え子と不倫w」「みんなクソ」

投稿を読むモコミの頭に俊祐が誰を思って書いているのかが浮かびます。

佑矢VSお兄ちゃん!?

モコミが辛そうに立ち上がり、トミーを抱き締めると、モコミのスマホにメールの着信がありました。

佑矢からの「萌子美さん、こんばんは」というDMで、モコミは「佑矢さん?佑矢くん?」と迷い、トミーに「佑矢さんで大丈夫だよね?」と言い“佑矢さん、こんばんは”と返信をします。

“トミーとはいつから相棒ですか?”“十五年前です。おもちゃ屋さんで何かを感じて振り返ったら目が合いました。それからずっと一緒です。私、リアルな友達はいないので”

「友達いないとか言わない方がいいかな?」とモコミはトミーに聞き、「・・・いいっか」と送信しました。

普通はマイナスの事はDMとかでは伝えない方がいいかと・・・。

“そうなんだ”“はい”“僕は、萌子美さんの貴重なリアルな友達ってことですね”

あら~、素敵な人です!佑矢くん。

という佑矢の返信を見て、モコミは嬉しそうに笑い、“はい”と返信します。

“リアルで話しませんか?”というメッセージを見て、ベッドの上ではしゃぐモコミ。

公園。

ベンチにいたモコミが花壇に近寄り、花壇の花とお喋りを始めました。

そこへ佑矢が来て「今、花と喋ってました?」と聞き、モコミは「はい」と答え、花壇に歩み寄った佑矢が「花と喋るって、本当に喋るって意味だったんだ」と言います。

「そうなんだ」と満面の笑みで佑矢はモコミに言い、「もう一回、見てみたいな。なんか、楽しそうだったから」と言うと、モコミは「嫌です」と言い、「なんで?」と聞く佑矢に笑顔で「嘘です」と言って、二人は笑いました。

モコミはしゃがんで花と話そうとして「やっぱり嫌です」と立ち上がり、公園の隅のグレッグを見付けて「あっ、グレッグ」と言い、二人はグレッグに駆け寄ります。

公園の脇の道を涼音を乗せた俊祐の車が通りかかり、モコミたちに気付いた涼音が俊祐に「ちょっと止めて」と言い、車を停めた俊祐に「ねぇ、あれ、モコミちゃんじゃない?」と言いました。

「彼氏?」と言う涼音に俊祐は“前にも言ったと思うけど、モコミは殆ど人と接してこなかった”と言い、「ちょっと行ってくる」とモコミと佑矢の元へ向かいます。

「モコミ」と声を掛けた俊祐を「あの、兄です」と佑矢に紹介するモコミ。

「こんにちは」と言う佑矢を見て「友達?」とモコミに聞く俊祐にモコミと佑矢は顔を見合わせ、モコミが「うん」と言い、佑矢が「岸田です」と名乗りました。

「うち、この近くだから寄ってかない?」と俊祐が言い、モコミは「え?」と驚きますが、
佑矢は満面の笑みで「はい!」と言います。

 

俊祐の車。

モコミたちの処から戻ってきて、涼音に“みんなでご飯を食べることになった”と告げる俊祐。

「は?私とご飯行く約束だったよね?」「ごめん。・・・まさか来るとは思わなかったから」「なんで誘ったの?」「あ、いや、家族の顔をちらつかせれば、モコミに変なこと出来ないかなぁと思って」

「私も一緒にお邪魔しちゃおうかな」「えっ?」「・・・帰る」「涼音ちゃん」「ねぇ、私が彼女だってこと、いつまで隠しておくの?」「いや・・・それは・・・」「ようく分かった。もう別れる」

と涼音は車を降り、「デートもだっさい花屋の車だし!」と帰る涼音に「涼音ちゃん!」と呼び掛けていた俊祐でしたが、舌打ちをして「めんどくせぇな」と言うのでした。

人間関係はめんどくさいけど、その先に良いものがあるのでは、俊祐さん?

夜。

清水家。

ダイニングのテーブルに処狭しと料理が並べられ、千華子が「急に言うから、こんなんしか作れなかったけど」と言っています。

ソワソワする千華子に「十分でしょ」と繰り返している俊祐。

千華子はビールを飲んでいる伸寛に“モコミが初めて男の人を家に連れてくるのに”と言い、伸寛は“フリーターは認めない”と言い、俊祐はうんざりした顔をしていました。

観が「俺も飲もうかなぁ」と言い、千華子がメイクを忘れたことに気付いた時、モコミが佑矢を連れて帰宅します。

にこやかに玄関で佑矢を迎える千華子と伸寛に「初めまして。岸田佑矢です」と佑矢が挨拶をし、モコミが「あがって」と言いました。

食卓を囲むモコミの家族と佑矢。

佑矢が静岡出身でモコミの家の近くに一人暮らしをしていることが明らかになります。

「デリバリーのバイトしながら?フリーターってこと?」と聞く千華子に「そうですね」と答える佑矢に笑顔を向け、伸寛を見る千華子。

伸寛は佑矢にビールを出し、「飲もう」と言いますが、佑矢は「せっかくですが、19なんで」と言いました。

皆が「年下?」と言い、モコミも「そうみたい」と言います。

「そうなんだ」と言う佑矢に「私22」とモコミが言い、観が「やるなぁ、モコミ」と言いました。

「なんだ、年下なんだ。子供ね」と千華子が言って、慌てて口を押さえ、「人生これからよね」と苦しいフォローをします。

失言が過ぎます、千華子さん!

「はい。僕、役者目指してるんです」と言う佑矢に、皆が「役者?」と言い、「志村喬さんみたいな」と言う佑矢に観が「渋いね~」と驚嘆しました。

俊祐が「そう言えば、俺の知り合いにも通ぶって役者目指した奴がいたなぁ。結局、役者で売れなくてバイトが本業になってたけど」と言い、「僕は4年間は親が援助してくれるんです」と言う佑矢に「ハングリー精神が全くないんだ。そんなんで売れんの?」と言い、モコミが「お兄ちゃん」と諫めます。

「ハングリー精神と売れることって関係あるんですか?苦労せずに売れるなら、その方が良くないですか?」と言う佑矢。

すごいイマドキ男子の佑矢。しかし、正論です。

「僕が大学に行くと思って、親がせっかく貯めてくれたお金なので使わせて貰ってます」と佑矢が言うと俊祐は「大学の為のお金でしょ?」と言い、佑矢は「将来に向けて学ぶためのお金です。だから、大学でも劇団でも、学ぶことに変わりはないって言ってくれてます」と言いました。

千華子が“うちはそうはいかないわよねぇ”と言い、伸寛が“大学へ行かずに劇団入ると言われたら反対してるだろうな”と言います。

「そう言えば、俊祐って大学で演劇サークルやってなかった?」と千華子が俊祐に聞き、佑矢が「お兄さん、芝居やってたんですか?」と聞くと俊祐は「俺は岸田君のお兄さんじゃないけど」と言い、観が「俺はおじいちゃんって言ってくれていいよ」と言いました。

ナイスフォローです、観おじいちゃん。

「劇団入ったのって本当は大学落ちたからだったりしない?」と聞く俊祐に佑矢は「大学受験はしてないです。高校で受けなかったのは僕だけでした。地元では名のある進学校だったんですけど」と答えます。

「へぇ~、勉強できるのに大学行かなかったなんて、勇気あるのね~」と千華子が言い、「売れなかったらどうすんの?」と聞く俊祐に「その時考えます」「そんな行き当たりばったりの考えで良いと思ってんの?」「絶対安全な道なんてないですから」と言う佑矢。

確かに・・・佑矢、賢い子かも。俳優として成功できなくても、他の道で頑張れそう。

「そうよねぇ、私たちが若かった頃とは違うもの」と千華子も言い、「どんな時も柔軟にやっていきたいです」と佑矢は言いました。

感情的にならずに淡々と対応する19歳、立派ですね、佑矢くん。

「もしかして佑矢くんて、最先端なんじゃない?」と伸寛が言い、千華子が食事を勧め、観が「こんだけ質問攻めされたらなぁ、食ってらんないな、おちおち」と言って笑います。

「お腹減ってないんじゃない?」と言う俊祐に「ペコペコです」と言い「いただきます」と食べ始める佑矢の世話を焼く千華子たち。

モコミは心配そうに俊祐を見つめていました。

大丈夫って言った!?

清水家の外。

帰り支度をしている佑矢にモコミがトミーを連れてきて見せ、佑矢は「生トミーだ」と言って喜びます。

「トミー、またな」と佑矢が言い、「またね」とモコミが言い、「じゃ」と佑矢が階段を下り、自転車に乗り、モコミに手を振って去りました。

リビング。

イライラしている俊祐と、「しっかりしてる」と佑矢を褒める伸寛と千華子。

二階に上がろうとする俊祐と玄関に戻ったモコミが出会い、俊祐は「彼に色々聞いたのは、モコミの為だから」と言って階段を上ろうとする俊祐にモコミが「お兄ちゃん・・・大丈夫?」と聞きます。

すると、俊祐は階段を下りてモコミの前に立ち「今、大丈夫?って言った?それ、俺の台詞だけど!昔から虐められたモコミを大丈夫って心配する良いお兄ちゃん、それが俺の役。おじいちゃんの花屋を継いだ家族思いで地元のお年寄りから人気の花屋の店長、それが俺の役!全部、役だから!!」

と言い、千華子が「どうしたっていうの?」と言うと、俊祐は突然叫び出し、キッチンの伸寛と千華子に迫り「これはなんの役だ?」と聞く伸寛に「馬鹿なのか?」と俊祐が聞き、「馬鹿だな」と言う観。

「役じゃねぇし、ほんとの俺だし。(と、息も荒く皆を見回し)ほんとの俺はよぉ、全部中途半端なんだよ!役者の夢も中途半端、花屋を継いだ理由も中途半端、就活から逃げただけだし。でもさぁ、あのダッサイ花屋が唯一俺の居場所だったって訳。

ガキの頃から皆、モコミ心配して、頭の中、モコミのことで一杯で・・・モコミ、モコミってうるせぇ!俺が一人で守ってきた花屋、どうなってるよ?モコミの世界に染まっちまって、俺の居場所、奪われたってこと分かってる?!ていうか、皆、分かれよ!!」

「ちょっと落ち着こう」と伸寛が伸ばした手を俊祐は振り払い、「結局、全部モコミが持ってってんだよ」と俊祐はモコミの手からトミーを奪い、玄関に叩きつけました。

肩で息をする俊祐に怯えるモコミ。

確かに俊祐さんの気持ちも分かります。

モコミと個性的な存在の妹の存在は、俊祐の成長期にも影を落としていたようです。

爆発させてしまった感情をどう始末するのでしょうか?

また俊祐の苦しみに気付けなかった家族は、従業員はどうするのでしょうか?

モコミ7話ネタバレあらすじ!お兄ちゃんの遅れてきた反抗期

おにいちゃんの家出

清水家。

今まで自分が“良い息子”“優しいお兄ちゃん”という役を演じていたと憤りを家族にぶつけた俊祐(工藤阿須加)。

モコミ(小芝風花)が抱いていた大切な相棒・トミーを玄関の三和土に投げつけ、「これにて良いお兄ちゃんの役を降板させていただきます」と言って俊祐は家を出て行きました。

街中。

俊祐の花屋の車の中。

俊祐が煙草に火を着け、一口吸い、むせり、窓を開けて舌打ちをし、シートを倒します。

もしかして、煙草、吸えないのでは?(笑)

モコミの部屋。

暗い部屋の中で膝を抱え、トミーを抱き締めているモコミ。

翌朝。

清水家の前。

観(橋爪功)がタクシーを磨いているところへモコミが起きてきます。

「おはよう。・・・その顔は寝てない顔だな?・・・俊祐にはびっくりさせられたけどな」と言う観にモコミは「私、気付いてた」と言いました。

清水家のリビング。

“いい人”のツイッターの投稿を見て、涙を流す千華子(富田靖子)。

投稿を読み上げて明るく振る舞う観に「読み上げないで」と言っていた千華子が「ちょっと、これ何?」と“嫁でもないのに嫁さん面するな”と読み上げ、伸寛(田辺誠一)も「これ、気になるな」と言います。

「誰?」と言う千華子の言葉に「あっ」と言うモコミ。

「何?」と千華子が言い“思い浮かんだだけだから、違うかも知れない”とモコミが言い、「誰?」と聞く千華子に「涼音(水沢エレナ)さん」と答えました。

“涼音さんが陰でお店を仕切っているってこと?”と千華子がモコミに聞き、観が「付き合ってんじゃねぇか?」と言います。

投稿を見て“反抗期もなかった俊祐が「クソ、クソ、クソ」なんて有り得ない”と嘆く千華子に観が「ウザいくらいは言われたんじゃないのか?」と聞き、「有り得ない」と答えた千華子に「言われとくべきだったな」と言う観。

観さんの言うことは、いつも深いですね~。

お店を守る

“自分が俊祐のことをちゃんと見てれば”と泣く千華子と俊祐が花屋を継ぎたくなかったとう言葉にショックを受けている伸寛。

“俊祐が何処に行ったのか?”と案じる千華子に観は「子供じゃないんだからさ」と呆れ、千華子と伸寛は「モコミは何も悪くない」と言い、モコミは花屋に行くと言い、席を立ちました。

“お店を閉めてもいい”と言う千華子にモコミは首を横に振り「ううん。やる。注文受けてる分もあるし」と言って出たモコミを見送り「モコミ、自分のこと責めてなきゃいいけど」と呟く千華子。

俊祐の花屋。

涼音がモコミに「店長、休みって、どういうこと?」と聞き、モコミが「すみません」と言い、真由(内藤理沙)が「体調良くないの?」と聞きます。

「いえ、なんていうか・・・」と言葉に詰まるモコミに涼音が「ごめんなさい」と頭を下げました。

驚いて「どうした?」と涼音に歩み寄る真由とモコミに“自分のせいだ”と涼音は言います。

「ずっと黙ってたけど、私、店長と付き合ってます」と言う涼音に「うん」と答える真由。

「え?バレてたんですか?」と聞く涼音に「まぁ」と真由が言い、「やだぁ、言ってくださいよ」と言う涼音に“で、店長と何かあった?”と真由が聞きました。

「私、別れるって言っちゃって・・・だから、きっと、そのせいで・・・。まさか、お店休むほど落ち込むなんて・・・」と言う涼音にモコミは“違う”と伝えようとしますが、「別れるのは本気じゃなかったって直ぐメールします」と涼音は店の奥へ行ってしまいます。

かなり自分に自信があるご様子の涼音さん。

街中。

俊祐の車の中。

シートに投げ捨てられた俊祐のスマホにメールが届き、「うっせぇな!ゆっくり寝かせろよ」と言って、フラットにした後部座席で寝返りを打つ俊祐。

俊祐の花屋。

閉店後。

涼音がスマホをチェックして「返信なし。どういうこと?そんなに具合悪いの?」と言い、真由が「明日もおやすみかもね~」と言いました。

“今日はなんとか乗り切ったが、明日明後日は注文も配達もいっぱいあるし、仕入れもしないと。出来ないからお詫びの電話を入れて他の店を紹介しなくては”と言う真由。

「お店を閉めずになんとか出来ませんか?お願いします!」と頭を下げるモコミに、涼音は「そうだね。モコミちゃんがいるんだし、なんとかしよう」と言い、真由も「うん」と微笑みます。

「ありがとうございます!」と言うモコミですが、“問題は配達”と真由が言いました。

そこへ観がやって来て「今日もお嬢さんたち、美しいね~」と言い、モコミは「おじいちゃん!」と飛びつきます。

おじいちゃんがいましたね~!

夜。

モコミの部屋。

「ただいま」と部屋に入ってきて、テーブルの上にスマホを置き、ソファーに座ったモコミにソファーが話し掛け、モコミは「ありがとう。安らぐ」と横になりました。

モコミのスマホにメールが届き、モコミがスマホを見ると佑矢から「昨日は、晩御飯、ごちそうさまでした。すごくおいしくて、楽しかった」とメッセージが届いています。

笑顔で「こちらこそ、ありがとう。私も嬉しかった」とモコミが返信すると「今度、いつ会える?」と佑矢がら返信があり、「今、兄がお店を休んでいて、ちょっと大変。兄がお店に戻ったら会える」と返信するモコミ。

「わかった。お兄さんが戻ったら、会おうね」「うん。それまでお兄ちゃんのお店、守る」
「おやすみ」「おやすみ」

モコミはベッドに入り、ベッドサイドの明かりを消しました。

ほんわかする場面ですね。

翌日。

俊祐の花屋の前。

観とモコミが観のタクシーの後部座席に配達の花を積み、モコミと観で配達に出掛けます。

清水家のキッチン。

お弁当を二つ作っている千華子。

千華子は伸寛に「モコミにお弁当届けてくれる?」と言い、伸寛がもう1つのお弁当を指して「もしかしてお父さんの分?」と聞くと千華子は「まさか。俊祐の分も作ったけど、お店にも戻ってないみたいだから、食べといて」と優しく言いました。

「ああ、俺?」と聞く伸寛に“嫌なら無理して食べなくて・・・”と言う千華子に「いただきます!!」と伸寛は言い、照れくさそうに微笑む千華子を見ながら、嬉しそうに微笑みます。

千華子さんにも嬉しい変化が訪れています。

お兄ちゃんのフラワーアレンジメント

俊祐の花屋の配達先の家の前。

モコミがアレンジメントフラワーを持って呼び鈴を押しました。

緊張するモコミの元に老婦人が出てきて、周囲を見まわし「俊祐君は?」と聞きます。

モコミが「すみません。今日はちょっと」と言い、アレンジメントフラワーを渡すと老婦人は「ああ、綺麗。センス良いわねぇ。・・・でもね、私は俊祐君が作る普通の、オーソドックスなアレンジメントが好きなの。・・・次からはそうしてね」と言いました。

「はい」と笑顔で返事をし、考え込みながら観のタクシーに戻ったモコミに観が“どうかしたのか?”と声を掛けます。

モコミは「お兄ちゃんのアレンジメントじゃないとダメだった」と言い、観は「そうか」と言いました。

俊祐の花屋。

涼音がモコミに「普通の、オーソドックスなアレンジメント?」と言い、「はい」と答えるモコミに真由が“昔からの常連さんは皆そうかも。新しいものよりいつもと同じ方が安心する”と言います。

“明日の注文は常連がいっぱい”と言う涼音に「私、作ります。兄が作るようなアレンジメント」と言うモコミ。

観はもの言いたげに見守っていました。

涼音が「そうするしかないのかな」と言い、モコミは伏し目がちに「はい」と頷きます。

嘘でも笑顔だと良かったかな、モコミちゃん。それもモコミちゃんの個性だけど・・・。

清水家。

キッチン。

待っていた方が良い理由

モコミが「ただいま」と帰宅しました。

「お店はどう?涼音さん、仕切ってた?」と聞く千華子に「うん・・・いい意味で。おじいちゃんもいてくれて助かった」とモコミは答えます。

お礼を言う伸寛に“俊祐はじいさんばあさん達にモテているらしい”と言う観。

千華子が「年配の方には、ほんと人気あるものね、特に女性」と言い、観と伸寛はお互いに“あなたに似て”と謙遜し合いました。

二日も戻らない俊祐に千華子が電話しようとすると、モコミが千華子に「お母さん、しない方が良いと思う」と駆け寄ります。

“自分がどうしたらいいのかわからない時に、色々言われたらもっと混乱する。自分と俊祐は違うかもしれないが、自分は初めて学校に行けなくなった時に、先生に家に来ないで、安心して戻れるように待っていて欲しかった”とモコミは言いました。

めちゃくちゃ説得力がありますね、モコミちゃん。

千華子と伸寛は頷き、観は微笑みます。

夜の街中。

俊祐の車の中。

俊祐が熱々のカップ麺を食べていました。

曇ったフロントガラスを叩く音がして、俊祐が上着の袖でフロントガラスを拭くと佑矢が立っています。

俊祐が無視していると、佑矢は「お兄さん、お兄さん!」としつこくフロントガラスを叩きました。

俊祐の車の外。

カップ麺を持った俊祐が車の荷台のドアを開けて腰かけます。

「聞きましたよ、お兄さん。花屋さん、休んでるって」と言う佑矢に「なんで、休んでるか聞いたの?」と聞く俊祐。

「いえ、なんで休んでるんですか?」と佑矢が聞くと俊祐が「関係ねぇだろ」と言うと佑矢は「あります。お兄さんが戻るまで、モコミさんに会えないんで」と言いました。

俊祐は舌打ちをして「関係ねぇだろ」と言い、佑矢は「モコミさん、お兄さんが戻るまでお店守るって言ってましたよ。・・・じゃ、バイト戻るんで」と去ります。

俊祐は舌打ちをして「店を守る?何様だよ」と言い、子供の頃、虐められていたモコミを守った時のことを思い返しました。

俊祐の花屋。

俊祐が在庫をチェックし、伝票をチェックして「全然問題ねぇし・・・俺、いらねぇじゃん」と呟きます。

俊祐は自分の花ばさみを手に取り、見つめて、何かを考えました。

朝。

俊祐の花屋。

涼音、真由がアレンジメントを作り、モコミも作り始めます。

しかし、モコミが土台に花を刺すたびに花は色を失いました。

思わず、花を抜くモコミに涼音が「どうしたの?」と声を掛け、「すみません」と謝るモコミに“店長みたいなアレンジメントって言われても分からないから無理しないで”と言います。

真由が“自分たちが作ったのもなんか違う気がするし、時間もないし・・・”と言い、涼音が“店長、連絡つかないし”と言うと、考え込んでいたモコミが「あっ」と駆け出しました。

モコミは事務所に行き、俊祐の花ばさみを持って目を閉じ、目を開けて涼音たちを見て「大丈夫です。私、作ります」と言います。

モコミが俊祐の花ばさみでアレンジメントを作ると、“俊祐っぽい”アレンジメントが出来上がりました。

涼音たちは絶賛しますが、モコミは冴えない顔で次々とアレンジメントを作っていきます。

家出終了

夜のモコミの部屋。

帰宅したモコミが疲れ切ってソファーに身体を投げ出しました。

清水家の玄関。

部屋着に着替えたモコミが階段を下りてくると、玄関に俊祐が帰ってきます。

モコミが「おかえり」と言うと、気まずそうにキッチンへ向かう俊祐。

キッチン。

俊祐を見た千華子が自然に「あ、おかえり~」と言い、伸寛も自然に「あ、おかえり」と言い、観は「お~。久しぶり」と言いました。

リビング。

モコミが食器を並べています。

俊祐は上着を脱ぎ捨て、冷蔵庫に向かいながら「晩飯、何?」と聞き、千華子がメニューを言うと、「ふうん」とビールを持って席に着きながら「どうせ思ってんだろう?家出まで中途半端だって」と言いました。

「別に思ってないけど」と千華子は言いますが、観は「ああ、中途半端だな~。中途半端っていうのは、中々すごいぞ」と言い、“中々諦めがつかず、ずるずるいつまでもしがみついたり、中途半端がいけないっていう理由で意味なく続けたりするより、中途半端、良いじゃないか”と笑います。

観さん、流石、元教師!染みる言葉ですよね~。

「・・・全然良くねぇよ・・・腹減った」と言う俊祐に千華子が“何を食べていたのか?何処に泊まっていたのか?お風呂に入るか?”と矢継ぎ早に聞くと、俊祐は「うっぜぇよ!・・・腹減った。飯!飯!」と言いました。

モノと話せなくなる?!

朝。

俊祐の花屋の前。

車から仕入れてきた花を下そうとする俊祐に真由が「おはようございます」と声を掛け、俊祐は「おはようございます。お願いします」と花を渡します。

俊祐は店から出てきた涼音を正面から見つめて「おはよう」と言い、涼音は微笑んで「おはよう」と言いました。

そんな俊祐を微笑んで見ていたモコミが、店頭の植木鉢の花に水をやりながら「おはよう」と声を掛けます。

でも、花は応えてくれません。

他の花を見回しても、どの花も反応がありませんでした。

「どうかした?」と声を掛ける涼音にモコミは「いえ」と言いますが、真由が「頑張りすぎたから、疲れたんじゃないの?」と言います。

涼音と真由が“無理しないで今日は帰ったら?”と言い、モコミは俊祐に「じゃ、帰っていいですか?」と聞き、「ああ」と応える俊祐。

清水家。

キッチンとリビング。

千華子がリビングで伸寛が食べ終えた食器を下げ、伸寛が「ごちそうさま」と言っている処へ、モコミが帰宅しました。

「どうしたの?」と聞く千華子に「ちょっと疲れちゃったから、今日は休ませてもらった」とお弁当を出して「後で食べるね」と言って、部屋に上がるモコミ。

自分の部屋の前で立ち止まり、恐る恐る部屋のドアを開けると、部屋のモノたちも全く反応せずに時計の秒針の音だけが響いています。

モコミは反応しないトミーを抱き締めて、じっと見つめ、考え込みました。

公園。

私服の佑矢が自転車でやって来て、何かに気付いて自転車を止め、微笑みます。

公園の花壇。

モコミが花を見つめていました。

モコミに歩み寄り「お花と喋ってるんですか?」と問い掛ける佑矢。

様子のおかしいモコミに佑矢が「モコミさん?」と言うとモコミは

「何も聞こえない。・・・喋れなくなった・・・。お花たちもモノたちも・・・トミーとも・・・」と言います。

一難去ってまた一難!

今度はモコミがモノと話せなくなってしまいました。

仕事も恋も順調だったモコミに突然訪れた試練!

一時的なものなのでしょうか?

それとも、もう二度とモコミはモノと話すことが出来ないのでしょうか?

モコミ8話ネタバレあらすじ!普通ってなに?

モノと喋れない?!

自分の本音を暴露して家出した俊祐(工藤阿須加)の居ない花屋の留守を守る為、俊祐の花はさみを使って俊祐流の昔ながらのアレンジメントを作ったモコミ(小芝風花)。

常連客の要望に答え、俊祐が戻るまで店を守れたモコミでしたが、無事、俊祐が戻った朝、店頭の花に水をあげようとしたモコミに花の声が聞こえなくなっていました。

モノの声もトミーの声も聞こえなくなったモコミは、公園で会った佑矢(加藤清史郎)にモノの声が聞こえなくなったことを打ち明けます。

佑矢は「急に?」と聞き、「うん」と頷くモコミに「そうなんだ。・・・びっくりした?」と聞き、「うん、すごくびっくりして」と言うモコミに「そっか。じゃさ、僕といっぱい話そう。ね?」と言い、モコミは「ありがとう、佑矢くん。あ、佑矢さん」と言い、

佑矢は笑って「大丈夫だよ、モコミちゃん・・・あ、モコミさん」と言い、モコミも笑いました。

俊祐の花屋。

バックヤード。

涼音(水沢エレナ)が“モコミには本当にびっくりした”と俊祐に言い、俊祐が「何が?」と聞きます。

涼音は“俊祐の作るようなオーソドックスなアレンジメントを全然作れなかったモコミが俊祐のはさみに触れたら出来た”と言いました。

「え?どういうこと?」と聞く俊祐に“分からない。なんとかしなきゃと咄嗟に思いついたら出来たという感じだった”と答える涼音。

清水家。

キッチン。

千華子(富田靖子)が伸寛(田辺誠一)に作っておいたお弁当を出します。

驚き、喜んで、残り物でお昼を済ませる千華子の前で嬉しそうにお弁当を食べる伸寛。

食後、伸寛は千華子に改まって話があると言い、“田舎(軽井沢や八ヶ岳)への移住”を持ちかけました。

“出来る限り仕事の量を減らして、出来るだけゆったりとして生活を”を言う伸寛に千華子は「無理に決まってるでしょ。お弁当作ったくらいで調子に乗らないでくれる?」と言います。

たまたまキッチンの入り口にいた観(橋爪功)に「立ち聞き?」と言ってキッチンを出ていく千華子。

観は「感じ悪いなぁ」と言いながら伸寛の元へ行き、“お弁当を作って貰って調子に乗ったのは本当か?”と聞き、伸寛は「そっち?」と言い、「即、却下だったね」と言う観に“話せる雰囲気だと思ったのだけど”言いました。

“伸寛は千華子と一緒になってつまらなくなった”と言う観に伸寛は「それは・・・男は結婚すれば誰だって変わるんじゃ・・・あ、括弧、お父さんは除くですけど」と言って部屋に戻り、観は「照れるなぁ」と呟きます。

そこで照れる観さん、素敵です(笑)。

一刻後。

モコミが帰宅し、リビングで洗濯物を畳んでいた千華子が「おかえり」と言い、“体調はどうか?”と尋ね、モコミは「うん、もう大丈夫」と力なく答え、“晩御飯に食べたいものはあるか?」と聞く千華子に

「夜だけど、佑矢くん、呼んでもいい?・・・佑矢くん、バイト終わってからだと遅くなるから、私、佑矢くんと後から食べる」と言うモコミに“俊祐も遅くなると言っていた”と千華子が言いました。

モコミの部屋。

ベッドの上のトミーにモコミが話し掛けますが、反応しないトミー。

佑矢が再び訪問でザワザワする家族

夜。

ダイニング。

帰宅した俊祐が食べずに待っていた千華子たちに「あれ、まだ食べてなかった」と言い、観が「腹減ったよ~」と言いながらダイニングに来ます。

玄関チャイムがなり、「あ、来た」と千華子がモニターに出ると、佑矢が「岸田です」と言い、俊祐は舌打ちをして「あいつかよ」と言いました。

千華子は佑矢を歓迎し、「ご飯、また沢山食べてね」と言い、佑矢の元へ来たモコミと佑矢は顔を見合わせて頷き合い、モコミは“部屋で食べる”と言います。

二人分の夕飯を持ち、モコミの部屋へモコミと入る佑矢。

階段の下で二人の様子を窺う千華子と伸寛。

モコミの部屋。

佑矢がトミーを抱き上げ「トミー」と言い、トミーをベッドに戻して「食べようか」と言い、テーブルにつきました。

キッチン。

「ねぇ、もう、飯食い終わってるよね?」と伸寛が千華子に聞き、千華子は「そうじゃない?」と言い、「何やってるのかな?やっぱまずいんじゃないかな?・・・部屋に二人っきりだよ。佑矢くん、19歳の立派な男だし。見てきた方がいいんじゃない?」心配する伸寛に

“自分たちが下にいるのに何かするか?”と千華子は言い、観は伸寛が千華子の部屋に来た時にいちゃついていたことを思い出します。

「あの時はチューしてただけじゃない」と千華子が言った時、俊祐が「調子こいてんな」と言いました。

“モコミが、俊祐がいない間、ちゃんと店を守ったから調子こいてる”“モコミがモノと喋る力で店のピンチを救った”と言う俊祐。

そして俊祐はモコミが俊祐のはさみを握ってオーソドックスなアレンジメントが作れるようになった話をします。

中々理解できない千華子たちに俊祐は“つまり、俊祐にはない力がモコミにはあって、活躍して、仕事の次は男!引き籠っていた分、はっちゃけてる”と言いました。

どちらが上を見に行くかで千華子と伸寛が揉めている処へモコミと佑矢が来ます。

丁寧にモコミの家族に挨拶する佑矢に一々突っかかる俊祐。

マジでムカつきます、俊祐さん!

モコミの家の外。

モコミが佑矢に「今日はありがとう」と言い、「またね、モコミちゃん」「またね、佑矢くん」と二人は別れます。

清水家のキッチン。

戻ってきたモコミに俊祐が「モコミ、ちょっといい?」と言い、モコミをリビングの自分の横に座らせました。

「俺が言うのもなんだけどさ、今日、早退したろ?・・・遅くまで男連れ込んで、何やってんだよ」と言う俊祐に“俊祐のいない間、お店頑張ってくれた”と千華子が言い、「だから、俺が言うのもなんだけどって言ってんじゃん。

・・・明日、仕入れあって朝早いけど、どうすんの?行くの、行かないの?」と聞く俊祐にモコミは「行かない」と答え、俊祐は「は?花屋、舐めてる?モコミは花を見分ける能力があるんだから、ちゃんとやってくんないと」と言います。

「ごめん・・・」とモコミが言い、「ごめんじゃないくてさ!」と言う俊祐にモコミは「私・・・喋れない」と言い、「は?!喋れてんじゃん!」と俊祐が言うと、「花と喋れなくなった!・・・花だけじゃなくて、全部。トミーとも喋れなくなった」と言いました。

「普通になったってこと?」と千華子が言い、「普通ってなんだよ?」と観が言い、伸寛が「いつから?」と聞きます。

モコミは「今日。自分の部屋にいるとシンとしちゃって慣れなくて。佑矢くんに来てもらった」と言うモコミに観が「どんな感じだ?」と聞き、モコミは「・・・びっくりして、戸惑ったけど大丈夫」と言うモコミに“それが普通なんだから”と言う千華子。

「普通ってなんだ?」と聞く観に千華子は「あなたが普通じゃないってことは確か」と言い、モコミは俊祐に「お兄ちゃん、それでもお店は続けたい」と言い、「勿論いいわよね?」と言う千華子に俊祐は「・・・うん、まあ・・・」と言い、モコミは安堵し、「ありがとう」と言って部屋に戻りました。

俺のせい?

モコミの部屋。

ベッドでモコミがトミーに「おやすみ」と言い、ベッドサイドの明かりを消します。

キッチン。

俊祐が飲み物を準備していると観がリビングから“電気、消していってくれ。おじいちゃん、もう寝ます!”と声を掛けました。

リビング。

ソファーで毛布を掛けて休む観をダイニングに来て見つめる俊祐。

「なんか用があるなら、早く言わないと寝ちゃうよ」と観が言い、「俺のせいかな?」と聞く俊祐に観が「なにが?」と聞くと「モコミが花やモノと喋れなくなったの」と答える俊祐に観は起き上がり「どうしてそう思うの?」と聞きます。

「ほら、モコミに酷いこといっちゃったじゃん。モコミの事、深く傷つけた。だから喋れなくなったのかな」「それで喋れなくなったかは分からん。だがな、言葉の威力ってのは想像以上に大きいからなぁ」「どうしたらいい?」「ま、ほっとけ」

「え?」と聞く俊祐に毛布を被りながら観は「おじいさんはもうおねんねです」と言い、俊祐は「・・・おやすみ」と言って電気を消しました。

時間が解決するということでしょうか?観さん。

モコミの部屋。

眠れずに部屋中の明かりをつけ、トミーを抱くモコミ。

俊祐の花屋。

真由(内藤理沙)が涼音に“明日の天気予報を見たか?”と聞き「いえ、見てないです」と涼音が答えた時、外から白濱亜嵐が「すみません」と声を掛けます。

白濱亜嵐は「昨日、予約した白濱ですけど・・・」と店に入ってきて、興奮する真由と涼音。

モコミは白濱のアレンジメントを持ってきて「こちらです」と渡し、白濱は「うわ~、素敵なお花ですね。ありがとうございます」と言い、真由が「みんな、ファンです。応援してます。頑張ってくださいね」と言い、白濱は礼を言って去ろうとして、

「あ、そうだ」と振り返り「雨のち晴れですよ。明日の天気予報、“雨のち晴れ”です」と言って微笑んで去ります。

白濱さんのいるGENERATIONS from EXILE TRIBEが歌う、このドラマのエンディング曲のタイトルですね、「雨のち晴れ」。

感動していた涼音と真由ですが、真由が白濱から代金を貰っていないことに気付き、慌てて白濱の後を追いました。

その後。

バックヤード。

アレンジメントを作るモコミ、涼音、真由。

モコミがアレンジメントをクリーニング屋に届けに向かい、涼音が「なんとなく、お花の感じ変わったような気がするし、変わってないような気もするし」と言い、真由が「モコミちゃんが明るくて元気だから」と言い、涼音も「そうですよね」と言います。

涼音と真由の会話を聞きながら、心配そうにモコミを見送る俊祐。

街中。

雑踏の中でモコミが立ち尽くしていました。

普通ってなんだ?

清水家。

ダイニング。

夕食を囲む清水家の面々。

千華子が“今夜の夕食は全部、ネットで見た新作だ”と明るく言います。

「もしかして、気遣ってくれた?」とモコミが千華子に聞き、「そういうわけじゃないけど」と言う千華子にモコミが「大丈夫だよ。これが普通なんだし、別になくても良かったものなんだから」と言い、観が「普通ってなんだ?」と聞きました。

「22になって、ぬいぐるみと一緒に寝てるって、やっぱり変だし」と言うモコミに「トミーどうすんの?」と俊祐が聞きますが、モコミは「とにかく、早く普通の生活に慣れたい」と言い、観が「普通ってなんだ?」と聞き、伸寛が「とにかく、モコミが元気ならそれでいいからさ」と言います。

観が「そういやさ、移住の話、どうした?」と伸寛に聞き、「移住?なんのこと?」と聞く千華子に「田舎で暮らすっていう・・・」と言う観。

“そんな様なこと言っていたが、とっくに済んだ話”と千華子が言い、「どういうこと?」と聞く俊祐に「お父さん、田舎で暮らしたいんだって」と答えました。

動揺する俊祐に「そんなの無理に決まってるんだから」と田舎暮らしの大変さを並べる千華子と「どうして急に田舎に行きたくなったの?」と尋ねるモコミ。

“急にではない”と言う伸寛に“他にも何か隠していないか?顧客が減っているとか?”とカマをかけた千華子に、独立した元従業員に顧客をとられたことを打ち明ける伸寛。

「裏切られたってこと?」と言うと伸寛は「俺が裏切らせた」と言います。

“独立を考えていたことに気付いてやれなかった。可愛がっていた分、自分の近くに置いて置きたかったんだと思う。もしかしたら、俺にいいように使われているだけと思ったのかも・・・”と伸寛は振り返りました。

伸寛はそして事務所の事を色々考えている時に、“田舎で税理士やりながら自分で野菜を作る生活”が出来るんじゃないかと思ったと言います。

「そんなに簡単に言わないで」と言う千華子に観は「意外に簡単なんじゃないか」と言い、伸寛も「そうなんですよ。移住しちゃえばいいってことに気付いちゃったんです」と言いました。

今は地に足を着けて生きている様に見えるが、自分は元々フワフワしていたではないか?と伸寛は千華子に言い、「そういうとこ、直すっていうから結婚してあげたのに」と言う千華子に伸寛は「元々の自分に戻りたかった。今でも戻りたいって思ってる」と言います。

「戻れ、戻れ。ほんとの自分を思い出せ!!」と言う観。

モコミの部屋。

ソファーに凭れてトミーを見つめ、物思いに耽るモコミ。

高台の草原。

観が煙草を持ちながら、町を見下ろしていました。

街路。

私服の佑矢が全力で自転車を漕いでいます。

公園。

ベンチに座るモコミに佑矢が「モコミちゃん!」と駆け寄りました。

「佑矢くん、急いで来てくれたの?」とモコミが聞き、佑矢は息を切らしながら「その方が良いと思って」と言います。

モコミの横に座り「どうしたの?」と聞く佑矢にモコミは「自分が何処にいるのか分からなくなっちゃった。・・・私が私じゃないみたいで・・・。私の普通はお花やモノと喋れることで、私は他の誰にもなれなくて・・・・・・。佑矢くん、怖い。今の私は私じゃない」と言い、

佑矢はモコミの手を取り、涙ぐんでモコミを見つめながら「本当に怖いね」と言いました。

号泣するモコミ。

佑矢くん、モコミの素晴らしい理解者ですね。

伸寛の移住話もあり、清水家は大きな転機を迎えそうです。

モコミちゃんも自分の感情のままに振る舞うのではなく、必要に応じて感情を隠すことも学びました。

俊祐さんも早く遅く来た反抗期を卒業して、本来の優しいお兄ちゃんに戻ってくれると良いですね。

残すところあと2話。

まだまだどういうエンディングになるのかは見えませんが、皆が笑顔のラストになることを願いながら、来週の展開を待ちたいと思います。

モコミ9話ネタバレあらすじ!トミーとの別れ?

モノと話せない

夜。

清水家。

階段の下で伸寛(田辺誠一)と千華子(富田靖子)が“何してるのか?”“見てきて”などと言いながら、階上を見上げています。

そこへ帰宅した俊祐(工藤阿須加)が“何をしているのか?”と聞き、千華子が「佑矢(加藤清史郎)くん、来てて」と言うと、俊祐は「また?!」と露骨にいやな顔をしました。

「心配で・・・」という千華子たちを“いいから、大丈夫”とキッチンへ戻す俊祐。

伸寛は“モノと話せなくなったことが大丈夫じゃないのでは?”と言い、千華子は“大丈夫って言ってたじゃない”と言いますが、観は“無理してたのかもな”と言い、俊祐は花屋でのモコミの様子を思い返します。

モコミの部屋。

お茶を飲みながらモコミが佑矢に「ありがとう。大分落ち着いた」と言い、佑矢が優しく「うん」と頷いた時、佑矢のスマホにラインが届きました。

「ちょっとごめんね」とラインを見た佑矢が「劇団の仲間から」と言い、“行かないといけない?”と聞くモコミに佑矢は「ううん。今度、公演やるからその準備の連絡」と答えます。

「佑矢くん、出るの?」と聞くモコミに「まだ出してもらえなくて、裏方の手伝い」と言う佑矢。

「そっか・・・。お芝居どうしてやりたいと思ったの?」「ああ・・・自分じゃない誰かになるのが楽しいから」「・・・・・・」「どうかした?」「・・・私は自分じゃない誰かになろうとして、苦しかったな」

と、俊祐の花ばさみを持ち、俊祐が作るようなアレンジメントを作った時のことを思い返します。

「その後だよね。花やトミーと喋れなくなったの」と佑矢が言い、モコミは頷き、反応しないトミーを見つめました。

清水家の外。

モコミが佑矢に「ありがとう」と言い、佑矢が「いつでも連絡して」と言い、モコミは微笑んで頷きます。

「またね、モコミちゃん」「またね、佑矢くん」

自転車で走り去る佑矢を不安そうに見送るモコミ。

モコミにとって傍にいてくれるだけで安心する存在になった様です、佑矢くん。

おじいちゃんの秘密

清水家。

ダイニング。

佑矢を送り、戻ったモコミに“もうすぐ夕飯が出来るから食べて行ってもらえば良かったのに”と言う千華子。

モコミは“これからバイトだから”と言い、テーブルにつきビールを開けた俊祐が「モコミ、店だけど、少し休んだら?」と言いました。

「え?・・・ありがとう、お兄ちゃん」「は?いや・・・俺が無理させてるみたいで、そう思われるのが嫌なだけだから」と照れる俊祐の肩を伸寛が叩きます。

「少し休ませて貰っても良い?」「さっきから休めって言ってんじゃん」

徐々に優しい俊祐さんも戻って来ていますね。

「大丈夫?」と聞く千華子に「大丈夫だと思ってたんだけど、やっぱり混乱してるみたいで。どうしたらいいか、分かんなくなっちゃって」と言うモコミに伸寛は「無理しなくていいからな」と言いました。

居間に行き、ソファーで新聞を読んでいる観の隣に座り、クッションを抱くモコミ。

観はモコミを見、新聞を置いて「モコミ、もしまたお花やモノと話せるようになったら、モコミのその力、何に使いたい?」と聞きます。

「私の力を何に使うか・・・?」とモコミは思いを巡らせました。

モコミの部屋。

ベッドに腰掛け、トミーを抱きながら「もしまたお花やモノと話せるようになったら、モコミのその力、何に使いたい?」と言う観の問いについて考えるモコミ。

居間。

観が出掛ける準備をしながら“部屋に荷物を取りに行ってくる”と言い、聞きつけた千華子が「今、何て言った?部屋に荷物を取りに?」と観に迫りました。

“言ったか?言ってないだろう~?”と観は誤魔化そうとしますが、“借りていた部屋はボヤを出して追い出されたからここにいるのでしょう?”と聞く千華子に“ボヤを出すほど耄碌していない”と答えてしまいます。

「嘘だったの?!」「ああ・・・バレちまった。おじいちゃんとしたことが」

そして観は「荷物取りに行くだけだから・・・」と逃げ出しました。

「まぁ、結果、お父さんいてくれて色々良かったんじゃないか?なぁ、俊祐」と言う伸寛に「ああ、うん」と俊祐は頷きますが、千華子は「そういう問題じゃないでしょう!」と怒り心頭です。

伸寛さんの言う通り、清水家は大分、観さんに救われています。

俊祐の花屋。

涼音(水沢エレナ)と真由(内藤理沙)にモコミが暫く休むことを伝える俊祐。心配そうにしている2人でした。

田舎に移住の話

清水家のダイニング。

伸寛が仕事をしている処へ観が戻ってきました。

「千華子は?」と聞く観に伸寛は「買い物です」と答え、観は

「まだ怒ってる?・・・怒ってるな。で、伸寛君(と隣に座り)移住の話、どうなった?」と聞きます。

「モコミが今、色々大変そうなんで」と答える伸寛に観は「先送り?元々の自分に戻りたいって言ってたのにもうブレてんのか?」と言いました。

そこへモコミが入ってきて「話、聞こえてた。おじいちゃんの言う通りだと思う。お母さんに反対されても、お父さんは田舎に行ったらいいと思う」と言い、“実は自分も久美子と田舎で暮らす約束をしていた”と言う観。

「久美子」とはモコミのおばあちゃん、千華子の母親です。

“住む場所も探していたが、あんなに早く逝ってしまうとは思わず、もっと早く動くべきだったと後悔した”と観が言っている処へ千華子が帰宅しました。

キッチンに来て“自分に聞かれたらマズイ話でもしていたのか?”と聞く千華子に観は「移住の話、進めたらって話だよ」と言います。

「それだけ?」と聞く千華子に“観も祖母と田舎に住もうとしていたんだって”と言うモコミ。

「いつの話?そんな話、聞いたことない」と千華子が言い、「住む場所探してる時に、おばあちゃん、亡くなったんだって」と言いますが、千華子は“不倫をした観と母が田舎に住むはずがない”と信じようとせず、「ものすごく不愉快だから住むところがあるなら出て行ってよ。今日は何も作らないから勝手に食べて」と冷蔵庫からお酒を持って出ていきました。

本当に頑なな千華子さん、いい加減、呆れますね(笑)。

観は「相変わらずだなぁ」と呟き、「すみません」と謝る伸寛に「あ、俺たちが住もうとしてた場所ね、お勧めだよ、ほんとに気持ちの良い所でさ」と観は伸寛とモコミに求められて説明を始めます。

不倫の人とおばあちゃん

夜。

俊祐の花屋。

閉店し、真由が退勤しました。

バックヤードに戻ってきた俊祐に涼音が「ねぇ、俊祐。一緒に暮らさない?」と言います。

「一緒に暮らしたい」という涼音に言葉に詰まる俊祐。

涼音は「考えてみて。返事、待ってるから」と言いました。

清水家のダイニング。

餃子を包む観とモコミ。

パソコンで甲州市南勝沼駅付近の物件を見つけた伸寛が“この辺りですか?”と観に物件と周辺地図を見せます。

“ああ、そうそう”と観が言い、帰宅した俊祐が「母さんは?」と聞き、観が上を指差しました。

清水家のベランダ。

千華子が夜空を見上げながら、500mlの缶の酒を飲み干し、缶を潰します。

ダイニング。

餃子とサラダで夕食ととる千華子以外の清水家の面々。

俊祐が観の元教え子との不倫についてあけすけに聞き、観は“浮気でなく本気だった”と打ち明けました。

「おばあちゃんのこと、好きだった?」と聞くモコミに観は「そりゃ、好きだったよ」と答え、「不倫の人とどっちが好きだった?」と聞くモコミに「その時はどっちも好きだったね」と悪びれずに答える観。

「ずるい」というモコミに観は「ずるくないよ。どっちも好きになって、でもサトミとは、サトミってのは(モコミが「不倫?」と言い)そう、二人の関係に終わりが来て、それで別れた。けど、久美子とは終わってない。死んじゃっただけでさ」と言うと、廊下で聞いていた千華子が

「ふざけるな!!出てって!出てけ!」と観に迫り、伸寛が千華子を制します。

「この人、直ぐ追い出して!」と言う千華子に伸寛は「いい加減にしろ!」と言い、「私が悪いっていうの?」と聞く千華子に「そうじゃないけど、いつまで続けるの?疲れるだけでしょう」と言いました。

「そんなこと言ったって・・・」「じゃあ、やりたいようにやればいい。俺もやりたいようにやる。山梨に行ってくる」「何しに?」「住むところの下見」「私、移住するなんて言ってない」「一人でも行く!とにかく俺は田舎で暮らすから。週末だけでもいい。例えどんな形になっても田舎で暮らすって決めたんだよ。だから、下見に行って来る」

「俺も行っていい?」と観が聞き、“勿論です”と伸寛が答え、観は「モコミと俊祐は?」と聞き、モコミは「行く」と答え、俊祐は「ダルイ」と答えます。

観はキッチンにいる千華子を振り返り「千華子ちゃん」と声を掛けました。

家族と山梨県へ

モコミの部屋。

トミーを抱いてベッドに入ったモコミが、トミーに「一緒に行く?」と聞きます。

山梨県甲府市南勝沼

山の中腹の一軒家の前。

車から降りてくる清水家の面々。

家庭菜園について楽し気に話す伸寛とモコミ、懐かしそうに街並みを見下ろす観。

そこへ不動産業者が来て、観に「お久しぶりです」と挨拶をし、千華子は驚きます。

古い日本家屋の内見をしながら、伸寛の想像は広がり、内見を終えて「気に入った。ここに決めたいなぁ」と伸寛は言いました。

不動産業者は「あとは、須田さん(観)が奥さんと見に来てた家も空いてますよ」と言います。

「母がこの辺りに住むこと、楽しみにしてたんですか?」と聞く千華子に不動産業者は“勿論です。二人で一緒に料理が出来るキッチンが良いと言っていました”答えました。

照れ隠しに伸寛に部屋の使い方を提案する観を見ながら、何かを考える千華子。

人のマイナスの感情はプラスの感情に上書きされるものですよ、千華子さん。

山梨・川のせせらぎが聞こえる駐車場。

俊祐一人が運転席で座席を倒し、考え事をしていると、俊祐のスマホにメッセージが届きます。

涼音から「この前のこと、返事待っている」というメッセージでした。

山梨・物件の周辺。

“本当に義父さん、義母さんと住むつもりだったんだね”と伸寛が千華子に言い、千華子は“自分の知らない処で仲良くやってたなんて、母親にも騙されていた気分”と言いますが、伸寛は“なんだかんだ言って義母さんは憎めない義父さんが好きだったのだ”と言います。

“母が許しても、観の不倫のせいで教師になれなかった自分は観を許さない”と千華子は言い、分かれ道でちょっと楽し気に伸寛に「どっち?」と聞きました。

トミーがいなくなった!そして・・・

山梨・河原。

トミーを河原に置いて、川で遊ぶモコミとモコミを見守る観。

観は久美子の写真を財布から取り出し、「ここに住むこと叶えてやれなかったなぁ。・・・後悔してますよ。思ったら直ぐに動いてればなぁ。短い間でもここに住めたのに」と言って、写真を財布にしまい、財布をポケットに戻します。

モコミは「まだ思いつかないけど、あれから色々考えてるよ。・・・もし私の力が戻ったら何に使うか。・・・まだ分かんないけど、自分が楽しいって思えて誰かの為になることがいいな」と言い、観は笑顔で何度も頷き、「そうか」とモコミの頭を撫でました。

俊祐が「そろそろ帰るよ」と迎えに来て、モコミが荷物の処へ戻るとトミーがいません。

「トミー・・・トミーがいない!」と言うモコミに「だってトミーは・・・一人じゃ歩けない・・・」と言う観に「いないもん!」と叫ぶモコミ。

「どういうこと?」と聞く俊祐に「ここに置いておいたのに無くなってる」と言ってモコミは必死にトミーを探し始めます。

トミー、何処へ?!

山梨・山中。

犬がトミーを咥えて歩いて行きました。

あらあら、ワンちゃんが宝物に選んでしまったようです・・・。

トミーを探していた清水家の面々が集まり、口々に「いない」と言います。

「探さなきゃ」と言うモコミに“これ以上、探しようがない”と千華子が言い、伸寛も“もう探す場所が・・・”と言いました。

俊祐は「諦めんの?トミーだよ!」と言い、「俊祐?」と驚く千華子に「いや、俺・・・どっちでもいいけど」と言うと、モコミは

「良くない!トミーはずっと私の傍にいてくれて・・・いつも私の話を聞いてくれて・・・誰よりも話を聞いてくれて・・・トミーがいたからなんとかやってこれた。・・・またトミーと話したい!」と泣きます。

「出来るよ。モコミはモコミだから」と優しい笑顔で俊祐が言い、モコミは涙を切って周りを見渡し、一本の樹の前に立ち「お願い。教えて」と手を当てて目を閉じました。

次の瞬間、モコミの力が戻り、樹々が輝き、モコミの耳に樹々の声が聞こえます。

喜びに泣きながら、樹に向かい頷くモコミ。

またまたトミーのお陰ですかね?

モノと話す力を取り戻すことが出来たモコミ。

果たして、千華子は伸寛と山梨に越すことに同意するのでしょうか?

俊祐は涼音の同棲の提案にどう返事をするのでしょうか?

モコミは東京に残るのでしょうか?

モコミと佑矢の関係に進展はあるのでしょうか?

などなど、たくさんのクエスチョンマークが溢れる中、来週、最終回を迎える「モコミ」。

モコミのキャストは?【〜彼女ちょっとヘンだけど〜】

君と世界が終わる日にネタバレ!原作あらすじ脚本家キャスト

清水萌子美:小芝風花

幼少の頃より、空想の世界が一番の遊び場で、ヌイグルミや石や植物など、感情を持たないとされているモノの気持ちがわかってしまうという繊細な“感覚”があった。そのことで、変人扱いをされたり叱られたりしてきたため、そういう一面を極力人前で出さないようにしてきた。
自分は変なことを言ってしまわないか? という思いから、自分の気持ちを言葉にするのに時間がかかったり、うまく伝わらなかったりで、コミュニケーションに問題があるとされ、そのレッテル通り、コミュニケーションに問題がある人間として生きてきた。
学校生活はとても疲れるので、小学校5年生からほとんど通わなくなり、中学も行かず、高校は通信制の高校に在籍したものの卒業してから20歳まで家にいた。世間的に言えば引きこもりやニート。
自室の部屋のモノ達とおしゃべりをしたり、空想にふけったりしているとあっという間に時間がたつ。しかしまったく外に出ないわけではなく、兄がよく外に連れ出してくれていた。20歳の時から母のすすめで、工場で不良品をチェックするアルバイトを始める。

引用元:公式サイト

小芝風花さんは現在23歳の女優です。

小芝風花さんは14歳のときに「イオン×オスカープロモーション ガールズオーディション2011」でグランプリを獲得し芸能界入りしています。

15歳で女優デビューし、2014年に16歳で初主演を務めた映画「魔女の宅急便」で主人公キキを演じ注目されます。

2016年にNHK朝ドラ「あさが来た」に出演したことで知名度を上げ、様々な作品に出演しています。

コメディ映画に出演したりコミカルな役を演じることが多いため次世代のコメディエンヌとしても注目されており、「トクサツガガガ」「べしゃり暮らし」「美食探偵 明智五郎」などのドラマでのコミカルな演技は高い評価を受けました。

2つ前に放送された土曜ナイトドラマ「妖怪シェアハウス」でも主演を務めていました。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」では主人公の清水萌子美を演じます。

他の人にはない感覚を持っていることから人とのコミュニケーションが苦手となっていた萌子美ですが、自分らしく生きようと決意していきます。

こんな時代だからこそ、心がほっこりとなるような温かいストーリーになっているようです。

清水俊祐:工藤阿須加

萌子美の兄。父方の祖父が営んでいた花屋を継いでいる。妹思いの優しくて明るい、いいお兄ちゃん。花屋としても、近隣の人々にも親しまれ、特に母親より上の世代の女性達にかわいがられ、常連客もたくさんいる。友達からも信頼され、よく相談事をされるが、人には決して明かせない一面が…。

引用元:公式サイト

工藤阿須加(くどうあすか)さんは現在29歳の俳優です。

父親は福岡ソフトバンクホークスの工藤公康(くどうきみやす)監督の二世俳優です。

工藤阿須加さんは父親譲りの運動神経でかつてはプロテニス選手を目指すほどのテニスの実力を持っていましたが、ケガでプロの道を諦めています。

その後2012年に俳優デビューしています。

2013年にNHK大河ドラマ「八重の桜」や「ショムニ2013」に出演し、注目されるようになります。

その後も「家売るオンナ」「教場」「なつぞら」などの話題作に次々と出演し、端正な顔立ちと演技力が評価されるようになります。

2018年には朝の情報番組「ZIP!」の水曜パーソナリティーを務め、朝の顔としても認知されています。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」では萌子美の兄清水俊祐(しみずしゅんすけ)を演じます。

妹思いの優しい兄で、周りからも信頼が厚い人物です。

そんな俊祐にはある秘密があるようです。

明るく優しい俊祐が抱える秘密とは何なのでしょうか。

清水伸寛:田辺誠一

萌子美の父。税理士。子育てや教育方針など、子供たちのことについて、色々と考えをもっていたが、千華子に言っても自分の考えは聞いてもらえないのでだんだん言わなくなった。独立した時も、その日取りや場所などは千華子がよく当たるという評判の占い師のところに行って決めた。本当は自分で決めたかったが、反論すると面倒なのでしなかった。一見やさしい夫に見えるが、実際は妻にエネルギーを吸い取られ無気力になってしまっている。

引用元:公式サイト

田辺誠一(たなべせいいち)さんは現在51歳の俳優です。

田辺誠一さんは18歳の時に「メンズノンノ」の専属モデルに選ばれモデルデビューしています。

1992年で23歳で俳優デビューし、以降はドラマ、映画、舞台など様々な作品に出演しています。

真面目な役からコミカルな役、サイコパスな役まで演じられる俳優さんです

これまで「夫のカノジョ」「ディア・シスター」「刑事7人」「アライブ がん専門医のカルテ」などのドラマに出演しています。

女優の大塚寧々(おおつかねね)さんとは夫婦で、これまでCMや映画などで何度か共演しています。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」では萌子美の父親清水伸寛(しみずのぶひろ)を演じます。

優しい父親ですが、過干渉な妻に逆らうことができずに無気力に生きています。

萌子美が変わったことで、父親の伸寛にも変化が訪れるようです。

清水千華子:富田靖子

萌子美の母。家族思いで子供たちのことに熱心な主婦。萌子美が学校に行かなくなった時、萌子美をなんとか普通の子たちと同じようにしようと、色々なところに相談に行き、時間もお金も使ったが、一向に解決しなかった。萌子美のためになんとかしようと必死でやってきたが、実は過干渉で支配的であることに本人は気づいていない。萌子美が20歳でアルバイトを始め、ホッとしながらも、また引きこもるのではないかという不安を抱えている。

引用元:公式サイト

富田靖子(とみたやすこ)さんは現在51歳の女優です。

最近は見ない時がないほど、常にドラマに出演しているイメージですよね。

富田靖子さんは中学生の時に映画のオーディションに合格し、ヒロイン役で女優デビューしています。

最近は母親役で出演することも多く、名バイプレイヤーとして活躍しています。

2019年のNHK朝ドラ「スカーレット」では主人公の母親役、2020年の「私の家政夫ナギサさん」では主人公の上司役、「35歳の少女」では主人公の父親の再婚相手役と、様々なキャラを演じています。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」でも萌子美の母親清水千華子(しみずちかこ)です。

萌子美に普通に生活してほしいと思い、行く末を心配している母親です。

愛情があるからこそですが萌子美に対しても、夫の伸寛に対しても過干渉で支配的な面があります。

萌子美が変わることで千華子もどのように変わっていくのか楽しみです。

須田観:橋爪功

萌子美の母方の祖父。元高校教師で、現在はタクシー運転手。あることが理由で、娘の千華子は寄り付かなくなり絶縁状態となる。妻が病で他界した後は、一人暮らしをしていたが、その部屋でボヤを起こして居られなくなったと言って萌子美の家に転がり込む。しかし、本当は別の目的が…!?

引用元:公式サイト

橋爪功(はしづめいさお)さんは現在79歳の俳優です。

橋爪功さんは1961年に文学座附属演劇研究所の1期生として役者の道を歩み始めました。

1963年に文学座を離れ、劇団雲に参加し舞台俳優として一躍演劇界のスタートなりました。

若手の頃はドラマでは端役を演じることが多かったですが、40代頃からメインキャストとして出演するようになり、50代からはサスペンスドラマや映画で主演を務めるようにもなりました。

2016年に公開された山田洋二(やまだようじ)監督の映画「家族はつらいよ」では主演を務め、2018年の3作目までシリーズ化され、その他にも「三度目の殺人」「アルキメデスの大戦」などの話題作に出演しています。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」では萌子美の母方の祖父須田観(すだかん)です。

娘の千華子とは長らく音信不通でしたが、ある日突然清水家に転がり込んできます。

祖父で観が来たことで萌子美にどのような影響を与えるのか注目です。

岸田佑矢:加藤清史郎

萌子美が佑矢の落とし物を拾ったことをきっかけに親しくなる。やがて萌子美から好意を寄せられるように。俳優を目指しながら、フードデリバリーのアルバイトをしている。

引用元:公式サイト

加藤清史郎(かとうせいしろう)さんは現在19歳の俳優です。

劇団ひまわりに所属していた加藤清史郎さんは、1歳の時に子役デビューしています。

2009年に7歳で出演したトヨタのCMの「こども店長」がカワイイと話題になり人気になっていき、2011年には映画「忍たま乱太郎 」で主演を務めました。

子役としてキャリアを積んできた加藤清史郎さんですが、さらに俳優としての幅を広げるために中学卒業後はイギリスに3年間留学していました。

高校卒業後は帰国し、2020年から本格的に俳優活動を再会し、同年映画「#ハンド全力」では主演を務めました。

バラエティにも出演するようになり、あの可愛かったこども店長がこんなに好青年に成長したのかと視聴者は親のような気持ちになったと思います。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」では萌子美が恋をする青年岸田佑矢(きしだゆうや)を演じます。

俳優志望でデリバリーのバイトをしており、萌子美が佑矢の落とし物を拾ったことがきっかけで知り合います。

ドラマで恋の相手を演じるのは初めてなので、新しい加藤清史郎さんの俳優としての顔が見れそうですね。

依田涼音:水沢エレナ。

俊祐が祖父から継いだ花屋の店員。店長でもある俊祐とは密かに付き合っているようで…。

引用元:公式サイト

水沢エレナ(みずさわえれな)さんは現在28歳の女優です。

母親は韓国人、父親は日本人のハーフで、韓国語はペラペラだそうです。

水沢エレナさんは2013年に11歳で漫画雑誌「ちゃお」のモデルオーディションがきっかけで芸能界デビューしました。

デビューしてからモデルとして活動し、「CANDy」や「Seventeen」の専属モデルをしていました。

2007年頃から女優としての活動を始め、2008年にはドラマ「恋空」で主演を務めます。

2013年にはアミューズからオスカーに移籍し、「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」「パーフェクトワールド」などに出演しています。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」では俊祐が経営する花屋の店員依田涼音(よりたすずね)を演じます。

俊祐とは恋人同士のようです。

涼音が萌子美たち家族にどのように関わってくるのか気になります。

桜井真由:内藤理沙

俊祐が祖父から継いだ花屋の店員。2人の子持ち。

引用元:公式サイト

内藤理沙(ないとうりさ)さんは現在32歳の女優です。

内藤理沙さんは13歳の時に「第8回国民的美少女コンテスト」に出場したことがきっかけでオスカープロモーションに入所しています。

今回は企画協力がオスカープロモーションのため主演の小芝風花さんはじめオスカーの女優さんが多く出演していますね。

翌年には「美少女クラブ31」に所属し、アイドル活動としての活動もしていました。

2007年にドラマ「ライフ」で女優デビューすると、「ダメな私に恋してください」「女囚セブン」「リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜」などに出演してきました。

小芝風花さん主演の土曜ナイトドラマ「妖怪シェアハウス」にも主人公の職場の編集者役で出演していました。

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」では花屋の店員桜井真由(さくらいまゆ)です。

2人の子供を持つシングルマザーの役です。

どのようなキャラクターなのか気になりますね。

 

 

モコミのエンディング主題歌は?【〜彼女ちょっとヘンだけど〜】

妖怪シェアハウスネタバレ原作!あらすじキャストまとめ

「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」のエンディング主題歌はGENERATIONS from EXILE TRIBEの「雨のち晴れ」です。

GENERATIONS from EXILE TRIBEはLDH JAPAN所属の7人組ダンス&ボーカルグループです。

2011年からヴォーカルオーディション参加者や劇団EXILEのメンバーで活動を始め、2012年に正式に活動を開始しています。

これまでリリースしたシングルは全てオリコントップ10に入っており、紅白歌合戦には2年連続で出場しています。

個々でも俳優やバラエティなどで活動しており、若い世代を中心に人気のアーティストです。

「雨のち晴れ」はドラマの為に書き下ろされた曲で、萌子美の今と未来を現した歌詞になっています。

「旅立ち」や「出発」がテーマの曲なので、今後卒業ソングとしても人気となりそうです。

「雨のち晴れ」の発売日は2月10日です。

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