穴山信君【梅雪】と築山殿の関係から築山事件に発展は実話?史実とは?

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「どうする家康(どうするいえやす)」は2023年NHK大河ドラマで、松本潤さん演じる徳川家康の生きるか死ぬかの波瀾万丈のエンターテインメントです。

物語も中盤に突入し、有村架純さん演じる家康の妻・瀬名(せな)こと築山殿(つきやまどの)に注目が集まっています。

23回では、息子の信康(のぶやす)のためにある決意をした瀬名は、歩き巫女の千代(ちよ)を通じて武田の需要人物を呼び出しました。

滅敬(めっけい)と名乗るその人物は、田辺誠一さん演じる穴山梅雪(あなやまばいせつ)こと穴山信君(あなやまのぶただ)でしたね。

この出会いがその後の悲劇「築山事件」に繋がっていく訳なのですが(>_<)

果たして、この2人が会った、関係していたというのは、史実なのでしょうか?実話のストーリーなのでしょうか??

今回は大河ドラマ「どうする家康」穴山梅雪と築山殿の関係の史実についてご紹介します!

今後のネタバレを含みますので、知りたくない方は閲覧ご注意ください!

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目次

穴山信君【梅雪】と築山殿が出会った!どうする家康のストーリーは?

於愛の方の史実とは?お葉との関係は?【家康の側室】

瀬名(有村架純)が武田の使者・千代(古川琴音)と密会していると知った五徳(久保史緒里)は信長(岡田准一)に密告。すると信長は、水野(寺島進)が武田と内通していると言いがかりをつけ、家康(松本潤)に処分を迫る。苦渋の末、水野を手にかけた家康は、侍女・於愛(広瀬アリス)に癒やしを求めるように。一方、設楽原の戦い以来、心のバランスを失っていた信康(細田佳央太)に、瀬名は秘めてきた大きな夢を打ち明ける。

引用元:公式サイト

23回のタイトル「瀬名、覚醒」。

長篠の戦い以降、心を乱している息子・信康は、あるとき鷹狩りの帰りに無実の僧を切り捨ててしまいます。

平静を取り戻した信康は「皆が強くなれと言うから・・・しかし私でなくなりました。いつまで戦えばよいのですか?」と母・瀬名に問います。

すると瀬名は「そなたがやるというのなら、全てをかけてそれをなす覚悟が出来ている」と答えたのです。

何やら秘めたる計画を胸に、動き出した瀬名!

後日、度々会っていた武田の歩き巫女・千代に上の者を連れてくるよう言います。

そして千代が連れてきたのは、唐の国の医師・滅敬でした。

「滅敬にございます。お方様が薬作りに凝っていると耳にしたもので・・・」

瀬名はそんな滅敬を「ようおいでくださった」と温かく迎え入れます。

よく見てみると、その男は武田の重臣・穴山信君(田辺誠一)だったのです。

ついに瀬名は徳川にとって宿敵とも言える武田と繋がってしまいました(-_-;)

信長がこれを許すはずがありません。

現に家康の叔父・水野信元(寺島進)も武田と繋がっていたとされ、成敗されてしまいましたからね・・・

果たして、瀬名は滅敬こと穴山信君(梅雪)と出会い何を企んでいるのか?

以降でNHK公式ガイドブックからネタバレ紹介していきます。

知りたくない方は閲覧ご注意くださいね。

穴山信君【梅雪】に築山殿が会った理由とは?築山事件・瀬名のその後の運命は?

穴山信君【梅雪】に築山殿が会った理由とは?裏切り??

五徳姫と瀬名の不仲の震撼の史実の顛末とは?

穴山信君と会った瀬名は、それ以外にも家康の母・於大(松嶋菜々子)とその夫・久松長家(リリーフランキー)にも会います。

さらに今川の元当主・今川氏真(溝端淳平)とその妻・糸(志田未来)とも密かに築山の地にて会っていました。

まさにタイトル通り「築山に集いたまえ」ですね(^^;集っています。

そしてその噂は、家康の耳にも届くことになります。

信長に妻が武田と内通しているなど知られるわけにはいかない。

家康は意を決して、家臣たちと共に築山にやってきて瀬名から話を聞くことにしました。

するとそこには、瀬名と信康のみならず、千代と穴山信君の姿もありました。

瀬名は、穴山たちと戦をせずに助け合う道を探っていたと自らの考えを家康に語ります。

「奪うのではなく、助け合う」

三河、遠江、駿河、甲斐、信濃、相模、越後、奥州にて共通の通貨を作り経済を回す。

こうすれば戦のない世の中が出来上がる。

裏切りのために会っていた訳ではなかったんですね。

そんな瀬名の考えに穴山信君も賛同し、武田勝頼を説得すると言いますが、家康はにわかには信じられません。

しかし、その後高天神城での武田との戦では、お互い空砲を撃ち戦のふりを続けます。

穴山の説得もあり、武田勝頼は瀬名の策に乗ってくれ、それから2年徳川と武田の戦は膠着状態が続きました。

そうなると信長は、高天神城が落ちないことにいらだち始めます。

武田勝頼によって築山殿【瀬名】が窮地に!そして築山事件へ

すると勝頼も良い頃合いだと、徳川と武田が結んでいるという情報を流してしまったのです。

勝頼にとっては、これも最初から策略だったのでしょう。さすが信玄の息子ですね・・・

一方、徳川側は、瀬名と信康の武田内通が発覚して窮地に追い込まれます。

岡崎にて謀反ありのうわさを聞き、信長は家康に「お前が決めろ。間違っても己自身の幸せを望むな」と言います。

それはすなわち、瀬名と信康を家康自身で処刑しろという意味です。

さらに酒井忠次(大森南朋)が、信長のもとに向かい信康の妻・五徳(久保史緒里)の書状を渡していました。

そこには、瀬名が悪人であり、信康の暴虐について、瀬名が唐人医師と密通しているなど12項目が書き連ねてあります。

「いかに処罰する」と尋ねる信長に「ともにご自害していただく」と答える忠次。

こうして信長に逆らう事は出来ず、信康は切腹、瀬名こと築山殿も命を絶たれてしまうのです。

その様子はおそらく、7月2日放送の25回で描かれることになりそう。

涙無しでは見れないでしょうね(>_<)

より詳しいストーリーは、以下の記事にもまとめているので気になる方は是非ご覧ください!

【どうする家康】瀬名はいつ死ぬ?殺されるのか?ネタバレは千代と関係?

穴山梅雪と築山殿の関係から築山事件に発展は実話?実話なの??

そして皆さん気になるのは、穴山信君こと穴山梅雪と築山殿が本当に史実で関わっていたかという事。

結論から言うと、今回のストーリーは創作で史実で梅雪と築山殿の関係は無かったと思います。

しかし、築山殿が唐人医師・滅敬と会って密通していたという資料はあるようです。

これは江戸時代に書かれた「三河物語」というものに載っているそう。滅敬の名前は減敬とも言われています。

滅敬は武田から来た唐人医師で、信康の治療にあたったことから築山殿と懇意になり、男女の関係になった。

このエピソードをもとに、「どうする家康」では滅敬は穴山梅雪だったという大胆な設定にしたのかと思います。

ドラマ内では、瀬名と梅雪の不倫?なんて展開は無いと思いますが(;^_^A

このことが、築山殿が後世にて悪女と呼ばれてしまった所以かもしれませんが、実はこのエピソードの信憑性はかなり疑わしいそうです。

「三河物語」は、徳川幕府が成立してから作られたもので、信康と築山殿の死を命じた家康を正当化するために書かれた可能性もあります。

その当時の歴史資料に、築山殿の密通については書かれていないんだとか。

現在では、築山殿は不倫などしていなかったのではと考える意見も多く、ドラマの中で描かれた瀬名こそ本当の姿だったのかもしれませんね。

穴山梅雪とはどんな人物?

最後に穴山梅雪という人物についても少しご紹介しておきます!

穴山梅雪は武田家の一門・穴山氏の当主です。

元々は穴山信君(あなやまのぶただ)と呼ばれており、出家後の名前が穴山梅雪。

父親は穴山信友(あなやまのぶとも)で、母親は信玄の姉・南松院(なんしょういん)、1541年に梅雪は生まれました。

成長後は父の遺業を受けて甲斐の下山に居館し、河内領を支配します。

信玄・勝頼に仕えて、信玄の次女・見性院(けんしょういん)を妻に迎えかなり武田家と近い関係でした。

しかし信玄の死後、長篠の戦いで武田家は力が弱まっていきます。

さらに勝頼が、信玄の遺言である「勝頼の娘と穴山梅雪の嫡子を婚姻させる」を反故にし、自分の娘を武田信豊に嫁がせたことで梅雪は武田への不満を高めることに。

そして1582年、信長の甲州侵攻によって武田氏が滅亡する直前に、穴山梅雪は武田を見限り、徳川家康側に付いたのです。

最後は武田を裏切ってしまうんですね・・・

これには武田家を残すために止む無く徳川家に付いたという説もあるみたいですが。

その後穴山梅雪は、安土城で信長に謁見し、その帰りに家康と共に堺に向かいます。

しかし、その最中に本能寺の変が起きてしまい、明智光秀から命を狙われることになる家康と梅雪。

世にいう「伊賀越え」で家康はなんとか命を長らえましたが・・・

穴山梅雪は家康とは異なる帰路を選択したことで、宇治田原の一揆に巻き込まれて亡くなったとされてます。

 

穴山梅雪と築山殿の関係の史実まとめ

瀬名姫の死因と最後の史実が衝撃!【どうする家康】

今回は「どうする家康」の穴山梅雪と築山殿の関係についてご紹介しました。

築山殿の前に現れた滅敬という医師。

史実にある資料で、築山殿と滅敬が密会したというものはあるようですが、これは穴山梅雪ではありません。

今回、滅敬=穴山梅雪というのはドラマオリジナルのストーリーとなります。

この後、瀬名こと築山殿には悲しい結末が待っています。

7月2日放送の25回が瀬名の最期となります。是非皆さんお見逃し無きように!

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