二階堂ふみさん主演のフジテレビ木曜ドラマ「ストロベリーナイトサーガ」。
竹内結子さん主演の人気ドラマシリーズのリメイクです。
そんな「ストロベリーナイトサーガ」の5月23日放送の第7話と次の週の第8話は前作で映画化された「インビジブルレイン」の映像化です。
映画では姫川が恋に落ちる大沢たかおさんが演じた暴力団員を今回は山本耕史さんが演じることが話題です。
そんなドラマ「ストロベリーナイトサーガ」の「インビジブルレイン」ですが事件のキーパーソンとなる犯人らしき男「柳井健斗(やないけんと)」が登場します。
「ヤナイケント!?」一体何者!?と気になっている人が多いと思います。
映画版では染谷将太さんが演じ、今回はジャニーズの寺西拓人さんが演じます。
そんなドラマ「ストロベリーナイトサーガ」の『インビジブルレイン』でキーパーソンとなる謎の男の柳井健斗(やないけんと)について原作小説から、どういう人物なのか?犯人なのか?そして衝撃の過去をネタバレしていきます。
原作小説のあらすじを結末まで紹介しているので、閲覧注意です。
インビジブルレインのあらすじと原作小説とは?
インビジブルレインの意味とは?タイトル由来は?【ストロベリーナイト】
まずは、ドラマの第7話「インビジブルレイン」のあらすじ予告をご紹介します。
暴力団組織である六龍会の構成員、小林充(古野陽大)が何者かに殺害された。顔は傷だらけで、凶器は大ぶりで幅の広い刃物と推測。致命傷は胸部のものと思われるが、怨恨で何度も刺したというより、刃物の扱いに慣れていない者がメチャクチャに切りつけたように見えた。殺害されていたアパートは小林が同棲中の志村恵実(玉井らん)の部屋。第一発見者でもある恵実に事情聴取が始まった。
特別捜査本部が立つ中野北署に集められた姫川班の面々。被害者が暴力団員であることから、刑事課と組織犯罪対策課の合同で捜査に当たることになった。その矢先、特捜本部にタレコミの電話が入る。それは「小林を殺したのは“ヤナイケント”」という内容だった。容疑者“ヤナイケント”を追おうとする姫川玲子(二階堂ふみ)に、警察上層部は当人を追求しないよう指示を出す。指示の裏には、過去の不祥事を隠ぺいしようとする上層部の思惑があった。巨大な警察組織の後ろ盾を失ったまま、姫川は菊田和男(亀梨和也)たちの力を借りることもせず、無謀な単独捜査を進めていく。そんな中、同じく“ヤナイケント”の居場所を探していた極桜会会長、牧田勲(山本耕史)と出会う姫川。相手の素性を知らないまま、姫川と牧田はお互い惹かれ合っていくが―。
引用元:引用サイト
第7話のゲストキャストは以下にまとめてあります!
ストロベリーナイトサーガ7話ゲストキャスト!インビジブルレイン
注目は暴力団員の牧田勲(山本耕史)との恋愛エピソード。
原作小説を読んだのですが、姫川が暴力団にもかかわらず牧田に魅かれるのがわかるくらい、牧田は魅力的な男性なんです♡
そんな牧田を山本耕史さんがどう演じてくれるのか楽しみなのです。
「インビジブルレイン」の原作小説は誉田哲也さんの姫川玲子シリーズの第4作である「インビジブルレイン」です。
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そして、このエピソードの事件でキーパーソンとなるのが「ヤナイケント(柳井健斗)」。
インビジブルレインのやないけんと【柳井健斗】の原作ネタバレは?
以降で、柳井健斗についてのストーリーをメインに原作小説のネタバレを結末まで、衝撃のラストまで紹介していきます。
柳井健斗(やないけんと)の捜査をさせない圧力の理由は?
まずは、ドラマの予告にあった、「ヤナイケント」の捜査をさせない圧力の理由をネタバレしてきます。
せっかく電話で「柳井健斗は犯人」と言うタレこみがあったのに、警察の上層部から圧力がかかり、柳井健斗について調べないように命令されてしまいます。
もちろんん、姫川はそんな圧力に静かに従う人間ではないのですが^^;
なぜ圧力がかかったのでしょうか??
柳井健斗(やないけんと)は9年前に起きた殺人事件の被害者の家族でした。
その事件とは柳井健斗の姉の千恵が自宅アパートで絞殺されました。
姉千恵の第一発見者は弟の柳井健斗でした。
殺害された当時の千恵の交際相手だったのが今回の事件の被害者小林充(古野陽大)でした。
ここで、柳井と今回の事件の被害者小林充がつながりました。
では、姉を殺害した犯人は小林??と思いますよね。
ところが、当時・・・
警察は千恵と千恵の父親である柳井篤司を重要参考人として、厳しい取り調べを行っていました。
取り調べの中、絶望したのか?柳井篤司はある日、警官の銃を奪って自殺してしまいます。
事件は被疑者死亡による不起訴で幕引き。誰もが犯人は柳井篤司だと思っていました。
そう、なんと柳井健斗と被害者の姉の実の父親が犯人とされたまま事件が終わってしまったんです。
なかなか衝撃の結末でした。
って、この事件もちろん何も終わってはいなかったのです。
今回被害者の元カレだった小林充が殺されたことにより柳井健斗が姉の復讐のため殺害した可能性が浮上したのでした。
そう・・・なんと千恵殺害の真犯人は小林充である可能性が出てきたのです。
もし小林充が犯人であるのであれば、無実の柳井の父を容疑者として厳しい追及して自殺に追いやったことになります。
こんな警察の不祥事を世間に知らせることはできません。このことが理由で圧力をかけたのでした。
しかし、この時点では、ただのタレコミなので、本当に小林充殺害犯人が柳井健斗なのか?また柳井健斗の姉を殺害した犯人が小林充なのかわかりません。
この圧力に納得できない姫川。警察からの情報がないまま、単独捜査を始めることになります。
柳井健斗の家族の過去とは?父親が容疑者になった理由が衝撃?
ストロベリーナイトインビジブルレイン竹内結子のキャスト映画前作比較
では、一体当時、どうして実の父親が娘殺害の容疑者に浮上したのでしょうか。
そこには柳井の家族の衝撃の真実が隠されていました。
そこには、家族の衝撃の過去がありました。
柳井健斗は早くに母親が死んでいました。
そのため姉の千恵が家事の全てを行っていました。
姉の千恵は親代わりになり、自分の青春を投げ打って家のことをしていたのです。
そんなある日、健斗はあり得ない衝撃シーンを目撃してしまいます。
姉の千恵と父親篤司が肉体関係を持っていたのでした。
父親はその時、姉の体に顔をうずめて「智子・・・」と母親の名前を読んでて、姉はやさしく、そんな父親を受け入れていました。
健斗が初めてその関係を見たのは姉が13歳とき、そのあと19歳の6年間、2人の関係は続いていたことになります。
衝撃すぎる家族関係。しかし千恵は、無理やりされていると言う印象はなかったようです。
母親が亡くなったことで、精神的に不安定になっていた父親のために受け入れていた??そんな状況だったようです。
しかし、ある出来事がおきます。
そんな姉は、高校卒業後に、アルバイトで金をため、ある日父親にだまって健斗にだけ知らせて、家を出ていきました。
姉の引っ越しは当時の恋人だった小林充がすべて手伝ってくれていました。
当時の小林はいわゆるヤンキーでしたが、そこまで悪い奴でもなく、健斗は姉を守ってくれるならばどんな人でもいいと思い「姉をよろしくお願いします」と言いました。
なんとやっと姉はお父さんから逃げたんですね。
そりゃ、無理やりでなくても絶対嫌ですよね~(>_<)
そしてヤンキーでも小林は自分を救ってくれる救世主だったんだと思います。
この姉の家出後、父親は「千恵はどこだ???」狂ったように探し回り、しかし見つからず、時には健斗を殴ったりしました。
もちろん、健斗は姉の居場所がわかっていましたが、父親には教えませんでした。
お姉さんに依存していた父親は荒れまくりました。
お姉さんは、父親がいない時を見計らって弟の健斗にだけは、時々電話をして様子を聞いたりしていました。
本当に素晴らしいお姉ちゃんです。
しかし、そんな最中、事件は起こり、姉の遺体の第一発見者は健斗でした。その日は雨が激しく降っていたとのことでした。
おそらく何らかの方法で千恵の居場所を突き止めた父親は、部屋に押し入って千恵と再び男女の関係を持ちました。
姉が自宅に弟の様子を聞くために何度か電話をしていたので、その履歴をたどったのでは??という可能性があるようです。
そしてどういう状況だったのか??不明ですが、その現場(父親と千恵の行為)を小林充が目撃します。
ショックを受けた小林充は、父親が帰った後に残しておいた、ネクタイで千恵の首をしめて殺害しました。
確かに小林のショックはわかりますが、殺して良い理由にはなりません。なによりも千恵がかわいそすぎです。
警察が父親を犯人だと疑った理由は、千恵の体内から父親の精液が出て、凶器が父親のネクタイだったからでした。
このことから、警察に容疑者として扱われ、マスコミにも家族関係が書きたてられ、追い詰められた父親は自殺します。
当初は、健斗も父親が犯人だと思っていました。しかし、後にあることに気付きます。
姉を発見した時、姉の部屋の鍵は締まっていました。
と言うことは、犯人は姉の部屋の合いかぎを持っていた人物です。父親は持っていませんでした。
合いかぎを持っていた人物は・・・そう小林でした。
後に真犯人は小林なのではないか?と疑い始めます。
健斗は小林の居所を突き止めて、「小林に姉を殺した?」と問い詰めます。もちろん否定する小林。しかし、小林との会話の中で、小林が姉を殺した真犯人であることを確信します。
やはり警察の大失態だったんですね~。
これは、隠蔽したくなる事実ですね。
そして柳井は姉の復讐のため、小林を殺害しようと試みますが、失敗します。しかも何度も^^;
姉の死から何年もたち、暴力団になっていた小林を殺すことは簡単ではありません。弱弱しい容姿の柳井は相手にもされませんでした。
この時の悔しい思いを胸に、柳井は「小林を殺すために、大きな力を持たないといけない」と強く思うのでした。
暴力団員牧田と柳井健斗の関係とは?
姫川は地道に柳井健斗について調べ、所在を探そうとしていましたが、同じように必死に柳井を探している人物がいました。
それが極清会の会長である牧田勲で、姫川と恋に落ちる男です。
牧田は極清会を傘下に収める大和会系石堂組の中で、石堂組若頭の藤元の造反とも取れる行為による内部のもめ事を食い止めるため、柳井健斗が持っているという情報を手に入れる予定でした。
しかし柳井は、その情報を渡す前に、突然失踪したことを牧田の舎弟である川上義則に知らされ驚き必死で探しますが見つかりませんでした。
姫川と牧田が出会ったきかっけも、柳井の行方を捜している2人が柳井の住んでいる自宅アパートに訪れたことでした。
もちろん柳井は不在でしたが、その部屋の前で2人は初対面する訳です。
そんな柳井と暴力団員である牧田の関係とは一体なんなのでしょうか??
柳井は、自分では小林を殺害できないと思い、高額なお金で小林の殺害を依頼しようと考えます。
しかし、お金を持っていない柳井。
しかし昔から機械類が得意で、就職した会社でも最先端の技術を学びました。
そんな中でも特に警察情報。これなあいけると思い、情報屋になる選択をします。
まずは無料で情報をいくつか提供。
例えば〇日に「違法カジノの摘発情報」などガサ入れの情報など。
そして相手を信用させてそのあとから、相手に情報料を払ってもらいます。
そのやり方で柳井を信用して、牧田が柳井から情報を何度か入手するようになります。
そう姉の殺害を自分でできないと思った柳井は、お金を使って殺人依頼をしようと考えたのでした。
そしてお金を稼ぐ方法が警察情報を暴力団など裏社会の人達に入手してリークする情報屋。
そして柳井を顧客が牧田でした。
また牧田は柳井を信用して、柳井の情報を買って、その情報を欲しい暴力団員に売りさばくことを提案。
柳井は情報収集力はありましたが、その情報を誰が必要なのかは確実にはわからず、せっかく入手した多くの情報を捨てていました。
しかしその世界に詳しい牧田によって、情報を有効活用して、自分でやるよりも多くの情報を売り、多くの金額を稼ぐことができました。
そして柳井は牧田におかげで、600万の金をためることができました。
なんと牧田は柳井の恩人といっても過言ではないかもしれません。悪いことをして恩人っていうのも、おかしいですが^^;
「これで十分いける」と思った柳井は小林殺しを依頼できる殺し屋を探すことにします。
そして柳井は牧田に「ある人物を殺したい」と相談を持ちかけます。
牧田はもちろん「(暴力団だからと言って)むやみに人殺しはしない。殺人は最終手段だ。」と簡単には乗ってきません。
しかし「こんな大事な話なら、一度きちんと会って話を聞く」と牧田。
情報のやりとりをしていた柳井と牧田には信頼関係ができていて、それまで警戒して、本名も明かさずに牧田とは会っていなかった柳井も、自分の素性を明かす決意をします。
2人は出会ってから、かなりの時を経て初対面します。
そして柳井は牧田に、自分の家族の過去の出来事や、姉千恵を無残に殺された小林充への復讐であることを詳細に話します。
そして柳井は600万円持っているので殺人依頼で足りる金額なのか??と聞きます。
すると牧田は
「それなりの人間を雇うことになるから、1千万円かかるかもしれない」
という回答。
すると柳井は牧田に「極清会の揉め事を解決できる大きなネタ」提供すると打診します。このネタは牧田によって、大きな情報で高額の価値がありました。
この揉め事については、以下の記事に詳しくまとめてあります!
インビジブルレインネタバレ原作!犯人と結末【ストロベリーナイト】
牧田は柳井を信用したことと、柳井の境遇に同情し500万とその大きなネタで、小林充殺しを請け負うことになりました。
柳井健斗(やないけんと)の彼女の内田貴代が妊娠?
柳井を探していたのや牧田と姫川だけではありません。
柳井の彼女である内田貴代も柳井の行方を捜していました。
姫川は牧田から柳井健斗がとある漫画喫茶でバイトしていたことを聞き出して、早速そのバイト先に行きます。
そしてその漫画喫茶に行くと店員の内田貴代に話を聞きます。
内田貴代も柳井とは丸5日連絡が取れないと言い、心配して困っている様子でした。
姫川は柳井と内田貴代がただならぬ関係だと感じ、更にバイトが終わった後、内田貴代に会い、詳しく話を聞くことになります。
すると内田貴代と柳井は付き合っていて、しかも内田貴代は柳井の子どもを妊娠していことがわかりました。
なんと・・・柳井には彼女がいて、しかも妊娠してたんですね~(>_<)
姫川は内田貴代と会った後、再び柳井のアパートに向かった姫川は吊り目の美女をまた見かけます。
そして嫌な予感がして、管理人に連絡。そう・・・もしかして柳井が死んでいるのでは??と思ったのでした。
そして管理人に部屋をあけてもらい、入ると・・・柳井の死体はなく、誰もいない状態。
部屋を見てみると、パソコンだけがなくなっていました。
姫川は、なぜ柳井健斗はなぜパソコンを持っていなくなったのか?逃げるのに必要?それほど大事な情報がパソコンに隠れているのか??と疑問に思いました。
柳井のパソコンにはもちろん、危険な情報がたくさん入っているので、置いて行く訳はありませんが、柳井の秘密を知らない姫川は不思議に思います。
それにしても姿を消している柳井はどこにいるのでしょうか??
柳井には驚きの結末が待っています。
柳井健斗が消えた理由と衝撃すぎる結末は?
そんな中、牧田の周囲の揉め事の関係者である仁勇会の藤元が何者かに殺害される事件が来ます。
その後、押収された拳銃に柳井健斗の指紋が検出されたことから、柳井は藤元の容疑者となりますが・・・本当に柳井が藤元が殺したのでしょうか??
小説「インビジブルレイン」では「やないけんと」が自分で自分のことを語るシーンが何度も出て来ます。
以下、「柳井健斗やないけんと」がある告白をしている内容です。
柳井健斗は家族の復讐のためだけに生きてきました。
そんな生きる気力がない、正直暗く、一緒にいてもつまらないであろう柳井健斗に、どうして内田貴代が興味を持ってくれたのか?不思議でした。
内田貴代は積極的に柳井健斗を誘い、一緒に出掛けたりしました。映画に行ったり、食事に行ったり。
1泊の温泉旅行に行ったり。結局観念して付き合うことになりました。ただ好きなのか??と言われると嫌いではないという程度の感情でした。
そしてある日、彼女から妊娠を告げられました。柳井健斗は困惑しました。
柳井健斗は聞かなかったふりをしました。
しかし内田貴代はそんな柳井に
「うち、寂しいねん。柳井君やてそうやろ。寂しいからうちのこと抱いたんやろ。」
「もっと、繋がろう。1人で生きるのなんて、寂しいやん。東京には、こんなにいっぱい人がおるのに、なんで柳井くんは1人ぼっちなの」
「うち、柳井君のためやったら、なんでもしてあげる。あったかいこといっぱいしてあげる。」
と優しい言葉をたくさんくれました。
彼女の思いを受け入れて、普通の人みたいに生きる努力をすべきだったのかな?今でもわからない・・・と柳井は思いました。
正直、なんの希望もない復讐だけを胸に、なんの目標もなく生きてきた柳井。そんな柳井に彼女が同じように孤独だと感じで、一緒にいたいと思ったんですね。
切ない話です。
そんな中、牧田から連絡が入ります。
指定されたビジネスホテルの部屋に行くと、牧田と牧田の舎弟である川上がいました。
牧田は「まあ、見てくれよ。どういう仕事だったか」と言い、小林殺害時のビデオを再生して柳井に見せました。
そこには小林充が殺される一部始終が撮影されていました。
そのビデオ動画を見て、柳井は小林が望み通りに殺された興奮。何年もかかって目的を達成したと言う充足感。そしてもちろん、罪の意識。
そして柳井は3日~4日後に大きな情報を牧田に渡すと約束して、その場を立ち去りました。
そう、依頼通り、牧田はある意味仕事ができる男です^^;柳井の希望を叶えてあげました。
これで、柳井が情報を渡せば無事に解決です。
しかし、この後衝撃の出来事が起こります。
そして・・・柳井の言葉です。
「そして僕は今、基地に来ている。頼まれてと言うか脅されて、結局自ら死を選ぶことになった。よくわからないのだが、どうも連中は今になって僕は邪魔になったらしい。」
「僕はこれだけは繰り返し確認した『僕が死んだら、彼女には手出ししませんよね』。と、それだけは約束してもらえた。」
そう・・・柳井は何者かに脅され「内田貴代とお腹の中の子供の命」を材料に自殺を強要されて、自ら死を選びました。
なんと・・・柳井は脅されて自殺したのでした。
ひぇーーー。衝撃の柳井の結末です。
しかし、柳井に自殺を強要したのは、一体誰なのでしょうか??牧田??
牧田は、小説では暴力団ではありますが、そんなヒドイ人間として描かれていません。では、一体何者なのでしょうか??
事件の黒幕と結末とは?
事件の真相を簡単にご紹介します。
事件の犯人と黒幕は牧田の舎弟の川上義則と伊藤滋(シゲル)でした。
牧田は、柳井が脅されて自殺したことなど何も知りませんでした。
舎弟の川上は、牧田のことを慕っていました。過去に牧田に助けてもらった恩もありますが、牧田の人柄に惚れ込んでいました。
その思いはただの舎弟を超えた感情だったのです。
なので、川上は牧田のために、汚いことも黙って秘密裏に実行していました。
シゲルはもともと女装癖があり、普段は「伊東留美」と名乗って生活していました。近しい人間でさえ、シゲルを女だと思っていました。
川上は伊藤留美が男だとわかっていて、当時付き合っていました。
そう、つまり川上にも男色の気がありました。
しかし牧田の前では女遊びもしていて、両刀でした。
牧田が川上を助けた事件の時も、川上が牧田の惚れ込み、嫉妬したシゲルは川上の元を去りました。
しかし、その後もシゲル(伊藤留美)は川上のことが忘れられませんでした。
川上は自分に惚れているシゲル(伊藤留美)を便利に利用していました。
やがて2人は性的な関係も復活して、伊藤は裏社会でも私生活でも川上を支える存在になりました。
そして川上は伊藤に小林充殺しも実行させました。
伊藤は女性として、小林をたらしこんで部屋に上がり込み、小林を刺殺しました。
次に犯行は柳井健斗によるものだと警察にタレ込み、更に指紋工作。
藤元を射殺して、藤元殺しの拳銃に柳井の指紋も付け警察に押収させました。
伊藤は、牧田に惚れこんでいる川上が許せなくて、牧田に嫉妬していて、昔から恨みを持っていました。
そして、最終的に姫川と牧田が一緒にいる時に、伊藤が牧田をナイフで襲い、なんと牧田は最終的に死んでしまう悲劇的な結末でした。
更に詳しい「インビジブルレイン」のあらすじは以下にまとめてあります。
インビジブルレインネタバレ原作!犯人と結末【ストロベリーナイト】
合せてご覧ください。