紺碧の空【応援歌】古関裕而の作曲は実話で実在?

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2020年5月18日からNHK朝ドラ「エール」では窪田正孝さん演じる主人公の古山裕一(こやまゆういち)がなんと早稲田大学の応援歌である「紺碧の空(こんぺきのそら)」の作曲に挑みます。

「紺碧の空」は早稲田大学の応援歌という設定で、前の週にいきなり古山裕一の元に、ごつい応援団員たちが押し寄せてくるラストシーン。

これから面白くなりそう!!という予感でわくわくしますよね。

そんな早稲田大学の「紺碧の空」なのですが・・・なんと実在する曲なんです。

応援団長の田中陸さんも実在する人物だと言われています。そして、「紺碧の空」を作曲したのも、古山裕一のモデルになった実在の作曲家の古関裕而さん!そう、実話のエピソードなんです。

今回は朝ドラ「エール」に登場する早稲田大学の応援歌「紺碧の空」について、また古関裕而さんの実話の作曲エピソードをご紹介していきます。

目次

「紺碧の空」は早稲田大学の応援歌で実在!古関裕而が作曲

エール田中隆モデルは誰?応援団長はタモリと深い関係?

それでは、まず、実在する紺碧の空を聞いてみましょう♪

さすが名門早稲田大学。入学式の動画ですが、非常に盛り上がっていますね。

そしてこんな動画も。

なんと!!!結婚式の余興に。

それだけ早稲田大学にとって重要な盛り上がる歌であることがわかります。

そしてツイッターでも朝ドラでエピソードが放送される直前、こんなツイートが多数です。

早稲田大学の各部でツイートが多数出て盛り上がっています。

自粛生活で、思うように活動できないと思いますが、今回の朝ドラで大盛り上がりできそうですね。

そんな「紺碧の空」は作詞は当時の応援部が学内募集した歌詞の中から選ばれたんです。

当時の西條八十教授が、なんと1文字の修正もせずに選出したのは、当時の高等師範部3年の「住治男」さん。そう作詞は有名な作詞家さんではなく、当時の学生さんだったんです。

そしてその詞に主人公の古山裕一のモデルになった実在の作曲家である古関裕而さんが作曲することに。昭和2年の出来事です。

戦前のことだったんですね。

今回はそんな「紺碧の空」の古関裕而さんが作曲のエピソードをご紹介していきます。

 

 

「紺碧の空」の朝ドラ「エール」のあらすじは?古山裕一が作曲の依頼を受ける

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では、まずは、朝ドラエールでの「紺碧の空」のネタバレあらすじをご紹介していきます。

竹取物語のコンクール受賞という輝かしい功績のある古山裕一。不況により、イギリス留学はなくなってしまいますが、音と結婚することができ、また音のおかげで「コロンブスレコード」と作曲家として契約することに。

ここから、バンバン名曲を作るはずが・・・そう簡単にはいきません。

コロンブスレコードとは、年俸3千5百円というかなり高額な契約。これは、ヒット曲を作って還元しなければならないということです。

そして、最低でも月に2曲は作らなければなりませんでしたが、裕一の作った曲はすべてボツになってしまいます。

なかなか曲が作れないまま月日が流れていく裕一は追い詰められていきます。

そんな中、手を差し伸べたのが・・・なんと裕一の小学校の同級生である佐藤久志(山崎育三郎)。音と同じ音楽学校に通っているのですが音から裕一が苦悩している話をきき・・・佐藤久志が紹介したのがこの応援歌作曲の話です。

早稲田野球部といえば、ライバルは慶応。早慶戦で早稲田が連敗をし始めたのは、慶応大学が新しい応援歌「若き血」ができてからという早稲田大学の学生たち。

応援団長の田中隆は、心湧きたつような新しい応援歌を作りたい!!!!と思い、裕一に作曲を依頼しました。

すでに「紺碧の空」というタイトルと詩は決まっていました

そして・・・期限はなんと2週間。

この応援歌への取り組みが、裕一のターニングポイントとなる重要なエピソードです。

ではこのエピソードは実話なのか?以降でご紹介していきます。

 

 

「紺碧の空」の古関裕而の作曲の実話エピソードとは?

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「紺碧の空」作曲のきっかけは早稲田と慶応の対決?

では「紺碧の空」の作曲エピソードのご紹介をしていきます。

「紺碧の空」が作曲された、昭和2年。

当時、早稲田大学のライバルである、慶應義塾応援歌「若き血」が一世を風靡していました。

早慶野球戦は昭和2年、3年と慶応大学が全勝していて、4年の3勝3敗をはさみ、昭和5年も慶応が春秋4連勝と絶好調。

以下、第18話のあらすじなのですが・・・

古山家に、早稲田大学応援部の団長(三浦貴大)たちが押しかけてくる。早慶戦で慶応に連敗を喫した早稲田の応援団員たちは、慶応義塾の新しい応援歌「若き血」が歌われだしたことから連敗が始まったと考えて、自分たちにも心沸き立たせるような新しい応援歌が必要だと考えたのだ。早慶戦まで2週間。公募ですでに決定している「紺碧の空」の詩に、曲をつけてほしいとお願いされた裕一(窪田正孝)だが、曲は出来ず…。

引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/72075509/

本当に実話なんですね!

慶応義塾大学の勢いに、早稲田大学はただ圧倒されるばかりで、早慶戦の勝敗が大学内の雰囲気を大きく左右していたそうです。確かに今でも野球は非常に盛り上がりますが当時は更に大学内でもウエイトが置かれていたイベントだと思います。

なんと、キャンパスないは、非常に重苦しい雰囲気だったそうです(^^;

そこで早稲田大学が息を吹き返すために、慶応義塾の新しい応援歌「若き血」に対抗できる応援歌が必要!!ということで、「紺碧の空」の詩を学内で募集し決定。タイトルと詩決まった状態で、作曲家を探していました。

しかし・・・作曲家がなかなか決まりません。

慶応義塾の「若き血」に勝てる応援歌を作ってもらわなくてはいけません。

誰でもよいという訳ではありませんでした。

 

 

どうして古関裕而が紺碧の空を作曲?伊藤久男が関係?

佐藤久志のモデルは伊藤久男で歌手!ネタバレも

ではどうして「紺碧の空」を古関裕而さんが作曲することになったのでしょうか?
エール」の佐藤久志(山崎育三郎)のモデルである伊藤久男が関係していました。

伊藤久男さんと古関裕而さんは、同じ福島出身でした。

古関裕而さんの妻で、音(二階堂ふみ)のモデル、古関金子さんと同じ音楽学校に通っていたこともあり、ふたりは交流を持つようになります。

その伊藤久男さんの従弟に伊藤戌さんという人物がいて、その方が早稲田応援部の偉い人だったんです。

伊藤久男さんから紹介された、そして作曲家の古関裕而さんに「紺碧の空」の依頼することになったそうです。

当時、ドラマの「コロンビアレコード」のモデルの「日本コロンビア」専属だった古関裕而さん。

ただ、輝かしいコンクール優勝という経歴はあるものの、古関裕而さんはまだ当時無名で、応援歌にお金を使えない早稲田にしてみれば、願ったりの人物だったようです。

もちろん経歴はありませんでしたが「(古関裕而には)未来はある!!」と古関裕而さんを見込んで「紺碧の空」の作曲を依頼した早稲田大学の関係者たち。この方々の見る目も名曲誕生に大きくかかわってきたんですね。

ちなみに、当時まだ21歳という若さの古関裕而さん自身も、この依頼を喜んで受けたそうです。

もちろん、応援歌など作曲した経験のない古関さんは、最初は苦労したようで、ピッタリしたリズムが全く浮かびませんでした。

特に「覇者覇者ワセダ」の歌詞の旋律は何回も書き直したというエピソードがあります。

そして苦悩しながらも「紺碧の空」が完成しました。

ちなみに、当時、「少し難し過ぎる」との批判も一部あったとのことです。

しかし、歌っているうちに「これでいける!」という事になり互いに胸をなでおろしたそうです。

本当に苦労して出来上がった名曲なんですね。

 

 

紺碧の空を古関裕而が作曲した結果・・・

では、もちろん素敵な歌ができたことはわかるのですが、早稲田大学の慶應義塾大学との早慶戦の結果はどうだったのでしょうか??

なんとこの応援歌ができたことで、早稲田は5連敗を免れたんです。すごいですね。歌の力って驚きです。

そして先ほど見てもらった通り、「紺碧の空」は早稲田の応援歌として定着します。

早稲田大学のホームグラウンドでは、早稲田に点数が入るたび、みんな起立して肩を組み「紺碧の空」を歌ったとのこと。

そして現在でも歌い継がれる名曲となったんです。

ちなみに「紺碧の空」なんと早稲田大学の第6応援歌だったんです。

しかし、今では第1応援歌に格上げ。その前に作られた5つの応援歌はいつのまにか消えてしまったとのことです(^^;

そりゃ、天才作曲家の古関裕而さんの原点となった曲です。認められるのは当たりまえですね。

この作曲がきっかけとなり、古関裕而さんは以降多くの名曲を世に送り出して天才作曲家への道を進んでいきます。

 

「紺碧の空」の古関裕而の作曲で実在のまとめ

コロンブルレコードで倒れてしまうほど、苦悩する古山裕一を大きく変えるきっかけになる、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」は、モデルとなった古関裕而さんの実話であることがわかりました!

コロナ感染騒動で少しくらい雰囲気の日本の朝を盛り上げてくれそうな応援歌の完成!

是非朝ドラ「エール」を見て元気になりましょう。

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