11月8日放送の相棒シーズン16の第4話。タイトルは「ケンちゃん」。
今回はケンちゃんがとっても可哀想で切なすぎるストーリーでした。
そんな相棒16第4話のあらすじネタバレを結末までと感想をまとめていきます。
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目次
相棒第16第4話のあらすじは?
亘(反町隆史)が顔見知りになったコンビニの店員・森山健次郎(西井幸人)が殺害された。捜査一課では、2年前に健次郎の証言で逮捕され、最近仮出所した窃盗犯・宍戸(菅原卓磨)が事件現場付近で目撃されているため、逆恨みの犯行ではないかと消息を追っていた。亘に担ぎ出される形で捜査に乗り出した右京(水谷豊)は、健次郎の遺体の手に漢字の『中』と読める文字が書かれていたのが気になる。そんな中、2人は金融コンサルタントをしている健次郎の兄・真一郎(内田朝陽)から話を聞く。すると、事務員に中井小百合(久保陽香)という女性がいて、健次郎が一方的に好意を寄せていたことが分かる。また、勉強が不得意だった健次郎が最近、大学で数学の講義を受けていたことも判明。指導にあたっていた教授の中垣(山中敦史)と講師の服部(池田良)は、健次郎をなぜか「逸材」と評価していた。次々と証言が集まるにつれて、右京は被害者の身に起きた、ある可能性を感じ始めるが…!?浮かび上がる複数の容疑者と謎のメッセージ
真相を解く鍵は被害者の不思議な言動の中に!?
事件に潜む悲劇の方程式を特命係が解き明かす!ゲスト:内田朝陽 西井幸人
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0004/
以降であらすじネタバレを結末と犯人まで追記していきます。
ケンちゃんの捜査を始めた特命係
「ケンちゃん」の死について調べ始めた右京と亘。
また鑑識に行った右京と亘。ケンちゃんの通帳を勝手に見てしまいましたが、とある印刷会社から毎月10万円の振込があることに気づきます。
右京が行くとコンビニだけでなく、印刷会社でも働いていたことがわかります。
また亘はその後、けんちゃんが想いを寄せていた中井小百合がけんちゃんの兄と付き合っていたことがわかります。
亘が兄に話を聞くと、けんちゃんは2人が付き合っていることを知らないはずだと言います。
また「もぐりの学生」として大学の講義を受けていたけんちゃん。しかし、優秀で勉強熱心だったけんちゃんを教授たちの部屋に招き、数学の驚くべき能力があることがわかりました。
そのことがきかっけで教授の中垣(山中敦史)と講師の服部(池田良)は、自らケンちゃんの将来性を感じ、数学を教えていたのでした。
ちなみに数学を教えていた教授の名前は中垣。
死んだケンちゃんの手に「中」という文字があったことを教授に言うと、教授の顔色が変わります。
右京は中垣教授にケンちゃんの数学ノートを見せた時に表情が変わったことにも、何かを異変を感じました。
バラまかれた1万円札の謎とケンちゃんの正体はサヴァン症候群?
右京たちは健ちゃんの証言で逮捕され、最近仮出所した窃盗犯でケンちゃん殺害の容疑者になっている宍戸(菅原卓磨)に会いに行きます。
そして宍戸が健ちゃんに会いに行った理由を尋ねます。すると「窃盗した札束がばら撒かれたのを見ただけでどうして1万円が98枚だったのかわかったのか聞きたかった」というのでした。
そして、ケンちゃんが家から出てきたところを付けて、殺害現場まで尾行。後から現場に入り、ケンちゃんの死体を発見したと言います。
この話を聞いて、特命係の部屋で話をする右京たち。
ケンちゃんの数学ノートの問題を解きながら、右京はケンちゃんの能力や正体を「文字や数字に色を感じる」共感覚があるのでは??と予想。
素数が光ってみえたり、バラバラになった札束を一瞬で98枚だとわかったり、
つまりは・・・サヴァン症候群。しかも生まれつきではなくて、2年前の窃盗犯の事件に合ったときに、このサヴァン症候群の脳能力が覚醒したのでは??と。
そして、右京はケンちゃんの数学ノートの問題を「解けました」と言います。
しかし「全部解けたわけではない」「しかし、解けないからこそ、事件の謎が解けました」と言うのでした。
事件の真相と犯人は?
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右京たちは、ケンちゃんが数学を教えてもらっていた大学に。
そこでは、大学の理事長らしき人は、部外者であるケンちゃんを大学に招きいれたことを「前代未聞の不祥事だ」と叱っていました。
そこに右京たちが登場。
「聞きたいことある」という右京は、ケンちゃんのノートにあった数学の4問の問題が来年の入試試験の問題であることを指摘。
顔色が変わる大学関係者たち。
右京たちが調べたところ、ケンちゃんはが働いていた印刷会社でこの大学の入試問題の印刷がされていたのでした。
ケンちゃんは、入試問題を盗んでいたのでした。盗んでいたというのはサヴァン症候群の能力を使って、頭にインプット。
目的は不正入学に関すること。
しかしケンちゃんの単独犯とは考えにくい。
右京たちは更に調べてケンちゃんの兄の会社の経営が思わしくないことがわかります。
そしてその経営悪化を防ぐために、ケンちゃんを印刷会社に送り込んだのでした。
きっかけは兄に不正入学のブローカーから電話が入ったこと。
その後、兄はケンちゃんの能力を知り、問題を盗むことを頼みます。
もちろん最初は戸惑っていましたが、会社が危ないことを知ると、お兄さんが大好きだったケンちゃん。しかも自分のことを子供のころから面倒見てくれた恩もあり、協力します。
しかし、ケンちゃんが実際にはノートには写したけれど、兄に渡すことはできないと、盗難をしぶります。
そんなケンちゃんを兄は恫喝します。「ごめん兄さん・・・やっぱり無理だよ・・・」と。
しかし、殺したのは兄ではありません。
右京は「犯人はお兄さんとケンちゃんを事件に巻き込んだ人物です」と言います。
そして右京たちは、犯人のもとへ。
なんと犯人はケンちゃんに数学を教えていた教授の助手の講師の服部(池田良)。
ブローカーを名乗り、ケンちゃん兄弟を事件に巻き込んだのでした。
「大学は僕の才能を認めなかった。僕より若い奴が何人も准教授になっているのに、この年で僕は講師のまま。講師の給料がどれくらいか、あなたなら知ってますよね?」と教授に言う服部。
「森山君を利用させてもらったんですよ。」
ここで回想シーン。
服部は兄から、ケンちゃんが問題は頭にあるのに、教えてくれないということを聞きます。
そしてケンちゃんを事件現場に呼び出した服部。
「教えてくれ」と言いますが、ケンちゃんは拒否。
そんなケンちゃんに「だったら、警察に言うよ。大好きなお兄さんが犯罪者になちゃうよ。」と脅します。
ケンちゃんは、泣く泣く問題をノートに書きます。
そのノートの問題を書く過程で「この問題おかしいんです。わからないんですか?」と問題の説明を始めるケンちゃん。
そんなケンちゃんの言葉に勝手に「俺をバカにした。嘲笑った」と思った服部は怒りでケンちゃんをなぐり殺します。
ケンちゃん・・・何も悪くないのに・・・悲しすぎる(>_<)
服部は「俺は神童と呼ばれていたんだ。それなのに大学もあいつも、みんな僕をバカにするんだよ」コンプレックスで頭におかしくなっていて、その怒りをケンちゃんにぶつけたようでした。
最後は服部はにやにや笑っていました。
ケンちゃんのことを知っている亘は、そんな服部を怒りで殴ろうとして、右京に止められるのでした。
弟の能力に嫉妬していた兄
大学の入試問題盗難を実行に移す前に大口の顧客を獲得して、経営を持ちなおしていた兄。
しかし盗難計画を中止にうつさなかったのは「弟に嫉妬していた」と話します。
ずっと愛嬌だけが取り柄のデキの悪い弟の兄というポジションが気持ち良かったのに、急に能力を身に着けて研究者になると言い出したケンちゃん。
「今度は俺が見下される。それだけは許せないだってあいつを育てたのは俺なんですよ!!!」
と右京たちに告白。しかも、ケンちゃんの好きな人と付き合ったのも、故意にしたことでした。
ゲスな兄(>_<)
そんな兄に「あなたのそんな想いが弟さんが死んでしまうきっかけを作ってしまった。その罪を一生背負っていかないとなりませんね。おわかりでしょうか?」と最後に言う右京でいた。
相棒「ケンちゃん」の感想
いわゆる、今回は被害者がかわいそすぎる、後味悪いストーリー。
しかし今回、当たり回で面白かったと思います。
それにしても・・・ケンちゃんがかわいそすぎる真相と結末でした。
って、ケンちゃん、良い人で何も悪くない。
確かに犯人が悪いですが、弟の能力に嫉妬して、犯罪に巻き込んだ兄がクズですね~。
しかも、その兄のことをケンちゃんは大好きっていうのが更に切ない・・・(>_<)
ちょっと後を引きずってします、悲しすぎる真相でした。