TBSの新ドラマ「半沢直樹(はんざわなおき)2020年版」は、堺雅人(さかいまさと)さん演じる半沢直樹の出向先である、東京セントラル証券が舞台となってスタートしました。
その東京セントラル証券の社員、森山(賀来賢人)の旧友である瀬名(尾上松也)が代表を務めるIT企業のスパイラルが、乗っ取りの危機に!?
という展開でスタートしました。第1話から、怒涛の展開で、面白かったですね!
そんな買収、乗っ取りの舞台になったスパイラルにはモデル企業が存在するのか気になりませんか?
ということで、今回は「半沢直樹」に登場した「スパイラル」についてモデル企業があるのか?調べてみました。
IT企業の電脳雑伎集団から敵対敵買収を仕掛けられたスパイラル。
そのモデル企業とは?
スパイラルとは?モデル企業に気になる展開
スパイラルは3人で立ち上げた新興IT企業です。
検索エンジン「スパイラル」を開発。それが若者にウケ、業界5位まで成長しました。
立ち上げたのはこの3人です。
瀬名洋介(せなようすけ):尾上松也
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— 半沢直樹【7/26(日)夜9時から第2話!!】 (@Hanzawa_Naoki) July 19, 2020
スパイラル社長。お金に苦労して育ち、大学進学を諦め小さなソフト開発会社に就職。
その企業が倒産したのをきっかけに、同僚の加納と清田の3人でスパイラルを立ち上げ、検索システム「スパイラル」の開発で一躍、IT業界を牽引する企業に成長させた。
その後、事業拡大を訴える加納、清田と対立し、袂を分かつこととなった最中、検索システム・スパイラルを狙う電脳雑伎団による企業買収の標的とされる。
実は、森山のかつての同級生で親友だった。
加納一成(かのうかずなり):井上芳雄
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サンデージャポン、まもなく9:53〜生放送です✨こちらはスタンバイ完了🙌🏻#半沢直樹 #井上芳雄 #tbs pic.twitter.com/Ux9ttAxyjG
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スパイラル役員。社長の瀬名と共にスパイラルを立ち上げた一人。
社長の瀬名と会社の経営方針で対立し、清田と共にスパイラルを退社。
その後、東京中央銀行証券部の伊佐山部長に言い寄られ、所持していたスパイラルの株式を電脳雑伎集団へ譲渡してしまう。
清田正伸(きよたまさのぶ):加藤啓
る・ひまわりのインスタグラム、るスタグラムはこちらからご覧いただけます。↓お写真はるぽえパンフレット撮影より。加藤啓氏。 https://t.co/lWnCNCUA7q pic.twitter.com/G20qvtw9ry
— る・ひまわり (@le_himawari) January 17, 2020
スパイラル役員。社長の瀬名と共にスパイラルを立ち上げた一人。
社長の瀬名と会社の経営方針で対立し、加納と共にスパイラルを退社。
その後、東京中央銀行証券部の伊佐山部長に言い寄られ、所持していたスパイラルの株式を電脳雑伎集団へ譲渡してしまう。
社長の瀬名と対立したふたりがスパイラルを辞め、自分の持ち株を売り渡してしまいました。
売った相手は東京中央銀行。副頭取の三笠から巧妙に話を勧められてしまいましたね(^_^;)
それにしても三笠を演じた古田新太さん、にくったらしい!(笑)
顔芸がさく裂した(笑)第1話において、涼しい顔をしながら一番の悪党(笑)?
結局加納と清田はスパイラル株を売り渡してしまいましたが、本当は瀬名を裏切るつもりはなかったのです。
ですが焦げ付いた資金があったため、好条件を提示してきた三笠に売ってしまいます(>_<)
そして東京中央銀行の子会社で、現在半沢直樹が出向している東京セントラル証券の、プロパー社員である森山雅弘(賀来賢人)。
東京セントラル証券のような子会社では、親会社の東京中央銀行からやってきた社員を「出向組」、そして東京セントラル証券に入社してきた社員を「プロパー社員」と呼びます。
往々にして出向組の方が待遇が良かったりするので、亀裂が生じることもあるそうです。
その森山と瀬名は高校の同級生で同じ剣道部に所属。ふたりは親友でした。
ですが瀬名の父親が経営する万年筆工場が倒産。夜逃げをしたため森山とは疎遠に。。。
瀬名は大学進学を諦め、ソフト開発会社に就職するも、その会社も倒産。
そこで一緒に働いていた加納と清田の3人でスパイラルを起業しました。
こういうスパイラルみたいなIT企業って実際にありそうな気がします。モデル企業はあるのでしょうか??
そんなスパイラルに対し、敵対的買収を仕掛けてきた電脳雑伎集団。
そもそも敵対的買収ってなに?なのでしょうか?モデル企業について紹介する前にまとめてみます。
スパイラルと電脳雑伎集団の敵対的買収がモデル企業のヒント?
モデル企業を考察する前に、スパイラルを買収した電脳雑伎集団との関係を掘り下げてみます。
買収には敵対的買収と友好的買収があります。
そもそも企業買収とは、企業の株を過半数以上買い取ることで成立します。
友好的買収はお互いに納得したうえでされる買収。
反対に敵対的買収とは、相手の同意がないままに買収するものです。
電脳雑伎集団がスパイラルに仕掛けたのは、敵対的買収。
しかも時間外取引で30%の株を一気に!時間外取引では企業の3分の1以上の取引はできません。
そのあとに電脳雑伎集団は株式公開買い付けを目指していると公表。
TOBと呼ばれる株式公開買い付けは、株価や数量などを公表し、不特定多数の株主から株式を買い付けることです。
一方久々に再会した瀬名と森山でしたが、森山が電脳雑伎集団の買収に関わっている東京セントラル証券の社員だとわかると態度を一変。
すっかり敵対意識を持たれてしまいましたね(^_^;)
側近ふたりに裏切られたばかりなので仕方がありませんが・・・。
電脳雑伎集団は、1500億円もかけてスパイラルの買収をすると、東京セントラル証券に持ち掛けてきました。
ところが急に別のところに頼んだからとキャンセルが。
さて、そのスパイラルにモデルは実在するのでしょうか?
スパイラルのモデル企業は?
「半沢直樹2020年版」第1話に出てきたスパイラル。検索エンジンのヒットから業績を急成長させた企業です。
モデルとされる企業にはライブドア、ニッポン放送、インデックスホールディングスの名前がありました。
ライブドア
ライブドアとは堀江貴文さんが逮捕される前に社長をしていたIT企業です。
半沢直樹ではスパイラルの社長、瀬名がTシャツにGパンというラフな格好をしていましたが、まさに当時の堀江貴文さんそのまんま(^_^;)
ただライブドアはそもそも、経営悪化により堀江貴文さんの手に渡った会社です。
それにライブドアはITに限らずいろいろなことに手を出していました。
スパイラルは検索エンジンに固執した瀬名社長と、多角経営を望むほかのふたりのと対立。
企業の形としてはかなり違いますね。
何より違うのは、ライブドアが企業買収をされるのではなく、仕掛ける側だったところ。
ライブドアはニッポン放送に対し敵対的買収を仕掛けました。
ニッポン放送
敵対的買収をされた、といえばやはりニッポン放送を思い出します。
ニッポン放送はフジテレビの親会社。逆に見えますが・・・(^_^;)
なのでニッポン放送を買収すれば、フジテレビも自動的に買収できる!
ということでフジテレビ欲しさに買収を仕掛けたライブドア。
このころは連日ワイドショーやニュースを騒がせていました。
最終的には和解となりましたが、堀江貴文さんは粉飾決算などで逮捕されることに。
この場合だと仕掛けた側がライブドアなので、ライブドアが電脳雑伎集団ということになりますね。
ライブドアは電脳雑伎集団でもあり、スパイラルでもある。ということになります。
ただ、ライブドアが注目されただけで、ほかにも同じようなことが起きています。
インデックスホールディングス
インデックスホールディングスは2016年に破産した会社です。
IT企業として急成長したところがスパイラルと似ています。
日商岩井を退社に追い込まれた落合正美さんが社長となり起業しました。
IT関連のほかにもいろいろな企業を傘下に持ち、企業買収などで大きくなりました。
ところがメインバンクであった日本振興銀行が破綻したことから経営悪化に。
インデックスホールディングスは、社長の落合正美さんの妻、善美さんが社長をしていたこともあります。
これって電脳雑伎集団かな?名前も似てるんですよ~。
落合正美:平山一正 落合善美:平山美幸
ちょっと強引?(笑)
IT企業として急成長したインデックスホールディングス。スパイラルのモデルかな?と思いましたが、電脳雑伎集団の方が近いかも(^_^;)
結局落合夫妻は粉飾決算により逮捕されました。
ということで、スパイラルのモデルを3つ挙げてみましたが、やはりコレ!というものはありませんでしたね。
当時世間をにぎわせた、いろいろな事件をモチーフにされているのかもしれません。
さて、スパイラルは買収されてしまうのでしょうか?
いろんな意味で濃~い作りになっている半沢直樹。次の日曜日が待ち遠しいです!
半沢直樹でスパイラルのモデル企業は?のまとめ
「半沢直樹」に出てくるスパイラルというIT企業は、3人の青年が起こした企業。
検索エンジンのヒットにより大企業へと成長しました。
そのスパイラルに敵対的買収がかけられます!
相手は電脳雑伎集団という同じIT企業。
スパイラルのモデルとして一番近いかな?と思ったのがニッポン放送です。
ライブドアから敵対的買収をかけられました。
最終的に和解となり、その後ライブドアの堀江貴文さんは逮捕されましたが、この一連については連日テレビで放送され、記憶に残っている方も多いと思います。
ただ当時は同じような企業買収がたくさんあったと想像できます。
わたしの最終結論としてはこうです。
「一社ではなくいろいろな企業をモチーフにしている」
半沢直樹は展開も早いですし、専門用語も出てきます(^_^;)
遅れをとらないよう、しっかりついていきましょう!