朝ドラ「まんぷく」は紆余曲折ありましたが、池田信用組合の理事長になってやっとリッチな生活を送っていた萬平さん。
そんな中、妻の福子にだまって織田島製作所の万能調理器の発明を手伝っていたことがわかりました。
この万能調理器を萬平さんが手伝っていたのは、実話なのでしょうか?安藤百福さんもこの発明に関わってきたのでしょうか??
それともフィクション??また万能調理器にはモデルがあるのでしょうか??なんかジューサーとかミキサーみたいですよね。
今回はドラマ「まんぷく」に登場してきた万能調理器について、モデルや実話なのか?まとめてみました。
まんぷくで万能調理器の発明は実話なの??
池田信用組合は実話でモデルは?まんぷくで安藤百福の悲惨すぎる結末は?
もう完全にたちばな工房やダネイホン時代の萬平さんの目になっているような…。
でもこれは趣味ですよね…そう、万能調理機を作るという趣味です!
町工場。竹ノ原さんの姿をつい探してしまいます。#まんぷく #朝ドラ #長谷川博己 #瀬戸康史 #山西惇 #金井勇太 #宮田佳典 pic.twitter.com/djmHLYqbQh
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2019年1月9日
まんぷくで萬平さんが池田信用組合の理事長になったのですが、史実でも安藤百福さんは、新しくできた信用組合の理事長を任され、ぶっちゃけリッチな生活を手に入れます。
これは、ドラマと同じですね。
そして福子の友達の敏子から頼まれて知りたいの町工場小田島製作所の手助けをすることになり、万能調理器と出会う萬平さん。
織田島製作所の健三さんと正さん。ふたりが開発している万能調理機は、ジューサーにもミキサーにもなり、野菜をみじん切りにすることもできるという一台三役のマシーン。今なら当たり前のようにありますが、当時としては本当に画期的な発想だったでしょうね!#まんぷく #朝ドラ #山西惇 #金井勇太 pic.twitter.com/xtOxU8zqoz
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2019年1月7日
ちなみに町工場のおじさん、相棒の「暇か」の人でしたね(*^_^*)
しかし、小田島製作所とのつながりや、万能調理器とのつながりは、ドラマオリジナルになります。
ただ万能調理器に関しては、この時代、多く開発されていたようなので、詳しくモデルについてご紹介していきます。
まんぷくで万能調理器のモデルは?ジューサーミキサー?
ちなみにドラマに出てくる万能調理器とは
「上の容器を取り替えることでジューサーにもなり、ミキサーにもなり、野菜をみじん切りづることもできるんです。1つで3役こなします」
とのこと。
これって、ジューサーミキサーですよね。
ちなみにジューサーとミキサーの意味は
ミキサー⇒食材を撹拌・粉砕してすべての栄養素を摂取しやすくしたり、料理の下ごしらえに使う調理器具。
ジューサー⇒野菜・果物の擦りおろし、繊維質と栄養素に分離しジュースを作る目的で登場した調理器具です
この2つの機能と野菜みじん切りを一緒にしたタイプですね。
ちなみに調べてみたところ
まず日本の調理用ミキサーは、昭和23年(1948年)が製品化が最初のようです。
商品名は「芝浦ミキサー」。
現在の東芝ですが、当時は「東京芝浦電気」と言う社名でした。
残念ながらこの1号はあまり売れていないとのこと。
確かに、戦後、貧しい日本人が買うにはぜいたく品です。
ちなみに正式にはわかっていませんが、他のメーカーやまんぷくのような町工場でも製造していた可能性もありますね。
ただ、最初はブームとまではいきませんでした。
しかし昭和27年から日本でも健康志向の関心が高まったことが原因で
生ジュースが流行してミキサーがブームとなります!
ちなみに当時アメリカのハウザー博士の、生ジュースを「勧める若く見え長生きするには」が日本でベストセラーになったそうです。
そして以下のように
松下電器製 ミキサー 昭和27年
東京芝浦電気製 ジューサー 昭和37年
三洋電機製 ミキサー 昭和29年
次々と大手がミキサーやジューサーを製造販売。
でもここまでは、ただのミキサーとジューサー単独。
上位上記三社が開発製造すると、以降は他社もこぞってミキサージューサーを開発したそうです。
そして30年半ばくらいから、とうとう大手がジューサーとミキサー兼用の万能調理器の開発を始めました!
ちなみにこんな記録が紹介されていました。
昭和36年
ケース上部に透明プラスチックののぞき窓を取り付け内部が見えるようになったジューサーが発売されました。
同年、モーター上部にボトルをつければミキサーになるジューサーミキサーが発売されました。
引用元:http://www.kdb.or.jp/showakadenmikiserjuser.html
これがまんぷくで織田島製作所が開発している万能調理器のモデルになるのかと思います。
ただ、ジューサーやミキサーの初期の製品などは調べて出てきたのですが、この万能調理器の製品名などは、調べてもでてきませんでした。
後々「ジューサーミキサー」と命名され、一般の家庭でも普及してきたようです。
ドラマで万能調理器を発明してるのは、昭和32年の設定です。実際に日本で大手企業が万能調理器の開発を始めたのが30年半ばといわれているので、
もし萬平さんたちのように、町工場が万能調理器の発明に成功していたら、その先駆者になれたと思います。