尾高長七郎と渋沢栄一との関係は命の恩人?史実まとめ

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渋沢栄一(しぶさわえいいち)を主人公にした大河ドラマ「青天を衝け(せいてんをつけ)」が絶賛放送中です!

2021年3月28日放送の第7話では、吉沢亮さん演じる栄一が遂に幼馴染の千代(ちよ)に想いを打ち明けるという展開になりそうですね。

そしてドラマの中でその後押しをしてくれるのが、栄一のあこがれの存在でもある、千代の兄・尾高長七郎(おだかちょうしちろう)です。

満島真之介さんが演じており、剣の腕前が凄くてカッコイイですよね〜(^^)/

そんな尾高長七郎と渋沢栄一の関係は史実ではどうだったのか?気になる方も多いと思います。

実は尾高長七郎は、渋沢栄一の命の恩人と言って良いほどの大きな存在だったのです!

今回は大河ドラマ「青天を衝け」で満島真之介さんが演じる尾高長七郎について、史実での渋沢栄一との関係を中心に史実をご紹介していきたいと思います。

目次

尾高長七郎と渋沢栄一の関係とは?天狗の化身の異名を持つ剣の使い手!

青天を衝け血洗島村のロケ地や由来は?武蔵国は実在する?

尾高長七郎は幕末の1838年、武蔵国榛沢郡下手計村(はんざわぐんしもてばかむら)で尾高家の次男として誕生しました。

父はその地の名主でもある尾高勝五郎で、母親はやへ(手塚理美)です。

兄は尾高惇忠(田辺誠一)で、妹に千代(橋本愛)、そして末の弟に平九郎(岡田健史)と4人兄弟。

渋沢栄一(吉沢亮)とはいとこ同士で、母のやへが栄一の父・市郎右衛門(小林薫)の姉という関係。

そして史実もドラマと同じで、千代と栄一が結婚しますので、栄一の義理の兄になるんですね。

そんな尾高長七郎は、兄・惇忠の影響から幼くして儒学、剣術を学び、兄をも超える剣術の腕に成長しました。

その腕前は目を見張るもので、天狗の化身とも呼ばれるほどの腕前だったとか。

後年、渋沢栄一も「尾高長七郎は、二つ年上で、大柄で腕力があり、かつまた剣術においては非凡な力量を身に着けた人だった」と語っていたようです。

 

 

尾高長七郎は坂下門外の変関与疑惑で追われる身に!渋沢栄一のおかげで命拾い?

尾高長七郎は、家業を継ぐ兄の意思を受け継ぐ形で剣術を学ぶために江戸に出ました。

長州藩の久坂玄瑞、水戸藩の原市之進などと交流を持ち、尊王攘夷の思想に興味を抱いていきます。

栄一ものちに父親を強引に説得して、尾高長七郎を頼りに江戸で剣を学ぶことになるんです。

わずか二ヶ月ほどの期間だったようですが、江戸遊学は栄一にも大きな影響を与えます。

そして、1862年尾高長七郎に危機が訪れるのです。

公武合体を推進した老中・安藤信正が襲われるという坂下門外の変が起こります。

安藤信正の暗殺は未遂に終わりますが、尾高長七郎も関与したのでは?と幕府に追われることに!

長七郎は、今回の件の首謀者・大橋訥庵(山崎銀之丞)の私塾に入っていたことから疑わてしまったんです。

大橋訥庵と渋沢栄一の関係とは?【青天を衝け】

そのとき長七郎は地元に戻っていましたが、疑われているのも知らずに江戸に向かってしまいます。

栄一は長七郎の危険を察知し追いかけて、熊谷宿で出会い江戸行きを思いとどまるように説得し、信州を経て、長七郎は京都へ逃れ潜伏生活を送ることになったのです。

 

 

 

尾高長七郎は渋沢栄一の攘夷計画を命をかけて止めてくれた命の恩人!

【青天を衝け】最終回はいつ?いつまで放送?

翌1863年、渋沢栄一は尊王攘夷の思想が抑えきれなくなり、いとこの渋沢喜作(高良健吾)と共に壮大な計画を企てます。

それは上州の高崎城を乗っ取り武器を集めたのち、横浜に向かい外国人居留地を焼き討ちしようというもの。

かなり無謀な計画ですが、当時の尊王攘夷の志士たちはいたって真剣です!

そして栄一は、この計画に賛同してくれる人物を募ろうと京都にいる長七郎に協力を願い出ます。

すると長七郎はすぐさま帰還し、栄一たちの計画は無謀であると猛反対!

これまで尊王攘夷の志士たちは数々の事件を起こしていましたが、ことごとく失敗。

長七郎は「八月十八日の政変、天誅組の変、生野の変などすべてが攘夷派の敗北に終わり、寄せ集めの兵力では何もできない」と切々と栄一に語ります。

しかし栄一もすぐには首を縦に振らず、二人の言い争いは徹夜に及んだと言われています。

長七郎は栄一と刺し違えても、決行を阻止したいという勢いで説得に及びます。

そして最終的には「長七郎の意見ももっともだ」と冷静になった栄が折れる形で、高崎城襲撃計画は中止となったのです。

後に渋沢栄一はこう語っていました。

「自分たちの決心はとんでもない無謀であった。本当に長七郎が命を救ってくれたといってもよい」

もし実行されていたら、渋沢栄一は死んでいた可能性も(^^;

栄一にとって尾高長七郎は、命の恩人と言っても過言ではないかもしれませんね!

 

 

尾高長七郎と渋沢栄一との関係や史実とは?投獄されたのち病で死去

尾高長七郎の必死の説得で攘夷実行を思いとどまった栄一と喜作は、その後京都に向かう事になり、平岡円四郎(堤真一)のつてを頼って、徳川慶喜(草彅剛)の家臣となります。

平岡円四郎と渋沢栄一の関係とは?暗殺で衝撃の最期

一方、長七郎は地元に残り、遅れて京都に向かう約束となっていましたが、江戸に出る途中の戸田ヶ原にて飛脚を斬ってしまい投獄されてしまうのです。

一説には乱心を起こした、幕府の追手と誤認して殺害してしまったといわれています。

その後、栄一は長七郎を救い出そうと尽力しますが、大勢の前で人を斬ったとあってそう簡単には釈放させることが出来ませんでした。

そして1868年夏になり、長七郎はようやく出獄を果たしますが、その後すぐに病を患い亡くなってしまうのです。

享年33歳、若くして栄一の命の恩人は人生を終えることになりました。

 

 

尾高長七郎は渋沢栄一と千代のキューピット?

青天を衝けで尾高長七郎を演じているのは満島真之介さんです!

ドラマの中でも栄一の憧れの存在として描かれており、第6話では道場破りの真田範之助を打ち負かすなどかなりカッコイイ人物として登場していますね(^^)/

真田範之助と渋沢栄一の関係は?道場破りの史実

そして兄弟思いの一面もあり、妹の千代は自分より強い奴でないと嫁にはやらないとも言っていました(^^;

しかし、千代と栄一がお互い思いあっていることは知っているようで・・・

第7話では栄一の背中を押してくれるかのように手紙をしたためてくれます。

「お千代といっしょになるのはおめえかと思っていた」

「本当にお前はこのままでいいのか」

実はこのとき、喜作と千代の縁談が進んでいたのです!

栄一はこの手紙をきっかけに千代に想いを伝えます。

そして喜作との決闘の末に、無事千代と結婚することになるんです(^^♪

渋沢栄一と千代の結婚ネタバレは離婚?再婚など波乱万丈?

長七郎は、栄一と千代の恋のキューピット的な存在でもあるんですよね。

史実でもそのようなやり取りが有ったのかは不明ですが(^_^;)

今後、尾高長七郎は様々な場面で栄一を助けてくれるのだと思います!

 

尾高長七郎役の俳優は満島真之介!

そんな長七郎を演じる満島真之介さんは現在31歳で、女優の満島ひかりさんの弟としても知られていますね。

若かりし頃、自転車での日本一周に挑戦し、北海道から鹿児島県まで全国各地を回ったエピソードは有名な話ですね。

プライベートでは、2014年にはお姉さんのマネージャーさんとご結婚。しかし残念ながら2017年に離婚されています。

元々は映画の演出助手など裏方をされていたそうですが、一念発起して俳優を目指すことになり、「梅ちゃん先生」「BG〜身辺警護人~」など数々の作品に出演しています。

2013年には映画で主演も果たしています。

そして2020年のBSのドラマでも連続ドラマ初主演。

大河ドラマは「いだてん 東京オリムピック噺」以来二度目です。

演じていた吉岡信敬は熱い男で、上半身裸で掛け声をあげるなどインパクト抜群でしたね(笑)

先日、デビュー以来所属してきたユマニテを退社し、株式会社veleta104へ移籍したことが話題に。

大河ドラマのメインキャストで話題になっていることから、移籍後も順調に活動していることがわかりますね。

尾高長七郎と渋沢栄一との関係や史実とは?まとめ

渋沢栄一の姉なかの史実は?縁談と祈祷師は実話?

今回は「青天を衝け」で満島真之介さん演じる尾高長七郎について紹介しました。

渋沢栄一のいとこで、憧れの存在でも剣術の使い手、長七郎。

のちに尊王攘夷の無謀な計画を実行とする栄一を必死に止めてくれることになり、命の恩人と言ってもよい存在です。

しかし、最後は人を斬った罪で投獄され、出てきてすぐに病で亡くなってしまうという歴史にはあまり名を残さなかった人物です。

歴史に「タラレバ」は無いとは思いますが、もし長七郎が明治の時代に生きていたら・・・

歴史にもっと名を残す人物になっていたかもしれません。

そんな長七郎が3月28日放送の第7話以降、さらに活躍を見せてくれると思いますので是非「青天を衝け」を皆さんご覧ください!

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