高城百合子のモデルは女優で人形の家や駆け落ちと関係？

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高城百合子（たかしろゆりこ）はこれから朝ドラ「おちょやん」に出てくる人気女優です。

ヒロイン千代（杉咲花）の憧れとなる女性で、井川遥（いがわはるか）さんが演じます♪

今回は、朝ドラ「おちょやん」に登場する女優の高城百合子のモデルについて、実在する女優さんなのか？？調べてみました。

千代のモデルは喜劇女優の浪花千栄子（なにわちえこ）さん。「おちょやん」は浪花千栄子さんをモデルにした朝ドラです。

さて、浪花千栄子さんが憧れた女優は実在したのでしょうか？その女優とは誰なのでしょうか？

何やら「人形の家」と「駆け落ち」がヒントとなるようで・・・予想考察してみました！

高城百合子に関する、今後のネタバレも含みますので、閲覧注意です。

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高城百合子のモデルは女優で「人形の家」の松井須磨子？

高城百合子とは？上方演劇界のスター女優

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高城百合子（たかしろ　ゆりこ）：井川遥

🎍 #おちょやん登場人物紹介🎍

高城百合子🍵#井川遥

千代ちゃんの憧れるスター女優・高城百合子。スター女優と聞くと近寄りがたいイメージですが、百合子さんはどんな方なんでしょうね？
衣装がどれもステキなんです。うっとりしちゃいますよ…

＼放送開始まであと10日／ #11月30日放送開始 pic.twitter.com/fZbxpzA5d5

— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) November 20, 2020

千代が道頓堀の芝居小屋で目撃して以来、憧れ続けるスター女優。
その美貌と情熱的な演技で観客を魅了する。芸術のために自由な人生を突き進む姿に、千代は大きな影響を受ける。

引用元　公式サイト

高城百合子は上方演劇界において、スター的存在の女優です。

美しく情熱的な演技で観客を魅了。千代にとって憧れの存在となります。

井川遥さんは役作りのため、当時活躍された女優さんたちの映像を見て研究。

印象としては、優雅で謙虚、でも誇り高い、というオーラを持っているとのことです。

井川遥さんにピッタリな役どころではないでしょうか。

「おちょやん」でヒロインの千代は、初めて覗き見た芝居小屋で「人形の家」のお芝居を見ました。

そのヒロインを演じていたのが高城百合子。

千代は百合子の美しさに圧倒されます。

千代が初めて高城百合子と出会うのは、千代がもうすぐ18歳になろうとしていたころの1923年。

身を隠すようにしていた女性を見つけた千代。その女性こそが高城百合子でした。

千代は奉公先の岡安の二階に百合子を連れて行きます。

百合子は舞台女優から映画女優に転身させられるのを嫌がり、隠れていたのです。

千代がお芝居が好きだと知った百合子は、自分でやってみたら、と言って岡安を出て行きました。

このように百合子は千代を女優になるきっかけともなる人物。

さて、浪花千栄子さんにそのような女優との接点はあったのでしょうか？

高城百合子のモデル女優は「人形の家」の松井須磨子？

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「おちょやん」高城百合子のモデルは、はっきりとはわかりませんでした。

ですがわたしは「人形の家」に注目しました。するとひとりの女優が浮かび上がります。

「おちょやん」で高城百合子が演じていたのは「人形の家」です。

この作品は1879年にデンマークで上演された戯曲。

主人公はノラ。ノラの夫は地位の高い弁護士で、何不自由のない生活をしていました。

ですがある事件をきっかけに、自分は夫からただ人形のように、かわいがられていたことを知り、意を決し家を出る、というお話です。

「人形の家」は1911年に帝国劇場や大阪中座などで上演されました。

このとき浪花千栄子さんはまだ4歳なので、時代は少し違います。

このときにヒロインとなるノラを演じたのが松井須磨子さん。

【松井須磨子さん】#松井須磨子 #中山晋平 #島村抱月 #カチューシャの唄
リクエストでカラー化したけどリクエストした方が無反応なのでこちらでアップします。 pic.twitter.com/uNxkMCANCV

— Japan Digital Colorist Association【公式】 (@dmc_sub) September 28, 2020

松井須磨子さんは1886年生まれなので、浪花千栄子さんより20歳近く年上になります。

17歳で親戚のすすめにより結婚しますが、相手方の家から気に入られず、1年で離婚しました。

このころから女優を目指した松井須磨子さん、俳優養成学校を受けますが、平坦な顔だという理由で断られてしまいます。

それでもあきらめなかった松井須磨子さん、なんと当時最先端だった鼻の整形をしました。

ところが不具合も多く、注入したものがズレてしまったり、顔がむくんでしまったりもしたそうです。

その甲斐あり、女優となった松井須磨子さん、このころに2度目の結婚をしますが、1910年に2年で離婚となっています。

そして1911年「人形の家」のノラ役があたり役となり、演出家だった島崎抱月さんと「芸術座」を立ち上げます。

この島崎抱月さんには妻子があり、ふたりは不倫関係にありました。

1913年にはトルストイ原作の「復活」で、カチューシャ役が人気となり、トップ女優となっています。

この劇の主題歌「カチューシャの唄」も大ヒット♪日本初の歌う女優が誕生しました。

1915年にはロシアに行き、ロシアと合同の講演をおこない成功。歌も演技も順調でしたが、1918年に島崎抱月さんがスペイン風邪で亡くなってしまいます。

その2か月後、松井須磨子さんは自ら命を絶たれました(T_T)

享年32歳。本当に波乱万丈な人生ですね。

ちょっとネタバレになりますが、「おちょやん」の高城百合子はもうちょっと先になりますが、俳優と駆け落ちをします。

松井須磨子さんは駆け落ちもしておらず、不倫相手も俳優ではなかったので、ちょっと違うかもしれません。

そこで俳優と駆け落ちをした女優に注目してみました。

高城百合子のモデルは女優で「俳優と駆け落ち」した岡田嘉子？

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岡田嘉子さんは1902年生まれで、浪花千栄子さんより5歳年上です。オランダとのクォーターのため日本人離れした美人。

1919年、松井須磨子さんが自殺したことで「芸術座」が解散。

岡田嘉子さんは劇作家の中村吉蔵さんの弟子となり、中村吉蔵さんは松竹と提携し「新芸術座」を設立しました。

その後岡田嘉子さんは新劇のスター女優となり、1923年から映画女優として活動を始めます。

ここもネタバレになりますが、「おちょやん」の高城百合子も舞台女優から映画女優になります。本人はイヤがりますが(^_^;)

そして映画の撮影中、監督と喧嘩をしてそのまま相手役の男性俳優と駆け落ちをする、という展開になります。

まさにこのままのストーリーが岡田嘉子さんの人生でした。

岡田嘉子さんは「椿姫」の撮影中、監督から罵倒されたことで、相手役だった竹内良一さんとそのまま駆け落ち。

スキャンダル女優の元祖ですね(^_^;)

1936年には舞台で一緒になった演出家の杉本良吉さんと不倫関係に。

当時戦時中で、プロレタリア活動にかかわったことのある杉本良吉さんが逮捕されるかも、ということでふたりはロシアに逃避行します。

ですがロシアでスパイ容疑をかけられ、杉本良吉さんは銃殺刑に。

岡田嘉子さんも数年幽閉されました。

戦後岡田嘉子さんは日本には戻らず、ロシアでアナウンサーをし、俳優で11歳年下の滝口新太郎さんとご結婚。

1972年に夫の遺骨を抱いて35年ぶりに帰国しました。

その後日本のテレビ番組にも出演していましたが、1986年にロシアに戻り1992年、モスクワの病院で89歳でお亡くなりになりました。

まさに恋に生きた人生だったのではないでしょうか。

情熱的な演技をする、高城百合子のモデルとしてふさわしいかもしれませんね。

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高城百合子役のキャスト女優の井川遥のプロフィールは？

おちょやん福富のモデルは？芝居茶屋の岡安の敵対関係は実話？

名前　井川遥（いがわ　はるか）
生年月日　1976年6月29日（44歳）
身長　167cm
出身地　東京都

引用元　公式サイト

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東京出身の井川遥さん。東横学園女子短期大学を卒業後、OLとして働いていました。

ですがおよそ半年で辞め、モデルとして活動を始めます。

本格的にデビューしたのは1999年の水着ガール。グラビアで活動をするようになりました。

映画やテレビドラマには2002年ころから出演するように。

2010年からは雑誌「VERY」の表紙モデルをされています。

CMの出演も多いです。アサヒ「ディアナチュラ」やサントリー角ハイボールなどなど。2018年からはコーセー『ONE BY KOSE　メラノショットホワイト』のイメージキャラクターもされています。

癒し系の美女、ということで好感度も高いようですね。

ご結婚は2006年。お相手は14歳年上のファッションデザイナー松本与さん。松本さんは音響メーカーでスピーカーが有名だった、パイオニアのご子息です。

現在は香港の投資会社の子会社となってしまいましたが。

2009年に女の子を、2012年に男の子が誕生しています。

井川遥さんのドラマ代表作をご紹介しましょう。

2002年　空から降る一億の星
2006年　純情きらり
2007年　風林火山
2006年　ブスの瞳に恋してる
2010年　素直になれなくて
2010年　フリーター、家を買う。
2011年　グッドライフ～ありがとう、パパ。さよなら～
2011年　胡桃の部屋
2013年　ガラスの家
2015年　流星ワゴン
2015年　花燃ゆ
2016年　かもしれない女優たち
2016年　スニッファー嗅覚捜査官
2017年　貴族探偵
2017年　先に生まれただけの僕
2018年　半分、青い。
2020年　半沢直樹

主演作は意外と少なく「ガラスの家」と「かもしれない女優たち」のみのようです。

大河ドラマは2作品。「風林火山」では伊勢役を。「花燃ゆ」では高須久子を演じました。

朝ドラは今回が3作品目。「純情きらり」ではメインキャストとなる、ヒロイン桜子（宮崎あおい）の姉、杏子を演じています。

また「半分、青い。」ではクールビューティな秘書を演じました。90年代に流行ったピンクハウスの衣装も話題となりましたね♪

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そして印象深かったのが2020年の「半沢直樹」でしょう(^^)