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牧野寿衛子が待合茶屋を渋谷に！転身して牧野富太郎を支えた史実とは？

朝ドラ「らんまん」
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NHK連続テレビ小説・朝ドラ「らんまん（ランマン）」も最終回が近づいてきました！

「らんまん」は春らんまんの明治の世を天真らんまんに駆け抜けた神木隆之介（かみきりゅうのすけ）さん演じる天才植物学者・槙野万太郎（まきのまんたろう）の波乱の人生を描くストーリーです。

主人公の万太郎は、実在の植物学者・牧野富太郎（まきの・とみたろう）がモデルになっています。

そんな主人公の万太郎を支えるのが、浜辺美波（はまべみなみ）さん演じる妻の牧野寿恵子（まきの・すえこ）。

寿恵子は宮澤エマさん演じる叔母の「みえおばさん」こと笠崎みえ（かさざき・みえ）の夫婦が経営する料亭「巳佐登（みさと）」で仲居として働き、苦しい家系を支えています。

そんな「らんまん」では、みえから寿恵子がとある商売をすすめられる展開に。

そんな寿恵子のモデルは、牧野富太郎さんの奥様は牧野寿衛子（まきの・すえこ）さんです。

そんな牧野寿衛子さんの史実から、寿恵子がみえから勧められる商売は「待合茶屋（まちあい・ちゃや）」で渋谷にお店を購入する展開に。

今回は朝ドラ「らんまん」で寿恵子が始める新しい商売「待合茶屋」について、モデルの牧野寿衛子さんの史実をご紹介していきます。

史実で牧野寿衛子さんは渋谷で待合茶屋の経営者に転身！？寿衛子さんはどのようにして牧野富太郎さんを支えたのでしょうか！

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目次

牧野寿衛子が待合茶屋を渋谷に！経営者に転身の今後のネタバレは？

らんまん虎鉄の大人役は濱田龍臣！元子役の出演作品は？

まずは、寿恵子に関する、今後の判明しているネタバレです。

万太郎（神木隆之介）が台湾に旅立った後、見たことのない青年が長屋を訪ねてくる。なんとそれは、万太郎の書生となるため土佐から上京してきた虎鉄（濱田龍臣）だった。りん（安藤玉恵）から空き部屋を紹介してもらい、虎鉄も長屋に住むことに。一方、寿恵子（浜辺美波）はみえ（宮澤エマ）から商売を始めないかと言われて…

引用元：https://tv.yahoo.co.jp/program/116480700

寿恵子（浜辺美波）は、叔母のみえ（宮澤エマ）から「商売を始めない？」と誘わる・・・という展開です。

現在は、まだこれしかまだわかっていませんが、おそらく「待合」のお店を出さないか？というお誘いだと予想しています。

渋谷の土地を購入して新しい商売・待合茶屋を経営しないか？という話でした。

実は寿恵子（すえこ）のモデルの牧野寿衛子さんも「待合茶屋」を経営していたんです。

では「待合茶屋」とは一体どういうお店なのでしょうか？？

牧野寿衛子が経営した待合茶屋とは？

らんまん岩崎弥之助のモデルは牧野富太郎の多額の借金を肩代わり！

「らんまん」では芸者がお店に到着するまでの間を、寿恵子が絶妙な語りで場を繋ぐシーンが描かれ、お客や芸者たちからも信頼されている様子が描かれました。

寿恵子のモデル、牧野寿衛子さんは待合茶屋を経営していました。

待合茶屋（まちあい・ちゃや）とは、待ち合わせや会合などのために、場所を提供するところです。料亭との違いは、直接料理を提供せず、仕出しなどを提供するところ。

大事な話し合いや接待、芸妓さんを呼んでの宴会などに多く使われていたそうです。

待合の利益は、席料のほか取り寄せた料理の手数料など。

この待合を経営するには、警察の認可が必要で、一定の指定区間でしか営業できませんでした。

牧野寿衛子さんはこの待合を経営してて、「らんまん」寿恵子も待合を経営することになります。

牧野寿衛子が待合茶屋を渋谷に！転身して牧野富太郎を支えた史実とは？

槙野万太郎の台湾行きとピストル【銃】購入は実話？【らんまん】

牧野寿衛子とは？

結婚前

牧野寿衛子さんは1873年に生まれています。父親は彦根藩主井伊家の臣で、小沢一政という人物。

陸軍の営繕部に勤務していて、裕福な家庭だったそうです。

母親は京都出身で、寿衛子さんは末っ子として育ちます。

寿衛子さんは踊りや唄を習うなど、派手な生活をしていたそうですが、父親が亡くなり暮らしは一変してしまいます(>_<)

住んでいた邸宅も売り払い、母親は小さな菓子屋を営み、数人の子供を育てたそうです。

「らんまん」でも寿恵子の母親は菓子屋を営んでいましたが、これも史実どおりだったのですね！

牧野寿衛子さんは末っ子でしたが、「らんまん」寿恵子は一人っ子。母親は牧瀬里穂さんが演じられました。

お店は飯田町にあり、牧野富太郎さんが大学に行く途中にこの菓子屋があり、寿衛子さんを見染めました。

お酒もたばこもたしなまない牧野富太郎さんは、お菓子が大好きだったそうです♪「らんまん」万太郎もお酒が飲めませんでしたね。

牧野富太郎さんはご自身で「恋女房」と認めておられます(≧∇≦)

仲人は、当時牧野富太郎さんが稽古をされていた石版印刷をしていた印刷屋の親父さん。

これも「らんまん」と同じですね！奥田瑛二さんが演じられました。

このとき牧野富太郎さんは26歳、寿衛子さんは15歳だったそうです！

結婚後

朝ドラ「らんまん」では、結婚後も万太郎が住んでいた長屋で同居していますが、史実では結婚を機に新居に移ります。

このころはまだ牧野富太郎さんの私財が少し残っていたのですが、それも少なくなってしまいます。

その後長女、園子さんが病死 (T_T)そんなとき、大学に助手として受け入れられ、月給15円でのサラリーマン生活になりました。

牧野家ではその後も毎年のように子どもが誕生。月給だけではやりくりができません。

やむを得ず高利貸しから借りたところ、数年で借金が2千円を突破してしまいました(>_<)

朝ドラ「らんまん」では借金取りが来る、寿恵子は赤い旗を窓の外に出して万太郎に知らせましたが、これも実話のようです(;^^）

「らんまん」では借金は500円だったので、まだかわいいもんです(;^^）

その借金は、同郷の土方寧博士や田中光顕伯の計らいで、三菱の岩崎弥之助さんにより完済。

借金がなくなっても薄給なうえ家族も多く、苦しい生活は変わりません。

牧野富太郎さんも標本の一部を学校に売ったり、書物を書いたりするなど工夫をされていたそうです。

牧野家の子どもは全部で13人！

それでも牧野富太郎さんが研究に没頭できたのは、妻の寿衛子さんのおかげでした。

内助の功

朝ドラ「らんまん」でも描かれましたが、借金取りが来た時に対応したのも寿衛子さん。

お産の3日後に、遠いところにいる債権者のところまで、断りに出かけたこともあり、このことは牧野富太郎さんも感謝で胸がいっぱいになったそうです。

寿衛子さんは冗談交じりで「道楽息子を一人抱えているようだ」と言っていたそうで、このことは牧野富太郎さんは、内心本当にそう思っていたのでしょう、と語っておられます(;^^）

牧野富太郎さんは家計のことはすべて寿衛子さん任せ。寿衛子さんには着物を作ってやるでもなく、芝居などの娯楽も与えてやったことがなかったそうです。

それでも寿衛子さんは文句や不平も言わず、いつも古いつぎはぎだらけの着物を着て、家族の面倒をみていた、と牧野富太郎さんは綴っておられました。

朝ドラ「らんまん」の寿恵子は、かなりモデルに近く描かれているんですね！

ひたすら夫と家族に尽くす・・・。わたしには絶対ムリです（笑）

家が貧しくても、寿衛子さんは子どもたちに「学問のための貧乏だから、恥ずかしがることはない」と言って育てたそうです。

牧野寿衛子が待合茶屋の渋谷に！転身して牧野富太郎を支えた史実とは？

お金に困窮していた牧野家。ここでふたりは大きな決断をします！

朝ドラ「らんまん」寿恵子のモデル、牧野寿衛子さんは待合茶屋の経営に乗り出します！

大家族を養っていくため、何とかお金を得なければならない。。。そう考えた牧野寿衛子さんは、菓子屋をやっていたことがありましたが、もっと稼げる待合茶屋を始めることにしました！

そして待合茶屋に目をつけて、自分で待合茶屋を経営しようと決心します！

待合茶屋の経営 寿衛子さんは3円の資金で、荒木山に小さな一軒家を借り、実家の別姓をとって「いまむら」という待合茶屋を始めたのです。

ちなみに、現在の道玄坂を上った先にある円山町かいわいは、昔は「荒木山」と呼ばれ、明治時代初期までは廃屋とやぶだけがある場所だったそうです。

ドラマでも、現在では一等地の渋谷が何もない場所であると話をされていました。

そのころ、牧野家が住んでいたのも渋谷の荒木山。そこは代々木の練兵場（現在の代々木公園の一帯）で軍事練習を行う将校らが通う、三業地として知られていて、政治家や実業家が集まる料理屋や間違いが軒を連ねているにぎやかな街でした。

練兵場の話はドラマにも登場しましたね。

そんな荒木山に待合茶屋を開店！寿衛子さんは家族と別居し、経営に専念します。

ところが寿衛子さんが待合茶屋を経営していることで、風紀上よろしくない、と大学に出入りしている牧野富太郎さんへの風当たりも強くなります。

牧野富太郎さんは生活のためであり、別居もしているので大学には何の迷惑もかけていない、と思っていました。

待合茶屋のことで大学から呼ばれた牧野富太郎さんでしたが、五島理学部長が同情してくれたこともあり、大事には至らなかったそうです。

関東大震災も逃れ、最初は順調な経営でしたが、悪いお客がつくようになり、貸し倒れが生じてしまいついに閉店となってしまいました(>_<)

待合茶屋を閉店後・一軒家を建てる

寿衛子さんは一軒家を建てると言い、火事で大事な資料や標本が燃えてしまわないよう、雑木林の真ん中に決めました。

それが東京の大泉です。

将来は家に標本館を作り、東大泉に植物園も！という夢をもっていたおふたり。

ところが、家が建って間もなく寿衛子さんは、悪性の腫瘍による病気でで亡くなってしまいます (T_T)

享年55歳でした。

スエコザサ

スエコザサは牧野富太郎さんが1927年に発見した新種の笹です。寿衛子さんが亡くなる1年前のこと。現在はアズマザサの変種に分類されています。

ずっと家族を支え続けた寿衛子さんに感謝し、牧野富太郎さんは「スエコザサ」と名付けました。

ではなぜササに愛する妻の名前を付けたのか？

仙台市にある野草園の元園長で、スエコザサに関する論文を発表している上野さんは、このように解説しておられます。

ササは日本の植物群を代表するグループのひとつ。牧野富太郎さんもかなり力を入れて研究されていた。

そのササに愛妻の名前をつけることで、これからも研究を続けるという決意を示すためではないか。

そしてこのスエコザサは、力強さと美しさを兼ね備えた姿なので、寿衛子さんにふさわしいと思ったのではないか。

引用元　NHK公式サイト

寿衛子さんと外出することを、とても喜んでいたという牧野富太郎さん。生涯愛されていたんですね。

ということで牧野寿衛子さんは待合を経営し、牧野富太郎さんの研究や、家計の手助けをしていました。

貧しくても文句も言わなかったという寿衛子さんも、生涯牧野富太郎さんを愛しておられたのでしょう。

牧野寿衛子が待合茶屋の渋谷に！転身して牧野富太郎を支えた史実まとめ！

【らんまん】笠崎みえのモデルは実在？寿恵子の叔母で料亭の女将

NHK連続テレビ小説「らんまん」主人公、槙野万太郎の妻は、浜辺美波さんが演じている牧野寿恵子。

モデルは、万太郎のモデル、牧野富太郎さんの妻、牧野寿衛子さんです。

牧野寿衛子さんは史実で「待合」という、会合所のようなところを経営していました。

待合は料亭と似ていますが、料理は作らず仕出しなどを提供。芸者などを読んだりする会合や、接待所、会議などとして利用する場所です。

最初は順調に経営していましたが、素人経営ゆえかタチの悪い客がつき、貸し倒れなどにより廃業となってしまいました。

そんなエピソードがこれから「らんまん」で描かれると思います！

どんなに苦しくても牧野富太郎さんと家族を支え続けた牧野寿衛子さん。

この待合が「らんまん」でどう描かれるのか、どうぞ楽しみにしていてください！

朝ドラ「らんまん」
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