松本清張さんの不朽の名作「砂の器」がまた2019年にドラマ化されます!
フジテレビ開局60周年ドラマとして2019年3月28日(木)午後7時57分から10時54分までの1回限りの放送です。
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そこでキャストや脚本家、それに原作についてまとめてみました。
さて、どんな「砂の器」になっているのでしょうか?
多くの方がご存知のストーリーだと思いますので、ネタバレ込みでご紹介させていただきます(^ ^)
また、原作映画版の「砂の器」のあらすじを結末まで、真相犯人などは以下にまとめてあります。
予告動画もあわせてご覧ください!
砂の器の原作とドラマの脚本家は?
砂の器歴代キャスト!中居正広から中島健人まで過去の作品まとめ
「砂の器」はこれまでに5回ドラマ化、そして1974年には映画化もされている松本清張さんの名作です。
1960年5かつから約1年間に渡り、読売新聞の夕刊に連載された小説。
[amazonjs asin=”B0099FGB1E” locale=”JP” title=”砂の器(上) (新潮文庫)”] [amazonjs asin=”B0099FGASS” locale=”JP” title=”砂の器(下) (新潮文庫)”]都会の駅で起きた殺人事件でキーワードとなった「カメダ」を追い求める刑事と、捜査を進めていくと浮かんできた若き天才芸術家の和賀英良。
殺人事件と和賀英良との接点とはー?
この作品は今からおよそ60年前の作品、フジテレビ開局60周年に合わせて選んだのでしょうか。
「砂の器」が選ばれた理由がもうひとつ、それは松本清張さん生誕110周年ということもありそうです。
今回の作品は、時代背景を現代に置き換えて作られました。
脚本を担当したのは、「テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」の優秀賞を受賞していて、舞台や映像の両面で活躍している小峯裕之さんです。
ドラマでは「家政夫のミタゾノ」「世にも奇妙な物語」「ヒモメン」などを手がけてきました。
綿密に計算された作風が、次世代を担う脚本家の一人として注目を浴びている脚本家です。
そして構成を担当した方を見てちょっとびっくり!
なんと1974年の映画版で脚本を担当した橋本忍さんと山田洋次さんのお名前が!
このお二人の起用にはどんな意味があるのか気になりますね〜。
プロデュースは後藤博幸さんと荒井俊雄さん。
そして演出は「君の瞳をタイホする!」「きらきらひかる」「人間の証明」「救命病棟24時」「東野圭吾ミステリーズ」などを手がけた河毛俊作さんです。
こんな強力なスタッフがタッグを組んだ今回の「砂の器」。
さて、どんな作品になっているのでしょうか?
砂の器2019のあらすじと予告動画は?
ネタバレ含みます!
2018年10月—。ハロウィーンの渋谷。街は仮装した若者たちであふれかえっている。
そんな中、駅の裏手の人目につかない場所で中年男性の遺体が発見される。
渋谷西署に捜査本部が設置され今西刑事(東山紀之)も加わることに。遺体は顔と手の平を潰され、身元不明のままだった。現場付近に、血のついた白いシャツを着た青年の目撃証言を得ることができたが、犯人なのか、ただの仮装した若者なのか?
さらに、殺害現場へと続くひとけのない道でふたりの男の目撃情報が。ひとりは被害者と推定され、もうひとりの若い青年が有力な容疑者とみられたが暗かったため顔をはっきりと認識することができなかった。
しかし目撃者によると、被害者の男性が東北訛(なま)りであったこと、さらに会話の中で「カメダは相変わらずだ」という言葉を発したことが明らかになる。今西は、若手刑事・吉村とバディを組み現場付近の聞き込みへと向かうが、カメダの手がかりが得られず捜査は難航する。
そんな中、世間の注目を浴び始めている天才作曲家・和賀英良(中島健人)が帰国後初となるコンサートを発表、そこで完全新作の協奏曲「宿命」を披露するという。
インタビューに応じるも、過去やプライベートについては一切語らず、ベールに包まれた和賀…。
そんな彼は、昨夜の犯行を思い返していた。
ハロウィーンの渋谷で起こした事件の犯人は和賀だったのだ。
なんと早くもここで犯人バレするんですね!さて、和賀にはどんな過去があるのでしょうかー?
計画は完璧だ、そう自分に言い聞かせる和賀は、婚約者の佐知子と、その父で現役の大臣である田所と楽しい時を過ごしていた。
実は、事件当夜、和賀は現場付近に住む恋人、梨絵子のマンションを訪れかくまってもらっていたのだった—。捜査が行き詰まりを見せた頃、今西はふと、「東北」にこだわることへの違和感を抱く。
そして、言語学者のもとを訪れ、方言について尋ねる。
すると、出雲地方の一部にも東北と同じ訛(なま)り方をする地域があることを知る。
しかもその区域には、「亀嵩(かめだけ)」という地名があった—。
この作品のキーワードのひとつ、「カメダ」と「亀嵩」がここで登場します。
島根県警に問い合わせた結果、被害者が行方不明の男性・三木謙一であることが判明。
今西ら捜査員たちはその進展に興奮する。現地で三木という人物について聞いて回る今西と吉村。
三木は児童養護施設に勤務し、各種ボランティアにいそしんでおり、三木を知る人物は皆「彼は仏のような人、恨む人間など一人もいない」と口をそろえた。
そこまでの善人が、なぜ殺されなければならなかったのか?今西らの捜査は再び暗礁に乗り上げることに—。しかし、新聞に書かれた「列車の窓から紙吹雪をまく女」のコラムを見つけ、それが直感的に犯人のシャツである可能性を感じた今西は、その紙吹雪がまかれた場所を捜索、そこでその一片を見つけ、ついに血痕のついた布であることを確認する。その血液は、被害者のものと同一であることが断定される。
その女こそ、銀座のバーテンダーで、和賀の恋人、梨絵子だったのだ。
警察の手が迫っていることを知った和賀は焦る一方、新曲「宿命」の完成に向け鬼気迫る勢いで曲作りに励んでいた。
今西は三木の足どりを追い続け、和賀と三木のある“接点”を見つけることに。そして、和賀の父である本浦千代吉(柄本明)の存在にたどり着く——。
引用元 https://www.instagram.com/sunano_utsuwa2019/?utm_source=ig_embed
鋭い観察眼を持つベテラン刑事の今西。
そして父との宿命を背負う天才作曲家の和賀。
ふたりの攻防と、和賀親子の切ない絆・・・真実の宿命とはどのようなものなのでしょうか。
それでは予告動画をご覧ください!
引用元 https://www.youtube.com/watch?v=1teXuvpZGcA
主演の東山紀之さん、そして和賀を演じる中島健人さんの鬼気迫る演技、すごかったですよね。
また他のキャストも凄い!
ちなみに、映画版や原作のあらすじを結末までは以下にまとめてあります!
それではキャストをご紹介しましょう。
砂の器のキャストは?
東山紀之:今西栄太郎
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警視庁捜査一課のベテラン刑事で、出世コースから外れているが、周りからの評判は気にしていない。
ハロウィンの渋谷で撲殺死体が発見された事件では、早々に目撃情報をつかむも捜査は難航。今西は後輩刑事吉村とバディを組み、地道な捜査にとりかかっていく。
今西が和賀と対峙した時何を思うのか…
中島健人:和賀英良
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世界的な評価、そして甘いルックス…若くして天才の名をほしいままにした、高名な作曲家。
頭脳明晰、クールで気難しく、寡黙な男。
現大臣・田所の娘・佐知子と婚約しているが、政略結婚だと揶揄する者も多く、実際、和賀は野心家であり、使えるものは何でも使うという気概を持つ。
代官山のバーテンダー・梨絵子と愛人関係でもある。
土屋太鳳:成瀬梨絵子
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和賀(#中島健人 )の愛人。
その関係は、周囲には徹底的に伏せられている。
和賀の心を癒す存在。代官山でバーテンダーとして働いている。
ある日、一人店にやって来た和賀と言葉を交わし、恋に落ちた。
誰にも知られぬまま恋人関係になることに…。
和賀は野心家であり結婚相手としては大臣の娘を選んだが、梨絵子はそれに理解を示している。
野村周平:吉村弘
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冷静な良識派。
人の好さから先輩たちから都合よく扱われることが多々ある。
今回立ち上げられた捜査本部に参加し、
今西(#東山紀之 )とバディを組みサポートをすることに。当初は上司に盾突き、勝手な行動をとる今西に対し距離を置くが、その地道な行動が捜査を進展させているのを目の当たりにし、次第に今西に信頼を寄せていく。
桜井日奈子:田所佐知子
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和賀の婚約者で、フルート奏者。
父は現役の大臣で、政財界に多大な影響を持つ田所重喜(#北大路欣也 )】純粋なお嬢様。
上品で控えめだが、芯の強さも併せ持っている。
とある社交パーティーで和賀(#中島健人 )に出会い、その夜のうちに彼に惚れ込む。
周囲からは、野心家・ 和賀による政略結婚だと揶揄されているが、佐知子はそれを受け流している。
佐知子は心から和賀を愛し、また、和賀の自分への愛を信じている。
幼い頃から父、重喜の言うことを聞き、従順に育ってきた。
だが、結婚相手だけは、重喜が持ち込んだ縁談の話を断り、和賀と結ばれることを切望。
それは佐知子が重喜に逆らう、初めての経験であった。
和賀の才能を心底惚れ込み、彼の曲を演奏できる立場にいることを誇りに思いながら、彼のさらなる跳躍を願っている。
和賀のことを本気で思っているが、彼が不倫をしていること、そして殺人事件を起こしたことを知らずに信じ続ける、悲劇のヒロイン。
杉本哲太:佐々木誠
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捜査一課の管理官。
今回の事件で立ち上がった特別捜査本部を取り仕切る。冷静沈着で高圧的な態度だが、自らの失点を恐れてか、時折苛立ちも見せる。
声を荒げるこ ともしばしば。
今西とは旧知の間柄であり、傍若無人に振る舞う彼に釘を差す。
次第に今西と吉村の執念に押され、自らも事件解決への熱を強く持つようになる。
なかなか 令状が取れないなど、上の人間との板挟みに遭い、もどかしい思いを募らせる。
出世に興味のない行動派の今西とは対極にあるが、内に秘めた熱など、通じ合う部分もあり、今回の捜査を通じ、今西を認めるようになる。
実は温情派。
泉ピン子:岡本多恵
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児童養護施設の元職員。
三木(#高嶋政伸 )のことをよく知る女性。
上品で落ち着いた初老の女性。
長年福祉活動に携わってきた。
過去に起きた、三木や秀夫(#高橋來 )が絡む重大事件について知っており、それを今西たちに伝える。
事件解決の重要な鍵を与える存在。
北大路欣也(特別出演):田所重喜
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現役の文部科学大臣。
複数の大臣職を歴任してきた、政財界に多大な影響を持つ男。
現首相も 彼の意見の通りに動いていると囁かれるほどである。
その物腰の柔らかさからマスコミ受けもよく、歯に衣着せぬ物言いで、国民からの指示も集め ている。
だが公務には厳しい態度で臨み、交渉ごとにおいては一切の妥協を許さない。 彼に逆らった瞬間政治家生命は終わると噂され、周囲の人間たちは緊張感を持って接している。
実際、自分に合わない人間は容赦なく切り捨てるという、ダークな一面も持ち合わせる。
家族を大事にすることでも知られており、一人娘の佐知子(#桜井日奈子 )を溺愛している。
佐知子が和賀英良という男と結婚したいと強く主張したため、それを了承するが、内心では和賀のことを「人気先行の、偽りの天才」ではないかと疑っている。
独特の嗅覚を持っており、和賀の異変も敏感に察知する。
作曲家としての才能、そして佐知子への思いが本物であるか、いまだ疑いを持っており、和賀にやや冷たく接する。
だが、物語終盤、和賀のコンサートでの渾身の演奏に感銘を受け、その才能を称賛。
佐知子と の結婚を心から祝福する。
和賀に刑事の目が向いているとも知らずに……。
高嶋政伸:三木謙一
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撲殺体として発見された被害者。
顔と手の平が潰されており身元特定に難航。
三木謙一は、児童養護施設に勤務
ボランティアにも積極的に参加しとても信頼されていた。今西(#東山紀之 )は、誰に聞き込みをしても
「恨む者などいない善人」 と証言するため
犯行動機がつかめずに捜査は難航した。三木は何故残虐な殺され方をしなくてはならなかったのか…
三木と和賀の関係とは…?
黒木 瞳:早坂琴美
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和賀らが所属する「アート・ラボラトリー」のマネジメント会社(早坂音楽事務所)の社長。
自らマネジメントを手掛け、彼らの才能を世に広めていく仕掛け人である。
人の懐に入り込むのが得意で、無茶な交渉も成し遂げる、敏腕社長。並外れた行動力を持つ。
和賀たちをトップクリエイターへと育て上げることが、彼女の生きがいである。
その手腕で和賀の跳躍のお膳立てをしているのだが、和賀自身はメディアへの露出を嫌うため、 意見が衝突することもしばしば。
和賀は記者対応などもそっけないため、そのフォローも琴美 の重要な役割である。
事件の被害者・三木が和賀に電話で接触してきたことを知っており、和賀が犯人でないかと疑うこととなる。
和賀のコンサートを成功に導くことが目下の課題だが、刑事の登場で、心惑わされることに。
和賀を信じたいが、和賀の過去はベールに包まれており、庇いきることができずに迷う。
柄本 明:本浦千代吉
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和賀の実の父親。
広島県の小さな村で造船所を営んでいた。昔気質だが、家族や従業員には優しく接していた。
ある日、真面目だった長男・誠也が
連続無差別幼女殺人を巻き起こしたことから、本浦家の生活は一変していく。
キャスト引用元 https://www.instagram.com/sunano_utsuwa2019/?utm_source=ig_embed
原作では和賀の父親、千代吉はハンセン病を患い村を追い出されてしまいましたが、今回は身内が起こした事件が発端となるんですね。
主演の東山紀之さんは、今回の役についてこのようにコメントしています。
松本清張先生の描いてきた人間の内面をえぐるような作品なので、皆さんの期待に応えられるように演じたいです。
そして2004年のドラマ「砂の器」で中居正広さん演じた和賀英良を見て以来、憧れの役だったという中島健人さんはこんなコメントをしていました。
一分一秒でも逃したらいけない感覚がちりばめられているので、どの表情も見逃してはならない、という気持ちで演じていきたいです。
やりたかったというだけあって、かなり力の入った頼もしいコメントですね。
中島健人さん演じる和賀英良、かなり期待できそうです!
そして和賀の愛人、梨絵子を演じる土屋太鳳さんのコメント。
今回のリエ子は今回ならではの解釈が必要だと感じています。また愛人という設定も想像しにくい役どころですが、丁寧に積み重ねていきたい。
予告動画で自殺がわかってしまった土屋太鳳さん演じる梨絵子。
土屋太鳳さんの演技にも注目ですね。
みなさんの作品にかける思いが伝わってきます。
時代が現代に置き換えられた今回の「砂の器」。
どんな展開になるのかワクワクします!
まとめ
砂の器秀夫の子役は高橋來!中島健人の幼少期キャストはひよっこに出演?
フジテレビ開局60周年ドラマとして松本清張さんの「砂の器」が放送されます!
脚本は小峯裕之さん、今西刑事役には東山紀之さん、そして繊細な演技力が求められる和賀英良にはSexyZoneの中島健人さんが挑戦♪
謎に次ぐ謎、予測不可能のミステリーが展開する「砂の器」、今回は時代設定が現代に置き換え大きくアレンジされています。
早々に犯人を明かしての展開となり、今までとはちょっと違った作品で、ラストは涙なしには見られないそうです。
感動のクライマックスをぜひご覧ください!