太陽の女カルメンのモデルは椿姫?高城百合子の駆け落ちは実話?

  • URLをコピーしました!
#ad #PR #スポンサー

「太陽の女カルメン(たいようのおんなかるめん)」という映画の撮影が、朝ドラ「おちょやん」で始まります。

撮影をするのは、杉咲花(すぎさきはな)さん演じるヒロイン、竹井千代(たけいちよ)が所属することになった鶴亀撮影所です。

この映画「太陽の女カルメン」の主役は、井川遥(いがわはるか)さん演じる、トップスターの高城百合子(たかしろゆりこ)。

ところがその撮影中に、高城百合子は駆け落ちをしてしまいます(>_<)

今回は朝ドラ「おちょやん」に登場する「太陽の女カルメン」のモデルについて調べてみました。

「太陽の女カルメン」にモデルはあるのでしょうか?実在する映画が元ネタになっているのでしょうか??

わたしが予想したのは「椿姫(つばきひめ)」♪です。その理由も史実から紹介していきます。

さて、私の予想は当たってる???主役の駆け落ちは実話だった?

朝ドラ「おちょやん」の太陽の女カルメンに関する原作のネタバレもあるので、閲覧注意です!

目次

太陽の女カルメンのモデルは椿姫?高城百合子が駆け落ちに関係?

高城百合子のネタバレ!波乱万丈な女優人生【おちょやん】

太陽の女カルメンのモデルは高城百合子のネタバレに大きく関係?

映画「太陽の女カルメン」のモデルのご紹介の前に原作ノベライズのネタバレをご紹介します。

鶴亀撮影所で女優としてスタートした千代(杉咲花)。

大部屋女優としてスタートしましたが、先輩たちの嫌がらせや失敗続きで、とうとう役をもらえなくなってしまいました。

そんなある日。監督とケンカをして撮影所から飛び出してきた高城百合子と偶然再会します。

百合子は千代を覚えていませんでしたが(^^;)、千代が岡安で千代を匿っていたことを話すと、百合子はようやく思い出しました。

あのときも百合子は舞台から映画に行くように言われ、反発して鶴亀を飛び出していましたね(笑)

百合子は千代に「いい役がつくように所長に頼んであげる」と約束してくれました。

ところが間もなくして、百合子は相手役の男優と、「太陽の女カルメン」の撮影中にもかかわらず駆け落ちしてしまいます(>_<)

監督をジョージ本田(川島潤哉)に変え、主演はミカ本田(ファーストサマーウイカ)になりました。

ミカ本田は「太陽の女カルメン」で、若い妻の役をやっていましたが、その若い妻は千代が演じることに(≧∇≦)

ちゃ~んと百合子が売り込んでおいてくれたんです♪

千代の演じる若い妻は、何度も夫に裏切られ、捨てられてしまうという切ない女性。

千代は切なさをうまく演技できず、監督から怒られてしまいますが・・・。

という展開になります。

「太陽の女カルメン」がどんなストーリーなのかは、原作では描かれていません。

わかっていることは、太陽のような女性が主人公で、おそらくラブストーリー?

そして夫に裏切られる若い妻が、出てくるということです。

さて、モデルとなる映画はあるのでしょうか?

太陽の女カルメンのモデルは椿姫?高城百合子のモデルが主演の岡田嘉子?

個人的に太陽の女カルメンのモデルが「椿姫」であると思った理由の一つは、高城百合子です。

高城百合子は、ドラマの中で、これから駆け落ちをするのですが、同じように「椿姫」の主演女優が駆け落ちした事件があったんです!

女優さんの名前は、岡田嘉子さんで、もしかしたら、高城百合子のモデルは岡田嘉子さんの可能性があるのでは??と思っています。

以降で、「椿姫」と主演女優の岡田嘉子さんについて、詳しくご紹介していきます。

 

 

太陽の女カルメンのモデルが椿姫だと思う理由は駆け落ち?

高城百合子のモデルは女優で人形の家や駆け落ちと関係?

太陽の女カルメンのモデルが椿姫の理由はタイトル?

先程「太陽の女カルメン」が「椿姫」がモデルだと思った理由を「高城百合子」だと説明しましたが、もう一つモデルとした理由があります。

わたしが「椿姫」だと予想したもう一つの理由はタイトルです。

太陽の女は夏のイメージ。椿はそのまんま春のイメージ。

そしてカルメンという女性の名前と、女性を指す姫という言葉。

なんとなくイメージがピッタリだったからです(^-^)

では椿姫のストーリーは?というと、主人公のヴィオレッタは高級娼婦です。

あれ?どこかで聞いたような?と思った方は「エール」をご覧になっていたはずです。

「エール」でもヒロインの音(二階堂ふみ)が演じるはずだったヴィオレッタ。

ですが妊娠がわかり、降板し学校も辞めてしまいました。

このときはオペラの「椿姫」でした。

高級娼婦のヴィオレッタに恋をした青年貴族のアルフレード。

猛烈にアタックし、ヴィオレッタも心が揺れますが、アルフレードの父はその恋を許しませんでした。

アルフレードの父に説得され、ヴィオレッタは遠くへ旅立ちます。

やがてふたりは再会しますが、アルフレードは黙っていなくなったヴィオレッタを罵倒。

そのままヴィオレッタは倒れ、間もなく結核によりアルフレードの腕の中で息を引き取るー。

という悲恋でした。

残念ながら千代の演じる裏切られ妻の存在はわかりません。

主演女優の岡田嘉子は高城百合子のモデル?駆け落ちでクビ

日本で1927年に公開された映画「椿姫」は、主演の岡田嘉子さんに合わせ、大きくストーリーが書き換えられたといいます。

当時日本のトップ女優で人気の高かった岡田嘉子さん。

1926年には8作品の映画に出演したそうです。当時日活に所属していて、新しいタイプの女優として注目されました。

残念ながらこの「椿姫」の映画のストーリーはわかりませんでしたm(__)m

岡田嘉子さんは千代のモデル、浪花千栄子さんより5歳年上で1902年生まれです。

日本人離れしたとっても美しい人ですが、オランダとのクォーターです。

父親が新聞記者だったことから、婦人記者として「北門日報」に入社。慈善演芸会でヒロインを演じ、その美貌が話題となりました。

父の知り合いだったという、芸術座の中村吉蔵さんに弟子入りしますが、その年に芸術座は解散してしまいます。

中村吉蔵さんは松竹と提携し、新芸術座を立ち上げ、岡田嘉子さんはスター女優になりました。

映画女優として活動を始めたのは1923年。高城百合子も舞台女優から映画女優へと移りましたね。

そして「椿姫」撮影中に相手役の俳優、竹内良一さんと駆け落ちし、日活をクビになります。

その後竹内良一さんと結婚しますが、1936年に演出家の杉本良吉さんと不倫を・・(^^;)なかなか激しい人生を歩んだようですね。

主演女優の岡田嘉子は駆け落ち後にロシアへ

当時は戦時中で、プロレタリア活動に関わったことのある杉本さんの逮捕が予想され、ふたりはロシアに逃避行しました。

ところが、スパイ容疑で杉本さんは銃殺刑になり、岡田嘉子さんも数年間幽閉されています。

釈放されたあともロシアに残り、ロシアでアナウンサーをされていたそうです。

そしてロシアで11歳年下の俳優、滝口新太郎さんとご結婚され、1972年に新太郎さんの遺骨を抱き35年ぶりに日本に帰国しました。

日本ではテレビに出たりしましたが、1986年にロシアに戻り、モスクワの病院でお亡くなりになっています。

亡くなったのは1992年、岡田嘉子さんは89歳でした。

ということで、相手役の俳優と「太陽の女カルメン」撮影中に駆け落ちした高城百合子のモデルは、岡田嘉子さんだと思います。

岡田嘉子さんがすっぽかした映画(^^;)は「椿姫」。

なので「太陽の女カルメン」のモデルは「椿姫」なのかな??と予想しています。

それにしても岡田嘉子さんって、情熱的な女性でしたね。

高城百合子の逃避癖?はそのまんま岡田嘉子さんといえると思います(笑)

でもどうして岡田嘉子さんは駆け落ちしたのでしょうか。

 

 

太陽の女カルメンのモデルの撮影中の駆け落ちは実話?

小暮真治【こぐれしんじ】のモデルは実在?助監督が恋の相手だった?

「太陽の女カルメン」のモデルが「椿姫」で、その撮影中に主演の岡田嘉子さんと相手役の竹内良一さんは駆け落ちしてしまったので、「おちょやん」での駆け落ちは実話です。

「椿姫」は岡田嘉子さんを主役に、村田実監督作られることになりました。

岡田嘉子さんの相手役には、1927年公開の岡田嘉子さん主演映画「彼をめぐる五人の女」で映画デビューした、新人俳優の竹内良一さん。

そのころ岡田嘉子さんは、家庭のある俳優、山田隆弥さんと不倫関係に。

そのことは周りも承知で、岡田嘉子さんはそんな関係に悩んでいたといいます。

撮影中のギャラリーの見守る中、村田監督は岡田嘉子さんの演技を罵倒。

最初から村田監督と岡田嘉子さんの、主役に対する構想が食い違っていて、岡田嘉子さんは迷いながらの撮影スタートとなったそうです。

とうとう村田監督の演技指導に、耐えられなくなった岡田嘉子さん。

相手役の竹内良一さんに相談しているうち、お互い恋に落ちてしまったそうです(#^^#)

そして夕方からロケが始まる日。待っても二人はロケ場所に来ません。

日活は二人が駆け落ちしたと知り、捜索を開始しました。

その後叔母のところに身を寄せていたことがわかり、日活は二人を解雇しています。

「椿姫」ですが、夏川静江さんと東坊城恭長さんで撮り直しすることになります・・・が、映画は不評だったそうです(^^;)

ですが夏川静江さんは岡田嘉子さんが去ったあと、日活の看板女優へと育っていきました。

さて。駆け落ちした岡田嘉子さんと竹内良一さんがどうなったかというと・・・。

おふたりはその後結婚し、岡田嘉子一座を立ち上げ全国を巡業します。

ですがスキャンダルを起こしたことで、岡田嘉子さんに対するファンの反発も大きく、2年後には解散しています。

ということで、「椿姫」の撮影中に主役の岡田嘉子さんと、相手役の竹内良一さんは駆け落ちしてしまいます。

これは「おちょやん」で主演の高城百合子と相手役の男優が「太陽の女カルメン」撮影中に駆け落ちする、というストーリーと一致しました。

なので「太陽の女カルメン」が「椿姫」のモデルといっていいでしょう(^-^)

残念ながら「椿姫」のストーリーはわからなかったので、「おちょやん」で描いてほしいなと思います。

太陽の女カルメンのモデルは椿姫?高城百合子の駆け落ちは実話?まとめ

鶴亀撮影所のモデルは?浪花千栄子が所属していた?

「太陽の女カルメン」はこれから「おちょやん」で撮影される映画のタイトルです。

主演は井川遥さん演じるスター女優の高城百合子。

高城百合子は撮影中、相手役の男優と駆け落ちしますが、実際にそんなことがありました。

駆け落ちしたのは当時ナンバーワンの人気だった岡田嘉子さん。

映画「椿姫」の撮影中に監督に罵倒されたり、私生活では不倫に悩んでいたりしていたためと、言われています。

ということで、「太陽の女カルメン」のモデルは「椿姫」で、高城百合子の駆け落ちは実話でした。

今から100年近くも前に、そんな女優がいたなんて、本当にびっくりですね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次